Zenbook Pro Duo展示機レポート。生まれ変わった究極のクリエイター向けノートPCはZenBook Pro15と何が違うのか解説

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アジア最大のPC見本市のCOMPUTEX TAIPEI 2019にてASUSが新型のZenbook ProDuoを発表しました。

COMPUTEX TAIPEI 2019 ASUSブース展示

注 このサイズのノートPCを出したわけではありません。

前モデルとの違いはキーボード面に設置されるモニターが大型化し、GPUを大幅にパワーアップ、さらにメインモニターが液晶から有機ELに。

最もクリエイティブな作業に向いているPCとなりました。

今回は前モデルZenbook Pro15との違いも交えながら、展示きレポートを記載します。

Zenbook ProDuoの特徴

まずは、Zenbook ProDuoの特徴となる。

  • CPU
  • GPU
  • サブディスプレイ
  • 有機EL

についてご紹介します。

第9世代最上位CPU「Core i9 9980HK」搭載

前モデルである、ZenBook Pro15 UX580GEはCore i9 8950HK。
MacBook Pro 15の最上位モデルにも搭載されていたCPUであり、最高のパフォーマンスを発揮してくれます。

そしてZenbook Pro Duoは最新のCore i9 9980HKを搭載しています。

第9世代CPUのノート用Core i9はあからさまにクリエイター向け仕様

CPUCore i9 9980HKCore i9 8950HK
コア86
スレッド1612
クロック2.4Ghz2.9Ghz
ブーストクロック5.0Ghz4.8Ghz
TDP45W45W

Core i9 9980HKとCore i9 8950HKの違いとして、TDPはそのままで、多コア化とブースト時のクロック周波数が伸びがあります。

マルチコアを最大限発揮できる作業は動画のエンコード・レンダリングなどの特定の動作時に有利に働くので、ゲーミングというよりは、クリエイター向けのCPUなのです。

とはいえ、ノートPC用CPUは実機で計測しないと正確な優位性は分かりづらいため、日本国内で発売されたらレビューします。

いずれにしても、フォトグラファー、ビデオグラファーなど、クリエイティブな作業にはマルチモニター環境でも軽快に動作する処理能力が求められるため、CPUパフォーマンスは必須なのです。

GPUにRTX2060搭載で大幅にパワーアップ

GPUは大幅に強化されました。前モデルはGTX1050Tiでしたが今回はRTX2060を採用。
昨今では、クリエイターによる、4K動画、長尺動画の編集が増えてきているため、レンダリング時のモタつきを防ぐためのパーツ選びなのでしょう。

RTX2060は4K動画や長尺の動画編集に有利に働く

下記、検証結果はマウスコンピューターのDAIVブランドから発売されている、RTX2060搭載のNG5800で5分間の動画をレンダリングした際のもの。

解像度FHD4K
CPU単体16分7秒1時間48秒
QSV未実行30分
NVENC8分1秒13分21秒

フルHD画質ではそこまで差が出ないものの、4Kなど、情報量が増えるとCPUだけではカバーしきれないため、GPUのパワーを使って作業を大幅に短縮できるのです。

「Zenbook Pro Duoのコンセプトであれば、ハイエンドクラスでも問題ないのでは?」

と思うかもしれませんが、持ち運びにも使えるサイズでハイエンドを搭載すると本来のパフォーマンスを出し切ることができないため、ASUSのGPU選びは絶妙と言えます。

過去に、僕が検証した記事の結果、「ノート用GPUは性能が高くなるにつれてコスパが悪くなる」

と書いた記事があります。

Zenbook ProDuoのGPUがRTX2060なのはそうした理由があるからでしょう。

NG5800の検証結果を見る限り、RTX2060であれば4K動画の編集も許容範囲内。クリエイター向けのノートPCとしては抜群にバランスの良い構成だと感じました。

ScreenPad Plusで大幅に進化、拡張性の高さをどう活かす。

今回の目玉である、「もう一つの液晶モニター」はタッチ対応の横長モニターとして利用できる。

Zenbook Pro15のスクリーンパッド

前モデルであったScreenPadのZenscreenも備わっており、利用者の使い方次第で利便性が大きく異なる。
下記は一つのイメージですが、ピアノを弾きながら収録する、動画の編集画面を伸ばす、など、使い方はたくさんあるように思えるのです。

一般的なノートPCの使い方ではZenBook Pro Duoのポテンシャルを使い切るのが大変かもしれません。

液晶から有機ELへ

前モデルのAdobe RGBカバー率99%にも度肝抜かれたのですが、Zenbook Pro Duo はOLEDモニターを採用しています。
有機ELになることで、編集前の動画データや写真データの発色をより正確に確認できる。

ただし、色がどの程度調整されているか不明です。キャリブレーションツールは必要かもしれません。

Zenbook Pro Duo UX581のスペック

モニター15.6インチ4K(3840×2160ドット)OLED
CPUCore i9 9980HK
メモリ32GB
ストレージ1TB SSD(PCIe)
サイズ359 × 246 × 24mm
重量約2.5kg

ZenBook Pro Duoの外観

本体カラー

カラーリングは深みのあるブルー。

キーボード側は、ScreenPad Plusにより半分を占有されていますが、ノート用のフルサイズ(JIS配列いけるのか?)を採用しています。

リフトアップヒンジによる打鍵時の快適性もあり、タイピングポジションが取りやすい設計でした。

ASUS本社に展示されていたZenBook Pro Duoのパーツ。

タイプしてみた感じキーストロークは1.5mmほど。先述した、タイピングポジションによりキーストロークが深くなくとも打ちやすいと感じます。

一般のZenbookシリーズに採用されるNumberPadも採用されていました。

背面

ASUSおなじみのスピン加工に同社のロゴ、ソリッド感があるのに、天板のフチは人が触れても怪我をしないよう、膨大な工程をこなしてアルミから削り出しています。

インターフェース

Zenbook Proシリーズは、インターフェースは

  • HDMI
  • USB3.1
  • USB3.1 Type-C (Thunderbolt)
  • ヘッドフォンジャック
  • USB3.1

Zenbook Pro Duoのおすすめポイントは熱処理の仕方

何と言っても、熱処理に対してこだわった設計をしているのがポイント。

従来の下から吸って横へ逃すではなく、下から吸って上へ逃す自然の摂理に乗っ取った方式です。

ASUS本社で展示されていたZenBook Pro Duoに内蔵されているデュアルファンとヒートパイプ

MicrosoftのSurfaceBookなどはすでにこの方式でファンレス化しています。正直なところ、熱い空気を逃すのなら上方向が正しい流れなので超合理的。

ゆえに、展示機を触っても全く熱くありませんでした。上記画像のように、デュアルファンとヒートパイプの恩恵もあるでしょう。

もちろん、ベンチマークをまわしてからでないとなんともいえないのですが、従来型のクリエイターノートPCと比較しても耐久性が高く、CPUやGPUのポテンシャルを活かしきれると思います。

まとめ

ASUSのノートPC「変態ノートPC」と揶揄(褒め言葉?)されがちですが、設計やパーツ選定は非常に合理的であり、クリエイター向けモデルとしては紛れもなく市場の中のトップオブトップです。

日本での発売は未だ未定ですが、本格的なクリエイターPCを求めている方はZenbook Pro Duoを選択肢に入れても良いと思います。

ASUS公式サイトで確認

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