デル XPS13(7390)レビュー 最高品質の13.3型ノートPC

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デルが販売するXPSシリーズは、高品質なディスプレイや最新の拡張ポートを装備した、戦闘用マシンです。

ラインアップに4Kディスプレイを搭載したモデルが存在するなど、モバイルノートPCの代表格であるXPS13(7390)をメーカーよりお借りしたので、実機の検証結果と僕の感想をお伝えいたします。

XPS 13(7390)特徴

XPSシリーズはInspironシリーズと比較し、所有欲を満たすデザイン設計でして、そのうえでハイパフォーマンスを実現するデル屈指のモバイルノートPCです。

第10世代インテルCPUでモバイル用の最高クラスのパフォーマンス

XPS13(7390)はインテルの第10世代Core iファミリーから選択可能でして、Core i3 10110UからCore i7 10710Uまで幅広い選択肢があります。

Officeソフト重視ならCore i5で動画編集も行うならCore i7で

XPS 13の魅力を最大限に活かしたいならハイエンドモデルがおすすめです。

インテルCPUは第10世代のCore i7 10710Uのみ6コア12スレッドを有する超ハイパフォーマンスプロセッサに仕上がっておりまして、XPS13(7390)はプラチナプラスモデルを選択すると、上記CPUおよび、16GBメモリ、1TBSSDを搭載した1台ですべてをこなせる万能ノートPCだからです。

とはいえ、低価格のCore i3搭載モデルから選択できる利点もあるため、事務作業や、簡単な写真編集がメインなら、Core i3、Core i5でも十分に対応可能でしょう。

高級感のある見事なデザイン

質感の高いアルミ削り出しボディを採用していまして、DELLのロゴがちょこんと乗っています。

個人的にはフロストホワイトを選んでほしい

カラーは、写真の「フロストホワイト」のほか、「ローズゴールド」「プラチナシルバー」の3色構成でラインアップが展開されています。

どのモデルも高級感がありますが、個人的にはフロストホワイトがとても美しいと思っていて、万人にお勧めできます。

画面占有率80%オーバーのハイクオリティディスプレイ

13.3型のディスプレイで、画面占有率が80%以上ありまして、パっと見た感じ「ほぼ画面」なので作業に集中できますし、”無駄のなさ”が心地よい。

もちろん液晶モニターの表現可能なカラースペースもクリエイター仕様ですので、モバイルノートPCでクリエイティブな作業をされたい方に最適です。

Microsoftofficeセットでお買い得

これから社会人になる方や、学生の方にとって非常にお買い得なセットモデルを販売していることもありまして、こうしたMicrosoftofficeセットモデルは即納可能が魅力です。

デル製のノートPCは『即納モデル』であれば、注文後次の次の日に届くのが最大の魅力だと思いますし、これこそが他社にない圧倒的な強みだと思います。

検証機スペック

検証機XPS 13(7390)
モニター13.3型4K(3840×2160ドット)グレア
CPUインテル Core i7 10510U
GPUインテル UHD
メモリ16GB
ストレージ512GB
映像出力端子USB-C×3Thunderbolt 3(USB-PD対応)×2 USB-C3.1×1
インターフェースmicroSDカードスロット
無線通信機能Killer AX1650 (2×2)  インテル WiFi 6 + Bluetooth 5.0
サイズ302×199×7.8-11.6mm
保証期間1年間【標準サポート】 引き取り修理

 

XPS13(7390)の性能について

Cinebench R20

Cinebench R20の総合スコア
Legion Y540 17 Core i7 9750H
2716pts
m-Book K700 Core i7 9750H
2643pts
Dell G7 17
2249pts
XPS13 7390
1849pts
Prestige 15 Core i7 10710U
1587pts

XPS13(7390)の素晴らしいところは、6コアCPUを搭載したモデル(Prestige 15)よりも高パフォーマンスを発揮できる点です。

おそらく、Core i7 10710U搭載のプレミアムモデルであれば、さらにスコアは伸びるでしょう。『H』シリーズに迫る勢いの点数の意味するところは、動画編集、写真編集の快適性です。

『H』シリーズは、ハイパフォーマンスではあるものの、携帯性が損なわれるという弱点がありますが、モバイル用でこれだけパフォーマンスがでていれば、簡単な動画編集はモバイルノートで十分ということになりそうです。

ファイナルファンタジー14

ファイナルファンタジー14を3時間駆動させた際の、ログデータです。

グラフィックスはオンボードでそれほど高パフォーマンスというわけでもないのですがXPS13(7390)の性能は13.3型としては驚異的です。

SSDの読込速度

搭載SSDは東芝製のNVMeSSDでした。読込速度は非常に高速で、一般的な作業からクリエイティブな作業まで幅広い用途をカバーしてくれるでしょう。

モバイルノートPCの最高峰の性能

  • CPUパフォーマンスを長時間維持
  • 最大クロックまできっちりブーストがかかっている

XPS13(7390)はこの2点が13.3型としては最高峰で、非常におすすめできます。

正直、デザイン性を重視したノートPCは排熱設計がしょぼくてCPUのパフォーマンスを発揮できないことが、あるのですが、XPS13(7390)は非常に優秀だと思います。

