消してーリライフしてー。どうも言いたいだけです。
「あの頃に戻れたら」のあのころ
海崎新太(27歳)は、新卒として入社した会社を3ヶ月で退職。その後の就活もうまく行かず、親からの仕送りも打ち切られ田舎に戻ることを迫られる。悩みを打ち明けられる友達も彼女もいない……途方に暮れる海崎の前に謎の人物・夜明了が現れる。夜明は海崎にニートを対象にした社会復帰プログラム「リライフ」への参加をもちかける。その内容は、謎の秘薬で見た目だけ若返り、1年間高校生として高校に通うことだった-。(c)夜宵草/comico/リライフ研究所
うん、わかんねー。
この文を読んでわかるのは謎の秘薬を飲んで見た目だけ若返るというバーローコンセプトだということ。アポトキシンなんちゃらですか?
こういった高校生活をやり直す系作品はゴロゴロあるのだけれど、大抵はタイムリープが挙げられるのですが、「ReLIFE」に関しては先ほどの謎の秘薬のせいで、若返りを起こし、現代の高校生に混じることで高校生活をやり直そうというもの。
日本を代表する我らが名探偵コナン的な設定を背景に物語は展開されていく様は見ていて面白い。と思うのも、僕が27歳になるからなのでしょうか。
ネットで検索したところ、みんなが戻りたいあの頃は16歳。
つまり高校生ということ。すごい!この作品はしっかり僕たちアラサーのニーズをわかってくれている。
個人的にはできれば中学生くらいからやり直したいけれど、ある程度の自由がきくのは高校生くらいからですよね。
ちなみに海外でもこういう作品ありました。
セブンティーン・アゲイン(字幕版)
[amazonjs asin=”B00G886HUA” locale=”JP” title=”セブンティーン・アゲイン(字幕版)”]外国人でも持っている悩みはやはり一緒だということでしょうか。
つまりリライフは僕たちが思っている「あの頃に戻れたら」の「あの頃」なのです。
但し、肉体年齢はそのままだし、知能もそのまま。おまけに喫煙者である主人公が高校生あるあるまでやってくれます。
アニメ「Relife」の見所
みんなが持っている社会に対する不満を赤裸々に表現した作品であること
海崎新太(主人公)は新卒で入った会社で先輩が自殺するという悲惨な出来事を体験することで、社会に対しての不満を持ち続け鬱屈した日々を過ごしていました。
そこで、例の研究所から秘薬をもらうわけですが、社会に対しての不満を持っている人は大勢いると思いますし、誰しもが持っている闇の部分だと思いました。
ありきたり、と言われてしまいそうな設定ですが、そんな普通の出来事がこの作品の良いところだと思いますので、誰が見ても楽しめるようになっているのではないでしょうか。僕はいいね!と思っています。
自分の問題点が浮き彫りになるところ
せっかく先ほど名探偵コナンを挙げましたので、紹介する。
この作品で言うと夜明さんが阿笠博士的立ち位置に立っているもの見所の一つです、糸目キャラなので、腐女子に大人気なんだろうなー。
とは言え、このリライフは被験者が自らの足で立ち上がるための研究なので、糸目くんの立ち位置としてはあくまで観察者ということであり、何かを助けてくれるということはありません。
物語は現在の高校に27歳の主人公が見た目だけ若返って高校生活を送るので、社会人となって知識や経験をそのまま高校生活に持って入れるというチート設定。
「あれ?これって俺成長してるんじゃね?」を感じることができるのです。
人間関係の微妙なほつれ、ほころびを瞬時に察知して最適な方法で解決に導いていきます。
問題となる原因も、やはりありふれた内容で高校生活を送っていればよくある出来事。
結局社会における問題点と高校生活における問題点は「根本的に違う」こともわかります。
フリーターしている主人公も高校生に戻ると培ってきた能力を発揮することでうまく学校生活に溶け込んでいるのです。つまりきちんと(高校生の自分と比較して)成長しているのですから。
エンディングが変わる
アニメのエンディングは話数によって変わります。27歳付近の心を掴んで離さない原因はここにも存在しています。
エンディングまで楽しめるので、他で検索しないで是非本編を見ていただきたいと思います。
「うわー懐かしい」って毎回言うことになるでしょう。さすれば次は何の曲使われるのかなぁ?なんて楽しみにもなるかもしれません。
この作品を見て楽しめそうな人
- 20代後半から30代前半まで。
- サラリーマン辛いなぁと思っている人。
- とりあえず見るアニメがない人
13話までワンクールものなので比較的サクッと見れちゃうのも良いですね。
リライフはアマゾンプライムで見放題です。
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