LAVIE SOL 13.3型をメーカーからレンタルできたのでレビューします。
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LAVIE SOLのスペック
| LAVIE SOL S1355/LA | |
|---|---|
| モニター | 13.3型(1920×1200ドット)16:10ドット 光沢 |
| CPU | Core i5 1335U |
| GPU | iris Xe Graphics |
| メモリ | 16GB |
| SSD | 256GB(NVMe) |
| サイズ(幅×奥行×厚さ) | 幅約301.6mm×奥行き約210mm×高さ約14.3mm |
| 無線通信規格 | WIFI7(802.11ax)、Bluetooth 5.4 |
| バッテリー | 65Whr |
| 充電タイプ | 65W ACアダプター |
| 重量 | 約1.19kg |
| 保証 | 1年間のメーカー保証 |
特徴

LAVIE SOL 2025年モデルは、ノートPCに初めて触れるZ世代ユーザー向けに開発されたモデルです。
まず目を引くのがデザイン。
外に持ち歩いても恥ずかしくないどころか、「思わず毎日持ち出したくなる」シンプルで高級感のあるデザインに仕上がっています。重量はわずか1.19kg。軽量クラスのため、通学・カフェ・自宅などどこでも気軽に持ち運びできます。
実測では ビデオ再生で約15時間 駆動。
モバイルノートPCの不満としてよく上がる “バッテリーがすぐ切れる” というストレスからも開放され、1日フルで持ち歩いても問題ありません。
使いやすさという面でも、初心者にやさしい工夫が随所にあります。
たとえば Fnキーに追加されたAI支援ボタン。
WindowsのAI機能をすぐに呼び出せるため、初めて使う人でも「何を押せばいいのかわからない」という状況になりづらい設計です。
さらに、キーボードの打鍵感や静音タッチパッドは、国内メーカーらしいプレミアム品質。
入力の気持ち良さ、精度の高いポインタ操作は、価格以上の完成度です。

LAVIE SOL 2025
公式サイトでみるデザイン


今回お借りしたモデルは フェアリーパープル。
昨年モデルでも人気だった「プラチナシルバー」よりも、柔らかく透明感のあるカラーリングで、清潔感のある紫という印象です。
紫といっても派手さはなく、自然光の下ではほぼシルバー系に見える場面もあり、
**男性・女性どちらでも選びやすい“中性的な上品カラー”**に仕上がっています。
薄さと剛性感のバランスが非常に良い
本体を手に持つと驚くのが、
- 1.19kgという軽さ
- それに反する しっかりした剛性感
天板やキーボード面にたわみを感じにくく、薄型モバイルノートにありがちな “華奢な感じ” がありません。バッグに放り込んでも気を使わない、普段使いのしやすさがしっかりありました。
ケースの選択肢も豊富
LAVIE SOLは公式アクセサリーのケース展開も多く、
シンプル系からビジネスライクなものまで揃っているため、
好みの雰囲気に簡単に仕上げられるのも魅力。
「デザインで外したくない」「大学生活でも長く使えるデザインがいい」
というZ世代のニーズにしっかり応えている印象です。

ディスプレイは狭額縁で、ベゼルが目立たないため画面がより大きく感じられます。側面から見てもスタイリッシュで、持ち運び時に人目を引く存在感があります。

底面側も非常にシンプルで、**ロゴや装飾が一切主張しない“フラットな美しさ”**が特徴です。
四隅の滑り止めとスピーカー孔だけが控えめに配置され、全体としてはまるで Apple MacBook のようなミニマルデザイン に仕上がっています。
見えない部分まで丁寧に作り込む姿勢は、長く持ち歩くモバイルノートとして非常に好印象。
カフェで開いても、大学の講義で使っても、主張しすぎずスマートに見えるデザインです。


