日本HPが販売する「HP Pavilion Gaming 15」は2018年モデルよりもエアフローを大幅にレベルアップさせ、10万円クラスのゲーミングノートPCとして、非常に高い完成度を誇ります。
日本HPから検証機をお借りして、測定した検証結果と僕の感想をお伝えいたします。
HP Pavilion Gaming 15(2019)の特徴
シンプルにオシャレ
HPのパソコンはデザインがよく、価格が安い点が強みでして、Pavilion Gaming 15も例にもれずオシャレです。
ゲーム用、あるいはクリエイター用として展開している、Pavilion Gamingですが創造性を掻き立てるようなデザイン性の高さでシンプルにオシャレです。
エントリークラスからミドルクラスまで選べる
Pavilion Gaming 15の素晴らしい点は、冷却性能を高めたことにより、エントリークラスのGPUからミドルクラスのGPUを選択してもパフォーマンスの低下を起こさない点にあります。
下から真ん中までパーツを同じ筐体で実現できるのでPC本体の販売価格を下げる要因にもなっているのかと思います。
高性能かつ安いってのはめちゃくちゃうれしいですからね。
低予算ならAMDを、77,200円から
上記画像のとおり、CPUをAMD、インテルから選ぶことができるので、自分の予算に合った細かい選択が可能です。
例えば、「コンテンツクリエイトはあまりせず、とにかくゲームをプレイしたい」といった場合AMD製CPUを搭載したPavilion Gamingを選択すると税抜き77,200円から購入できるわけです。
4Kモデル選択可能でクリエイターPCとしても良し
インテルCPU搭載モデルは、「クリエイターモデル」があり、4K解像度の高精細な液晶モニターを選択可能です。
またGTX1660Ti Max-Qを搭載しているため、本格的な動画編集にも耐えられる性能です。
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詳細は下記ページよりご覧ください
検証機のスペック
検証機 | HP Pavilion Gaming 15-dk0017TX |
---|---|
モニター | 15.6型FHD(1920×1080ドット)ノングレア |
CPU | Intel Core i7 9750H |
GPU | Nvidia GeForce GTX1660 Ti Max-Q |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 256GB(PCIe NVMe M.2)SSD+1TB ハードディスク(SATA, 7200回転) |
映像出力端子 | HDMI 2.0 ×1/ |
インターフェース | USB 3.1 Gen 1×3/USB 3.1 Gen 1 Type-C/SDカードスロット/LAN端子 |
無線通信機能 | IEEE802.11a/b/g/n/ac 、 Bluetooth5.0 |
サイズ | 約 360×256×23.5-25.5 (最厚部) mm |
保証期間 | 購入時から1年間引き取り修理 |
検証機は市場で人気の構成で、SSD256GBとHDD1TBを標準で搭載しています。
なお、Pavilion Gamin 15はHP公式ページのスペックシートで詳細を確認できます。
ゲーム性能
フォートナイト・PUBG中級ゲームタイトルの快適性
フォートナイトシーズン2の平均フレームレート | |
---|---|
フルHD(1920×1080ドット) | |
エピック(最高画質) | |
高画質 | |
中画質 |
人気ゲームタイトル『Fortnite』は最高画質で102fpsでした。
PUBGではウルトラで78fpsでした。
ファイナルファンタジー15|重量級ゲームタイトルの快適性
ファイナルファンタジー15のスコア | |
---|---|
フルHD(1920×1080ドット) | |
軽量品質 | |
標準品質 | |
高品質 |
ファイナルファンタジー15は、PCゲームの重量級タイトルをどの程度快適に遊べるかの指標として使われるタイトルです。
標準品質で”快適”クラスです。
HP Pavilion Gaming 15のゲーム性能まとめ
GTX1660Ti Max-Qは通常のGTX1660Tiと比較するとパフォーマンスは伸びませんが、発熱が少ない分安定感があります。
中級クラスのゲームタイトルから重量級クラスのゲームタイトルを中画質から高画質程度で快適にプレイ可能です。
外観・デザインについて
HP Pavilion Gaming 15は重厚感のあるデザインではあるものの、フチに向けてカットが施されており、スタイリッシュな印象を受けます。
一般的なゲーミングノートPCと違い、威圧感もないため動画編集を行いたいクリエイターの方にもおすすめできるデザインです。
キーボードのキートップのフチが白なのでアクセントとなり高級感を演出しています。
幾何学模様はスピーカーでして、手で触れてみると凹凸しているのがわかります。見た目だけでなく質感にもこだわっています。
底面も六角形で非常にオシャレだと思います。デュアルファンが吸気部から見えました。冷却性能もかなり高いと思います。
ヒンジ部にPavilionのロゴが印字されています。
本体重量は実測値で2.35kgでした、15.6型のゲーミングノートPCとしては一般的な重量だと思います。持運びは大変だと思いますが、出来ないことはないと思います。
液晶モニターについて
ナローベゼルデザイン採用のモニターです、2018年モデルは4Kモデルはグレアだったと記憶していますが、2019年モデルはノングレアなので非常に見やすくなりました。
視野角も広めでとても見やすい液晶パネルです。
色域・トーンカーブ
トーンカーブは微妙にずれがありました、青が強めに出ています。
HP Pavilion Gaming15の色域 | |
---|---|
sRGBカバー率 | 95.3% |
ウェブコンテンツの基準となるsRGBカバー率は95.3%ほどでした。動画編集やイラスト制作に適したモニターだと思います。
インターフェース
右側面
- オーディオジャック
- USB 3.1×2
- DCジャック
左側面
- HDMI 2.0
- USB 3.1
- RJ45(LAN端子)
- USB 3.1 Type-C
- SDカードスロット
右側にDCジャックがあるため、右利きの人には煩わしいかもしれません。インターフェース部は、上位クラスのOMENなどと比較するとやや控えめですが、1台でコンテンツクリエイトやゲーミングノートPCとして機能させられる拡張性だと思います。
ベンチマーク結果
Cinebench R20
Cinebench R20の総合スコア | |
---|---|
Legion Y540 17 Core i7 9750H | |
m-Book K700 Core i7 9750H | |
HP Pavilion Gaming 15-dk0000 | |
Dell G7 17 Core i7 9750H | |
Dell G3 15 Core i7 9750H | |
Prestige 15 Core i7 10710U |
CPUのレンダリングスピードを計測するCinebench R20では、2334ptsでした。他社のモデルと比較すると平均的な水準でした。
FF15
ファイナルファンタジー15を3時間連続駆動させた際のログデータです。CPU温度は100℃付近で推移しています。ノートPC用のクーラーを別途購入したほうがいいかもしれません。
なお、これにより大きなパフォーマンス低下はありませんでした。
HP Pavilion Gaming 15-dk0000 クリエイターモデルの評価とまとめ
良い点
- デザインがおしゃれ
- 価格が安い
気になった点
- CPU温度が高い
綺麗にまとまったゲーミングノートPC
万人に受け入れられそうな綺麗なデザインと、ミドルクラスまでのGPU性能を活かしきる性能で初心者、中級者におすすめできるゲーミングノートPCです。
致命的な弱点といえるほど、パフォーマンスの低下はみられませんでしたが、CPU温度が高いのは気になりました。
とはいえ、セール時には3万円程度値下げされ、市場の中でも比較的安い金額で4Kモデルを購入できるのであればかなりお得です。これから動画編集や画像編集も含めてゲーミングノートPCを探している人におすすめできると思います。
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