ホームPC周辺機器カメラ今更α7ⅱレビュー!初心者が初めてのフルサイズミラーレスを使った感想を語る

今更α7ⅱレビュー!初心者が初めてのフルサイズミラーレスを使った感想を語る

僕はSONYのデジタルミラーレス一眼カメラα7ⅱで2年以上もの間、弊ブログ「うっしーならいふ」のレビュー記事に使用していました。

ありがたいことに、ブログ収益が増えるにつれて資金的な余裕が生まれていることや、YouTubeへの動画投稿数が増えたのをキッカケにα7R4を購入したので、現在はサブ機として収まっているα7ⅱですが、発売から6年たってもデジタルスチルカメラとしてはバリバリ現役で使えるほど高性能なカメラです。

この記事では、僕が2年間使ってみたリアルな感想を記載しようと思います。

α7ⅱを購入した理由

お金がないからα7ⅱを買った

僕がα7ⅱを購入したのは2018年の4月のことです。購入した理由は当時利用していたコンデジが故障したので代用品を探していたのですが、ちょうどα7ⅲ発売に伴い、α7ⅱが大幅に値下がりしたことを知ったからでした。

気が付いたら「えいやっ!」でローン組んで標準ズームレンズキットを買ってました。当時の価格で14万円ほどだったかな?調べたら今も実は価格がそんなに変わってないんですよね。

カメラの楽しさに気が付く前は、レンズと本体を別々で買うという発想は自分の中では浮かばなかったです。それに、α7ⅲのレンズキットと比較して10万円以上の差が開いていたこともあって、α7ⅱにしました。

しかし、今考えると「動画もやるならα7ⅲ買っておけばよかったかなー」って感じます。

SONYが好きだったからSONYを買った

加えて、SONYが好きだからという気持ちも選定の理由です。

家電量販店で働いていた時にSONY製品の勉強会にも参加させてもらったり、商品そのものを他社と比較する機会が多く、おのずとSONY製品すばらしさに気が付き、SONYが好きになってました。

α7の色ってソニーピクチャーズの色?

SONYのコンシューマー向けカメラ事業はSONYの「イメージング事業」の一環なので映画やシネマカメラからフィードバックされたものがあるのかなという部分も。

例えば、技術的に正しいかはわかりませんが、α7シリーズの色味ってソニーピクチャーズで公開されていたスパイダーマンシリーズやそのほかの映画の色味(シネマカラー)に近い気がするんですよ。他社と比べると肌の色が自然ではないといわれたりすることもありますが、僕はとにかくSONYが好き。

  • ソニーイメージングプロダクツ&ソリューションズ株式会社

ようするに、安くて(14万円)SONYのカメラだから買ったというわけでして、本体のデザインとか写真の写りを見て「SONYのカメラいいな」って思ったらSONYを買えばいいと思うわけです。

α7ⅱを使ってみてよかったこと

α7ⅱは低価格になったとはいえ、フルサイズセンサーを搭載しているミラーレスカメラで現行機として販売されているくらいなので、いまだに購入するユーザーが多いのがわかります。

デザインがかっこいい

α7ⅱはデザインが素敵でして、鉄の塊のような重厚感があるのに、ボディ全体はシャープでコンパクトな感じがめちゃくちゃかっこいいんですよね。好き

日中はオートでバシバシいける

α7ⅱは上位機と同様、細かいボタンカスタマイズに対応している上に、オート撮影機能も非常に優秀で、はじめの1年くらいはほとんどオートで撮影していました。

70mm 1/160 f5.6  ISO100 オート

設定がまったくわからなくても、白飛び黒つぶれしないような設定になるので、日中ならオートに設定してシャッター連打するだけで綺麗な写真を撮影できるのでα7ⅱのオート撮影機能はとても優秀だと思います。。

コレは他社でも同様かもしれませんが、「とりあえず綺麗な写真を撮りたい」というニーズにこたえてくれるのでだれでも安心して使えると思います。

センサーサイズの優位性は初心者でも十分に活かせる

49mm 1/80 f4.5 iso1600 オート ストロボなし!!

上記写真は2019年の東京ゲームショウインテルブースのコンパニオンガールです。

フルサイズセンサーの強みはISO感度を上げたときのザラザラとしたノイズをAPSC以下のセンサーと比較して低減できること。暗所でフルオートで撮影してもそれなりに綺麗に撮れてしまうので、フルサイズセンサーの強みは初心者でも活かすことはできます。無駄じゃない!!

