Lenovo LOQ Tower 17IAX10をメーカーからお借りできたのレビューします。
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Lenovo LOQ Tower 17IAX10スペック
| Lenovo LOQ Tower 17IAX10 | |
|---|---|
| サイズ(幅×奥行×厚さ) | ミニタワー(170×279.7×376) |
| CPU | Core Ultra 7 255HX |
| GPU | RTX3050(6GB) |
| メモリ | 16GB |
| SSD | 512GB(NVMe) |
| 無線通信規格 | WIFI6(802.11ax)、Bluetooth 5.2 |
| 電源 | 500W 80PLUS SILVER |
| 重量 | 約6.7kg |
| 保証 | 1年間のLegion Ultimate Support |
特徴 ノートPC向けCore Ultra搭載で低価格・高性能を実現したゲーミングPC

このモデルは、CPUにノートPC向けのCore Ultraプロセッサを採用しているのが大きな特徴です。
一般的なゲーミングPCではデスクトップ向けCPUを搭載することが多いですが、本機はあえてノートPC向けCPUを採用することで、価格を抑えつつ高い性能を実現しています。
メーカーのイベントで取材した際には、以前話題になったCPUの不具合問題に対応するため、メーカー側でさまざまな試行錯誤を重ねた結果、このような構成にたどり着いたという話も聞けました。
そのため本機は、デスクトップ向けCPU搭載モデルほどの拡張性やロマンを重視するというより、できるだけ価格を抑えながら、しっかりゲームを楽しめる高性能PCが欲しい人に向いています。
低価格で高性能なゲーミングPCを探している人におすすめしやすい1台です。
デザイン

フロントデザインは、樹脂素材のカバーをベースにした比較的シンプルな構成です。
ただ、中央部分にはライトバーが内蔵されており、低価格モデルでありながらゲーミングPCらしい雰囲気をしっかり演出できています。
全体としては高級感を強く押し出すタイプではありませんが、そのぶん価格を抑えつつ、見た目でもゲーミング感を再現しているのがポイントです。
派手すぎないデザインなので、いかにも“光るゲーミングPC”という方向が苦手な人でも比較的選びやすいでしょう。

側面は、非常にオーソドックスなデスクトップPCらしいデザインです。
装飾を強く入れた派手な仕様ではなく、シンプルなパネル構成になっているため、全体としては実用性重視の印象を受けます。
また、側面の一部には通気用のメッシュ加工が設けられており、見た目だけでなく冷却面にも配慮された設計です。
フロントのライトバーでゲーミング感を出しつつ、側面はあくまで落ち着いた見た目にまとめているため、派手すぎないゲーミングPCを求める人にもなじみやすいでしょう。

内部を見ると、ノートPC向けの基板設計をベースにした構造が採用されているのがわかります。
一般的なデスクトップPCとはやや異なる構成ですが、そのぶん内部をコンパクトにまとめやすく、小型電源でも動作させやすい設計になっているのが特徴です。
つまり本機は、デスクトップ向けの大型パーツを前提にした拡張重視の構成というより、限られたスペースの中で効率よく性能を引き出す方向で作られています。
低価格と十分な性能を両立するための、合理的な内部設計と言えるでしょう。

- オーディオコンボジャック
- USB 3.2 Gen 2 Type-C
- USB 3.2 Gen 2×1

- オーディオポート
- HDMI出力ポート
- USB 2.0 ×2
- USB 3.2 Gen 1×2
- 有線LAN用のRJ-45ポート
性能
パフォーマンスの測定は全てパフォーマンスモードで計測しています。
Cinebench R23
Cinebench R23はCPUのパフォーマンスを測定するベンチマークソフトです。点数が高ければ高いほど高性能とされています。


CPUにはIntel Core Ultra 7 255HXを搭載しており、Cinebench R23ではマルチコア24,739pts、シングルコア2,017ptsを記録しました。
冷却ファン自体はそこまで大がかりな構成ではありませんが、しっかり高いCPU性能を引き出せているのが特徴です。
比較グラフで見ても、本機はCore i7-14650HX搭載機やCore i7-13650HX搭載機を上回っており、低価格帯のゲーミングPCとしてはかなり優秀な部類です。
ノートPC向けCPUベースの設計を採用しながらも、実際の処理性能はしっかり高く、ゲーム用途はもちろん、動画編集やマルチタスクなどの重めの作業にも対応しやすい水準に仕上がっています。
3DMark /Time Spy Speed Way
重量級ゲームタイトルを想定したベンチマーク3DMark Time Spyの結果です。


GPUにはGeForce RTX 3050を搭載しており、3DMark Time Spyのグラフィックススコアは4,446でした。
ゲーミングPCとしてはしっかり専用GPUを搭載しているものの、性能レンジとしてはそこまで高い部類ではなく、エントリークラス寄りです。
比較グラフで見ても、RTX 4050やRTX 4060クラスのモデルとは差があり、最新ゲームを高画質で快適に遊ぶにはやや力不足な場面があります。
一方で、軽めのゲームや設定を調整したうえでのフルHDゲームであれば十分狙える性能です。
そのため本機は、GPU性能を最優先するモデルというより、価格を抑えながら最低限しっかりゲームを楽しみたい人向けの構成と言えます。
重いタイトルを高画質で遊びたい人よりも、コスト重視でゲーミングPCを選びたい人に向いています。
重量級ゲームの快適性
モンスターハンターワイルズ ベンチマーク結果