LAVIE SOL の本体重量は 1.19kg でした。
モバイルノートPCの標準的な重さ(1.0〜1.2kg)と比較すると “普通〜やや重め” という位置づけですが、実際に手に持ってみるとバランスがよく、持ち運びが苦になるような重さではありません。
加えて、ACアダプタは 179g台 と軽量。
本体+アダプタを合わせても 約1.37kg に収まるため、大学への持ち運びやカフェ作業でも問題なく使える重量です。
LAVIEシリーズらしい堅牢感もあり、「軽さだけを追求した頼りなさ」が無い点も好印象でした。学生やビジネスパーソンでも安心して持ち運べるバランスです。
モニター

解像度はWUXGA(1920×1200ドット)で、光沢タイプらしい鮮やかさとメリハリのある表示が特徴です。
色域は sRGB 100% をしっかりカバーしており、計測結果でもほぼ理想的な色域三角形と重なっていました。
Web制作・写真閲覧・SNS投稿レベルの画像編集であれば十分に対応できます。
色域

最大輝度は 360nit とモバイルノートとして標準的。
屋内では問題なく、光沢パネルのため屋外の直射日光下では映り込みが気になるシーンもありますが、カフェや図書館であれば快適に利用できる明るさです。

タッチ操作もスムーズで、初心者でも直感的に扱える点が魅力です。
学習用途・資料閲覧・Web会議での操作性が向上するため、大学生の利用シーンとも相性の良いディスプレイだと感じました。
キーボード

キーボードは扱いやすい JIS配列 を採用しています。
キーは浅めながらもしっかりとした クリック感 があり、タイピング時に指が迷わずスムーズに入力できます。文字入力の多い学生やビジネス用途でも快適に使える仕上がりです。
タッチパッドは広めで、素材は 静音性の高いガラス製。
指の滑りが非常になめらかで操作精度が高く、クリック音も控えめ。
このクラスとしては珍しい“高級ノートクラス”の操作感を実現しています。
総じて、キーボード・タッチパッドともに 上位モデルに近い品質 を感じられる完成度で、初めてノートPCを買う人でも満足度の高い入力環境になっています。
インターフェース

左側
- 右側面
- USB 3.2 Gen 2 Type-C ×2
- ヘッドホン端子(3.5mm)

右側
- USB 3.2 Gen 2 Type-C ×1
- マイク・ヘッドホンコンボジャック
全てのUSB Type-CがUSB 3.2 Gen 2に対応しており、最大10Gbpsの高速転送や映像出力、充電に対応します。合計3ポート搭載しているため、外部モニターやストレージ接続もしやすく、シンプルながらも使いやすい設計です。
ただし、USB-AポートやHDMIといった従来の端子は搭載されていないため、周辺機器によっては変換アダプタの利用が前提になります。
性能
Cinebench R23
Cinebench R23はCPUの性能のみで画像を書き出し処理するベンチマークテストです。点数が高ければ高いほど高性能とされています。

LAVIE SOLに搭載されている Intel Core i5-1335U のスコアは以下の通りです。
- マルチコア:8161 pts
- シングルコア:1690 pts
省電力タイプのUシリーズながら、最新アーキテクチャを採用しているため、シングル性能は高く、日常的な作業はもちろん、軽い画像編集や動画編集なども問題なくこなせます。
バッテリーの持続時間


LAVIE SOL 2025年モデルのバッテリー駆動は非常に優秀で、動画再生テストでは15時間02分という結果でした。
これは同価格帯・同サイズ帯の13〜14型ノートPCのなかでもトップクラスの持続時間で、
「授業・バイト・カフェの自習までコンセント要らず」で過ごせるレベルです。
さらに、もし**上位構成(Core Ultra V搭載モデル)**を選択した場合は、
+5時間ほど伸びる可能性が高く、20時間前後のビデオ再生も期待できます。
これはZ世代の「持ち運び+一日中外で作業したい」という需要に非常にマッチしており、
モバイルバッテリーを持ち歩く必要性もほとんどありません。
SSDの読み書き