モデルさんがしっかりと目線をくれる

最近ではスマホのカメラ性能が向上しているため、スマホでイベントコンパニオンを撮影する人も多いのですが、「カメラで撮影している」ことがわかると、目線をこっちに向けてくれるので写真撮影がスムースに行えました。

特にα7はプロのフォトグラファーの利用者も多いので、モデルさんたちにも認知されているから、「しっかりとしたカメラで撮影してくれる人だ」と、わかってもらいやすいんですよね。

  • 【第3回】俺のナンバーワン美女を探せin東京ゲームショウ2019

本体重量が軽い

バッテリー、レンズ、レンズキャップ装着済み

フルサイズミラーレス機はコンシューマー向けで最も大きなセンサーを採用しているのですが、α7ⅱは標準のズームレンズキットに付属する『28-70mm F3.5-F5.6』のレンズをつけた状態で924gと、フルサイズ機としては非常に軽量で、持運びしやすかったです。

α7ⅱを使ってみて気になったところ

バッテリーの連続駆動時間が短い

α7ⅱのバッテリー(左)とα7ⅲやα7RⅣに採用されているバッテリー(右)の比較です。

α7ⅱのバッテリーの連続駆動時間の短さは多方面で言われていることですが、イベントのメーカー取材時1-2時間ほど撮影を行うとバッテリー切れしていました。

イベント時は自分が立ちっぱなしということもあるので、特にバッテリー交換が面倒に感じました。

互換バッテリーや縦位置グリップを購入することも可能なのですが、バッテリー交換のわずらわしさが付いて回ります。

充電器が付属していない

SONY公式サイトの画像です。付属品にはバッテリーチャージャーが付属しておらず、カメラに直接USBをつないで充電する方式です。

結局サードパーティ製の互換バッテリーとバッテリーチャージャーを購入していたのですが、ミラーレス機はバッテリーもデジタル管理を行っているため、できることなら純正品を使いたいですよね…

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α7ⅱのバッテリで1日使うなら最低でも2つは持っておきたいところで、集中して撮影をおこなう現場なら3つでも足りないと感じるでしょう。

動画の連続撮影後電源が入らなくなることがある

写真や動画を連続して撮影していると、スリープから復帰しなくなることがあります。実は購入時に初期不良かなと思って一度交換してもらっているのですが、ある一定時間連続駆動するとたまに発生します。

バッテリーの抜き差しで解決できるのですが、YouTube撮影をメインで使うのに不便だと感じたので新しくα7RⅣに買い替えました。

フルサイズはピーキー

初心者目線で語るとすればフルサイズセンサーはピーキーだと思います。

全体的にぼやけた写真になってしまう物撮り写真がよくありまして、単に僕がへたくそってこともあるのでしょうが、変な場所にフォーカスがあったまま撮影してて、「スマホのほうが楽じゃん」って思ったこともあります。

もちろん、三脚や照明の配置、カメラの設定をしっかり行えばスマートフォンでは表現できないような立体感を表現できたりするのですが、”気軽”にとはいきません。まぁそれがカメラの楽しさだったりするので、コレは本当に楽しくなって来ないと意味不明だと思います。

レンズが高いエグイ

コスパの高い(と言われている)タムロンのレンズですら一本10万円程度するので、レンズの価格が高い。コレがOLYMPUSやPanasonicが得意するマイクロフォーサーズセンサーだったならば純正レンズが購入できる。

SONY純正のG-Masterは20万円超えからスタートです。”趣味でちょっとフルサイズ”、は、一般の人に軽々とおすすめできません。

まぁ、僕はタムロン買って写りが気に入っているから良いのだけれど。それでも高い。エグイ。

動画撮影機能が今では見劣りする

動画撮影はSONYが得意とするところなのですが、ベーシックシリーズのα7ⅱは2014年当時に実装された機能(PP7=Slog2)までなので、最新のα6600やα7ⅲに見劣りします。

まとめα7ⅱは入門用フルサイズミラーレスカメラ

ということで、使っていくうちに不満のほうが多くなってきてしまったから買い替えたわけなんですけれども、α7ⅱは僕が購入した2018年当時ですら古いといわれていたので、この辺は致し方ないのかなと。

α7ⅱは2014年に発売されて、もう6年前のカメラになるわけですが、写真撮影機能は条件さえそろえれば最新機種と比較しても見劣りしないと思います。

なにより、新品価格が僕が購入した当初とほぼ変わってない点が素晴らしい。程度の良い中古を手に入れて使いつぶすつもりで買うのもありだと思います。

動画撮影ならおすすめしない

これからカメラで写真撮影を始める人が金銭的な理由で、α7ⅱを検討している人には「いまだ現役だよ」といえるのですが、もし、動画撮影がメインならばα6600あたりを検討するほうがいいかもしれません。

うっしー
うっしーhttps://usshi-na-life.com
静岡県出身。2014年にブログ「うっしーならいふ」を開設。 元家電量販店スタッの経験を活かし、PCのわかりやすい製品紹介記事を多数執筆。 2017年に「ウチヤマチカラ/うっしーならいふ」チャンネルとしてYouTubeでの活動も開始し、2022年11月現在でチャンネル登録者数は2万人を越える。
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