ASUS TUF Gaming A15 FA506Iレビュー 10万円以下でコスパ最高のゲーミングノートPC

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ASUS TUF Gaming A15 FA506Iは4000番台Ryzenを搭載したミドルスペックのゲーミングノートPCです。低価格で幅広いゲーミングタイトルを快適にプレイしたい人におすすめで、非常にコストパフォーマンスの高いモデル。

今回メーカーより実機をお借りしたので検証結果やおすすめポイントを記載していきます。

TUF Gaming A15 FA506Iの特徴

ASUSのTUFシリーズは、The Ultimate Forceの略称で同社の上位ブランド”ROG”からゲームを安定的プレイに可能な要素だけを残し、それ以上の過剰スペックを排除したエントリー向けシリーズです。

エントリー向け、というと単なる廉価版というイメージを持たれやすいのですが、ピーク時のサーマルコントロール(CPUやGPUの熱を処理する)やユーザビリティを損なわないボディ設計は他社の上位モデルと同等クラスなので非常にお得度が高いモデルです。

動画で見る

YouTubeで、おすすめポイントを解説しましたので是非ご覧ください。

Ryzen 5 4600H/Ryzen 7 4800H 選択可能

TUF Gaming A15はAMD 社のCPU(APUと呼ばれますが当記事ではCPUと記載しています。)Ryzen 5 4600H、Ryzen 7 4800Hの構成を選択可能です。前モデルではRyzen CPUのパフォーマンスがふるわなかったため、ゲーム用途以外でおすすめしづらかったのですが、4000番台(Zen2)のRyzenはパフォーマンスが大幅に向上しており、かなりおすすめしやすくなりました。

Cinebench R20

データは過去当サイトで計測した代表的な値を掲載しています。Ryzen 5 4600Hはデスクトップ級のパフォーマンスを有しています。

Cinebench R20の総合スコア
Ryzen 7 3700X
4781pts
Ryzen 9 4900HS
4040pts
Core i9 10980HK
3807pts
Ryzen 5 3600
3386pts
Core i7 9700
3144pts
Ryzen 5 4600H
3143pts
Core i7 9750H
2716pts
Ryzen 5 3500
2540pts

CPUのレンダリングスピードを計測するCinebench R20では、3143ptsでシングルコアは443ptsでした。マルチスコアはデスクトップ用インテルCPU Core i7 9700と同等でした。

Ryzen “5”はミドルクラスのCPUですが、ベンチマークスコアが示すようにデスクトップPC以上のパフォーマンスを発揮可能な6コア12スレッドを有しているため、一般的な作業はもちろん、ゲーム、クリエイティブまで、幅広い用途に対応できます。

また、FA506シリーズは搭載メモリもDDR4-3200で動作する高クロックメモリを採用し、ゲーム性能を引き上げています。

144hzで動作するのゲーミングモニター搭載

TUF Gaming A15に搭載されているモニターは144hz駆動の高リフレッシュレートモニターです。バトルロイヤルゲームやFPSなどのシューター系ゲームは144hz以上で動作するモニターが勝敗を決めるといっても過言ではなく、デスクトップPCもゲーミングノートPCもゲーミングモニターを別途購入する人が増えています。

Nvidiaによるとテクニックの有無に関係なくキルデスレートがあがるというデータがあります。

TUF Gaming A15は一番安い価格のFA506IHから144hzで動作するゲーミングモニターを搭載しているため、”コレ1台でオーケー“という安心感があります。初心者からベテランユーザーまでおすすめできるゲーミングノートPCだと思います。

MILスペック準拠

TUF Gaming A15に限らず、ASUSのノートPCは米国軍事規格MIL規格に対応した製品テストにクリアしたモデルが多く存在します。

ノートPCの破損原因を可能な限り排除した設計ですので、ノートPCの耐久性が気になる方はASUSのノートPCを購入することをお勧めします。

また、最近ではASUSが国内での保証を大幅に強化したので、自信をもっておすすめできるメーカーになりました。

前モデルからの大きな変更点

  • 60hz/120hz→144hzへ統一
  • 日本語キーボード(JIS配列)に対応
  • USB-Cを搭載

前モデルTUF Gaming のFX505シリーズからの大きな変更点は、液晶パネルが60/120hzが144hzに対応した点です。搭載GPUがNvidia GTX1650からということもあり、最廉価モデルでも画質調整を行えば、人気のバトルロイヤルゲームで144hzで描画可能だからだと思われます。

