DAIV Z5-I7G60SR-Aをレンタルできたのでレビューします。「機材貸出 株式会社マウスコンピューター」
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DAIV Z5-I7G60SR-Aのスペック
| DAIV Z5-I7G60SR-A | |
|---|---|
| モニター | 15.3型(2560×1600ドット)16:10 165HzOLED |
| CPU | Intel Core Ultra 7 356H |
| GPU | NVIDIA RTX5060(115W) |
| メモリ | 16GB |
| SSD | 500GB(NVMe) |
| サイズ(幅×奥行×厚さ) | 幅約340mm×奥行き約261.9mm×高さ約16.2mm |
| 無線通信規格 | WIFI7(802.11ax)、Bluetooth 6 |
| バッテリー | 60Whr |
| 充電タイプ | 180W ACアダプター |
| 重量 | 約1.53kg |
| 保証 | 3年間のメーカー保証 |
特長:重量約1.53kg。高性能を持ち運べるプロ向けクリエイターノートPC
DAIV Z5は、約1.53kgの軽量ボディに高い処理性能を備えたクリエイターノートPCです。最新世代のCPUを搭載し、Copilot+ PCにも対応。さらに、専用GPUのGeForce RTX 5060 Laptop GPUは最大115WのGPU電力に対応しており、携帯性と性能を両立しています。
外出先に持ち運んで制作作業を進めるのはもちろん、自宅やオフィスで据え置きのメインPCとして使いたい方にも適した構成です。ディスプレイの仕様や拡張性も充実しており、場所を選ばず作業できる環境を整えられます。
持ち運びやすさを重視しながら、クリエイティブ作業に必要な性能も確保したい方におすすめの1台です。
デザイン

DAIV Z5の本体デザインは、シルバーを基調としたシンプルで落ち着いた仕上がりです。
クリエイター向けの高性能ノートPCですが、ゲーミングノートPCのような派手さは抑えられており、仕事場やオフィスでも使いやすいデザインになっています。

天板にはDAIVのロゴが配置されているものの主張は強すぎず、全体としてすっきりとした印象です。
また、背面には排気口やインターフェースが配置されており、高性能なCPU・GPUを搭載するクリエイターノートPCらしい冷却性能を意識した設計であることも分かります。

キーボード側も、シルバーを基調としたスタイリッシュなデザインに仕上がっています。
パームレストからキーボード周辺まで色味が統一されており、15型クラスの高性能ノートPCながら、見た目の圧迫感はそれほどありません。
また、テンキーを備えつつ全体をすっきりまとめているため、クリエイター向けPCらしい実用性と、持ち運んで使いやすいスマートな外観を両立していると感じます。
ディスプレイ周辺はブラックで引き締められており、シルバーの本体とのコントラストも良好です。


DAIV Z5の実測重量は、本体が約1,534gでした。
RTX 5060 Laptop GPUを搭載する高性能なクリエイターノートPCとしては比較的軽量で、15型クラスながら持ち運びも現実的な重量です。
一方、ACアダプターは実測で約665gあり、本体と合わせると**約2,199g(約2.2kg)**になります。
毎日長時間持ち歩くモバイルノートPCとして見るとやや重さはありますが、高性能なCPU・GPUを搭載したクリエイター向けノートPCを持ち運びたい人には扱いやすい重量だと感じます。
モニター

DAIV Z5は、15.3型・2,560×1,600ドット(WQXGA)の有機ELディスプレイを搭載しています。アスペクト比は16:10で、一般的な16:9のディスプレイより縦方向の表示領域が広く、動画編集や画像編集、Webブラウジングなどで作業スペースを確保しやすい仕様です。
色域は**DCI-P3 100%**に対応しており、写真・動画編集など色を扱うクリエイティブ用途との相性も良好です。有機ELらしい高いコントラストも特徴で、黒をしっかりと表現できるため、映像コンテンツも鮮やかに表示できます。
最大輝度は500nit、リフレッシュレートは165Hzに対応。スクロール時の表示が滑らかなだけでなく、GeForce RTX 5060 Laptop GPUを活用してゲームをプレイする場合にも適しています。
一方で、表面処理は**グレア(光沢)**となっているため、明るい場所では照明などの映り込みが気になる場合があります。
高解像度・広色域・有機EL・165Hzを組み合わせた、クリエイター向けノートPCとして非常に充実したディスプレイです。
色域

