貸出提供 日本HP株式会社
日本HPから発売されている、軽量ノートPC HP Pavilion Aero 13-bをレンタルしたのでレビューします。
結論として、これから進学される学生、ビジネスパーソン、家用、すべてにおいておすすめできる完成度の高いモバイルノートPCです。
マシンパワー、モニター、インターフェース、キーボード、どれをとっても納得できるパフォーマンスで買って後悔はしないでしょう
HP Pavilion Aero 13-be2000のスペック
HP Pavilion Aero-13be | |
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モニター | 13.3型(1920×1200ドット) |
CPU | Ryzen 7 7735U |
iGPU | Radeon 680M |
メモリ | 16GB(DDR 5) |
SSD | 512GB(NVMe) |
サイズ(幅×奥行×厚さ) | 幅約298mm×奥行き約209mm×高さ約18.9mm |
無線通信規格 | WIFI6E(802.11ax)、Bluetooth 5.3 |
バッテリー | 12時間/JEITA 2.0 |
充電タイプ | 65W ACアダプター |
重量 | 約957g |
保証 | 標準保証 |
仕様詳細は日本HP製品ページで確認できます
特徴
HP Pavilion Aero-13bはマグネシウム合金を採用したボディを採用し、本体重量を1kg以下にしている軽量ノートPCです。
2023年モデルはAMDのRyzen 7000シリーズを搭載しています。これにより、グラフィックスの性能が大幅に強化。
モバイルノートPCでありながら写真編集や動画編集がこなせるほどのハイパフォーマンスなモデルに仕上がりました。
また、パフォーマンスだけでなく、搭載されているモニターの明るさや色域、キーボードの打鍵感など、上位グレードのノートPCに引けを取らない完成度を誇ります。
それでいて価格が安いため、コストパフォーマンスが非常に高い1台です。
本体にマグネシウム合金を採用した軽量モデル
HP Pavilion Aero 13-be 2023年モデルはENVYシリーズ以上に採用されるはずのHPのプレミアムロゴを採用し、所有欲を高める工夫がされています。
一般的なロゴと違い、シンプルかつ高級感のあるデザインなので思わず手に取りたくなるようなデザインです。
従来モデルはこのような感じのデザインでした。
Radeon Graphicsが大幅に強化されたAMD Ryzenプロセッサを採用
HP Pavilion Aero 13-be 2000はAMD社のRyzenプロセッサを搭載しています。
今回レンタルできた最上位モデルにはAMD Ryzen 7 7735Uプロセッサが搭載されていました。内蔵GraphicsチップはPS5に採用されるRDNA2 アーキテクチャでおなじみのRadeon 680Mです。
実はこのGPUは簡単なゲームであればフルHDでも動作させることができるほどパワフルなGPUで、当然ながら画像編集や動画編集も快適に行えます。
HP Pavilion Aero 13-beは比較的低価格に分類されるノートPCですが、Ryzen プロセッサを搭載することにより、インテルCPUを搭載しているモデルよりも高い性能を発揮できます。
価格と選び方
HP Pavilion Aero 13-be 2000は一番下のグレードがメモリ、ストレージともに少なく、メモリ8GB、SSD256GBの構成です。
予算を絞るといっても僕はあまりおすすめしない構成です。
真ん中か上位モデルを選ぶべきだと思います。差はCPUの違いです。
Ryzen 7 7735Uは最大動作周波数が4.75Ghzと非常に高い性能を発揮できます。また、8コア16スレッドなのでマルチタスクな作業もRyzen 5よりは有利です。とはいえ事務作業やビデオ通話などでハードに使っても、Ryzen 5で事足りると思います。もっと大きな差が出るのが内蔵グラフィックスの差です。
Ryzen 5とRyzen 7のグラフィックスチップのコアは倍の差があります。当然性能も倍違うので動画編集やゲームもやってみたいと考えている人は問答無用でRyzen 7を選びましょう。逆に事務作業など仕事で使うのが目的であればRyzen 5がベターな選択肢です。
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価格や仕様は変更となる恐れがありますので、必ず公式ページでご確認ください。
HP Pavilion Aero 13-be 2000
公式サイトでみるデザイン
本体はマグネシウム合金が使われており、加工が施されておりさらさらとした手触りです。
カラーはセラミックホワイトです。清潔感のあるPCを探している人におすすめ。
サイズは幅約298mm×奥行き約209mm×高さ約18.9mmです。A4ノートと同じくらいのサイズなのでカバンにも入れやすいでしょう。
