ThinkCentre M75q Tiny Gen 5(AMD)を購入したのでレビューします。
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ThinkCentre M75q Tiny Gen 5のスペック
ThinkCentre M75q Tiny Gen 5 | |
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モニター | ミニPCなのでなし |
CPU | Ryzen 7 8700GE |
GPU | Radeon 780M |
メモリ | 32GB |
SSD | 256GB(NVMe) |
サイズ(幅×奥行×厚さ) | 幅約179mm×奥行き約182mm×高さ約36.5mm |
無線通信規格 | WIFI6E(802.11ax)、Bluetooth 5.3 |
バッテリー | なし |
充電タイプ | 95W ACアダプター |
重量 | 約1.1kg |
保証 | 1年間のオンサイト保証 |
仕様、詳細はでThinkCentre製品ページ確認できます。動画レビューは下記
特徴
ThinkCentre M75q Tiny Gen 5は省スペースなオフィスなどで高いパフォーマンスや拡張性を手に入れたい法人需要にこたえるために生まれたミニPCです。
法人向け製品のため、標準で翌営業日オンサイト修理の保証が付帯されます。
オンサイト修理はエンジニアが修理に来てくれるサービスです。通常の保証よりもかなり手厚い保証になっているので、ミニPC検討中の方に特におすすめです。
2024年モデルはRyzen 8000Gシリーズが採用されています。
Ryzen 8000Gシリーズはグラフィックス性能が非常に高く、一昔前の専用GPU搭載ノートPCに匹敵するほどのパフォーマンスを発揮します。
スペック解説は動画で行っているので参考にしてください。
このPCはRyzen 7を選択するとACアダプターの出力が95Wになります。それ以外のスペックを選択した場合65Wです。
当然、出力が高い方が性能は伸びます。クリエイティブなタスクまで行いたい人はRyzen 7 8700GEとメモリ32GBの構成を選択しましょう。
ThinkCeentre M75q Tiny Gen 5
公式サイトでみるデザイン
PC本体は金属素材でできています。フロント側のインターフェースはUSB-A 3.2 Gen 2×2/USB-C(3.2 Gen 2)オーディオジャックです。
背面は電源/DP/USB-A 3.2 Gen 2/HDMI/USB-A 2.0×3/有線LAN
サイズは幅約179mm×奥行き約182mm×高さ約36.5mmです。
ケース内部の写真です。ファンの下側にメモリが2スロットあります。
M.2 SSDのデュアル構成が可能です。ネジ式ではなく樹脂素材のパーツで固定する仕組みです。
SSDの取り付けや、取り外しがしやすくメンテナンス性は高いと思います。
重量は実測値で1.1kg程度。
ACアダプターは95Wタイプのものが付属します。
キーボードとマウスは自分で用意するのでオプションから外しました。
左からWi-Fiのアンテナ、PCスタンド、ACアダプタ、ケーブル、PC本体です。
性能
Cinebench R23
Cinebench R23はCPUのパフォーマンスを測定するベンチマークソフトです。点数が高ければ高いほど高性能とされています。
マルチコア性能は15158ptsシングルコアは1800ptsです。
最新のノートPC、ゲーミングノートPCと比較します。
ハイエンドゲーミングノートPCと比較するとやや不利ですが、一般的なゲーミングノートPCと同等クラスの性能を発揮します。
3DMark Time Spy
重量級ゲームタイトルを想定したベンチマーク3DMark Time Spyの結果です。
ベンチマークスコアはポータブルゲーミングPCと同等のスコアでした。
ゲームの性能
重量級ゲームタイトルサイバーパンク2077のベンチマーク機能を使って実際のゲームの性能を評価します。
解像度はポータブルPCの基準となるHDで設定はゲームメーカーが推奨している「高画質」です。
平均42.78fpsでプレイが可能でした。
また、フルHD解像度に設定し、低画質を選んだ場合、平均30fpsでプレイが可能です。快適とはいえませんがゲームをプレイすることは可能です。
実際のゲーム性能はインテルのCore Ultra搭載モデルよりも有利な結果となりました。
動画のエンコード
プロ用動画編集ソフト「DaVinci Resolve Studio(有償版)」にて動画の書出しを行いました。
結果は4分25秒でした。
専用GPU非搭載モデルとしてはトップの性能です。
もう少しで専用GPU搭載モデルと同じくらいの書出しスピードなのでこのPCでもフルHDの動画編集なら可能だと思います。
PCの温度とファンの動作音
ファイナルファンタジー15のベンチマークを30分動作させPCの温度を確認します。
コア温度は60℃近くまで上昇します。
5分程度は高い周波数で動作していましたが、それ以降は3Ghz程度まで落ちました。
そこからは安定しています。
表面の温度
PCの表面温度はベンチマークテスト中で31.4℃でした。
もう少し冷やせたらまだパフォーマンスを上げられるかもしれません。
ファンの回転音の大きさ
49.4db程度です。正面から聞くとうるさいのでモニターの横や裏側に設置したほうがいいと思います。
まとめ ビジネス・クリエイティブどちらにも利用可能な業務用ミニPC
ThinkCentre M75q Tiny Gen 5はRyzen 8000Gを搭載したことでパフォーマンスが大幅に伸びています。またそれだけでなく、内部のメンテナンス性も向上しているため、細かい箇所でのスペックアップが見られました。
マルチモニター環境でクリエイティブなタスクを行いたい人や省スペースでPCを設置したい人におすすめです。
デメリットは下記
- メーカーカスタマイズでストレージをスペックアップするとかなり高い
といった点が気になるポイントです。