実測した色域は、**DCI-P3カバー率100%**でした。
広色域ディスプレイなので、一般的な事務作業向けノートPCと比べて表現できる色の範囲が広く、写真編集や動画編集など、色を扱うクリエイティブ用途に適した性能です。
特に動画制作ではDCI-P3を基準とした映像コンテンツとの相性がよく、DAIV Z5のクリエイター向けモデルらしい強みといえます。
有機ELによる高いコントラストと合わせて、映像の鮮やかさや黒の締まりを重視する用途でも使いやすいディスプレイです。

ディスプレイの明るさを実測したところ、最大輝度は約401nitでした。
公称値は500nitですが、今回の測定環境では400nitを超える明るさを確認できています。室内での作業であれば十分に明るく、写真編集や動画編集、Webブラウジングなどでも見やすいディスプレイです。
有機ELパネルらしい高いコントラストとDCI-P3カバー率100%の広色域も備えているため、クリエイター向けノートPCとして表示品質は良好です。
一方でグレアパネルのため、窓際や照明の映り込みが強い環境では、400nit程度の明るさがあっても反射が気になる場合があります。
キーボード

キーボードは、テンキーを備えたフルサイズのアイソレーションキーボードを採用しています。
キー同士の間隔がしっかり確保されているためポジションを取りやすく、タイピング時の打鍵感も良好です。文章入力や動画編集時のショートカット操作など、長時間の作業でも使いやすいと感じました。
右側にはテンキーも搭載されているため、Excelや数値入力を多用する作業にも向いています。
タッチパッドは比較的大きめで、クリック時にカチカチとした明確なフィードバックがあるタイプです。カーソル操作やクリック操作もしやすく、タッチパッド単体での操作性も良好でした。
インターフェース
DAIV Z5は、側面と背面にインターフェースを分散して配置しています。

左側
左側面には、USB 3.2 Gen 1 Type-A、ヘッドセット端子、セキュリティスロットを搭載しています。マウスやUSBメモリ、イヤホンなど、抜き差しの多い周辺機器を接続しやすい配置です。

右側面には、USB 3.2 Gen 1 Type-Aを1基搭載しています。左右それぞれにUSB Type-Aが用意されているため、周辺機器を接続する際の自由度があります。

背面には、以下の端子を搭載しています。
- 有線LAN
- HDMI
- USB 3.2 Gen 2 Type-C ×2
- 電源端子
USB Type-Cは2基ともDisplayPort Alt Modeに対応しており、そのうち1基はUSB Power Deliveryにも対応しています。
HDMIやLAN、電源端子など、据え置き時に常時接続しやすい端子が背面に集約されているため、デスク上でケーブルを整理しやすい点も魅力です。
性能
Cinebench R23

結果は、マルチコア19,713pts、シングルコア2,038ptsでした。
今回比較したノートPCの中では非常に高い水準で、Core Ultra 9 386Hを搭載したYoga Pro 7i Gen 11の20,198ptsに迫るマルチコア性能を記録しています。

また、同じCore Ultra 7 356Hを搭載したLegion 5i Gen 11の18,805ptsと比較しても、DAIV Z5は約4.8%高いマルチコアスコアとなりました。シングルコアについても2,038ptsと高く、WebブラウジングやOfficeなどの日常作業でも十分なレスポンスが期待できます。
動画編集やRAW現像、エンコードなどCPUへ高い負荷がかかるクリエイティブ作業でも使いやすく、1.5kg台の比較的軽量な筐体ながら、CPU性能をしっかり引き出せている点はDAIV Z5の強みです。
特にRTX 5060 Laptop GPUとの組み合わせを考えると、動画編集をはじめとしたクリエイティブ用途ではバランスの良い性能になっています。
Cinebench 2024|マルチコア性能は比較機の中でもトップクラス
Cinebench 2024でもCore Ultra 7 356Hの高いCPU性能を確認できました。比較グラフでは、マルチコア1,037pts、シングルコア118ptsを記録しています。

