超絶悲報です。
2026年8月7日、レノボ公式オンラインストアを確認したところ、これまで高コスパモデルとして人気を集めてきたノートPCが、こぞって「再入荷なし・なくなり次第終了」になっていました。
対象になっているのは、一部の不人気モデルだけではありません。
- IdeaPad Slim 3
- IdeaPad Slim 5
- ThinkPad E14・E16
- ThinkBook 16
- Lenovo LOQ 15
- IdeaCentre Tower
このように、普段使い向けのIdeaPadからビジネス向けThinkPad、ゲーミングノートPCのLOQまで、幅広いシリーズが在庫限りになっています。
単なるモデルチェンジに伴う在庫処分とも考えられますが、現在はメモリやSSDなどの部品価格が急激に上昇しています。
そのため、現在販売されている旧価格の在庫がなくなったあと、後継モデルを同じ価格で購入できるとは限りません。
むしろ、レノボのコスパ最強モデルを安く購入できる最後のタイミングになる可能性があります。
※価格・在庫・ポイント還元は2026年8月7日時点のものです。
レノボの人気ノートPCが「再入荷なし・なくなり次第終了」に
今回、レノボ公式オンラインストアでは、複数の人気モデルに次の表示が追加されています。
「再入荷なし・なくなり次第終了」
通常のセールであれば、在庫がなくなっても後日再入荷する可能性があります。
しかし、今回の表示は、対象構成について今後の再入荷を行わず、現在確保されている在庫だけで販売を終了することを意味します。
確認できた主なモデルは次のとおりです。




| モデル | 主なスペック | 価格 |
|---|---|---|
| IdeaPad Slim 5 Gen 10 | Ryzen 5 8645HS・16GB・512GB・14型有機EL | 13万9,800円 |
| IdeaPad Slim 3 Gen 10 | Ryzen 7 7735HS・16GB・512GB | 12万4,800円 |
| IdeaPad Slim 3 Gen 10 | Ryzen 7 8840HS・16GB・512GB・15.3型 | 12万9,800円 |
| ThinkPad E14 Gen 6 AMD | Ryzen 3 7335U・16GB・512GB | 12万8,810円 |
| ThinkPad E14 Gen 6 AMD | Ryzen 7 7735HS・16GB・512GB | 14万4,980円 |
| ThinkPad E16 Gen 2 AMD | Ryzen 3 7335U・16GB・512GB | 12万8,590円から |
| ThinkBook 16 Gen 7 Snapdragon | Snapdragon X・16GB・512GB・Office付き | 13万790円 |
| Lenovo LOQ 15AHP10 | Ryzen 7・RTX 5060・16GB・512GB | 21万4,800円 |
特に衝撃的なのが、14万円前後で購入できる有機EL搭載モデルや、13万円前後のThinkPad、RTX 5060を搭載したゲーミングノートPCまで在庫限りになっていることです。
特定のシリーズだけではなく、レノボの売れ筋価格帯がまとめて入れ替わろうとしているように見えます。
今回の在庫処分がいつも以上に危険な理由
パソコンメーカーがモデルチェンジ前に旧モデルを安く販売すること自体は珍しくありません。
しかし、今回については「在庫がなくなったら新モデルを買えばいい」と簡単には考えられません。
理由は、ノートPCに使われるメモリとSSDの価格が大幅に上昇しているからです。
調査会社Gartnerは、2026年末までにDRAMとSSDを合わせた価格が大きく上昇し、PCの販売価格が2025年比で約17%上昇する可能性があると予測しています。
13万円だったノートPCが、単純計算で15万円を超えても不思議ではない水準です。
また、TrendForceの2026年第3四半期予測では、一般向けDRAMの契約価格が前四半期比13~18%、NAND Flashが10~15%上昇すると見込まれています。
同社は、部品価格の上昇がノートPCの販売価格にも徐々に反映されるとしています。
つまり、現在販売されている在庫は、部品価格が本格的に上昇する前に調達・生産された可能性があります。
旧モデルがなくなって新モデルへ切り替わると、CPUの世代が新しくなる一方で、販売価格も引き上げられる可能性があります。
なぜメモリとSSDがここまで値上がりしているのか
大きな要因として考えられるのが、AIサーバー向け需要の急増です。
半導体メーカーにとっては、一般消費者向けPCよりも、AIサーバーやデータセンター向けの高性能メモリを生産した方が高い利益を得やすくなっています。
その結果、一般的なノートPCに使われるメモリやSSD向けの供給が圧迫され、価格が上昇しています。
TrendForceのメモリ市場予測でも、AIサーバー需要と高収益製品への生産能力の移行が、DRAMとNAND Flashの構造的な値上がりにつながると指摘されています。
これまでは新しいCPUが登場すると、旧モデルが値下げされ、新モデルも少し待てば安くなるケースが多くありました。
しかし現在は、CPUの世代更新よりもメモリやSSDの値上がりの影響が大きくなりつつあります。
新モデルを待った結果、性能差は小さいのに価格だけ2~3万円高くなる可能性もあります。
在庫があるうちに狙いたいモデル
最もおすすめ|IdeaPad Slim 5 Gen 10
今回の在庫処分で最も注目したいのが、IdeaPad Slim 5 Gen 10です。
主なスペックは次のとおりです。
- AMD Ryzen 5 8645HS
