日本HPが販売するHP Pavilion Desktop 595はエントリークラスのミニタワー型PCです。
どんな部屋のインテリアにも合うスタイリッシュなデザインと落ち着いたカラーリングで独特な空間を作り出せます。
オシャレなのに高性能といったメリットがあるため、個人的には独り暮らしや、女性におすすめです。
メーカーから実機をお借りしましたので検証結果と感想をお伝えいたします。
HP Pavilion Desktop 595の特徴
シルバーを基調としたデザインがグッド
一般的なデスクトップPCと違い、シルバーを基調とした色合いで存在感はありつつも落ち着いた雰囲気に仕上げています。
お部屋のインテリアなど、景観を崩さずスッキリとした印象にできますね。
HPではPavilion Desktopに合うカラーリングを採用したモニターも別途販売していますので統一したいのであればセットで購入することをお勧めしたいです。
10万円以下売れすぎランキング上位
デザインもさることながら、価格もそれなりにお手頃で、HPダイレクトプラスのなかでは売れ筋ランキング3位にランクしています。
“普通に使う”鉄板構成が74,800円から
HP Paviliong Desktop 595の構成は非常にわかりやすいです。スタンダードモデルでCore i5 9400+Radeon RX550を、パフォーマンスモデルでCore i7 9700+GTX1650を搭載しています。
フォトショップなどで画像の編集を行いたい方や動画の編集までやってみたい方はパフォーマンスモデルを選ぶとよいでしょう。
キーボードとマウス標準搭載
セットで5000円くらいしてもおかしくない、高いクオリティの薄型のキーボードとマウスが標準で付属してきます。
ゲームなどを専門で購入するわけでないのであれば、とても使い勝手がいいと思います。
拡張性はあまりない
今回、検証機でお借りしたモデルの電源は310Wです。CPUやGPUやメモリの構成からして、結構ギリギリです。
さらにパフォーマンスが欲しいと思った際、自分でパーツの入替や増設できますが、基本的にこのスペースに収まるパーツor電源の出力までなので限りがあります。
HP Pavilion Desktop 595
検証機のスペック
今回お借りしたのはパフォーマンスモデルです。
検証機 | HP Pavilion Desktop 595 |
---|---|
CPU | Intel Core i7 9700 |
GPU | Nvidia GeForce GTX1650 |
メモリ | 16GB(8GB×2) |
ストレージ | 256GB(SSD)+2TB(HDD) |
映像出力端子 | HDMI×1/DVI-D |
インターフェース | USB3.1Gen1×2/USB3.1Gen1Type-C×1/DVDドライブ/SDカードスロットマイク入力/ライン出力/ライン入力/LAN端子/USB2.0×4/USB3.1Gen1×2 |
無線通信機能 | 802.11ac 2×2 WiFi & Bluetooth |
サイズ/重量 | 342×172×295mm/5.7kg |
保証期間 | 購入時から1年間引き取り修理 |
Core i7 9700+GTX1650の性能について
拡張性がないとしましたが、HP Pavilion Desktop 595のパフォーマンスモデルに搭載されているCPU Intel Core i7 9700やGPU Nvidia GTX1650は、一般的な業務で使う上では高い水準の性能です。
具体的に言えば、2020年現在、市場で販売される価格が15万円クラスのゲーミングノートPCと同程度のパフォーマンスなので、画像編集、動画編集、ゲームのプレイをそつなくこなせる性能です。
ということで、あまりベンチマークに意味はないような気もしますがとりあえず計測した結果を貼っておきます。
PCMark10
PCMARK10は、Office互換ソフト、ビデオ通話ソフト、ウェブブラウジング、GIMP(画像変種ソフト)など、一連の流れをパソコンに処理をさせ、処理にかかった時間を点数化し、性能を図るというもの。
Essential、Productivty、DigitalContentsCreationすべてのスコアが7000点を超えており、一般的なレベルで使う水準はすべて満たしております。
MicrosoftofficeやPhotoshop程度であれば苦も無く使えるレベルです。
ファイナルファンタジー15|重量級ゲームタイトルの快適性
ファイナルファンタジー15のスコア | |
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フルHD(1920×1080ドット) | |
軽量品質 | |
標準品質 | |
高品質 |
ファイナルファンタジー15は、PCゲームの重量級タイトルをどの程度快適に遊べるかの指標として使われるタイトルです。
GTX1650はゲーム用のエントリーグラフィックスですが、軽量品質ならば快適にプレイできる性能があります。
このほか、中級クラスのゲームタイトル、フォートナイトやPUBG、ApexLegendsなど人気のゲームタイトルも設定を中画質程度に落とせば快適にプレイ可能な性能です。
CPUの相対的な性能
Cinebench R20
Cinebench R20の総合スコア | |
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PavilionDesktop 595 | |
OMEN by HP 15-dh0000 | |
HP Pavilion Gaming 15-dk0000 |
CPUのレンダリングスピードを計測するCinebench R20では、3065ptsでした。デスクトップ用のIntel Core i7のスコアとしては一般的な水準です。
前述した通り、ハイスペックなゲーミングノートPCよりもCPUパフォーマンスは高いので、コンテンツクリエイションメインでPCを欲している人はデスクトップPCのほうが有利ですね。
HP Pavilion Desktop 595の性能まとめ
検証機がパフォーマンスモデルということもあり、ベンチマークのスコアが上々で、とても安定感のあるパフォーマンスだと思います。
ゲーム用途であれば、もう少しグラフィックスパワーが欲しいところですが、PhotoshopやRAW現像用としてこのPCを検討している人にはちょうど良い性能だと思います。
また、動画編集までカバーできる性能がありますが、本格的なカラーグレーディングや、高解像度動画、長尺動画編集する場合パフォーマンス不足を感じる場合がありますのでその点に注意しましょう。
デザイン・見た目
ブックシェルフ型と同程度のサイズ感で、デスクトップPCとしては非常にコンパクトです。
背面はこんなかんじ。
USB2.0が複数ありまして、それでもデスクトップPCとしては非常にシンプル。
内部へアクセスする場合、このネジを回します。
正面のステーを外さなければ、内部のパーツを換装できません。
DVDライターはこのステーに取り付けられています。
初心者の人が自分でパーツをばらすのは大変だと思います。
電源は310Wです。
HP Pavilion Desktop 595の評価とまとめ
良い点
- オシャレでコンパクト
- 価格が安い
気になる点
- 拡張性が低い
取り回しが楽で新生活にピッタリなコンパクトデスクトップPC
とにかく、部屋の景観を損なわないオシャレなデザインが売りのデスクトップPCです。見た目や取り回しの良さを気にしてノートPCを検討している方におすすめしたいです。
このPCを検討されている方は、おそらく自分の手でカスタマイズすることはないと思いますが、拡張性は高くなく、コンパクトな分かえって自分でいじるのは大変だと思います。