3D CADソフトを快適に使用するためには、適切なスペックを備えたノートPCを選ぶことが重要です。本記事では、3D CAD向けノートPCを選ぶ際のポイントと、用途別におすすめのモデルをご紹介します。
3D CAD向けノートPCの選び方
1. 推奨GPUを確認しよう
3D CADソフトで有名なFusion 360は、DirectX 11で動作します。そのため、NVIDIAやAMDのゲーム向けGPUが一般的に選ばれます。また、ワークステーション向けの3D CAD専用GPUも推奨されています。
推奨GPUについては、公式ページで確認可能です。特に、4Kキャンバスを使用する場合には、GPUメモリ8GB以上が推奨されるため、ミドル~ハイエンドGPUを選ぶことで業務に支障なく作業が可能です。
2. メモリ容量
作業データを一時的に保存するメモリは、3D CADを含むクリエイティブタスクにおいて非常に重要です。また、CAD以外の作業にも対応するためには、32GB以上のメモリを搭載可能なモデルを選ぶことをおすすめします。
3. CPU性能
ノートPCに搭載されるCPUは、GPUとセットで構成されているため、デスクトップPCのように自分で構成を考える必要はありません。特に、CAD用として販売されているモデルやワークステーションでは、高性能GPUと高性能CPUの組み合わせが採用されているため、複雑な選択は不要です。
大規模モデルを利用する業種
大規模モデルは、多数の部品や複雑な構造を含むため、大量のデータを処理できる高性能なPCが必要です。以下の業種では大規模モデルを活用することが多いです:
- 製造業: 自動車産業(車両全体の設計)、航空宇宙産業(航空機、ロケット)
- 建築・建設業: 土木工学(橋梁、トンネル、ダム)、都市計画
- エネルギー業界: 発電所設計、石油化学プラント設計
中規模モデルを利用する業種
中規模モデルは、比較的少ない部品やシンプルな構造を扱うため、手頃なスペックのPCでも対応可能です。以下の業種でよく利用されます:
- 製品デザイン: 家電製品(冷蔵庫、洗濯機)、スポーツ用品
- 医療業界: 医療機器設計(内視鏡、義歯)、手術用ガイドのモデリング
- 建築・デザイン: 一戸建て住宅の設計、インテリアデザイン
- 宝飾業界: ジュエリーやアクセサリーのモデリング
おすすめの3D CADノートPC
1. 中規模~大規模におすすめ:DAIV S4
マウスコンピューターのDAIVシリーズは、3D CADや3D CGのモデリングを快適に行える性能を備えています。
- GPU: RTX 4060を搭載
- メモリ: 最大64GBまでカスタマイズ可能
- 用途: 高性能が求められる3D CAD作業やCGモデリングに最適
- DAIV S4のレビューを見る
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2. 小規模~中規模におすすめ:ThinkPad P16/P14
LenovoのThinkPad Pシリーズは、ワークステーション向けの高性能ノートPCです。
- CPU: IntelまたはAMDを選択可能
- メモリ: 最大64GBモデルへのカスタマイズが可能
- 用途: 高品質な3D CAD作業を低価格で実現したい方におすすめ
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