君の名は。読了、童心に帰って読書感想文を書いてみる。

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読書感想文は高校生の時から書いていない。一般の人であれば、書けと言われたから書くものであり、自ら読んだ本の感想をブログに綴る人は奇特だなと思っていた時期が僕にもありました。

昔から、他人が称賛するものに対してのマイナス思考というか批判的な考え方を僕は持っているので、そうした背景もあり、映画からではなく、Amazonの角川セールで購入した小説版からという切り口でこの作品を知るということに至りました。
それでは感想をば。

読書感想文の書き方アドバイス

この記事にたどり着いた人は読書感想文の書き方を知りたがっている人が多いので少しそれます

「君の名は」のような時間をテーマにした作品で有効的なのは、今の自分と過去の自分と将来の自分を重ね合わせて感想を書くことでそれっぽくなる。

例えば、

滝くんは三つ葉は最初に出会っているのに、不愛想な態度を取ってしまう。この部分で感じたのは人は知らない人に違和感などを感じてしまう生き物であるということ。人と人との距離を縮めるためには、お互いがお互いをよく知るために、時間を使い行動することが大切なのだと感じた。私は普段人と会話するのが苦手ですがこの、君の名はの冒頭シーンとエンディングを思い出し。まだ知らない人とも人見知りせずきちんと接することで仲良くなる可能性をがあると感じた、それが重要なのは君の名は感じたような素敵な恋ができるからである。

みたいなちょっと最後の方は適当なんですけど、このようにして、自分と作品をごっちゃにしてしまうことで、感想文としての完成度は上がるのではないかなと思います

ちなみに君の名はは有名だし、読書感想文のネタとしてはコピペするとバレるのであくまでも例として置いときます。(先生にバレるとめっちゃ怒られるし最悪やり直しになるためここはダメ絶対。

「読書感想文どうしてもかけないんですけど」

という方は僕のツイッター(@usshi_na_life)からDMでアドバイスはできますのでご活用ください。僕は全国の読書感想文書けない人の味方です。

感想

はじめに、世の中の批評、批判は協調性ありきで有意義なものにはなりえないとの持論を書いておきます。

何から書こうか決めていなかったので、昨今の江川達也氏の炎上の件りから。

江川先生といえば。

東京大学物語がよくあげられるが、僕といえば、専らタルルートくんが頭に浮かぶ。江川先生の功績を背景に持ち上げるつもりも、卑下するつもりもないのです。

「君の名は という作品に対して、「ライトな作品に仕上がったもの」と批評し無事炎上といった次第なのだが、小説版を読んで僕が思った感想は、的を射ているといった率直な感想でした。

この「君の名は」という作品は、料理に例えるとカレーライスです。
わけのわからないこと言ってるなと言われてもしようがないのですが、僕の思ったことはそれに尽きます。

カレーライスという料理は一般的に家庭の味と称されプロの料理人になればなるほど、奇をてらった趣向が如実に現れ、やれ香辛料だ、スパイスだ、と俗に言う意識高い人たちなどに人気を博していますが、僕の好きなカレーライスはおばあちゃんが作ってくれるやつです。

よくあるスーパーのレトルトのルーに大きく切り分けした具材が散りばめられた一般的カレーライスなのです。
カレーライスという最強の料理は(嫌いな人もいるかもしれませんが)まずくなる要素がありません。
肉や野菜が溶け込んだルーに、ご飯。

こうした料理にプロがケチをつける、と言ったことで炎上してるのだと思いますが、僕たちが求めているのは究極の料理ではなく、こうした、一般的なマイルドな口当たりの、あるいは昔ながらのカレーライスなのだと思います。

そういった意味で、作品に対して「目新しさを探す批判」こそがお門違いなのだと僕は思いました。
僕たちの求めている作品に対しての賛美ではなく創作物としてのスケールを図ること。

カレーライスに対しての評価ではなく、料理に対しての批判てきな。(ちょっとよくわからないかも。)

こんなことを書いてしまったら1000字超えてる自分に引く。

君の名はがおもしろい理由

僕は君の名はがおもしろい理由を3つの要素が重要だと感じました。

SFであること。

江川先生炎上発言に対して僕が思った感想の「的を射ているな」は、この作品が「全く新しい要素を盛り込んでいる」と言ったわけでなく、(創作物である上で全く新しいものを作り出すのはすごく難しいと思うのですが、何故なら天才が作った創作物は、人類が文化的な生活をしてからたくさんあるからです。ミステリーものはアガサクリスティーなんかの二番煎じとよく言われたりしますね。)

映画でいえばアシュトンカッチャー主演のバタフライエフェクト、デンゼルワシントン主演のデジャブなどに見られるタイムリープ要素が強く絡んでいること。

特にタイムリープものは好きな人種(僕は大好きです)以外の人からはあまり馴染みがなかったりしますので。

  • 何回も観た。
  • 2回目見ると違った感想

などとよく言われます。

 

