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M4搭載Mac miniレビュー ゲーミングデスクトップ越えの動画編集性能でコスパ最高です

M4搭載Mac miniを購入したのでレビューします。

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M4 Mac miniのスペック

Mac mini 2024
ジャンルミニPC
CPUM4 10コアCPU
GPUM4 10コアGPU
メモリ16GB(チップ内蔵)ユニファイドメモリー
SSD256GB
サイズ(幅×奥行×厚さ)幅約127mm×奥行き約127mm×高さ約50.mm
無線通信規格WIFI6E(802.11ax)、Bluetooth 5.3
バッテリー
充電タイプ電源内蔵
重量約670g
保証1 年間のハードウェア保証

特徴

2024年に発売されたMac miniは、Appleの最新チップであるM4を搭載したデスクトップPCです。このミニPCは、モニター下などに設置しやすいコンパクトなサイズが特徴です。

本製品はエアフロー設計が非常に優れており、高負荷時でも持続的に高い性能を維持できます。競合他社のWindows OS搭載ミニPCと比較しても、性能面で非常に優れています。

さらに、価格は10万円以下からとコストパフォーマンスも高く、据え置き型PCを検討している方にとって有力な選択肢となるでしょう。

低価格ミニPCなみのサイズにハイエンドのパフォーマンス

M4Mac miniのサイズは127mm×127mmでWindowsを搭載した小型のミニPCとほとんど同じくらいの大きさです。

パフォーマンスにおいては特にシングルコア性能が圧倒的に高性能です。

マルチコア性能ではRyzen 7 8700GEには及ばないものの、シングルコア性能においてはハイエンドデスクトップにも引けを取らないレベルの性能を持ち、小型のミニPCながら驚異的なパフォーマンスを発揮します。

USB Cポートを5つ搭載でドッキングステーション不要

  • USB-C(USB 3.2 Gen 2)
  • USB-C(USB 3.2 Gen 2)

  • 電源コネクタ
  • 有線LAN
  • HDMI
  • USB C(Thunderbolt 4)
  • USB C(Thunderbolt 4)
  • USB C(Thunderbolt 4)

M4搭載のMac miniはUSB Cポートが前面と背面合わせて5つあります。そのうち3つはThunderbolt 4に対応しているため、ドッキングステーションのようなインターフェースを拡張するデバイスが不要な点も魅力的なポイントでしょう。

環境構築においても非常に低価格で構築できるため、コスパ重視でクリエイティブ環境を構築したい人はMac miniがおすすめです。

デザイン

PC本体はアルミニウム合金で作られています。

Appleのロゴがとてもおしゃれだと感じます。

底面部は熱を吸排気するための穴があいています。

電源ボタンも裏に配置されています。

PC本体は649gほどでした。電源内蔵でこの軽さは驚異的だと思います。

ケーブルは編み込み式のメガネケーブルを採用しています。

おそらく市販のものでも動作すると思います。

性能

Cinebench 2024

Cinebench 2024はR23よりも重たいベンチマークソフトです。

マルチコア性能は965ptsシングルコアは1174ptsです。

2024年に販売された高性能ノートPCとの比較です。

シングルコア、マルチコア性能ともにトップクラスの性能であることがわかります。

3DMark Wild Life

スマートフォンなども共通で使える軽量級のゲームのベンチマークソフトでGPUの性能を評価できます。

スコアは9208点でWindowsノートPCに搭載されるNVIDIA GeForce RTX3050程度の性能があることがわかりました。

ただし、後半になるとフレームレートが少し低下していることから、おそらくサーマルスロットリング(熱暴走を防ぐためにパフォーマンスを落とす)が発生していると思われます。

ゲームのような高負荷が連続してかかる場合少し性能が落ちる可能性があります。

最新プロセッサを搭載したモデルの中でトップクラスの性能でした。

Apple用に開発されたゲームソフトであれば重量級のゲームタイトルでも快適に遊べる性能があると思います。

※M2データはThe比較のMacbookAirM2から転載

動画の書き出し速度

Davinci Resolve Studioで10分の動画をエンコードした時間を他社モデルと比較します。

結果は1分41秒でした。

ゲーミングPCと比較してもさらに高性能でビデオ編集の性能は業界でも上位に近い性能でしょう。

PCの温度とファンの動作音

Cinebench R23実行時のファンの動作音を計測しました。

動作音は38.2dBと、部屋の環境音の方が大きいほど静かです。ファンの音は耳を澄まさないと聞こえないレベルなので、ユーザーにストレスを感じさせることはないでしょう。

表面の温度

Cinebench R23で10分間の高負荷テストを行った際の表面温度です。PCの温度は非常に低温に保たれているため、パフォーマンスが大きく低下することはほとんどないと思われます。

まとめ ゲームをしないならコスパ最強のミニPC

M4搭載のMac miniは、インターフェース、ハードウェア性能、熱設計のいずれも同ランクのWindowsミニPCと比較して優れています。

ただし、ゲームに関してはOSレベルで制約があり、ソフトウェアメーカーが一からゲームタイトルを作り直すほどのコストがかかるため、今後の対応タイトルはあまり多くないと予想されます。PCの用途が多様化する中で、ゲーム利用を重視する方もいるかもしれませんが、その点に関しては評価が分かれるでしょう。

一方、クリエイティブ作業や一般的な事務用途として考えると、コストパフォーマンスはWindows PCをしのぎます。特に据え置き用ミニPCを検討している方には、非常におすすめしやすい製品といえるでしょう。

デメリットは下記

  • M4 Pr利用時はパフォーマンスが低下する可能性があります

といった点が気になるポイントです。

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うっしー
うっしーhttps://usshi-na-life.com
静岡県出身。2014年にブログ「うっしーならいふ」を開設。 元家電量販店スタッの経験を活かし、PCのわかりやすい製品紹介記事を多数執筆。 2017年に「ウチヤマチカラ/うっしーならいふ」チャンネルとしてYouTubeでの活動も開始し、2022年11月現在でチャンネル登録者数は2万人を越える。
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