OMEN 35Lをメーカーからお借りできたのレビューします。
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OMEN 35Lのスペック
OMEN 35L | |
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サイズ(幅×奥行×厚さ) | ミドルタワー(210×408×410) |
CPU | Ryzen 5 8500G |
GPU | RTX4060Ti |
メモリ | 32GB |
SSD | 1TB(NVMe) |
無線通信規格 | WIFI7(802.11ax)、Bluetooth 5.4 |
電源 | 600W 80PLUS Gold |
重量 | 約14.5kg |
保証 | 1年間のハードウェア保証 |
仕様、詳細はOMEN35L製品ページで確認できます。
特徴
OMEN 35Lは日本HPのゲーミングPCブランドから発売されているミドルタワーゲーミングPCです。
CPUにRyzen 8000Gシリーズを採用し、静音性を高めつつ、パフォーマンスも追及したモデルです。
フルHDからWQHD画質までのゲームを快適にプレイしたいユーザーにおすすめ
メーカーオリジナルの洗練されたPCケース
耐久性の高いスチールケースを黒に塗装し、内部も黒で統一することで、デスク上の景観を損なわないシンプルで洗練されたデザインを実現しています。
また、背面ケースファンとCPUファンが同一の大きさで設計されているため、内部を覗き込んだ際にも違和感がなく、スッキリとした印象を与えます。
このケースのメリットは、その頑丈さです。外部からの衝撃にも強く、変形しにくいだけでなく、放熱性にも優れています。
Ryzen 8000G搭載で静音性に優れる
AMDのプロセッサを採用するメリットは二つあります。
まず、日本HPでは法人用のミニPCも取り扱いがあるため、それらとCPUを共用することで低価格を実現しつつもPCケースや内部コンポーネントをリッチにできます。そのため、OMEN 35Lはモデレートモデルからメモリ32GBを搭載しています。
二つ目は静音性の向上が見込めることです。
重量級ゲームタイトルをループさせるテストで39.2dbを記録しました。
これはモバイルノートPCと同等の音の大きさであり、ストレスを全く感じることなく快適に使用できます。
ラインアップとおすすめ
おすすめは上位モデルのRTX4070を搭載しているアドバンスモデルです。
モデレートモデルはRyzen 5 8500Gはモバイル用のCPUが実装されているため、CPU使用率が高くなるシーンでパフォーマンスが伸びづらくなります。
フルHD高画質でゲームをしたい→モデレートモデル
WQHD高画質+4K動画編集など→アドバンスモデル
さらに画質を引き上げたい→アドバンスプラスモデル
で選びましょう。
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価格や仕様は変更となる恐れがありますので、必ず公式ページでご確認ください。
OMEN 35L
公式サイトでみるデザイン
本体前面の装飾はおそらくアクリルパネルで作られています。ガラスほど皮脂がつかないため、見た目の良さを保ちやすいです。
電源ボタンは上側に搭載されていて目立ちません。
- オーディオジャック
- USB-C(3.2 Gen 2)
- USB-A(3.2 Gen 1)
- USB-A(3.2 Gen 1)
- USB-A 2.0×4
- USB-C 3.2 Gen 1
- USB-A 3.2 Gen 1
- 有線LAN
- ライン入出力
映像出力系はGPU側のみ使えるようになっています。
- DP×3
- HDMI×1
性能
パフォーマンスの測定は全てパフォーマンスモードで計測しています。
Cinebench R23
Cinebench R23はCPUのパフォーマンスを測定するベンチマークソフトです。点数が高ければ高いほど高性能とされています。
マルチコア性能は11049ptsシングルコアは1789ptsです。
デスクトップ型のPCとの比較です。
タワーケースを採用しているため、非常にパフォーマンスが高くゲームのプレイが快適に行えます。
ただし、CPU性能はデスクトップ型の中では高い方ではありません。
3DMark Time Spy
重量級ゲームタイトルを想定したベンチマーク3DMark Time Spyの結果です。
大人気ゲームが必要とするスペックのGPUとの比較です。
各種ゲームタイトルの推奨スペック(フルHD/60fps/高画質)に設定されているGPUのスコアを上回っており、快適にプレイできる水準であることがわかります。
重量級ゲームタイトルの快適性
サイバーパンク2077の解像度をフルHD/WQHDで計測しました。画質は「高」です。
平均fpsはどちらも120fps以上で申し分ありません。WQHD解像度にした際は最低fpsが65fps付近まで落ちますが、実際の動作でカクツキを感じるかは個人差があります。
60fps固定でプレイするのであればこのスペックで問題ありません。
動画編集の書出し速度の比較
Davinci Resolve Studioで動画のエンコードを比較します。結果は10分の動画が1分43秒でした。
DavinciはVer19でGPUの最適化が進んだためか、最速の結果でした。
動画編集用PCとしておすすめできる性能です。
PCの温度とファンの動作音
ファイナルファンタジー15のベンチマークソフトをフルHD/標準品質で30ループさせた際の挙動を確認します。
コア温度は55℃近くで推移します。動作周波数は常時4Ghz程度で動作します。
GPU温度は70℃程度で平均フレームレートは155fpsほどで高フレームレートを維持できます。
フルHDであれば競技性の高いゲームタイトルでも165fps程度でプレイ可能でしょう。
表面の温度
ケース内部はしっかりと冷やされています。
GPUが64℃程度で、PC側で計測した温度と近い値を示しています。
ファンの回転音の大きさ
ゲーム中のファンの大きさは39.2db程度です。かなり静かです。
ストレスなくゲームやクリエイティブを実行したい人におすすめ。
拡張性について
メモリスロットは4枚構成で2スロット利用されているので、増設可能です。
日本HPの使用詳細に記載されていますが、M.2スロットの空きが1つあります。おそらく2280規格のものですが、GPUを取り外す必要があるため手間がかかります。
電源の隣に隣接する3.5型のベイにSSDかHDDを追加できます。
SATAと電源は裏から配線されてるものがあったので増設は簡単だと思います。
まとめ ストレスフリーでゲームを楽しめる高品質ゲーミングPC
OMEN 35Lはケース内部や外観の美観を重視しつつも性能をしっかりと発揮できるゲーミングPCです。
パーツ構成を疑問に感じる方もいるかもしれませんが、用途に応じて構成されているためパフォーマンスに問題ありません。
特に注目すべきポイントは静音性で、これまでのゲーミングPCより非常に静かに利用できるため、ストレスフリーでゲームに集中できる点です。
デメリットは下記
- M.2SSDにアクセスしづらい
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