僕の大好きなアニメにシュタインズゲートがあります。

結局はバタフライエフェクトの焼き直しだとか、いいところだけパクったとか・・・オマージュだとか
「君の名は」を見て、バタフライエフェクト見てない人は一度見るべきだと思ったのも確かで、他にも良い作品があるよ、と紹介したくなりました。

こうしたSF作品をたくさん観るに連れて、僕たち(玄人?)は一瞬でタイムリープものだなと感じ取ってしまうのですから、江川先生の発言につながるわけです。

とはいえ、タイムリープというのは凄く楽しくて、一度しかないはずの時間に二度目が存在するのは僕たち人類が深く望むものです。

タイムスリップものと大き変わることは、今の自分(身体)が過去に行くのではなく、今持っている意識が過去に向かうので、「これから起きることが全てわかる状態」
これがタイムリープの楽しさであります。

「君の名は」も、SFらしい危機を脱出するための手段であり、また、「出会い」を成就する鍵重要な要素なのでワクワク感を存分に引き出してくれます。

青春ものであること。

僕の好きなアニメに、交響詩篇エウレカセブン天空の城ラピュタ等特に少年少女が活躍する作品が大好物なのですが、こういった思考は誰しもが持つものであります。

普遍的に人間は「若人が頑張る姿」に感動するのだと思います。

年をとるにつれておっさんが頑張る物語も味があって好きなのですが、やはり若者が頑張る姿というのは心を打ちます。

特に新海誠さんの表現方法が素晴らしく、人の心の奥にある感情の蓋を外す鍵でも持っているんじゃないか、と思うくらいキュンキュンさせてくれます。
胸が高鳴るというのでしょうか、気持ちが若返るというのでしょうか、その表現が素晴らしく、恋愛アニメを書かせたら本当に右に出るものはいないんじゃないかと、この作品からは伝わってきました。

何しろ、高校生が物語の主役ですから、「昔は高校生だった大人たち」も、現在高校生もそれぞれが思いを寄せ、素敵な思い出、あるいは、これからの理想をこの作品から感じ取ることができるため、世代越えて楽しめる作品になっているのではないかと思います。

オタクたちにはまさに期待の作品で、超リアリストで現実世界を斜めから見ている、と普段揶揄されている人たちも、「本当はこうありたいんだよなー」といった、オタクの理想がそこにはあったりします。

登場人物が普通であるということ

主人公が数学の天才というわけでもなく、また、武道の達人というわけでもなく、その辺に住んでいる都内の高校生という設定も一般人の僕たちのハートを釘付けにしてしまうのでしょう。

特に、少年漫画のような超特殊能力だとか、俗に言う俺TUEEEEE状態ものは少年(大人の男はいつまでも少年)には受けが良くても女性には受けが悪かったりする。

「この設定意味わかんない」とか言っちゃったりしがち。(厨二設定が全てなんだよ!と言いたくなる。)

女性経験は少なくアルバイト先の先輩に恋する一般的な男子高校生

自己投影するのにこんなうってつけな設定もあまりないのではないかと思いました。

そもそもイケイケな女子とガヤガヤするの大好きだぜウェーイみたいな人よりも、女の人と手をつなぐことはおろか、「デートもしたことないんですが。」みたいな設定は万人ウケする要素だと思われます。

ヒロインに関しても、よくいる田舎の女子高生であり、ちょっと特殊な要素もあったりしますがとにかく普通。

そもそも誰が見ても良い奴なんてこの世には存在しないと僕は思っていたりすのですが、この作品の登場人物、特に主人公友人などがそれに当たりますが。

周りから好かれている人、クラスに一人、あるいは、グループに一人はいるであろう「良い奴」が登場人物として描かれています。

とにかく一般的な、教科書通りの、十人いたら十人が「奥手で優しくて真面目で良い奴」といった絶妙なバランス感覚の登場人物が、とても良い味出しているな、と思いました。

 

反対に、これが実写映画だったら酷評してる自分が想像できました。(アニメや小説だからこそ納得できる部分というか、まぁアニメだからね!みたいなところは絶対あると思います。無理矢理実写化すんじゃねーよと云う昨今の実写化ブームに対しての愚痴)

終わりに

深堀すれば、もっと書くことはあるのだと思いますが、とりあえず書きなぐった感想文でした。

君の名はを見て満足するのであれば、今一度バタフライエフェクトが映画館で公開されればたちまち満員御礼になるのではないか?と一瞬思いましたが、リアル過ぎて(悲しすぎて)受け入れがたいのかもしれません、特に日本人はハッピーエンドが大好きですからね。

秒速5センチメートルの所謂アンサー作品とネットで見かけたので(一気に自分の中で観よう!)鑑賞に踏み切ったわけですが、秒速5センチメートルでモヤモヤしている人はさっさと見た方がいいと思います。

一度で満足したい人はこの作品の違和感を早急に察知し、観ながら妄想することです、徐々に謎が解けていく様もまた、面白い理由の1つですのでしっかりみましょう。

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