重量は実測値で993g程度。
ACアダプターは65Wタイプのものが付属します。重量は316g程度です。USB-C充電器で65Wのものがあればそちらでも充電できます。
モニター
モニターサイズは13.3型です。
縦横、アスペクト比が16:10の構成なので、フルHD解像度の14型よりも作業領域が広く、作業しやすいです。
色域
モニターの色域はsRGBカバー率が100%でした。
手持ちの計測機では最大輝度が422nitほどで非常に明るいパネルです。また、このパネルは台湾BenQのグループ会社であるAUOのパネルが使われておりました、個人的に品質が高いと感じているモニターメーカーなので人におすすめしやすいです。
キーボード
キーボードはJIS配列です。キーピッチは約18.7mmのフルサイズスケールキーボードを採用しています。
エンターキーの右にさらにキーが配置されているのが不満点として挙げられていますが、今年もその点は継続です。
キーをタイプした感じはクリック感があり、しっかりと打鍵できる感覚があります。
また、タッチパッドも押した感じは悪くなく、モバイルノートPCとしてはグッドです。
インターフェース
左側
- HDMI
- USB-A
- USB-C(USB 3.2 Gen2)
- オーディオジャック
右側
- USB-A
- DCジャック
PCを充電するためのDCジャックは右側についています。左側のUSB-CでもPC本体への充電は可能ですが、充電用で1つ使った場合USB-A2つしか利用できないため、別途必要な場合は、USB-Cハブなどを購入するとよいでしょう。
性能
Cinebench R23
Cinebench R23はCPUのパフォーマンスを測定するベンチマークソフトです。点数が高ければ高いほど高性能とされています。
マルチコア性能は9043ptssシングルコアは1525ptsです。
マルチコア性能、シングルコア性能ともにCore i7 1360Pよりは不利な結果となりましたが、事務作業においては体感上の差はないと思われます。
PCMark 10
PCMARK 10はMicrosoftOfficeの互換ソフトやビデオ会議ソフト、画像編集ソフト、動画のカットなどをバッジファイルで動かしてどの程度の快適性があるかをスコアかするベンチマークテストです。
エッセンシャルがアプリの立ち上げやウェブの閲覧です、真ん中がワードやエクセル、右がコンテンツクリエイトの快適性を示すスコアです。
総合得点は6000点以上でウェブの閲覧、MicrosoftOfficeの利用、画像編集まで快適にこなせます。
PCの温度とファンの動作音
Cinebench R23の10minuteテストでCPU温度と動作周波数を確認してみました。
CPU温度は最大が80度程度で動作周波数の平均コアクロックは2.5GHz程度で動作していました。
温度は一定で非常に安定しています。
表面の温度
PCの表面温度はベンチマークテスト中で40.9°でした。低音やけどにはならないと思いますが、結構熱くなります。
今回の検証はCPU使用率を100%にするテストなので、よほどハードに使わない限りここまで高音にはならないと思います。
ファンの回転音の大きさ
ベンチマーク実行中のファンの回転音は39.8dbほどでした。モバイルノートPCにしてはかなり静かだと思います。
ただし、ファンの径が小さいので少し耳障りな音だと思います。
まとめ 学生、ビジネスパーソンに最初に検討してほしい万能軽量モバイルノートPC、クリエイターのサブ機としてもおすすめ。
いまだにDCジャックを採用しているところと、キーボードのエンターキーの右のキーの配置についてはマイナスポイントですがく、10万円前後のノートPCとしては極めて高品質です。
モニターの色域も広く、ウェブコンテンツ用の写真、動画の編集にも向いているでしょう。
なにより重量が1kg未満で軽量かつ、サイズはA4ノートと同等なのでカバンにいれてすぐに持ち運べる、モバイルノートPCに必要な性能、機能は備わっているので、学生やビジネスパーソンにまず検討してほしい1台です。
パフォーマンスにおいても、Ryzen 7 7735Uであれば、簡単な動画編集から高画素機のRAW現像にはギリギリ耐えられるスペックがあるので、サブPCとして検討されているクリエイターの方にもおすすめです。
家用、持ち運びで主に仕事でつかる→Ryzen 5 16GBメモリ搭載モデル
コンテンツ制作も行う→Ryzen 7 16GB搭載モデル
がいいと思います。
デメリットは下記
- キーボードの配列
- DCジャックなのでACアダプターを持ち運ぶと軽量が台無し
- オンボードメモリ増設不可
といった点が気になるポイントです。
HP Pavilion Aero 13-be 2000
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