ホームPCDellデル G3 15(3590)レビュー 10万円前後で買える超売れ筋の15.6型ゲーミングノートPC

デル G3 15(3590)レビュー 10万円前後で買える超売れ筋の15.6型ゲーミングノートPC

デルの販売する低価格なゲーミングノートPCがG3 15 3590です。グラフィックボードはGTX1650~1660Tiが選択可能。

市場でも最も売れ筋の価格帯でして、10万円前後のゲーミングノートPCの購入を検討すると必ずこのデルのG3 15 3590が選択肢にあがるんですよ。

ということで、メーカーから実機をお借りして検証した結果と僕の感想を記載いたします。

デル G3 15 3590の特徴

GTX1650搭載でとにかく安い

ゲーミングノートPCの人気の構成は、

  • CPU Core i7 9750H
  • GPU GTX1650
  • メモリ8GB

といった構成です。

デルのG3 15はセールにもよりますが、上記に加えSSD256GB+1TBのHDDを搭載したプラチナモデルを大幅値引きして税込み送料込みで10万円代で販売しています。

国内メーカーはもちろん、外資系メーカーのなかでもトップクラスに安いため、コスパの高いゲーミングノートPCとして、価格比較サイトなどでも売れ筋にランクしています。

シンプルでおちついたデザイン

ゲーミングノートPCといえば、ゴテゴテしたいかついデザインに七色に光るイメージがありますが、デルのGシリーズは、落ち着いたデザインで、白を基調としていますので、女性にもおすすめできるオシャレなノートPCだと思います。

クリエイターにもおすすめできる豊富な外部出力

G3 15はSDカードスロットのほか、HDMIやUSB-C(DisplayAlt-Mode対応)で外部モニターへの出力も可能。

上記画像はデル公式イメージ図で、ゲーミングモニターやキーボードと接続していますが、もちろん動画編集や、写真編集用のクリエイティブな作業を行うための高精細なモニターに接続してもOK。

動画編集の入門機としてもおすすめです。

ラインアップとおすすめ構成

Dell G3 153 590
プレミアムGTX1050プラチナGTX1650プラチナGTX1660Ti
モニター
15.6型フルHD(1920×1080ドット)15.6型フルHD(1920×1080ドット)15.6型フルHD(1920×1080ドット)
CPU
Core i5 9300HCore i7 9750H
GPU
GTX1050GTX1650GTX1660Ti
8GB16GB16GB
ストレージ
512GB(SSD)256GB(SSD)256GB(SSD)
1TB(HDD)1TB(HDD)

デル製品は、メモリカスタマイズに対応していない点が少々気になります。

とはいえ、ラインアップは豊富で、上記に挙げたメモリ・ストレージが大容量のモデルを選択しておけば問題ないでしょう。

検証機のスペック

検証機Dell G3 15プラチナ(GTX1660Ti)
モニター15.6型FHD(1920×1080ドット)ノングレア
CPUIntel Core i7 9750H
GPUNvidia GeForce GTX1650
メモリ16GB(8GB×2)
ストレージ256GB(NVMe)+1TB(HDD)
映像出力端子HDMI×1/USB-C(DisplayPort Alt-Mode)
インターフェースSDカードスロット/USB 2.0×2/USB 3.1×2
無線通信機能802.11ac 2×2 WiFi & Bluetooth
サイズ365.5×254×21.6mm
保証期間購入時から1年間引き取り修理

 

検証機は市場で人気の構成で、SSD256GBとHDD1TBを標準で搭載しています。

フォートナイト・PUBG中級ゲームタイトルの快適性

フォートナイトシーズン2の平均フレームレート
フルHD(1920×1080ドット)
エピック(最高画質)
67fps
高画質
81fps
中画質
100fps

人気ゲームタイトル『Fortniteフォートナイト』はエピック画質で67fpsでした。他社のGTX1650搭載モデルよりも若干フレームレートが低い気がします。

PUBGの平均フレームレート
フルHD(1920×1080ドット)
ウルトラ
49fps
高画質
71fps
中画質
80fps

PUBGではウルトラで49fpsでした。こちらも、フォートナイト同様パフォーマンスが上手く出ていないように感じました。

ファイナルファンタジー15|重量級ゲームタイトルの快適性

ファイナルファンタジー15のスコア
フルHD(1920×1080ドット)
軽量品質
6345
標準品質
4930
高品質
3659

ファイナルファンタジー15は、PCゲームの重量級タイトルをどの程度快適に遊べるかの指標として使われるタイトルです。

軽量品質で”快適”クラスです。

Dell G3 15(3590)のゲーム性能まとめ

大きく快適性を損なってはいないと思いますが、GTX1650搭載モデルとして、普通か若干性能が出ていないような気がします。とはいえ、ゲームが遊べないというわけではないので、価格なりといってもいいかもしれないです。

