Amazonが販売するディスプレイ付きスマートスピーカーの末弟。セール時には6,000円程度で購入可能で、Amazonデバイスの中でも最もコストパフォーマンスの高い製品だ。
今回は机上において利用してみた感想や使い勝手などを紹介していく。
基本的にはスマートスピーカー。プロセッサはAmazon Fire HD 10などにも採用されるMT8183搭載で、搭載ディスプレイを用いてYouTubeなどを再生できる程度の性能はある。
Amazon Echo Show 8 第2世代 | |
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カメラ |
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サイズ(幅×奥行×厚さ) |
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充電タイプ |
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保証 |
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詳細はAmazon販売ページで確認可能
Echo Show 5の使いどころ
Amazonが販売するスマートスピーカーであるEcho Show 5はスマートホームの「リモコン」やスマートフォンの「Bluetoothスピーカー」のほか「リモートカメラ」で室内の監視が可能だ。
机の時計・天気予報の確認ツール
Echo Show 5は960×480ドットの5.5インチスクリーンを搭載しているため、置いておくだけでデジタル時計として仕事をしてくれる。
作業用のPCデスクの上に机がない、あるいはアナログ時計の場合、今何時なのか一瞬でわからないためデジタル時計を置いているユーザーも少なくないはずだ。
また、標準で天気を表示してくれる機能を搭載し、住んでいる場所の天気を教えてくれる。通勤や出かける際にほんの一瞬Echo Show 5に目を向ければ天気と時間を確認できるため、スマートフォンを開く必要はない。
また、Amazon AlexaはAmazonアカウントと連携しているため、Amazonで注文した商品が配達される場合はその通知まで行ってくれる。
Echo Show 5はこれまで家にあった家電やいままでスマートフォンやPCで確認していた作業を省略するためのデバイスで、スマートホームの機能を利用せずとも十分な利便性があるといっていい。
監視カメラ・リモートカメラ機能
Echo Show 5に搭載されている2MP(約200万画素)のカメラは、ネットワークカメラとして動作する。
スマートフォンのAmazon Alexaアプリの「デバイス」からカメラを開くとEcho Show 5をネットワークカメラとして利用可能だ。ペットや子ども、療養中の家族をチェックするためのアイテムとして使える。
写真は、Echo Show 5でライブ映像をスマートフォンで視聴しているところを撮影している。実際200万画素程度なのでPC用カメラよりもきれいといった程度。とはいえ、カメラの先の人が何をしているかは確認できるため、外出時に室内が気になる人は一つEcho Show 5を持っていてもいいと思う。
また、このライブ映像昨日はEcho Show 8では封印されているため、この機能を使いたい人はEcho Show 5を購入しよう。
デザイン・外観について
Echo Show 5は初代モデルでホワイトを購入したので今回比較用として掲載。
Echo Show 5はカラーが3色で展開されており、第2世代のディープシーブルーはチャコールブラックと同様、ディスプレイ部が黒い。机の上に置くのであれば、部屋のインテリアに合わせて設置すると思うが、比較的バランスのとりやすいカラーだと思う。
Echo Show 5の本体は錐体のような形状で背面に入力端子が搭載されている、初代はオーディオジャックが搭載されていたが第2世代から廃止。スマートフォンに内蔵されている音楽はBluetooth経由で再生する形に。
Amazon Alexaは楽曲のストリーミングサービス「Spotify」に対応しており、筆者の僕はSpotifyの有料会員で、常に最高音質で再生しているが、それで十分な再生クオリティを保てているため、Echo Show 5のスピーカーであればスマートフォンと接続する必要は特にないと感じている。
電源はピン端子で、設置する際にコンセントの確保が必要となる。
物理ボタンは上部に3つ、音量ボタンとインターネットのオン・オフを切り替えるボタンのみ。
端のスイッチはカメラシャッターで物理的にカメラを覆い隠しカメラ機能を利用できないようにする。
音質について
Echo Show 5に搭載されているスピーカーは1.65インチ(42mm)のスピーカーで、Echo Show 8よりも小型かつ単独タイプ。
この価格帯のBluetoothスピーカーは、サイズや搭載スピーカーの個数によって音質が劇的に変化するので音質を求めるならEcho Show 8をおすすめする。Echo Show 5のスピーカーは1000円程度で販売されているオーディオジャックから出力するタイプとそこまで差はなく。とりあえず楽曲が聴ければよいという人におすすめだ。
Echo Show 5第2世代の評価とまとめ
良い点
- セール時6000円は安い
- 時計・天気予報、ネットワークカメラだけで元は取れる
- 3色展開で部屋のインテリアに合わせやすい
気になる点
- 専用のBluetoothスピーカーと音質する勝負するとたぶん負ける
- カメラの画質、ディスプレイの見やすさはEcho Show 8のほうが上(使い勝手はEcho Show 8ほうがいいかもしれない)
スマートホーム導入の最初の1台として、作業用デスクの上に置こう
今回、スマートホーム機能については触れなかったが、家の家電を操作するリモコンとしての機能も利用可能だ。現状スマートホームはエアコン、電気、などの「スイッチ」としての機能としてがメインとなるが、スマートホーム導入の最初の1台としてはもっていていい。
個人的な気になる点は、スピーカーやカメラなど、専門的に作られたデバイスに「勝てない」点であり、総合的なコストパフォーマンスには優れるものの、こだわって買うものではないというところだけ記載しておく。