2020年3月6日更新:最近価格が安くなっているゲーミングノートPCのおすすめをまとめます。
この記事を執筆する僕は、年間100台以上のPCレビューを行っており、自分自身はゲーミングPCの自作を行っているため、ほかの人よりは詳しいと思います。厳選したモデルを紹介させていただきます。
記事内の動画は筆者の僕が実際に検証した結果をYouTubeで解説する動画となっておりますので、詳しく知りたい方は動画の再生、チャンネル登録していただけると喜びます。
目次
2020年版ゲーミングノートPCを選ぶ際のポイント
ゲーミングノートPCを選ぶ際のポイントはいくつかありまして、CPUやグラフィックボードなどです。どの程度の性能を選べば”失敗しないのか”を解説いたします。
CPU
ゲームのプレイ時に使う”CPU”は重たいゲームをプレイする際にはグラフィックボードを手助けする役割を持っています。あまりにもCPUの性能が低すぎるとゲームのプレイに支障をきたします。
ただし、ノートPCに搭載されるCPUはメーカー側が事前にバランスを考えているため、真剣に悩む必要もありません。
ゲーミングノートPCに搭載されてるCPU | |
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インテルCore iシリーズ | 最もオーソドックスなCPUでCore i7 9750H搭載モデルを選べば間違いありません。またミドルスペッククラス程度ならCore i5 8300Hがコスパ高いです。 |
AMD Ryzenシリーズ | 価格を安く抑えるのに向いてます。コスパを求めるならRyzen 7 3750Hなどがおすすめです。 |
AMD CPUを選んだ場合、ゲーム以外の作業がインテルCPUに比べて遅い可能性があります。ゲームを重視するか、配信や動画編集などそれ以外の作業も重視するかで選びましょう。詳細は下記記事にて実機検証を行っています。
GPU(グラフィックボード)
グラフィックボードはゲームの3Dグラフィックを作り出す役割を持ちます。
グラフィックボードの性能が低いと満足にゲームのプレイができないなどの弊害がありますが、最近”ゲーミングノートPC”として売られているモデルは、安いモデルでもGTX1050を搭載しています。GTX1050を搭載しているモデルは、低画質~中画質程度でゲームをプレイするのに向きます。
一方たまにめにする,Radeon(ラデオン)シリーズはAMD社が販売するコスパに優れたグラフィックボードです。特徴としては、GeForceよりも性能が高いモデルが安く購入できる点です。
デメリットは、ゲームに最適化されていない可能性があるため、モンスターハンターワールドなどの重量級オンラインゲームなどでは不利な点です。
ゲーミングノートPCに搭載されてるグラフィックボード | |
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Nvidia GeForceシリーズ | GTX1050搭載モデルでも低画質に下げれば度のゲームも遊べます。2019年現在ではGTX1650搭載モデルがコスパ高いです。MX150は選ばないようにしましょう。 |
AMD Radeonシリーズ | GeForceシリーズよりも価格が安いです。予算が少ない方はRadeonシリーズで選ぶのもありだと思います。 |
ちなみに、Geforceシリーズで末尾に”Ti”とついているものは、付いてないものと比較すると性能が高めです。なかでもGTX1050Tiはかなりコスパの高いグラフィックボード。
下記記事が、GTX1050と1050Tiを実機で検証した結果をまとめた記事となっています。もし、どのグラフィックボードを選べばいいか真剣に悩んでいる方は、実機で検証した結果を信じることをおすすめします。
また、2019年に新たに加わったGTX1650とGTX1050のコスパと性能についてまとめた記事が下記となります。
メモリ
メモリーが少ないと起きる弊害
3D描写がとても綺麗な(情報量が多い)ゲームをプレイする際にメモリーがすくないと快適にプレイができない可能性があります。
FPS系のゲームにおいては、そこまで重要視する必要はありませんが、年々要求性能が高まっているため長く使うのであれば16GBモデルの検討をお勧めします。
必要メモリー目安 | |
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8GB | 軽めのゲームなら8GBで十分。 |
16GB←おすすめ | 黒い砂漠やFF15、MHWなど重量級ゲームを動かすなら16GB必須です。 |
32GB | 本格的なゲーミングノートPCでRTX2070以上のグラフィックボードを搭載してるなら32GB欲しいです。 |