特にマルチコア性能が高く、HP Pavilion Plus 16-abの810ptsに対して約28%、Snapdragon X Plus搭載ThinkBook 16の746ptsに対して約39%高い結果です。動画のエンコードやRAW現像など、複数のCPUコアを使う処理では高い性能を期待できます。

シングルコアは118ptsで、Core Ultra 7 258Vの120ptsとほぼ同等です。そのため、DAIV Z5は単純にマルチコア性能だけを高めた構成ではなく、普段使いのレスポンスにも直結するシングルコア性能もしっかり確保されています。
1.5kg台の筐体でありながら、据え置き型の高性能ノートPCに近いCPU性能を発揮できている点はDAIV Z5の大きな強みです。動画編集や画像編集など、CPU負荷の高いクリエイティブ用途にも適しています。
なお、添付されたCinebench 2024の実行画面は1,027pts / 118pts、比較グラフは1,037pts / 118ptsになっています。記事に掲載する際は、どちらか実際に採用する測定値へ統一したほうがよいです。
3DMark Time Spy

3DMark Time SpyでGPU性能をチェックしたところ、DAIV Z5は総合スコア11,083、Graphics Score 11,263、CPU Score 10,164を記録しました。
搭載GPUはGeForce RTX 5060 Laptop GPUです。比較したRTX 5060搭載モデルの中では、DAIV Z6の11,310ptsとほぼ同等で、DAIV S5の11,678ptsに対しては約3.6%低い結果でした。一方、Legion 5a Gen 11の12,604ptsと比較すると約11%低く、RTX 5060の中では筐体やGPUの電力設定によって性能差が出ていることが分かります。

DAIV Z5は1.5kg台の比較的軽量なクリエイターノートPCなので、重量級のゲーミングノートPCほどGPU性能を最大限に引き出す設計ではありません。それでもTime Spy Graphicsで11,000ptsを超えており、動画編集やGPUを利用したクリエイティブ作業には十分高い性能です。
また、WQXGA・165Hzディスプレイを搭載しているためゲーム用途にも利用できますが、最新タイトルをネイティブの2,560×1,600ドット・最高画質で動かすというよりは、画質調整やDLSSを併用しながら高フレームレートを狙う使い方が適しています。
特にDAIV Z5は、最高クラスのGPU性能を狙うモデルというよりも、RTX 5060クラスの性能を約1.53kgの筐体で持ち運べる点に価値のあるモデルと考えると分かりやすいです。
動画のエンコード


DaVinci Resolveを使用して、約13分13秒の動画をYouTube向けH.264でエンコードしたところ、DAIV Z5は**157秒(2分37秒)**で処理を完了しました。
Core Ultra 7 356HとGeForce RTX 5060 Laptop GPUの組み合わせにより、実時間を大きく下回る時間で書き出しが完了しており、YouTube動画の制作や日常的な動画編集には十分高速です。
比較結果を見ると、DAIV Z5の157秒はトップクラスの129~150秒台のモデルには及ばないものの、RTX 5060クラスのクリエイターノートとしては実用十分な性能です。DAIV S4やLegion 5i Gen 11などの158秒前後のモデルともほぼ同等の結果となっています。
特にDAIV Z5は約1.53kgという軽量筐体が特徴なので、絶対的なエンコード速度を追求するというより、持ち運べるサイズ・重量で高い動画編集性能を確保している点が強みです。
4K動画編集やYouTube向け動画制作を外出先でも行いたいクリエイターにとって、性能と携帯性のバランスが取れた構成といえます。
Blenderの画像生成

Blenderで画像レンダリングを行ったところ、今回のテストでは1フレームのレンダリング時間は約2分13秒でした。
DAIV Z5はGeForce RTX 5060 Laptop GPUを搭載しているため、写真・動画編集だけでなく、3DCG制作やレンダリング用途にも対応しやすい性能を備えています。特にBlenderのようにGPU性能を活用するアプリでは、CPU内蔵グラフィックス搭載PCよりも大きな性能差を感じやすいはずです。
もちろん、デスクトップ向けの上位GPUを搭載したマシンほどの速度を期待する用途には向きませんが、持ち運べる1.5kg台のノートPCで3DCG制作までこなせるのはDAIV Z5の魅力です。
動画編集に加えて、簡単な3Dモデリングやレンダリングも行いたいクリエイターにとって、十分実用的な性能といえます。
ストレステストの結果

