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Yoga Slim 7i Ultra Gen 11Aura Editionレビュー ついにYoga Slimも1kgへビジネスモバイルノートPCの新時代へ

Yoga Slim 7i Ultra Gen 11をレンタルしたのでレビューします。

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LenovoYoga Slim 7i Ultra Gen 11(14型 Intel)のスペック

Yoga Slim 7i Ultra Gen 11
モニター14型(2880×1800ドット)16:10光沢
CPUIntel Core Ultra 7 355
GPUIntel Graphics
メモリ32GB(オンボード)
SSD1TB(NVMe)
サイズ(幅×奥行×厚さ)幅約312mm×奥行き約219mm×高さ約13.9mm
無線通信規格WIFI7(802.11ax)、Bluetooth 5.4
バッテリー75Whr
充電タイプ65W ACアダプター
重量約975g
保証1年間のメーカー保証

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特徴 Yoga Slimがついに1kg切り

Yoga Slim 7シリーズで、ついに1kg切りを実現しました。重量級になりがちな高品質モバイルの枠でここまで軽くできたのは、かなり大きい進化です。

搭載プロセッサはCore Ultra 7 355。さらにメモリ32GB構成で、14型モバイルノートとしてはかなり扱いやすいバランスです。2.8K OLEDを採用しつつ、バッテリー駆動時間の長さも狙えているので、従来モデルから“磨き”がかかった印象。総合的に見て、モバイルノートPCとしての完成度がかなり高くなっています。

一方で注意点もあります。Core Ultra 7 355ではArc Graphicsではなくなったため、GPU性能は控えめになり、クリエイティブ用途(動画編集やGPUを使う処理)は従来より弱くなっています。

それでもこのモデルは、「軽い・画面が良い・バッテリーが強い」というモバイルPCの重要項目を高い水準でまとめています。最高クラスのビジネス向けモバイルノートを探している人には、かなり刺さる1台です。

Yoga Slim 7i Ultra Gen 11 (14型Intel)

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デザイン

今回のカラーは白を基調としたデザインです。天板からキーボード面までトーンが統一されていて、全体として清潔感のある見た目にまとまっています。
ブラック系の“ガジェット感”とは違い、明るい場所でも重たく見えにくいので、仕事用としても使いやすい印象です。

天板側はマットな質感で、触るとさらさらしています。ツヤ感のある塗装よりも指紋が目立ちにくく、見た目の清潔感を保ちやすいタイプです。


持ち運びのときも手が滑りにくく、触った瞬間の印象はかなり良いですね。

底面側を見ると、吸気用の開口部が大きめに取られており、エアフローをしっかり確保しているのが分かります。排気側も抜け道がきちんと作られていて、薄型・軽量モデルでも冷却を成立させる設計になっています。

また、スピーカー部は高級機らしくグリル面積が広めで、音がこもりにくく、音の広がりを感じやすい作り。単なる“鳴ればOK”ではなく、普段使いの快適さまで意識した仕上げです。

まず本体重量は、キッチンスケール実測で964g(=約0.96kg)でした。
メーカー公称の「1kg切り」を、ちゃんと現実の数値として確認できています。14型でこの軽さは、持ち運び前提のモバイルとしてかなり強いです。

ACアダプタは実測で176g
本体+ACアダプタの合計は**約1,140g(1.14kg)**なので、外出時の携行重量もこのクラスとしては軽めに収まります。

モニター

ディスプレイは2.8KのOLEDを採用しています。ベゼルが細く、いわゆるベゼルレス寄りのデザインなので、14型でも画面が大きく見えて没入感はかなり強め。発色も素直に綺麗で、映像視聴や普段使いの満足度は高いです。

パネルは**グレア(光沢)**ですが、体感としては極端にギラつくタイプではなく、反射のストレスは思ったより少なめ。明るい室内でも「使いにくい」と感じる場面はそこまで多くない印象です。

色域

色域は測定結果で、DCI-P3カバー率97.6%でした。
ほぼP3を網羅できているレベルなので、写真・動画など“色が重要なコンテンツ”でも、色のリッチさや階調の見え方に期待できます。2.8K OLEDと組み合わさることで、映像視聴はもちろん、軽めのクリエイティブ用途でも画面品質の満足度は高めです。

※ただし「色域が広い=色が正確」とは限らないので、色の正確さ(ΔEやキャリブレーション)まで重視する場合は別途確認が必要です。

画面の明るさは、測定結果で最大477nitでした。
一般的な室内利用はもちろん、日中の明るい部屋でも十分に見やすい明るさで、OLEDのコントラスト感も活きやすい数値です。外出先での作業でも「暗くて見づらい」と感じる場面はかなり減るはず。

※HDRのピーク輝度とは別の話で、ここは通常表示(SDR想定)の最大輝度として捉えるのが分かりやすいです。

キーボード

キーボードは、US配列ベースを日本語入力向けに最適化したレイアウトです。Yogaシリーズはシザースイッチ式(=パンタグラフ)を採用しており、押下時にしっかりクリック感があるタイプ。軽量モバイルにありがちな“頼りない打鍵感”ではなく、タイピングの気持ちよさは素直に好印象です。