また、ASUSが日本ユーザーの声を聞き入れてくれたためUS配列からJIS配列に変更となりました。

その分、ベース価格がやや高くなっていますが、国内メーカーのゲーミングノートPCとほぼ同等の使い勝手に性能が追加されたようなものなので、むしろコストパフォーマンスは高くなっていると思います。

USB-CはUSB3.1 Gen2で10Gbpsに対応。ディスプレイ出力にも対応しています。

おすすめモデル

下記は独断と偏見で筆者の僕が人におすすめするならを5段階で評価したものです。Office Home&Business2019同梱モデルもあります。

モデル一覧おすすめ度
ASUS TUF Gaming A15 FA506IH (FA506IH-R5G1650)★★★★
ASUS TUF Gaming A15 FA506IH (FA506IH-R7G1650)★★★★★
ASUS TUF Gaming A15 FA506II (FA506II-R7G1650T)★★★★
ASUS TUF Gaming A15 FA506IU (FA506IU-R7G1660T)★★★★★
ASUS TUF Gaming A15 FA506IH (FA506IH-R5G1650FP)★★★

基本的にA15はどのモデルもコスパが高いのですが、せっかくならGTX1660Ti搭載モデルがおすすめです。

GTX1660Ti搭載モデルならば、どのゲームもフルHDの解像度で超快適にプレイ可能です。

TUF Gaming A15 FA506IHのスペック

今回検証機としてお借りしたモデルは、TUF Gaming A15 FA506IHです。スペックは下記のとおり

TUF Gaming A15 FA506IHのスペック
モニター15.6型(1920×1080ドット)144hz ノングレア、タッチ非対応
CPUAMD Ryzen 5 4600H
iGPUAMD Radeon Graphics
dGPUNvidia GTX1650 (4GB)
メモリ8GB(DD4-3200)
SSD512GB(NVMe)
インターフェースUSB3.1 Gen2 Type-C ディスプレイ出力対応)/USB3.0×2/USB 2.0×1/3.5mmオーディオジャック/セキュリティスロット
フロントカメラ92万画素
ワイヤレス機能IEEE802.11a/b/g/n/ac Bluetooth 5対応
サイズ324×222×179mm(突起部を含まず)
バッテリー約6.6時間
重量約2.34kg
保証1年間のメーカー保証・グローバル保証・ASUSあんしん保証

※Wi-Fi 6には非対応です。

ASUSは購入後1年間のグローバルに対応したメーカー保証が付帯、そして2020年5月よりスタートした、ASUSのあんしん保証に加入可能です。

上記検証機でゲームの快適性やコンテンツクリエイト時の性能を検証しました。

ゲームの快適性

msiのソフトウェア「afterburner」のベンチマーク機能を使い、1秒間に表示される画、いわゆるフレームレートを計測。平均フレームレートを算出します。

高グラフィックのゲームタイトルでは60fps以上で快適、シューター系ゲームでは100fps以上で快適と、当サイトではさせていただいております。

フォートナイト/PUBG/Apex Legends

フォートナイト

フォートナイトは、実際にソロでプレイを5分程度行い、その平均フレームレートを計測しました。(スカイダイブ時も計測しています。)プレイ内容を完全再現できないのであくまで参考程度の指標としてとらえてください。

画質はプリセットの「最高画質」「高画質」「中画質」を選択しました。

フォートナイトシーズン2の平均フレームレート
フルHD(1920×1080ドット)
エピック(最高画質)
68ps
高画質
90fps
中画質
145fps
FX505DT
エピック
56fps
高画質
70fps
中画質
97fps

人気ゲームタイトル『Fortniteフォートナイト』は最高画質で68fpsでした。144hzを活かす場合中画質まで落とす必要があります。

前モデルFX505DTと平均fpsを比較すると、同じGPUを搭載していても新モデルのFA506はCPUとメモリ性能が上がっているため、設定によってはフレームレートが1.5倍程度に伸びています。