モンスターハンターワイルズのベンチマーク結果では、フルHD・最低設定で平均58.17fpsという結果でした。
評価としては「快適にプレイできます」と表示されていますが、実際の立ち位置としては高画質で余裕を持って遊べる性能ではなく、設定をしっかり下げて何とかプレイできるレベルです。
そのため、モンスターハンターワイルズをこのPCで遊ぶ場合は、画質を重視するというより、最低設定中心でまずは動かすというイメージになります。
軽めのゲームであれば問題ありませんが、こうした重い最新タイトルを快適に楽しみたいなら、より高性能なGPUを搭載したモデルのほうが向いています。
クリエイティブ性能
DaVinci Resolve Studio によるエンコード結果


DaVinci ResolveでYouTubeプリセット・H.264コーデックの書き出しを行ったところ、エンコード時間は221秒でした。
結果としては、最新のCore Ultra 7 258V搭載機と同等クラスの水準です。
ゲーミングPCというとGPU性能ばかり注目されがちですが、本機はCPU性能がしっかり高いため、動画編集の書き出し処理でも十分実用的な速さを確保できています。
特に、軽めから中程度の動画編集であれば、価格を抑えたモデルとしてはかなり扱いやすい部類です。
SSDの読み書き


ストレージにはSamsung製の512GB NVMe SSDを搭載しており、CrystalDiskMarkではシーケンシャル読み込み6,990MB/s、書き込み5,105MB/sという高速な結果を記録しました。
OSの起動やアプリの立ち上がり、大容量データの読み込みなどでは、しっかり速さを体感しやすい水準です。
一方で、細かいテスト項目まで見ると、SEQ1M Q1T1の書き込みは621MB/sにとどまっており、条件によっては書き込み性能に差が出る傾向も見られます。
そのため、普段使いやゲームのインストール、一般的なデータ保存では十分高速ですが、常に重い書き込みを繰り返すような用途では、上位SSDとの差を感じる場面があるかもしれません。
とはいえ、全体としては読み込み性能が高く、日常用途やゲーム用途では十分満足しやすいSSD性能と言えます。
PCの温度とファンの動作音

モンスターハンターワイルズ実行時のCPU挙動を見ると、コアクロック・温度ともに大きく乱れにくく、全体として非常に安定した動作を見せています。
クロックは多少上下しながらも大きく崩れることはなく、温度もおおむね一定の範囲で推移しており、長時間のゲームプレイでも挙動が不安定になりにくい印象です。
冷却機構そのものはそこまで豪華な構成ではありませんが、実際には必要な性能を安定して引き出せているのがポイントです。
ピーク性能だけを見せるのではなく、実ゲーム中でもしっかり安定して動かせている点は評価しやすいでしょう。
表面の温度

サーモグラフィを確認すると、最も熱くなっているのはGPU周辺です。
特にグラフィックカード付近は高温になりやすく、負荷時には内部でしっかり熱を持っていることがわかります。
一方で、CPUについてはクーラー自体はそこまで高性能な構成ではないものの、温度は適切な範囲に保たれています。
実際の動作ログでもCPUは安定しており、冷却性能が極端に不足している印象はありません。
つまり本機は、GPU側に熱が集まりやすい構成ではあるものの、CPU側は比較的しっかり制御できており、全体としては低価格帯のゲーミングPCとして妥当な温度設計と言えます。
ファンの回転音の大きさ

ファンの駆動音は実測で45.1dBA前後でした。
静音重視のPCとまでは言えませんが、ゲーミングPCとして見ると極端にうるさいわけではなく、そこまで強い不快感はありません。
高負荷時にはしっかりファン音は聞こえてくるものの、耳障りで我慢しにくいほどではなく、低価格帯のゲーミングPCとしては比較的無難な水準です。
そのため、静かさ最優先の人には向かない一方、性能とのバランスを考えれば十分納得しやすい動作音と言えるでしょう。
拡張性について

内部構造を見ると、本機は拡張性を最優先にしたデスクトップPCではありません。
ノートPC向け基板をベースにした設計を採用していることもあり、一般的な自作向けデスクトップPCと比べると、全体的に拡張の自由度はそこまで高くないです。
実際にメモリはノートPC向けのSO-DIMM規格を採用しており、ここは通常のデスクトップ向けDIMMとは異なります。
そのため、将来的にパーツを細かく入れ替えながら長く使うというより、完成品としてのバランスを重視したモデルと考えたほうがわかりやすいでしょう。
ストレージや一部スロットの増設余地はあるものの、拡張性の高さそのものを魅力とするタイプではありません。
低価格で高性能を実現する代わりに、拡張性はある程度割り切った設計になっています。
まとめ ゲームもクリエイティブもこなせるPCを低価格で欲しい人におすすめ
このモデルの大きな強みは、ハイスペックゲーミングPC並みに高いCPU性能を持ちながら、それらよりも価格を抑えて購入しやすいことです。
ノートPC向けのCore Ultraプロセッサを採用することで、コストを抑えつつもしっかり高性能に仕上げられており、価格と性能のバランスに優れています。
また、構成によってはRTX 5060 Tiまで搭載可能なため、フルHD環境でのゲームはもちろん、画像編集や動画編集などのクリエイティブ用途までしっかり視野に入れやすいのも魅力です。
そのため本機は、フルHDでゲームを楽しみたい人、低価格で高性能なクリエイティブ用PCが欲しい人、そしてできるだけコストを抑えつつ実用性能の高いデスクトップPCを選びたい人におすすめしやすいモデルです。
