FXトレード日記

【マイルール】FXトレードで負けないためのルールの作り方、コツを考えてみる。

僕が所属しているまんぼうCLUBには現在250名を超えるほどの参加者がいます。
それも、熟練トレーダーから昨日今日FXを知った人までさまざまです。
僕といえばまんぼうCLUB内で相場観を書きつつもトレードスタイルは精神衛生を保つためにスキャルピングに切り替えているため、なかなかポジションをさらす機会が少なかったりします。
まんぼうCLUB内にいる方で『どういうトレードルールを執行しているのか』、『トレードルールを守るためにどうすればいいのか』考えている人も多いため初心に立ち返り『自分のトレードルールを作るコツ』を考えてみたいと思います。(まったく参考にならないかもしれませんが( ^ω^)・・・
それではどうぞ。

なぜトレードにマイルールは必要なのか。

FX、株、仮想通貨で勝っている人はかならずマイルールを持っているから

基本的なことであります、インターネットで検索してもたくさん出てきますし、書籍をあさってもでてきます。
そして億トレーダーの人もこぞって「自分でマイルールを作りそれを順守すべきだ」といっています。
FXにかかわらず、株式市場、仮想通貨市場でも自分自身のトレードのルールというのは非常に大切です。しかも他人に与えられたものでなく自分で作り出さなくてはいけません。
大手投資銀行やヘッジファンドは年間のリターンを得るために目標のパーセンテージがあります。そして目標があるということはそれに対応するポジションをとっているということなのですが、当然負けるときもあり、負ける際にはドローダウンはいくらまで、損失は別の金融商品で穴埋めする。など実に様々な方法で損失回避する方法が存在しています。
翻って、個人でできることはいったいなんだろう?

FXでサラリーマントレーダーが陥る心理状態


非常に当たり前のことかもしれませんがお付き合いください。


例えば、
自分が1億円持っているとしてFXの投資金額は500万円と仮定します。
10万通貨のポジションが100pip逆行した場合10万円の損失です。心境はどうでしょうか?
余裕でしょうか?あせるでしょうか?早くナンピンしなければと思うでしょうか?


例えば、
自分はサラリーマンでなけなしのお金でFXをやっているとします。
自己資金30万円で10万通貨のポジションが100pips逆行しました。10万円の損失です。
余裕でしょうか?あせるでしょうか?早くナンピンしなければと思うでしょうか?


僕の考えでは前者のトレードスタイルにもよりますが、焦りも不安もないと思います。
自分のルールに従ってデイトレードならば損切をいれるでしょうし、スイングトレードならばナンピンするかもしれません。
しかし、後者の人はどうでしょうか。焦ってナンピンを繰り返し茫然自失、これを失ったらお金が30%もなくなってしまう。つらい。「持っていれば反転するかも?」「ここからドテンすれば失ったお金が回復するかもしれない。
そうおもって本来のチャートの形からずれたトレードをしてしまうのがお金を持っていない人の心理です。

恐怖・ストレスに耐えられるかどうかは個人差もある

FXトレードをやる人は基本的にお金を稼ぎたいと思ってやっているし、いまや日本は貧乏な人の方が多い国なので自己資金が少ない後者のような人の方が多いのです。
そうしたものがストレスになったり、ハイレバトレードの持ち越しでせっかくの休日に熟睡できない、不眠症になり健康まで損なってしまった場合元も子もないです。
ちなみに金銭的なストレスに耐えられる人もいるみたいです。僕には無理ですが。
こうならないためにトレードには【マイルール】が必要なのです
これらはFXや株の教本に腐るほどかかれています。ですが基本的なことなので再掲しました。

  • 相場に携わる人すべてがなんらかのルールを持っている
  • 資金量やストレスに耐えられるかどうかは個人差があり一定のものではない

自己資金と自分が相場に関われる時間からトレードスタイルを決める

相場に張り付ける時間の重要性

まんぼうCLUBでは様々な職種の方がいます。僕みたいなニートは僕だけのようですが( ^ω^)・・・
僕が行っているトレードというのは、通貨の強弱から長期トレンドに逆張りにならないように通貨ペアを決め、東京時間の仲値(のみ)、ロンドンタイム、ニューヨークタイム、ロンドンフィキシング、要人発言時間(日本時間の午前3時ごろ)これら時間替わりで相場が反転or加速しそうなタイミングを狙って仕掛けるトレードです。(スキャルピング)
ただ、これは自由な時間が多い人でないとできない手法なので社会人の人に「同じことしろ!」といってもやはり難しいのです。
相場の中でもFXは誰かの発言飛ばし記事などで乱高下することがあり、『いつ』『なに』がおきてもおかしくありません。
よくあるのがデイトレードを選択しているサラリーマンが休憩中にチャートを眺めたらポジションが大きな損失を抱えていた。これは日常茶飯事です。
ストップ(損切)を入れていれば助かる可能性がありますが、していなかった場合は口座のお金がなくなり、ゼロカットシステムを採用していない国内のFX会社を選択していた場合追証が発生する可能性すらあります。
逆指値を置けば済む話といってもエントリーのタイミングがものをいうFXでは逆指値を入れる値位置は初心者の方が甘く、熟練者は鋭いのです。
だから初心者は建値(ポジションを持った位置に逆指値)カットにしておくと無限に儲からないという事態が発生します。
熟練者はエントリーポイントが良いため、逆指値に刺さる可能性が低い。最悪でも建値決済(プラマイゼロ)かつ勝率が高い(利益が伸びる)。
僕はデイトレードをする上でエントリーポイントがへたくそで、何度やっても修正できないためデイトレードはしないようにしています。(資金量が増えれば話は別)

