ThinkPad X1 Carbon Gen 13 Aura Edition(14型 Intel)をメーカーからレンタルできたのでレビューします。
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ThinkPad X1 Carbon Gen 13のスペック
ThinkPad X1 Carbon Gen 13 | |
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モニター | 14型(2880×1800ドット)16:10 |
CPU | Core Ultra 5 125U |
GPU | Intel Arc 140V |
メモリ | 32GB |
SSD | 1TB(NVMe) |
サイズ(幅×奥行×厚さ) | 幅約312mm×奥行き約214mm×高さ約14.37mm |
無線通信規格 | WIFI7(802.11ax)、Bluetooth 5.4 |
バッテリー | 57Whr |
充電タイプ | 65W ACアダプター |
重量 | 約987kg |
保証 | 1年間のプレミア保証 |
ThinkPad X1 Carbon Gen 13 AuraEditionの製品ページで確認できます。
特徴
ThinkPad X1 Carbon Gen 13は、Core Ultra S2を搭載した14型モバイルノートPCです。重量は1kg以下と非常に軽量でありながら、ThinkPadシリーズならではのキーボードの優れた打鍵感やタッチパッドの操作性を維持しています。
さらに、標準で32GBのメモリを搭載しており、ビジネス用途からクリエイティブ用途まで幅広い作業を快適にこなせる高い性能を備えています。耐久性も米国軍事調達基準MIL-STD810Hに準拠しており、過酷な環境でも安心して利用できる信頼性が魅力です。軽量性、性能、耐久性を兼ね備えた、持ち運びに最適な一台です。
1kg以下で持ち運びしやすい
ThinkPad X1 Carbon Gen 13の重量は実測値で979gと、1kg未満を実現しています。14型でこれほど軽量かつ最新のCore Ultra S2を搭載したモデルは非常に貴重です。
国内メーカーのモデルでは、開発に時間をかけてより軽量なラインアップが揃っている場合がありますが、その多くがCore Ultra S1など1世代前のCPUを採用しています。その点、最新CPUを搭載しつつ、1kg以下の軽量化を達成している点が、ThinkPad X1 Carbon Gen 13の大きな魅力となっています。性能と軽量性の両立が求められるビジネスパーソンにとって、理想的な選択肢と言えるでしょう。
Lenovo AI Now対応へ
次世代のAIアシスタント機能「Lenovo AI Now」をご紹介します。
「Lenovo AI Now」は、主にローカルAIモードで動作し、ファイル検索やドキュメントの要約といった機能を無料かつ完全オフラインで利用可能な革新的なツールです。一部のクラウドAIモード機能ではインターネット接続が必要ですが、ローカル動作が中心のため、高いプライバシー性とセキュリティを備えています。
対応するハードウェア構成は以下の通りです:
- dGPU: 6GB以上のVRAMを搭載したRTX 4050以上
- iGPU: 24GB以上のメモリを搭載したシステム
これらの仕様を満たすハイスペックなPC環境が必要ですが、これは「Lenovo AI Now」だけでなく、オフラインAIアシスタントを活用するための今後のスタンダードになると予測されています。
現時点では英語版のみの提供となっており、日本語版への対応時期は未定ですが、将来的なアップデートに期待が寄せられています。また、日本語版OS環境では一部機能に制限があるものの、オフラインAIアシスタントの可能性を体験できる最先端の取り組みです。
近い将来、こうしたAIアシスタント機能はパソコン環境の主流となる可能性が高く、進化が続く分野です。「Lenovo AI Now」を試して、次世代のAI技術の第一歩をぜひ体感してみてください。
▼Lenovo AI Now
https://support.lenovo.com/lu/ja/downloads/ds571334-lenovo-ai-now-application
▼よくある質問 (FAQ) – Lenovo AI Now
https://support.lenovo.com/jp/ja/solutions/HT516940#1-11
▼Lenovo AI Now使用可能モデル
https://support.lenovo.com/lu/ja/downloads/ds571334-lenovo-ai-now-application