搭載SSDは KIOXIA(キオクシア)製 NVMe SSD(PCIe 4.0 ×4) で、
256GBモデルでも十分高速な読み書き性能 を備えています。
CrystalDiskMarkの実測値は以下の通り:
- Seq Read(Q8T1):4606 MB/s
- Seq Write(Q8T1):3384 MB/s
- RND4K Read:411 MB/s
- RND4K Write:318 MB/s
モバイルノートPCのエントリー容量帯としてはかなり速い部類で、
OSの起動、アプリの立ち上げ、ブラウジングなどは極めて快適 に行えます。
また、温度も低めで安定しており、
毎日の学習・仕事用途でストレスを感じることはまずありません。
容量については256GBだと
「大学用でも写真・動画を扱うとやや心もとない」ため、
オンラインストレージや外付けSSD併用、または上位容量モデルを検討するのがベストです。
PCの温度とファンの動作音

Cinebench R23の10分間テストでは、LAVIE SOLはモバイル向けらしい安定性重視のチューニングが行われていることが分かります。CPU温度は最大80℃前後でしっかりコントロールされ、序盤こそ3.4〜3.6GHzまでブーストしますが、その後は2.0〜2.3GHz付近に落ち着いて一定のパフォーマンスを維持します。薄型筐体に最適化されたUプロセッサらしい挙動で、温度・消費電力・静音性のバランスを重視した設計です。
途中に瞬間的なクロック低下はあるものの、全体として動作は安定しており、日常利用ではまったく問題ない仕上がりです。長時間の高負荷作業には向きませんが、大学生活や事務用途といった“普段使い”では、静かで発熱も抑えられた快適な動作が期待できるモバイルノートPCと言えるでしょう。
表面の温度

高負荷時のキーボード面の温度は全体的にしっかり抑えられており、熱の影響をほとんど感じないレベルに維持されています。中央付近は28〜29℃程度と非常に低く、手を置くWASD周辺も15〜20℃台で冷えたまま。唯一、ヒンジ付近の右上だけが35℃前後まで上がりますが、触って熱いと感じるほどではありません。
この結果から、LAVIE SOLは排熱設計が優秀で、薄型軽量モデルでありながらキーボードが熱くなりにくい構造になっていることが分かります。長時間タイピングしても不快感が出にくく、オンライン授業やレポート作成など“長く触れる用途”に強いモデルと言えるでしょう。
ファンの回転音の大きさ

高負荷時のファンノイズは約41.8dBで、静かな図書館より少し大きい程度の音量です。耳を近づけるとしっかりファンが回っていることが分かりますが、甲高い音ではなく“サーッ”としたフラットな音質なので不快感は少なめです。
薄型モバイルノートとしては標準的な騒音レベルで、オンライン授業・カフェ作業・講義中の使用でも周囲に迷惑をかける心配はほぼありません。全体として冷却効率とのバランスが良く、安心して長時間使える静音性だと評価できます。
まとめ:PC初心者のZ世代におすすめのモバイルノートPC

LAVIE SOL 2025年モデルは、**「初めてノートPCを買う学生」**にちょうどいいバランスで作られている一台です。デザインの完成度が非常に高く、どこに持ち歩いても恥ずかしくないシンプルで上品な外観は、むしろ“持ち歩きたくなる”魅力があります。キーボードやタッチパッドの質感も国内メーカーらしい仕上がりで、タイピングの心地よさ・操作性の良さにおいては同価格帯の外資系モデルを上回るレベルです。
性能面は事務作業向けに最適化されており、発熱を抑えながら安定動作を優先する調整がされているため、PC初心者でも安心して長時間使えます。バッテリー持続時間も優秀で、Core i5-1335Uモデルでも十分長く使えますし、もし上位のCore Ultra Vシリーズを選べば“1日充電なしで使える”レベルに届くでしょう。
一方で弱点としては、USB 3.2 Gen2の構成でプレミアムノートほどの拡張性はない点が挙げられます。また、ベースモデルの価格はやや高めで、設定は法人モデル寄りの印象。さらに、光沢(グレア)パネルのため、反射が気になるという人には向かない可能性があります。
それでも総合的には、
「安心して長く使える、ちょっと良いPCが欲しい」
というZ世代のユーザーに非常におすすめできる1台です。