SSDやHDDについて
基本的にはSSDを選択するのが無難です。ただし、最近話題のNVMeSSDに無理にする必要はありません。(ゲームの処理速度は変わらないから)
どちらかというと、SSD500GB程度にゲーム保存用に大容量で品質の高いHDDをチョイスすると安く利便性が高いです。
下記の動画では、自作PCでHDDとSSDでゲームのロード時間が短くなるか検証した動画です。
5分のゲームで30秒ほどロード時間を短縮できるのでHDDよりはSSDのほうがいいと思います。最近では、SSD+HDD(デュアルストレージ・ダブルストレージ)構成が一般的となっていますが、予算に余裕のある方はSSDにしましょう。
SSDとHDDのおすすめ | |
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NVMe SSD | 読込速度は高速ですが、ゲームのプレイに実はあまり関係ない |
SATA SSD | SATA SSDがコスパ高いためWindows起動用にコレを選ぶのが鉄板 |
HDD | ゲームソフト保存用にHDDを選択するなら7200rpmで大容量のものを選ぶのをおすすめします。 |
動画で確認
人気のPUBGやフォートナイトをプレイするなら「最低コレくらい必要」というのを解説しています、ぜひ参考にしてください。チャンネル登録もお待ちしております。
その他の要素
nVidia G-SYNC AMD Freesync
本格的に格闘ゲームや、FPSゲームで、対人プレイを行うのに必要な技術です。ガチ勢でなければ必要ない機能
高リフレッシュレートモニター
144hzや165hzで駆動するモニターです。上記G-SYNCなどと組み合わせると、画面が常に安定してサクサク動きます。
ただ、こうした要素を盛り込むと金額が跳ね上がりますし、最近では外付けのゲーミングモニタも増えてきているため、モニター技術に関しては外付けモニターを買った方が安いです。
With MAX Qdesign(ウィズマックスキューデザイン)
グラフィックボードを薄型化したモデルのことです。本体も軽量化されているため、持ち運びしやすくなりますが、性能が普通のモデルと比較するとやや落ちます。
おすすめのゲーミングノートのスペック
CPU | Core i5 9300H以上 |
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GPU | GTX1650以上 |
メモリ | 8GB以上 |
SSD | 256GB以上 |
HDD | 1TB以上 |
液晶 | 15.6インチ |
です、ここからは実際におすすめのゲーミングノートPCを紹介していきます。
コスパの高いおすすめゲーミングノートPC
ASUS TUF GAMING FX505DT1650
AMDで超コスパ
- 液晶:15.6インチFHD,非光沢120hz
- CPU:AMD Ryzen 5 3550H
- GPU:NVIDIA GeForce GTX 1650
- メモリ:8GB
- SSD:512GB(NVMe)
- 価格:8万台
RyzenプロセッサとGTX1650を搭載しており、市場の最安値です。
120hzのゲーミングモニターも搭載しており販売されているゲーミングノートPCのなかで最もコスパが高いモデルです。
また、製品保証が標準で2年間ついているのでとてもおすすめです。
ゲームタイトルおすすめ度 | |
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鉄拳7FR・SFⅤ(格ゲー) | ◎ |
レインボーシックスシージ・CSGO(最適化済みFPS) | ◎ |
PUBG・フォートナイト Apexlegends | 〇 |
MHW・FF15・黒い砂漠・BFⅤ | 〇 |
ASUS TUF Gaming A15 FA506IH1650

AMDで超コスパ
- 液晶:15.6インチFHD,非光沢144hz
- CPU:AMD Ryzen 5 4600H
- GPU:NVIDIA GeForce GTX 1650
- メモリ:8GB
- SSD:512GB(NVMe)
- 価格:9万台
Ryzen 4000番台を搭載し、フレームレートを144hzまで高めたモニターを採用しています。ただ、価格が安いだけでなく、パフォーマンスもインテルCPU搭載機よりも高いので超おすすめです。
ゲームタイトルおすすめ度 | |
---|---|
鉄拳7FR・SFⅤ(格ゲー) | ◎ |
レインボーシックスシージ・CSGO(最適化済みFPS) | ◎ |
PUBG・フォートナイト Apexlegends | ◎ |
MHW・FF15・黒い砂漠・BFⅤ | 〇 |
Lenovo Ideapad S540(15)ゲーミングエディション

