IdeaPad 5x 2-in-1 Gen 9をメーカーからレンタルできたのでレビューします。
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IdeaPad 5x 2-in-1 Gen 9のスペック
| IdeaPad 5x 2-in-1 Gen 9 | |
|---|---|
| モニター | 14型(1920×1200ドット)16:10 光沢 |
| CPU | Snapdragon X Plus |
| GPU | Adreno |
| メモリ | 16GB |
| SSD | 512GB(NVMe) |
| サイズ（幅×奥行×厚さ） | 幅約313mm×奥行き約227mm×高さ約17.5mm |
| 無線通信規格 | WIFI7(802.11ax)、Bluetooth 5.3 |
| バッテリー | 57Whr |
| 充電タイプ | 65W ACアダプター |
| 重量 | 約1.5kg |
| 保証 | 1年間のメーカー保証 |
仕様、詳細はIdeaPad 5x 2-in-1 Gen 9製品ページで確認できます。
特徴
IdeaPad 5x 2-in-1 Gen 9は、バッテリー持続時間が長い14型のノートPCです。
搭載CPUがSnapdragonシリーズであるため、OSはARM版となります。この点を考慮して問題なければ、非常にリーズナブルな価格で購入できる点が魅力です。
さらに、指紋センサーやサラウンドスピーカーなど、最新のビジネスノートPCに欠かせないパーツも搭載されているため、10万円前後の予算をお考えの方にとって良い選択肢となるでしょう。
動画再生時のバッテリー持続時間が16時間越え
IdeaPad 5x 2-in-1 Gen 9はSnapdragon X Plusと57Whの大容量バッテリーの組み合わせでバッテリーの持続時間が16時間を超えます。
このPCは2種類のラインアップが用意されています。
カスタマイズ可能なモデルでは、SSDが1TBにアップグレードできるほか、マウス、ケース、ヘッドホンが付属します。
いずれも、一般的な価格よりもお得な値段で買えるので必要に応じて選択をするのをお勧めします。
IdeaPad 5x 2-in-1 Gen 9
公式サイトでみるデザイン
PC本体は金属素材を採用しており、カラーはストームグレーです。高級感のある配色で、価格以上の質感を感じさせます。
幅約313mm×奥行き約227mm×高さ約17.5mm
重量は1.48kg程度。
ACアダプターは65Wタイプのものが付属します。
合計で1.7kg程度なので持ち運びも可能な重量です。
モニター
モニターサイズは14型です。搭載パネルは有機ELを採用しています。。
解像度はフルHD（1920×1200ドット）をです。
光の映り込みが多いグレアタイプなので気になる方は反射防止フィルムを検討しましょう。
おそらくペンタイル配列でドットにギザギザ感があります。
色域
ソフトウェア非対応のため未計測
キーボード
キーボードはUS配列をベースに切り替えたデザインが採用されています。
右下に指紋センサーを搭載しており、Windowsのロック画面解除をスムースに行えます。
筐体がしっかりしているため、タイピング時のたわみも気にならず、非常に使いやすいキーボードだと思います。
インターフェース
左側
- HDMI
- USB-C(3.2Gen2)
- USB-C(3.2Gen2)
- オーディオジャック
右側
- 電源ボタン
- microSDカードスロット
- USB A(3.2 Gen 1)
- USB A(3.2 Gen 1)
性能
Cinebench 2024
Cinebench 2024はCPUの性能のみで画像を書き出し処理するベンチマークテストです。点数が高ければ高いほど高性能とされています。
結果はマルチコア性能が680pts、シングルコアが109ptsです。
Cinebench R23
Cinebench R23はCPUのパフォーマンスを測定するベンチマークソフトです。点数が高ければ高いほど高性能とされています。
マルチコア性能は7932ptsシングルコアは1113ptsです。
エミュレーション動作を行った場合でもパフォーマンスの落ち込みはそこまでないように感じます。
PCの温度とファンの動作音
Cinebench R23の10minuteテストでCPU使用率を100％にし、PCの動作周波数を確認します。
3.3Ghzからスタートしてそこから1.4Ghz程度まで周波数は低下します。
ネイティブ動作しないソフトウェアではそこまで性能は高くありません。
表面の温度
サーモグラフィで確認したところ、このPCにはシングルファンが搭載されていることがわかりました。
動作中も非常に低温で保たれているため、使用時にストレスを感じることはないと思います。
ファンの回転音の大きさ
37.6db程度です。ファンの回転音は聞こえますが、そこまで気になりません。
まとめ Copilot＋PCの入門用としてありなノートPC
IdeaPad 5x 2-in-1 Gen 9は、Snapdragon X Plusを採用しているため、一般的な事務作業ではファンの音が気にならず、バッテリー持続時間が同価格帯のPCよりも長い点がメリットです。
Snapdragon X Plusが省電力で動作するため、シングルファン構成でも静かに使えるバランスの良さが際立っています。
GPU性能に関しては、対応するソフトウェアが少ない点がデメリットですが、10万円前後の価格でARM版Windowsを試してみたい方には、非常に魅力的な選択肢だと思います。
デメリットとして、モバイルPCとしてはやや重たい点が挙げられます。また、映像体験は良好ですが、有機ELがペンタイル方式のため、精細さが求められる写真補正やペンでイラストを描く用途ではやや表現力に欠ける部分が気になります。
