持ち運びできるノートPCを探していて、「できるだけ低価格で、でも妥協はしたくない」と考えたときに有力候補になるのが LAVIE Direct N13 Slim です。
Ryzen 7000シリーズを搭載しつつ、構成を割り切ることで価格を抑えながら、端子の充実度やバッテリー駆動時間は上位モデル級の実用性を確保しています。
「モバイルノートは欲しいけど、軽さだけで選んで失敗したくない」
そんな人に刺さる、コストパフォーマンス重視の1台です。
LAVIE Direct N13 Slimのスペック
| LAVIE Direct N13 Slim | |
|---|---|
| モニター | 13.3型(1920×1200ドット)16:10 非光沢 |
| CPU | Ryzen 5 7535HS |
| GPU | Radeon 660M |
| メモリ | 16GB |
| SSD | 256GB(NVMe) |
| サイズ(幅×奥行×厚さ) | 幅約295.6mm×奥行き約222mm×高さ約18.5mm |
| 無線通信規格 | WIFI6E(802.11ax)、Bluetooth 5.3 |
| バッテリー | 54.7Whr |
| 充電タイプ | 65W ACアダプター |
| 重量 | 約1.1kg |
| 保証 | 1年間のメーカー保証 |
特徴:低価格で「1kg前後」のモバイルノートが欲しい人向け

LAVIE Direct N13 Slimは、低価格帯で持ち運びできるモバイルノートPCを探している人に刺さるモデルです。
ハイスペック路線ではなく、あえて構成を割り切ることで価格を抑えつつ、普段使いに必要な実用性をしっかり確保しています。
CPU:Ryzen 5 7535HS(旧世代寄りだが、実用性能は十分)
搭載CPUは Ryzen 5 7535HS。最新世代ではないものの、Web・Office・学習用途などの“普段使い”では不足を感じにくい性能です。
「高負荷作業をガンガン回す」よりも、持ち運び前提で安定して使いたい方向けの選択と言えます。
GPU:Radeon 660M(軽い編集・外部出力に対応)
内蔵GPUは Radeon 660M。
画像編集などの軽いクリエイティブ作業なら対応でき、外部ディスプレイを使ったマルチモニター環境も組みやすいのが強みです。
一方で、本格的な動画編集や3D用途は得意領域ではありません。
メモリ:16GB(マルチタスクに強い。クリエイティブは割り切り)
メモリは 16GB。タブを多く開くブラウジングや、Zoom会議+資料作成のようなマルチタスクでも扱いやすく、ビジネスワーク/モバイルワーク用途に適した構成です。
ただし、重い編集作業を前提にするなら、より上位の構成・モデルを検討した方が安心です。
SSD:256GB(仕事道具を入れておける十分な容量)
ストレージは SSD 256GB。
バッテリー:54.7Wh(13.3型としては大きめ。長時間運用が狙える)
バッテリー容量は 54.7Whで、13.3型クラスとしては大きめ。
CPUの消費電力を抑えた設計と合わせて、外出先でのバッテリー持ちを重視する人には魅力になります。
おすすめな人
- 予算10万円台なかばで、できるだけ軽いノートPCが欲しい学生
- 出先で資料作成・会議が多いビジネスパーソン
- “最新・最強”よりも、コスパと実用性のバランスを優先したい人
逆に、動画編集や重いクリエイティブ用途をメインに考えている場合は、もう少し上位の構成(CPU/GPU)を選んだ方が満足度は上がります。

LAVIE Direct N13 Slim
公式サイトでみるデザイン

カラーはポーラーブルー。清潔感のある淡い青で、シルバーのような定番カラーよりも一段スマートに見える印象です。
キーボードはグレー系でまとめられており、ボディ色とケンカせず、全体の統一感も良好。見た目の“軽さ”と“上品さ”を両立できています。


背面(底面)側も同じポーラーブルーで統一されており、天板から底面まで色味にブレがありません。
見えない部分までトーンが揃っているので、全体としての完成度が高く、道具感よりも“プロダクト感”が強い印象です。


重量は実測で1,146g(約1.1kg)。13.3型モバイルとして十分に持ち運びやすいレンジです。
さらにACアダプタも実測174gとコンパクトで、バッグに入れても負担になりにくいのが好印象。
PC本体+ACアダプタ込みでも合計約1,320gに収まるため、通学・外回り・カフェ作業のような「毎日運ぶ」運用でも現実的です。
モニター

ディスプレイは13.3型のフレームレスデザインで、見た目のスッキリ感が強く、価格帯以上に“今っぽい”印象があります。
解像度は1920×1200ドット(16:10)。一般的なフルHD(1920×1080)より縦が広いので、Web閲覧や資料作成で表示領域に余裕が出ます。
パネルはIPSで視野角が広く、仕上げはノングレア。映り込みが少ないため、室内照明下や外出先でも作業しやすいタイプです。
色域

色域は sRGBカバー率98.9%。Web基準の色をほぼカバーできており、色の再現性はこの価格帯としては高めです。
YouTube・Netflix・SNS・Webサイトなど、sRGB前提のコンテンツ視聴なら十分に満足しやすいパネルと言えます。
一方で、写真や動画編集を「色管理まで含めて」やる用途では、DCI-P3など広色域を重視するモデルのほうが安心です(本機は“視聴寄り”の特性)。