持運びに最適
- 液晶:15.6インチFHD,非光沢60hz
- CPU:インテル Core i7 8565U
- GPU:NVIDIA GeForce GTX 1650(4GB)
- メモリ:8GB
- SSD:512GB(NVMe)
- 価格:10万台
GTX1650搭載で市場で、とにかく安いノートPCが欲しい方におすすめです。
ストレージの容量や、拡張性が必要最低限なのでがっつりゲームプレイを楽しみたいという方にはあまり向かないかもしれませんが、とにかく軽量で安いのが魅力。
動画編集用のサブ機としてもおすすめできます。
ゲームタイトルおすすめ度 | |
---|---|
鉄拳7FR・SFⅤ(格ゲー) | ◎ |
レインボーシックスシージ・CSGO(最適化済みFPS) | 〇 |
PUBG・フォートナイト Apexlegends | 〇or△ |
MHW・FF15・黒い砂漠・BFⅤ | 〇or△ |
Legion Y540(17)

超コスパ
- 液晶:17.3インチFHD,非光沢144hz
- CPU:インテル Core i5 9300H
- GPU:NVIDIA GeForce GTX 1650(4GB)
- メモリ:8GB
- SSD:256GB(NVMe)
- 価格:11万台
動画編集+ゲームのプレイでコスパを求めるならならレノボのゲーミングブランドから出ている Legion Y540(17)が最もおすすめできます。
画質調整さえすればどのゲームタイトルもまんべんなく動作すると思いますし、何しろ価格が圧倒的に安すぎるので低予算ならこのモデルを買うのが正解です。
ゲームタイトルおすすめ度 | |
---|---|
鉄拳7FR・SFⅤ(格ゲー) | ◎ |
レインボーシックスシージ・CSGO(最適化済みFPS) | 〇 |
PUBG・フォートナイト Apexlegends | 〇or△ |
MHW・FF15・黒い砂漠・BFⅤ | 〇or△ |
他社と競い合うゲームに関しては、×としてあります。理由は性能で負ける可能性があるからです。プレイできないわけではありません。
G-Tune E5

デュアルストレージが安い
- 液晶:15.6インチFHD,非光沢
- CPU:インテル Core i7+ 9750H
- GPU:NVIDIA GeForce GTX 1660Ti
- メモリ:16GB
- SSD:512GB(NVMe)
- HDD:2000GB
- 価格:16万台
マウスコンピュータ―の強みは、大容量のNVMe接続対応SSDが非常に安いです。この点が他社にない強みとなりますので、普通のパソコンとしてもかなりコスパが高い。
気になる点としては、ゲーミングモニターを搭載していない点。バトルロイヤル系のゲームやTPS、FPSをガッツリプレイしたい方は別途ゲーミングモニターがあるといいです。
ゲームタイトルおすすめ度 | |
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鉄拳7FR・SFⅤ(格ゲー) | ◎ |
レインボーシックスシージ・CSGO(最適化済みFPS) | ◎ |
PUBG・フォートナイト Apexlegends | ◎ |
MHW・FF15・黒い砂漠・BFⅤ | ◎ |
他社と競い合うゲームに関しては、×としてあります。理由は性能で負ける可能性があるからです。プレイできないわけではありません。
HP Pavilion Gaming 15-dk0000
OptaneメモリーでHDDなのに早い
- 液晶:15.6インチFHD,IPS,非光沢
- CPU:インテル Core i5+ 9300H+optaneメモリー
- GPU:NVIDIA GeForce GTX 1050(4GB)
- メモリ:8GB
- HDD:1TB
- 税込み価格:8万4942円
HPのPavlion Gaming 15最大の特徴は一番安いモデルでもintel Optaneメモリーを採用しているためSSDではありませんが、読込速度が高速化されています。
低価格なのに高性能を実現したうえオシャレなので万人におススメできるゲーミングノートPCです。
予算をあげられるならOMENシリーズもおすすめです。
ゲームタイトルおすすめ度 | |
---|---|
鉄拳7FR・SFⅤ(格ゲー) | ◎ |
レインボーシックスシージ・CSGO(最適化済みFPS) | 〇 |
PUBG・フォートナイト Apexlegends | 〇or△ |
MHW・FF15・黒い砂漠・BFⅤ | △ |
GTX1050(4GB)はこんな感じです。
デル G3 15(3590)

持運びに最適
- 液晶:15.6インチFHD,非光沢60hz
- CPU:インテル Core i5 9300H
