Victus 16をメーカーからレンタルできたのでレビューします。
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Victus 16(AMD)のスペック
Victus 16(AMD) | |
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モニター | 16.1型(1920×1080ドット)16:9 144Hz |
CPU | AMD Ryzen 7 7840HS |
GPU | GeForceRTX4060(120W)/Radeon 780M |
メモリ | 16GB(8×2) |
SSD | 512GB(NVMe) |
サイズ(幅×奥行×厚さ) | 幅約369mm×奥行き約259.4mm×高さ約23.9mm |
無線通信規格 | WIFI6E(802.11ax)、Bluetooth 5.1 |
バッテリー | -Whr |
充電タイプ | 230W ACアダプター |
重量 | 約2.30kg |
保証 | 1 年間のハードウェア保証 |
仕様、詳細は日本HP公式ページで確認できます。
特徴
Victus 16シリーズは、144Hzのリフレッシュレートに対応したゲーミングモニターを搭載したゲーミングノートPCです。
ラインアップが豊富でインテルCPUやAMD CPUから選択可能です。ゲームを動作させるのに必要なGPUはNVIDIA製のチップを採用しています。
最新のRTX4000シリーズのエントリークラスのものからミドルハイクラスまでを選択できます。
本レビューではAMDシリーズの上位モデルを紹介します。
ラインアップ解説
AMD搭載モデルは2機種です。
インターフェースなどは変わらず、CPUとGPUに差が付けられています。価格差から考えてRTX4060搭載モデルがおすすめです。
RTX4060の性能について
Victus 16に搭載されているRTX4060(120W)は重量級ゲームを想定したベンチマークソフト3DMark Time Spyにおいて、グラフィックススコア10432ポイントでした。
昨年発売されたOMEN 16RTX3060(140W)よりも1段高い性能を発揮できます。
普通のPCとしても使えるデザイン
Victus 16は清潔感のある白を基調としたデザインです。
専用のGPUチップを搭載しているため、厚みや重量はありますが、見た目は普通のノートPCと変わりありません。
机の上の環境を白で統一したいという方の選択肢としてもありだと思います。
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価格や仕様は変更となる恐れがありますので、必ず公式ページでご確認ください。
Victus 16(AMD)
公式サイトでみるデザイン
PC本体は樹脂素材で作られています。
表面はさらさらとした手触りで指紋が目立ちづらいようなボディです。
サイズは横幅が369mm×259.4mm×23.9mmです。A4のノートよりも大きいサイズです。
底面側吸気用の大きな穴が空いています。設計は上位モデルのOMENシリーズとそん色ないレベルです。
同様のパーツを搭載している場合はOMEN 16シリーズと同等のパフォーマンスを発揮できます。
重量は実測値で2.36kg程度。
ACアダプターは230Wタイプのものが付属します。
モニター
モニターサイズは16型です。搭載パネルIPSで視野角は広いです。
解像度はフルHD(1920×1080ドット)を採用しています。もし解像度など、モニタースペックが足りない場合は別途専用のモニターを購入したほうがいいでしょう。
色域
モニターの色域はsRGBカバー率が65.4%でした。
モニターのクオリティはそこまで高くありません。
キーボード
キーボードはJIS配列のテンキー搭載付きフルサイズスケールのキーボードです。
電源ボタンが「delete」キーの隣にあります。
キーボードは標準的なノートPCとうち味は変わらず、事務作業用では使いやすいと思いますが、ゲームで使う場合は専用のキーボードがあったほうがいいともいます。
タッチパッドはガラス製の高精度タッチパッドが採用されています。操作性が高くマウスを使わずともPCの操作が可能です。
インターフェース
左側
- 有線LAN
- USB-A
- オーディオジャック
右側
- USB-C
- USB-A
- USB-A
- HDMI
- DCジャック
搭載されているUSB-Cは映像出力およびPower Deliveryに対応します。
性能
Cinebench R23
Cinebench R23はCPUのパフォーマンスを測定するベンチマークソフトです。点数が高ければ高いほど高性能とされています。
マルチコア性能は16533ptsシングルコアは1664ptsです。
Ryzen 7 7840HSはシングルコア性能がインテルCPUと比較すると不利です。
ゲームのプレイにおいてはフレームレートを高く設定したい競技性の高いゲームタイトルで不利になる可能性がありますが、Victus 16に搭載されているモニターの性能は十分に活かしきれる性能があると思います。
3DMark Time Spy
最新の重量級ゲームタイトルを想定したベンチマークソフトで、点数が高ければ高いほど高性能とされています。
総合得点は10579点以上で昨年のミドルクラスのゲーミングデスクトップPCと同等のパフォーマンスです。
CPU、GPUどちらの性能も昨年発売されたOMEN 16から30%程度パフォーマンスを上げています。
ゲームのプレイにおいては灰色で描かれている「総合スコア」が非常に重要なので、比較しているゲーミングノートPCで気になるものがあれば参考にしてもらえればと思います。
AAA(超重量)級タイトルの快適性
サイバーパンク2077は超重量級ゲームタイトルです。
フルHD解像度、ウルトラ画質でベンチマーク機能を利用したところ、平均フレームレートは92fpsでした。
重量級ゲームタイトル
シャドウオブザトゥームレイダーはPCゲームの重量級ゲームタイトルです。
ベンチマーク機能を使ってフルHD解像度、DLSSクオリティ、高画質でフレームレートを計測しました。
数年前のミドルハイゲーミングデスクトップPCをしのぐ性能です。
PCの温度とファンの動作音
ファイナルファンタジー15のベンチマークソフトを標準画質に設定し30分間動作させた際のログデータをエクセルにまとめます。
CPU温度は最大が80度程度でその後はじわじわと下がっていきました。
動作周波数の平均4.2GHz程度です。
この時のフレームレートですが、おおむね140fps程度で動作していました。一時100fpsを下回るシーンも一瞬だけありました。
それでも60fpsは下回っていないのでゲーム中に違和感は感じないと思います。
表面の温度
PCの表面温度はベンチマークテスト中で42°でした。キーボードの上側が熱くなる程度です。
ゲーム中はキーボードの上側は触らないほうがいいでしょう。
ファンの回転音の大きさ
ゲームのプレイ中は非常にうるさいです。
耳障りな人は、エコモードに切り替えるとパフォーマンスは少し制限されますが、モバイルノートPC並みの静かさで使えます。
エコモード時ではGPU性能が10%ほど削られますが、それでも前世代のRTX3060のフルパワーの性能と互角なのでゲームは快適に遊べるでしょう。
まとめ ゲームも楽しめるスタンダードノートPC
HP Victus 16は高性能なグラフィックスチップの性能を活かしきれる設計かつ、家で仕事用にも使いやすいタッチパッドやキーボードを備えている点がポイントです。
モニターの色再現度が低いことや、インターフェース類が弱い点が弱点ですが、セール時では他社のPCよりも安く購入できるため非常に魅力的なコストパフォーマンスだと思います。
デメリットは以下
- 搭載されているUSB-Cが USB-C 3.1 Gen1でテータ転送速度が競合機と比較すると弱い
- モニターの色域が低いので動画編集や画像編集をする場合は別途モニターが必要
といった点が気になるポイントです。
家用のPCを探しているけれど、せっかくPCを買うならゲームもプレイできるノートPCが欲しいという人におすすめです。
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