ThinkPad X1 Carbon Gen 13Aura Edition(14型 Intel)
公式サイトでみるデザイン
天板側は樹脂素材で作られています。素材にカーボンを採用しているため、軽量かつ堅牢性が高いです。
サイズは幅約312mm×奥行き約214mm×高さ約14.37mmです。一般的な14型のサイズでカバンにいれるのにちょうどよいサイズです。
底面側も樹脂素材でてきています。左右にファンを設置しているデュアルファンモデルです。
重量は実測値で979g程度。
ACアダプターは65Wタイプのものが付属します。
合計で1.2kg程度なので持ち運びも可能です。ACアダプタについては社外性のものを利用するとさらに携帯性が良くなると思います。
モニター
モニターサイズは14型です。搭載パネルは有機ELパネルです。
解像度は2.8K(2880×1800ドット)を採用しています。
光の映り込みが少ないノングレアタイプなので事務作業用に最適です。
色域
モニターの色域はシネマカラーDCI-P3カバー率が99.9%。
動画視聴・編集などもこなせる高品質なモニターです。
キーボード
キーボードはJIS配列のフルサイズスケールのキーボードです。
ビジネス仕様に特化したキーボード配列で打ちやすいキーボードを探している人におすすめです。
タッチパッドも独立型のボタンが搭載されているため操作性は非常に高いです。
インターフェース
左側
- USB-A(3.2 Gen 1)
- USB C (Thunderbolt 4)
- USB C (Thunderbolt 4)
右側
- オーディオジャック
- USB-A(3.2 Gen1)
- HDMI
- セキュリティロック
性能
Cinebench R23
Cinebench R23はCPUのパフォーマンスを測定するベンチマークソフトです。点数が高ければ高いほど高性能とされています。
マルチコア性能は10255ptsシングルコアは1900ptsです。
14型のノートPCの中では高い性能です。マルチコア性能に優れたRyzen プロセッサと比較して不利です。
シングルコア性能は非常に高いため、体感性能はデスクトップPCのような感じです。
3DMark Time Spy
重量級ゲームタイトルを想定したベンチマーク3DMark Time Spyの結果です。
GPUスコアは他社モデルよりも少し不利な結果となりました。パフォーマンスをコントロールしていると思われます。
動画の書出し時間
10分弱の動画の書出しにおいても、Core Ultra 7 258Vを搭載しているモデルと比較するとやや不利な結果となりました。
とはいえ、フルHD解像度の動画編集であれば快適に行える水準だと思います。
バッテリーの連続動作時間
PC内部に保存されたHD画質の動画をループさせてバッテリーの連続動作時間を計測するベンチマークソフトの結果です。
100%から3%になるまでかかった時間は16時間でした。
バッテリーサイズは57Whで最新の14型ノートPCとしては大型です。
2.8K解像度のモニターの影響もあり、プレミアムPC群のなかでは少し不利な結果になりました。
PCの温度とファンの動作音
FF15ベンチマークソフトを30分ループした際のPCの温度を確認します。
コア温度は80℃近くまで上昇したあと60℃程度まで低下しました。
コア温度と動作周波数は厳格にコントロールされています。
表面の温度
PCの表面温度はベンチマークテスト中で40.6℃でした。
デュアルファンモデルということもあり、しっかりと冷却できています。
ファンの回転音の大きさ
42.4db程度です。やや耳障りな音がします。
高い音ではないので不快感はそれほどありません。
まとめ モバイルとクリエイティブを高い次元でこなすならコレ
ThinkPad X1 Carbon Gen 13は、これまでの完成度を維持しながら新CPUを搭載することで、パフォーマンスがさらに向上しました。これにより、一般的な事務作業だけでなく、動画編集などのクリエイティブ作業も快適に行える点が魅力です。
ただし、弱点としては、筐体が薄型化されている影響で、CPU本来の性能を十分に発揮しきれない場合がある点が挙げられます。その結果、モバイルPCとクリエイティブPCの間で「どっちつかず」の性能に感じることがあるかもしれません。
それでも、このモデルはモバイルPCとクリエイティブPCの両方の特性をバランスよく兼ね備えており、用途に応じた柔軟な使い方を求めるユーザーにはおすすめの一台です。性能と携帯性を両立したノートPCを探している方にとって、優れた選択肢となるでしょう。
また、カスタマイズ項目が増えることで、より使い勝手の良いPCを選択できるようになると思います。