- GPU:NVIDIA GeForce GTX 1650(4GB)
- メモリ:8GB
- SSD:256GB
- HDD 1TB
- 価格:10万台
GTX1650搭載で市場で、とにかく安いノートPCが欲しい方におすすめです。
ただし、品質はそこまでよくないです。国内メーカーはもちろん、外資系メーカーのなかでもトップクラスに安いため、コスパの高いゲーミングノートPCとして、価格比較サイトなどでも売れ筋にランクしています。
積極的におすすめしたい、、というよりはとにかく価格を抑えたい人はデルという選択肢もありです。
まとめ:ゲーミングノートPCの購入の懸念点をつぶしたい人へ
ゲーミングノートPCは高額です。なにか気がかりなことがあると踏みとどまってしまうのが人間なので、メリット・デメリットと、僕が記載した記事を列挙いたします。
お力になれれば幸いです。
ゲーミング”ノート”パソコンを選ぶメリットとデメリット
デスクトップパソコンではなくノートパソコンを選んでもいいのか心配の方もいらっしゃるでしょうからメリットとデメリットを列挙しておきます。
メリット
- 狭い部屋でも場所をとらずスペースの有効活用ができる
- 組立の必要がなく楽
- 持ち運べる
デメリット
- 最高性能を求めるとかなりコスパが悪い
- 拡張性が低い
- 修理代金が高額になりがち
- 冷却性能が低い
中間性能までは差がありません。もう「ゲームはデスクトップで」という時代は終わってます。
修理代金が高いとしていますが、デスクトップパソコンでもパソコンに詳しくないと原因究明までの手間とお金は絶対に発生しますし、メーカーの手厚い延長保証に加入すれば簡単にクリアできる点です。
ゲーミングノートパソコンの最大の弱点は冷却性能です。デスクトップパソコンにいまだ勝てません。
熱を逃がすのはデスクトップが有利
家の電気代を安くする節約術で、「冷蔵庫にモノを入れすぎない、隙間が空くようにする」と聞いたことはありませんか?デスクトップパソコンは隙間がかなりあいてて空気の通り道が確保されていますがノートパソコンにはありません。熱がこもってしまうのです。
ノートは隙間なく詰められている
熱はパソコンが壊れる原因であり、これこそがノートパソコンの弱点。なのでミドルスペックまでのグラフィックボードを搭載しているゲーミングノートを延長保証付きで購入するというのが僕の編み出した最適解。
各メーカーの保証レベルがあがってきており、安い金額で延長保証に加入すればPCパーツの故障を治すことができる、がゲーミングノートのメリットですよ!
価格がネックならローンを組むのも検討
予算が足りない場合は、ショッピングローンで無理のない返済が行えるメーカーから購入するのもありです。下記記事に金利手数料無料でショッピングローンが組めるメーカーをまとめました。
ゲーム以外の用途も検討したい場合
動画編集・写真編集も行ってみたいという方は下記記事も参考にしてみるといいかもしれません。
下記記事群では選び方を解説しているため、そのスペックを満たしていればゲーミングノートPCでも可能です。
サポートを重視したい
高額なゲーミングノートPCを購入するのであれば、サポートを重視したいのは当たり前だと思います。個人的に、サポートを重視したい方は国内メーカーのマウスコンピューターをおすすめします。
また、メーカーによる特徴をつかみたい方は、それぞれの特色を解説した記事を記載していますので参考にしてください。
ゲーミングモニターのおすすめ
ゲーミングノートにしたいけれど、モニターは専用のものが欲しいという方におすすめなのが下記記事です。プロゲーマー・配信者のかたにおすすめのゲーミングモニターについて聞いてきた内容をまとめています。
そもそも高いモニターや高いリフレッシュレートがなぜ必要なのか疑問に思っている方は下記記事も参考にしてください。
グラフィックボードについて詳しく知りたい方
「そもそも、グラフィックボードってなに??」という方は下記記事もおすすめです。一からグラフィックボードについて解説しています。
ゲーミングノートPCと一緒に購入をおすすめしたい周辺機器
下記記事で実際にレビューして満足度の高いもの並べております。ぜひ参考にしてください。
- モニター→ASUS ROG SWIFT PG258Qレビュー|24.5インチの240Hz駆動、G-SYNC対応ゲーミングモニター
- キーボード→XA01 ROG STRIX FLARE/RD/US_1(赤軸モデル)レビュー
- マウス→P702 ROG Gladius II Wirelessレビュー
- ヘッドセット→ROG DELTAゲーミングヘッドセットをレビュー
このほか、不明な点、質問等がございましたらブログコメント欄にいただけましたら、可能な場合は検証あるいは調べて、情報を追記させていただきますので是非僕を利用してください。