PUBG

PUBGはトレーニングモードで建物周辺を5分程度集会した平均を算出。

おそらく、実際のゲームプレイでは、平均で10fps以上上下するものと思われます。テストモードでの集会はプレイヤーの数によってフレームレートがブレますのでこちらも参考程度に。

プリセットは、「ウルトラ(最高画質)」「高画質」「中画質」を選択

PUBGの平均フレームレート
フルHD(1920×1080ドット)
ウルトラ
58fps
高画質
86fps
中画質
89fps

PUBGではウルトラで58fpsでした。PUBGのトレーニングモードに関しては、周囲のプレイヤーの人数や攻撃を受ける回数によって上下してしまいます。

中画質で約90fps程度までフレームレートが上昇しました。16GBメモリとGTX1660Tiであれば、平均144fps付近まで上昇するかもしれません。

ApexLegends

ApexLegendsのトレーニングモードで5分ほどマップを周回、垂直同期をオフにして、「アンチエイリアス」「テクスチャストリーミング」「テクスチャフィルタリング」、「アンビエントオクルージョン品質」を1段階ずつ引き下げ、最高画質、高画質、中画質として記載します。

ApexLgendsの平均フレームレート
フルHD(1920×1080ドット)
最高画質
82fps
高画質
99fps
中画質
113fps

フォートナイトやApexLegendsはソフトウェアの最適化が進んでいる中級クラスのゲームタイトルです。今回は設定項目を1つずつ調整しただけですが、極端な画質調整を行えば144hz出ると思います。

重量級ゲームタイトル/MHW/SOT

モンスターハンターワールドは、重量級ゲームタイトルの筆頭です。DX12オフ、垂直同期をオフにし、各プリセットにて1-1のマップを5分ほど周回しました。

選択画質は「中画質」「低画質」です。

のMHWの平均フレームレート
フルHD(1920×1080ドット)
中画質
46fps
低画質
61fps

低画質であれば平均61fps以上で動作させられます。

MHWはシューター系のゲームではないため、60fps以上でプレイできれば概ね快適とされています。最低フレームレートは51fpsでしたので、低画質なら快適レベルでしょう。

シャドウ・オブ・ザ・トゥームレイダー

シャドウ・オブ・ザ・トゥームレイダーのベンチマーク機能を使って、最高画質、高画質、中画質のプリセットを計測。

選択画質は「高画質」「中画質」「低画質」です。

のMHWの平均フレームレート
フルHD(1920×1080ドット)
高画質
53fps
中画質
59fps
低画質
66fps

SOTは中画質でも平均59fpsほどでプレイ可能です。

ゲーム性能まとめ

高クロックメモリとRyzenプロセッサが非常に優秀で、同じGPUを搭載していた前モデルよりもゲームタイトルによってはフレームレートが大幅に向上しています。

GTX1650搭載モデルはシューター系の中級クラスのゲームタイトルを中画質で快適にプレイ可能です。144hzのモニターを活かすのであれば、テクスチャの粗さが目立つ低画質まで落とせば安定するでしょう。

重量級のゲームタイトルは低画質まで調整すれば60fps付近で動作させることができます。

8GBメモリでコレなので、16GBモデルならばさらなる高フレームレートに期待できます。

クリエイティブ性能の検証

Adobe Premiere Proで動画の書き出し

過去、実際に僕がYouTubeにアップロードしたことのある、14分程度の尺の動画を書出し。

書き出し条件は下記の通り

  • H264
  • フレームレート30P
  • YouTube 1080P
  • 動画の尺はオリジナルのまま
  • LUTあり
  • ビデオトランジション追加済み
  • BGM
動画の書き出し時間
機種FA506IHFX505DT※
ソフトウェア11分04秒
CUDA3分39秒8分00秒

FX505DTは5分の短尺でレンダリングしたものを掲載しています。

2020年にAdobe Premireがハードウェアエンコードに対応したため書出し速度が大幅に向上しました。GTX1650を搭載しているモデルなので、3分39秒でした。

Adobe lightroom Classic による100枚のRAWファイルの書き出し

Adobe lightroomClassic CCにて、Adobe Lightroom Classicにて、α7Ⅱで撮影したRAWファイル(1枚あたり24Mb)を100枚JPEGに書き出しするスピードを計測したところ5分43秒でした。