タッチパッドは触覚(ハプティクス)タッチパッドになり、操作性が一段上がっています。クリックの反応が均一で、押し込む位置によるムラが出にくいのがメリット。普段の操作はもちろん、ジェスチャー操作も含めて扱いやすい仕上がりです。

インターフェース

左側

  • Thunderbolt™ 4(PowerDelivery/DisplayPort Alt Mode対応)×2

右側

  • Thunderbolt™ 4(PowerDelivery/DisplayPort Alt Mode対応)
  • 電源ボタン
  • 電子式プライバシーシャッター切替スイッチ

性能

Cinebench R23

Cinebench R23のスコアは、マルチコア 9,383 pts/シングルコア 1,572 ptsでした。14型モバイルとしては“十分使える”水準ですが、グラフで見ても分かる通り、最上位クラスの伸び方ではありません。

ただ、この機種は「とにかくベンチで殴り勝つ」という方向ではなく、軽量筐体・バッテリー・静音性(発熱)あたりのバランスを優先して、ビジネスワーク向けに最適化している印象です。
実際の体感としては、ブラウザ多タブ、Office、Web会議、軽めの画像編集などの普段使いは快適。一方で、長時間レンダリングや重い動画編集のような“CPUを回し続ける作業”では、ハイパワー機ほどの余裕は期待しにくいです。

バッテリーの駆動時間について

バッテリー駆動時間(UL Procyon Video Playback)は、21時間12分でした。
テスト条件は、開始時98% → 終了時2%、画面輝度は35~50%の範囲で実施しています。

2.8K OLED搭載の14型モバイルとして見ると、この結果はかなり優秀です。高解像度・OLEDという“バッテリー的には不利になりやすい構成”にもかかわらず、丸1日レベルで使える駆動時間を確保できています。

また、グラフの比較でも分かる通り、条件次第ではSnapdragon搭載機に迫る、あるいは上回る可能性があるレベル。少なくとも「OLEDだからバッテリーが短いでしょ」という不安は、このモデルではかなり薄いです。

SSDの性能

CrystalDiskMark(1GiB/5回)では、シーケンシャルで

  • 読込:最大 6,598MB/s
  • 書込:最大 5,834MB/s

を記録。PCIe 4.0世代らしい十分速い数値で、OS起動やアプリの立ち上がり、ゲームや動画素材の読み込みも快適です。

実使用の体感に近い 4Kランダム(Q1T1) でも

  • 読込:72.6MB/s
  • 書込:85.3MB/s

と、モバイルノートとしては良好。普段使いで“ストレージがボトルネックになる感じ”はほぼ出にくい構成です。

PCの温度とファンの動作音

Cinebench R23を10分間ループして高負荷をかけたところ、コアクロックはおおむね3.5GHz前後で推移しました。CPU温度も約75℃前後に収まっており、薄型・軽量モデルとしてはかなり安定した制御です。

ピークだけ伸ばして途中で大きく落ち込むタイプではなく、一定の周波数と温度で回し続けるチューニングなので、長時間の作業でも挙動が読みやすい印象。モバイル用途で重視される「静音性・バッテリー・安定動作」の方向に最適化されていることが見て取れます。

表面の温度

高負荷時の表面温度は、全体として人肌程度に抑えられています。サーモ画像を見ると、もっとも熱いのは上部(ヒンジ寄り)で約39.4℃、キーボード中央付近でも約36.3℃程度。
ホームポジション周辺はさらに低めで、長時間のタイピングでも「触れる部分が熱くて不快」という感じは出にくい温度感です。

ファンの回転音の大きさ

パフォーマンスモード

ファン騒音はピーク時で約50dB前後でした。静かな部屋だと「回ってるな」と分かるレベルで、正直うるさめです。
このあたりは、1kg切りの薄型筐体ゆえに冷却の余裕が限られ、負荷時は回転数を上げて温度を抑える方向に寄っている可能性があります。

まとめ:携帯性に特化した“ビジネスモバイル”現状の理想形

Yoga Slim 7i Ultraシリーズは、薄型・軽量で持ち運びやすく、さらにバッテリー駆動時間が長い(ARM版に迫るレベル)のが大きな魅力です。外出先や出張先で、長時間ACアダプターに繋がずに使うシーンに強く、ビジネス用途+動画視聴といった“ビジネスパーソンの普段使い”にしっかりハマります。とにかく軽いので、モバイル優先で選びたい人にはかなりおすすめです。

一方で弱点もあります。薄型化の影響もあってか、高負荷時のファン騒音はやや大きめでした。また、GPU性能は高くないため、重い動画編集やGPUを使うクリエイティブ用途を重視する人は注意が必要です。

Yoga Slim 7i Ultra Gen 11 (14型Intel)

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ウチヤマチカラ
ウチヤマチカラhttps://usshi-na-life.com
静岡県出身。2014年にブログ「うっしーならいふ」を開設。家電量販店スタッフとしての経験を活かし、ノートPCを中心に“わかりやすさ”重視のレビュー・製品解説を発信しています。 2017年からはYouTube「ウチヤマチカラ/うっしーならいふ」でも活動し、実機検証をベースにしたPC選びの情報をお届けしています。
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