3DMark Steel Nomad Stress Testを実行したところ、DAIV Z5は**フレームレートの安定性98.9%**を記録し、合格となりました。
20ループ実行した際のスコアは、最高2,616、最低2,588です。最高値と最低値の差は約1%に収まっており、高負荷を長時間かけてもGPU性能の低下が小さいことが分かります。
薄型・軽量なクリエイターノートPCでは、長時間負荷をかけた際に発熱によって性能が落ちることがありますが、DAIV Z5ではRTX 5060 Laptop GPUの性能を比較的安定して維持できています。
動画編集や3DCGレンダリングなど、GPUへ継続的に負荷がかかる作業でも性能が落ちにくく、長時間のクリエイティブ作業にも適した冷却設計といえます。
SSDの読み書きについて


DAIV Z5には、PCIe 4.0 x4接続の512GB NVMe SSDが搭載されています。
CrystalDiskMarkで計測したところ、シーケンシャル性能は読み込み約7,023MB/s、書き込み約3,304MB/sでした。特に読み込み速度が高速で、大容量ファイルの読み込みやアプリケーションの起動、動画素材の読み出しなどで快適に使える性能です。
一方、書き込み速度は読み込みほど高くありませんが、3,000MB/sを超えているため、一般的な動画編集や画像編集、データ保存用途では十分な速度があります。
ランダムアクセス性能についても、RND4K Q1T1で読み込み約62.8MB/s、書き込み約139.1MB/sを記録しており、Windowsやアプリの普段使いでもレスポンスは良好です。
搭載SSDの容量は公称512GBで、Windows上で利用できる実容量は約475GiB。動画素材などを多く保存する場合は容量不足になりやすいため、外付けSSDや大容量モデルへの変更も検討したいところです。
PCの温度とファンの動作音について

FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマークを実行しましたが、テスト中に熱による停止が発生したため、ゲーム性能については未計測とします。

実行時はファンが大きく回転しており、先ほどの騒音測定でも約53.3dBAを記録しています。それでもベンチマーク中に停止したため、今回の個体・設定では高負荷が長時間続くゲーム用途について安定性を確認できませんでした。
そのため、本記事ではFF15ベンチのスコアをゲーム性能の評価には使用せず、ゲーム中のフレームレートや安定動作については評価対象外とします。
一方、Time SpyやSteel Nomad Stress Testでは一定の性能と安定性を確認できているため、DAIV Z5はあくまでゲーム性能を主目的とするゲーミングノートではなく、動画編集や3DCGなどのクリエイティブ用途を中心に評価するのが適切です。
まとめ|高性能なクリエイターPCを持ち運びたい人におすすめ
DAIV Z5は、高性能なクリエイター向けノートPCを持ち運んで使いたい人におすすめのモデルです。
最大の強みは、Core Ultra 7 356HとGeForce RTX 5060 Laptop GPUを搭載しながら、本体重量を約1.53kgに抑えている点です。15.3型のWQXGA有機ELディスプレイはDCI-P3カバー率100%に対応し、動画編集や画像編集、3DCGなど、外出先でも本格的なクリエイティブ作業を行える性能を備えています。
一方で、DAIV Z5は最大性能を追求したモデルというよりも、性能と携帯性のバランスを重視した設計です。重量級のゲーミングノートPCと比較するとGPU性能はやや控えめで、高負荷時のファンノイズも大きめでした。
また、今回の検証ではFF15ベンチマーク実行中に熱による停止を確認しています。そのため、ゲームを長時間プレイする用途や、GPUへ高い負荷をかけ続ける作業をメインに考えている場合は注意が必要です。
その反面、動画編集や画像編集、短時間のレンダリングなどを自宅だけでなく外出先でも行いたい人には非常に魅力的です。
「最大性能よりも、RTX 5060クラスの性能を持ち運べることを重視したい」人に適したクリエイター向けノートPCだと感じました。