- メモリ16GB
- SSD 512GB
- 14型WUXGA有機ELディスプレイ
- DCI-P3 100%
- 販売価格13万9,800円
14万円以下で有機ELディスプレイ、メモリ16GB、Ryzen 5を搭載しているため、普段使いから写真編集、軽い動画編集まで幅広く対応できます。
さらに、My Lenovo Rewardsのポイント10倍対象となっており、1万2,709円相当のポイントが付与されます。
ポイントを含めた実質負担額は約12万7,091円です。
有機ELを搭載したノートPCとしては非常に安く、現在の部品価格を考えると、同等クラスの後継モデルが同じ価格で登場する可能性は高くありません。
ゲーミングPCなら|Lenovo LOQ 15AHP10
ゲームをプレイする人には、Lenovo LOQ 15AHP10が候補になります。
- AMD Ryzen 7 250
- GeForce RTX 5060 Laptop GPU
- メモリ16GB
- SSD 512GB
- 15.6型フルHD・144Hz
- 販売価格21万4,800円
My Lenovo Rewardsでは1万9,527円相当のポイントが付与されるため、ポイント込みの実質負担額は約19万5,273円です。
RTX 5060搭載ゲーミングノートPCを実質20万円以下で購入できる貴重なモデルですが、こちらも再入荷はありません。
RTX 50シリーズはGPUやGDDR7などの部品価格上昇も懸念されているため、ゲーミングPCは一般的なノートPC以上に値上がりする可能性があります。
仕事用なら|ThinkPad E14 Gen 6 AMD
仕事用ノートPCとして狙いやすいのがThinkPad E14 Gen 6 AMDです。
Ryzen 3搭載モデルは12万8,810円、Ryzen 7搭載モデルは14万4,980円で販売されています。
どちらもメモリ16GB、SSD 512GBを搭載しているため、Web会議、Office、ブラウザ作業など一般的なビジネス用途には十分です。
ThinkPadらしいキーボードや拡張性を重視しつつ、価格を抑えたい人に向いています。
ただし、Ryzen 3 7335U搭載モデルはCPU性能が控えめです。
複数の重いソフトを同時に使用する場合や、長期間快適に使いたい場合は、Ryzen 7搭載モデルをおすすめします。
16型とOfficeを重視|ThinkBook 16 Gen 7 Snapdragon
ThinkBook 16 Gen 7 Snapdragonは、マイクロソフトOffice付きで13万790円です。
16型の大画面、メモリ16GB、SSD 512GB、Office付きという構成を考えると、事務作業用PCとしては割安です。
ただし、Snapdragonを搭載したArm版Windows PCなので、古い周辺機器や一部の業務ソフトでは互換性を確認する必要があります。
ブラウザ、Office、Web会議を中心に使用する人には候補になりますが、特殊な業務ソフトを使用する場合は、購入前に対応状況を確認してください。
「最新モデルまで待つ」が正解とは限らない
パソコン選びでは、新しいCPUを搭載した最新モデルを待ちたくなります。
しかし、現在の状況では、待つことで得られる性能向上よりも、値上げによるデメリットの方が大きくなる可能性があります。
特に次の条件に当てはまる人は、在庫があるうちに購入を検討してもよいでしょう。
- 10万~15万円でノートPCを探している
- メモリ16GB、SSD 512GB以上が必要
- 有機ELディスプレイを安く購入したい
- RTX 5060搭載ゲーミングPCを20万円前後で探している
- CPUが1~2世代前でも気にならない
- 半年以内にパソコンを買い替える予定がある
一方、今すぐパソコンが必要ではなく、最新のAI機能やバッテリー駆動時間を最優先する人は、後継モデルを待ってもよいと思います。
ただし、その場合は現在より2~3万円程度高くなることも想定しておいた方がよさそうです。
「在庫限り」の表示が出ているモデルは突然なくなる
在庫限りモデルで注意したいのは、販売終了までの明確な期限が決められていないことです。
セール終了日までは販売されるのではなく、在庫がなくなった時点で終了します。
特に今回のIdeaPad Slim 5 Gen 10やLenovo LOQ 15AHP10のように、価格とスペックのバランスがよいモデルは、記事を見ている間にも売り切れる可能性があります。
カートへ入れた段階では在庫が確保されない場合もあるため、購入する場合は納期と最終価格を確認したうえで、早めに手続きを完了させることをおすすめします。
まとめ|レノボの旧価格モデルを買える最後の機会になる可能性
レノボ公式オンラインストアでは、IdeaPad、ThinkPad、ThinkBook、LOQなど、複数の人気モデルが「再入荷なし・なくなり次第終了」になっています。
今回の販売終了がすべて値上げを目的としたものだと断定することはできません。
通常のモデルチェンジやラインアップ整理も含まれていると考えられます。
しかし、メモリとSSDの価格上昇が続いている以上、後継モデルが現在と同じ価格で販売される保証もありません。
これまでなら「新モデルを待てばよい」と言えましたが、2026年は待っているだけでノートPCが高くなる可能性があります。
特に、13万9,800円の有機EL搭載IdeaPad Slim 5 Gen 10や、実質20万円以下を狙えるRTX 5060搭載Lenovo LOQ 15AHP10は、現在の価格で購入できる最後の在庫になる可能性があります。
半年以内にパソコンを買う予定があり、条件に合うモデルが残っている場合は、在庫がなくなる前にチェックしてみてください。