画面の明るさは実測で約407nit。400nitオーバーはモバイルノートとしてはかなり明るい部類で、明るい室内や窓際でも画面が見やすい水準です。
一般的な“標準クラス”より余裕があるため、外出先での作業やコンテンツ視聴でもストレスが出にくいのは大きなメリット。
この価格帯でここまで明るいのは珍しく、上位モデルに近い表示品質と言ってよいポイントです。
キーボード

キーボードは日本語配列ですが、配列の雰囲気はUS配列に近い“スッキリ系”。
記号まわりの配置や見た目がシンプルで、JIS配列特有のゴチャつきが少ない印象です(もちろん日本語入力前提のキーも備えています)。
打鍵感はクリック感がはっきりしており、軽すぎず重すぎずで良好。モバイルノートとしてはタイピングの満足度は高めです。
タッチパッドは物理クリックできるカチカチ系。押し込んだときの反応が分かりやすく、クリック操作を多用する人には扱いやすいタイプです。
インターフェース

左側
- USB Type-C(USB 10Gbps / USB 3.2 Gen 2)×2USB Power Delivery 3.0対応(充電可)DisplayPort出力対応(映像出力可)
- HDMI出力 ×1(フルサイズ)
- ヘッドホン端子(3.5mm)

右側
- USB Type-A(USB 5Gbps / USB 3.2 Gen 1)×2
- microSDメモリーカードスロット
性能
Cinebench R23
Cinebench R23はCPUの性能のみで画像を書き出し処理するベンチマークテストです。点数が高ければ高いほど高性能とされています。

Cinebench R23のスコアは以下の通り。
- マルチコア:8,254 pts
- シングルコア:1,481 pts
Cinebench R23のスコアは、マルチコア:8254pts/シングルコア:1481pts。
事務作業・Web会議・ブラウジング・Office・軽めの画像編集といった“ビジネス寄りの用途”で必要になる性能は十分に確保できています。
特にシングルコアは日常操作のキビキビ感に直結しやすく、アプリの起動やタブ切り替え、資料作成のような作業では不満が出にくいタイプ。
一方で、マルチコアも一定以上あるため、会議+資料作成+ブラウザ多タブのようなマルチタスクでも扱いやすいのがポイントです。
バッテリーの持続時間について

バッテリー駆動時間は、動画連続再生テストで11時間19分を記録しました。
測定時の条件は、バッテリー残量**96%→5%まで使用、画面輝度は42〜60%**の範囲。モバイルノートとしてはしっかり長持ちで、外出先の作業や移動中の視聴でも安心感があります。
もちろん使い方(輝度・通信・アプリ負荷)で前後しますが、「1日持ち歩く用途」を想定したときに、実用面で頼れる数字です。

SSDの読み書きについて


ストレージはNVMe SSDで、CrystalDiskMarkの実測は以下の通りです。
- シーケンシャル(連続)
- 読み込み:最大 3,558MB/s
- 書き込み:最大 2,759MB/s
- ランダム4K(体感に効く指標)
- 読み込み:約 57MB/s(Q1T1)
- 書き込み:約 116MB/s(Q1T1)
連続性能はしっかり出ており、OSやアプリの起動、ファイルコピー、データ展開は快適。普段使い〜ビジネス用途ではボトルネックになりにくい水準です。
搭載SSDはスクショ上だと **Samsung製(NVMe/PCIe 4.0 x4対応)**が確認できます。
PCの温度とファンの動作音
LAVIE Direct N13 SlimでCinebench R23を10分間連続実行した際のCPUクロックと温度変化を記録したグラフがこちらです。

Cinebench実行中のCPUパッケージ電力を見ると、立ち上がりで一瞬ブーストした後は、概ね22W前後で推移するように制御されています。
薄型モバイルとしては、ピーク性能を追いすぎず、発熱とバッテリーを優先した“実用寄り”の電力設計です。
また、アイドル時は約4W程度で動作しており、軽作業中心の使い方なら消費電力が低く抑えられます。先に紹介したバッテリー駆動時間(動画再生で約11時間)とも整合しており、N13 Slimは「常用域の快適さ」と「電池持ち」を狙ったモデルと言えます。
表面の温度

高負荷時の表面温度をサーモカメラで確認すると、最も温度が高い箇所でも約36.7℃程度に収まっていました。
キーボード中央付近は約31.2℃、右側は**約27.1℃**と、タイピングしていて不快になりやすい“熱だまり”が目立ちません。
薄型モバイルは高負荷時にキーボード面が熱くなりやすい傾向がありますが、本機は発熱を穏やかに抑える実用寄りのチューニングが効いており、長時間作業でも扱いやすい印象です。
ファンの回転音の大きさ

ファンノイズは実測で41.6dBでした。薄型モバイルとしては十分静かな部類で、作業中に「ファンがうるさくて集中できない」というタイプではありません。
Web閲覧やOffice中心のビジネスワークなら、周囲が静かな環境でも気になりにくいレベルです。
まとめ

LAVIE Direct N13 Slimは、学生・ビジネスパーソンの“持ち運び前提の作業”に最適化された13.3型モバイルノートPCです。
強みは、約1.1kgの軽さと、バッテリー持ちを重視してCPU性能を事務作業で快適に動く範囲に最適化している点。上位モデルより価格を抑えつつ、Web・Office・オンライン会議などの日常用途では性能不足を感じにくいでしょう。
一方で、CPUの性能は電力制御で抑えられているため、快適な領域はあくまでビジネスワーク中心です。動画編集や重い画像編集などのクリエイティブ用途まで想定するなら、上位モデルを選んだほうが満足度は高いと思います。