負けが負けを呼ぶ連鎖を断ち切るために時間軸を見直す

そして相場の急変時に負けることが多くなるとどうなるかというと結果的にストップ(逆指値注文)を外してしまいます。これは即口座のお金が無くなることを意味するためFXの一番陥りやすい罠であり、FXを始めて慣れ始めてから起きること。
いぶし銀のようなピンポイントエントリーで、「よっしゃ神ポジゲット!
これすら3分後には負ける可能性があるのがFX相場ですから、デイトレードをするうえでは逆指しは必須。でもエントリータイミングがうまくいかない、そんなときはどうすればいいのか。
僕は時間軸を変えればいいと思いました。
[su_box title=”チェック!” box_color=”#e1782b”]

  • 相場を確認できない時間が多い人は時間軸の見直しをすべし
  • 初心者トレーダーと熟練トレーダーの違いはエントリーポイントの見極め方(経験や素質の問題)
  • 相場は常に何事も起こるから逆指値は必須(逆指値をいれられないようなポイントでエントリーしない)

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時間軸とリスクから考えるレバレッジとポジションの保有時間

  • ポジション保有時間が長い→リスクが増える(リターンも増える)
  • ポジション保有時間が短い→リスクが減る(リターンも減る)
  • レバレッジが高い→リスクが増える(リターンも増える)
  • レバレッジを低い→リスクが減る(リターンも減る)

為替レートも株も価格が変動するためには『時間』が必要です。指標時を除いて1秒後に爆損することもなければ、爆益を得ることもありません。
長い時間持てば持つほどリターンとリスクは増えることになります。
だからこそレバレッジと自己資金は慎重に考えなくてはいけないですし、『再現性』という場合同じようにトレードを執行する必要があるため機械のように考えましょうということなのですが、それは人間にとって、お金がない人にとって最も難しいことだとおもいます。
1日に1万円、2万円を稼ぐ方法は1日1回10万通貨で10pips-20pips獲得すればいいわけですから、30万通貨にして3.3pips-6.6pips獲得する!でもよいのです。
自分が月いくら必要なのか明確に決めることでトレードルールを作りましょう。

  • 1日に相場に張り付ける時間が短い人は保有時間を長めにしてレバレッジを低くしましょう
  • 反対に相場に張り付ける時間が多い人は保有時間を短めにしてレバレッジを高くしましょう

損切の判断はpips数?金額?|優位性が消えたときにしましょう

優位性はある一方よりももう一方が出る可能性が高いということ

テクニカル分析を用いたトレード手法は過去の統計から次に一定の値動きを繰り返す確率が高い方法(優位性)を示すものですが、テクニカルを使ったからといって勝てるものではありません。
また、ファンダメンタルズ分析は各国の政治情勢や政策金利などの数値から相場の方向性を予測するものですが、それすらもどのように動くかはわかりません。
勝つために僕たちができることは確率の高い動きがでると判断したときにエントリーすることです。(これも教本に書いてあります。)
指標時に値が勢いよく動いたからといって飛び乗ると負けることになるのです。
そこに優位性は存在しません。
僕も以前は指標時によく参加しましたが、基本に立ち返って考えたときにテクニカルもファンダメンタルズも通用しない(ニュースや指標の数値はヘッジファンドなどに漏れてるしこちらは発表されてから結果を知るまでのタイムラグがかなりある。)指標の時にはエントリーしないのが負けないコツ

テクニカル、ファンダメンタルズの優位性とは

アベノミクスで円安になったのは、『日銀が異次元の金融緩和をしたことでドルと円の金利差が拡大し、円が売られドルが買われたから』というのが一番書きやすいし理解しやすいのではないでしょうか。
とはいえ、2018年1月14日現在、アメリカの10年債券の利回りは2015年以来の高水準にもかかわらず、ドル円は続落、年始から連日安値を更新し続けています。
なぜこうなっているのか、簡単に文字に起こすと僕はこんな感じなのではないかと思います(正しいかどうかはわかりません。)