動画編集や、写真編集など行える性能で、プロ用のAdobeソフトなどを持ち運んで使いたい方はXPS13(7390)はありだと思います。

なかでも、Core i7 10710Uモデルがおすすめですね。

デザイン・外観

天面、底面に質感の高いアルミボディを採用しつつ、キーボード側はグラスファイバーを編み込んだ特別なパームレストを採用しています。

てっぺんからつまさきまで、”白”にこだわって作られたノートPCで、年齢・性別を問わずだれにでも愛される高級感のあるデザインです。

『フロストホワイト』は落ち着いたトーンの”白”なのでフォーマル、カジュアルどんなシーンでも使える超オシャレデザインだと思います。

底面のゴム足もシンプルで、丸みのあるデザインがグッド!女性からも人気でしょう。

PC本体の重量は、1.258kgです。13.3型のノートPCとしては、比較的重めの重量ですが、USB-PDに対応しているため、携帯する充電器やモバイルバッテリーに軽量なものをチョイスできます。

専用の充電器含めて1.5kg程度ですので、持運びは容易です。

標準で付属する充電器は45W出力です。13.3型のモバイルノートPCで30W~60W出力のものが推奨です。

液晶モニター

検証機はタッチ対応のグレアタイプのモニターでした。個人的に、13.3型に4K解像度は不要だと思っていますが、表示領域の広さはクリエイティブな作業の時に役立ちますから、ハイエンドモデルに搭載されているのは理にかなっているのかもしれません。

色域・トーンカーブ

RGB三本が一直線でした。非常に高品質なパネルを搭載しています。

XPS13 7390
sRGBカバー率100%
Adobe RGB カバー率75.1%

 

ウェブコンテンツ制作に必要なカラースペースを保持していました。映像視聴においても効果を発揮してくれると思います。

キーボード・タッチパッド

テンキーレスのフルサイズスケールのキーボードです。キーストロークが1.8mmほどで非常に打鍵、しやすくクリック感もあります。

打ち味としては、MicrosoftのSurface Laptopに近いです。ノートPCとしては最高クラスのキーボードだと思います。

また、タッチパッドは、内部にガラスを採用しているため、クリック感がAppleのMacbookシリーズに採用されるタッチパッドのような手触りで、触り心地がとても良いです。

インターフェースについて

インターフェースは非常にシンプルでUSB-Cポートが3つ(左側面の2つがThunderbolt 3対応)で汎用性の高さが光るノートPCです。

例えば、Macbook Pro 13インチは上位モデルはUSB-Cが4つついていますが、XPS13はどのモデルを選んでも3つついています。

従来のUSB-A用のアダプターも付属してくるため、USBアダプターを別途購入する必要はありませんが、家で利用する場合は、モニター出力など、多くのポートをサポートするドックを購入してもいいかもしれません。

排気音、PCの表面温度

CPU使用率が100%の時のファンの排気音の大きさは44.6dbでした。モバイルノートPCとしての標準域なので非常に静かだと思います。

 

また、この時のPCの表面温度は44.3℃でした。温度の高さは気になりますが、これだけパフォーマンスが出せているノートPCとしては非常に低い温度に抑えられていると思うので、すごいと思います。

また、実際に厚いのはキーボードの表面ではなく、すき間の部分なので実際に触ってみると熱さはあまり感じないです。

XPS13(7390)の評価とまとめ

デルで買うならXPSシリーズがおすすめ

今回初めて、デルの一般用途で使うモバイルノートPCに触れましたが、その完成度の高さに脱帽しました。

デザイン・パフォーマンス・拡張性・どれをとっても高い次元でまとまっており、数あるラインアップのなかから選べる自由度の高さこれらすべてがマッチしており、デルで買うならXPSシリーズしかないなと思わせてくれる逸品でした。

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2 コメント

  1. 5年ほど使っているVaioProMk2(古いi5とメモリ8GSSD256)の故障で久々のWindowsPC選びで右往左往しているのですが、流石にSX14は高すぎて、また浦島太郎状態でYoutube拝見させていただき、XPS13やInspironでと心に決めた所なのですが、一つご相談させていただきたいです
    Inspiron14のi5、メモリは増やせるので8Gお財布に優しいなと思いましたが、重さを感じ、 Inspiron13に気持ちが変わりメモリ16となるとi7モデルになるんですね。そのモデルの価格を見るとXPS13のi5の16Gモデルとそう変わりません。 Inspiron13のi7モデルとXPS13のi5モデルの違いってどれほどなのでしょうか
    動画編集などはしないのでi5でいいかとは思うのですが、ブラウザたくさん開いたりマルチタスクするので16Gかな?とは思っています。
    Inspiron13とXPS13、CPU以外の違いやオススメ度などあれば是非教えていただきたいです

    • キーボードとディスプレイの性能、見た目が違う程度でハードウェアそのものに大きな差はないと思ってます。
      ブラウザ立ち上げやWin11で考えるとメモリ16GBは最低要件だと思うので、予算と相談してどちらかを決めるといいと思います。

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