デザインについて

Dell G3 15は一般的なノートPCのようなデザインに独立型のGPUを搭載したモデルでして、良い意味でゲーミングノートPCらしさがなく普通に使えるノートPCといった感じ。

白を基調とした配色なので清潔感があります。

背面にG3のロゴと排気口があります。

底面はゴム足がアクセントとなりかわいらしいデザインだと思います。

重量は実測値で2.436kgほどでした。15.6型のゲーミングノートPCとして考えれば一般的な重量です。

キーボード・タッチパッドについて

キーボードはフルサイズスケールのテンキー付きキーボードです。

“ゲーム用”というよりは、事務作業用といった感じで、打鍵感はかなり抜けるような、柔らかい、といった感想。

FPS系のシューター系ゲームをプレイしたいのであれば専用のゲーミングキーボードを購入したほうがよさそうです。

タッチパッドは独立ボタンのないモデルです。一般的なノートPCに搭載されているもので、使用感は普通です。

モニターについて

フルHDのノングレアの液晶モニターを採用しています。視野角はあまり広くないと思います。

色域・トーンカーブ

RGBのトーンカーブは1本の線になっておりとても自然な発色です。

デルG3 15(3590)の色域
sRGBカバー率62.3%

実際の色域についてはそこまで広くありません、一般的な作業に適したモニターだと思います。

コンテンツクリエイトを重視するのであれば、別途モニターを導入したほうがいいと思います。

ベンチマーク結果

Cinebench R20

Cinebench R20の総合スコア
Legion Y540 17 Core i7 9750H
2716pts
m-Book K700 Core i7 9750H
2643pts
Dell G7 17 Core i7 9750H
2249pts
Dell G3 15 Core i7 9750H
2046pts
Prestige 15 Core i7 10710U
1587pts

CPUのレンダリングスピードを計測するCinebench R20では、2046ptsでした、Core i7 9750Hモデルとしては低めのスコアです。

FF15

ファイナルファンタジー15を3時間連続駆動させた際のログデータです。パフォーマンスがうまくだせていないのは、排熱が上手くいってないからだと思います。

CPU温度が100℃、クロック周波数の低下は、サーマルスロットリング(熱によるパフォーマンスの低下)が発生していると考えられます。

SSD・HDDの読込速度

 

SSD、HDDともに市場で低価格で買える製品が使われていました。ゲームのプレイや一般的な作業においては十分な性能だと思います。

PCの表面温度

ファイナルファンタジー起動時の表面温度です。内部の熱は表面にもろに伝わっていないので「操作できないほど熱くなる」ということはありません。

Dell G3 15 3590の評価とまとめ

良い点

  • 価格がとにかく安い
  • デザインがシンプルでいい

気になる点

  • 性能がでてない
  • ゲーム用としてはキーボードが柔らかすぎ

価格は魅力的だけど性能が。

販売価格は他の追随を許さない圧倒的な低価格を実現しており、非常に魅力的です。

しかし、実際の性能に関してはやや不満が残る結果となりました。特にゲームのプレイ時ではCPU内部の温度が気になります。長期的な使用を想定されている方はAlienwareなど上位のゲーミングノートPCを検討しましょう。

キーボードに関しても、ゲーム用としてはあまりにもペタペタした感じで、個人的には絶賛はできません。予算が限られている人の一つの選択肢としてはありだと思います。

動画編集やコンテンツクリエイトを10万円前後で業務用に導入したい法人、個人事業主の方は、ありだと思います。

なお、価格や仕様は記事執筆時のもので変更となる恐れがあります。必ず公式ページで確認してください。

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うっしー
うっしーhttps://usshi-na-life.com
静岡県出身。2014年にブログ「うっしーならいふ」を開設。 元家電量販店スタッの経験を活かし、PCのわかりやすい製品紹介記事を多数執筆。 2017年に「ウチヤマチカラ/うっしーならいふ」チャンネルとしてYouTubeでの活動も開始し、2022年11月現在でチャンネル登録者数は2万人を越える。
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