  • 米金利上昇→アメリカ国債の下落→ドル信用棄損→ユーロ買い

ドルは基軸通貨なのでドルの価値を示すドルインデックスは諸外国通貨の価値をそれぞれに振り分けて構成されています(あってるのかなこれ)
ドルインデックスの構成比で一番高いのがユーロなのでユーロの価値があがればドルは下がりますし、ドルの価値が高くなればユーロ価値は下がります。
こんなかんじでファンダメンタルズは全世界の情勢を理解しなければ役に立たないこともあるため、ファンダメンタルズ分析のみでFXをやると負けます。
反対に、テクニカル分析で用いられる一目均衡表や、ボリンジャーバンド、移動平均線でも説明がつかないのが相場です。
もっともわかりやすいのがアメリカの『ダウ』でしょうか。

こちらはダウの月足ですが、インジケーター、オシレーターすべての値を振り切っています。
テクニカルは統計的な分析なので100年に1度とか1000年に1度の相場が来た場合その優位性を保てなくなります。
つまり、短期、中期でも強烈なトレンドが発生している場合、テクニカルを使っても勝つことが難しくなるということですね。

  • 指標発表時に優位性は存在しない
  • ファンダメンタルズは世界情勢を頭に叩き込んだうえでニュースを細かくチェックしないと理解すらできない
  • テクニカル分析は強烈なトレンドの前では全く役に立たない
  • この両方を有効的に利用してもなお負けるのが相場

自分自身の優位性(テクニカル)を持つために決めた時間軸で勝負する

相場に張り付ける時間は人によって変わり、それによってレバレッジとポジションの保有時間が変わるということを書きました。
レバレッジとポジションの保有時間が決まったら、自分が有効的に使えるテクニカル分析を用いればよいと思います。
とはいえ、有名な一目均衡表の有効な使い方を説明せよ!といわれてもそれは僕にはできないですし、全てを理解して使う必要性もあまりないと思います。
ボリンジャーバンドにしても、拡大から収束に使う方法もあれば、バンドウォークの順張りに使う方法もあります。
このようにテクニカルは様々なので自分がわかりやすく、かつ、エントリーからエグジットまで自分に適する時間に収まるようにするべきだと思います。

【鉄の掟】コツコツドカンを防ぐための僕のトレードルール紹介


ある方からご質問いただいたので僕のルールに対して質問いただいた内容をも記載したいと思います。

勝てないならするな!|実行しないルール

これは自分自身がしなければ損失を防げる受動的なルール。

  • 仲値前にエントリーしない
  • 東京引け値15時をまたいでロンドン時間までポジションを持たない
  • ロンドンフィックスの前にポジションを持たない
  • 最強通貨の逆張りはしない→今(2018年)でいうユーロ売り
  • 指標で発生した強いトレンドにはエントリーしない

負けないためにしろ!|実行するルール

これは自分自身が利益を発生させるための能動的なルール。

  • 優位性が消えたら損切する→僕の場合中期、長期足の方向に順張りになるよう短期逆張りですがトレンド転換を察知したら問答無用で切る(トレンド転換は15分足から30分のローソク足のヒゲなどで判断してます。)
  • 当週の為替強弱を全て確認する→最強通貨を見つけるため
  • 長期足に順張りになるようにする
  • 逆張りになる場合15分足以上の足が2本揃う+ロング狙いなら2本目が陽線、ショート狙いなら2本目が陰線を引いたつぎの足でエントリーする

ルール通りにトレードすればテクニカル(優位性)が作用し負けにくくなる

上記二つのルールをきちんと順守した場合どうなるか?
まず、先ほど記載したようにテクニカルは強烈なトレンドが発生している際、ボラティリティがある際に優位性を失うと書きました。トレードしないルールを設けることで優位性を失うパータンを極力減らす。
また、これらのルールでがんじがらめになっている状態ではトレードチャンスが少なく利益がのびないのでは?と感じる人も多いと思いますが、漫画ハンターハンターにある念能力の『制約と誓約』のようなものだと考えています。
ルールを順守している場合、自分のもつ相場に対する優位性で勝てる可能性が高くなってるのでレバレッジを高めることができるということです。

【まとめ】まずは目標を決めよう|そしてトレードルールを作る上でのヒントになれば幸い


自戒も込めて書きました。
実際のところ、ギャンブルポジションエントリーが有効に使える勝負強い人も確かにいます。
しかし、ほとんどの人はそうではなく、焦って負けが込むことが多いためそうなるのであればやらなければ良いわけです。
でも、そうできないのはお金に困っているという理由が強い。そうならないためにも

  • 目標金額と獲得pipsの設定
  • 時間軸とレバレッジの設定
  • テクニカルとファンダメンタルズの設定

これらを決めましょう。
他人の勝ち額を素直にうらやましく思うと同時に自分は自分の道を行ける人じゃないと相場で勝つのは難しいのだと常に僕は言いきかせています。

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