  • 画像形式JPEG
  • カラースペースsRGB
  • 画質60
  • メタ情報『すべてのメタデータ』人物情報の削除、場所情報を削除
スペック書き出し時間
Core i7 9750H メモリ16GB(W890)1分41秒
Core i7 9750H メモリ16GB(NG5820)2分00秒
Ryzen 5 4600H メモリ8GB(レビュー機)4分32秒
Core i7 8565U メモリ16GB(N520)4分38秒
Ryzen 5 3550H メモリ8GB(FX505DT)5分43秒

メモリが8GBなのが足を引っ張っていますが、モバイル用のインテルCPUを搭載したPCよりは確実に早くなっています。

クリエイティブ性能まとめ

Ryzen 5 4600Hのパワーアップが頼もしい。ゲームだけでなくクリエイティブ性能も大幅に向上しました。

FX505DTの時は5分に短縮しても書出し時間は8分ほどで非常に長かったのですが、新モデルであればフルHD画質の動画編集も余裕ででき、RAW現像においても大幅なパフォーマンスアップが計測結果から見て取れます。

DDR4の3200Mhzで駆動する高クロックメモリの効果が絶大とはいえ、さすがに8GBだと厳しいので、メモリは16GBを搭載したモデルを選択するのが良いと思います。

デザインや重量について

フォートレス・グレイカラー

TUF Gaming A15はフォートレス・グレイ/ボン・ファイアブラックの2色展開です。検証機はフォートレス・グレイで外装にメタル素材を採用しています。

剛性の高そうなミリタリーグレード仕様がTUF Gamingシリーズの特徴でその世界観を存分に表現しています。

フォートレス・グレイを選択すると天板の四隅が六角ネジでビスどめされています。15.6型のゲーミングノートPCなのでそこそこのサイズ感ですが、一般的な15.6型のノートPCと同程度のサイズです。

角をカットすることで、多角形になっておりまして、コレが機械感を演出します。ひと手間かけられた天板は高級感があり、所有欲を満たしてくれるデザインだと感じました。

PC開閉部は出っ張りがあります。通常ですと、切り欠きのようなデザインになるのがPC業界では流行していますが、あえて出っ張らせることで存在感があります。

もともと利便性向上のための試みだと思います。人差し指でひっかけて少し力を入れるだけでPCを開閉可能です。

液晶下部の切込みはVカットと呼ばれ、PCを閉じた際の排熱効率が通常のものと比べ25%ほど向上するとのこと。

外部モニターに出力した際に他メーカーよりも有利ということです。

底面

TUF Gaming A15は吸気部および排気部はハニカムデザインを採用しています。

排気分は切込みの入ったデザイン。要塞を思わせるようなデザインです。

重量

FA506の重量実測値
本体2.058kg
本体+AC2.504kg

重量は15.6型のゲーミングノートPCとしては一般的な重量です。

液晶モニターについて

TUF Gaming A15の液晶モニターはナローベゼルデザインを採用しているため非常に没入感が高く、スタイリッシュです。パネルはIPSで、比較的視野角は広いと思います。

パネルタイプはノングレアなので光の映り込みが少なく見やすいです。

色域・トーンカーブ

キャリブレーションツールによる測定結果です。青と緑が軽度にブレがありますが、肉眼で見ると自然な色合いでした。

TUF Gaming  A15の色域
sRGB比62.6%
sRGBカバー率62.2%

TUF Gaming A15に搭載されている液晶パネルは一般的なノートPCに搭載されるものと同等クラスの色域でした。144hzの高リフレッシュレートの特性があるためゲーム用途には適していますが、コンテンツ制作を行うためには色域が足りません。別途モニターを購入したほうが良いでしょう。

キーボード・タッチパッド について

キーストロークは、実測値で1.5mmほど。キーピッチは約19mmです。一般的なフルサイズスケールのキーボードです。

キーボードは日本語配列のキーボードになりました。これまでUSキーのみの展開でしたが、ROGシリーズも日本語キー配列に対応しました。

そのためキーレイアウトが自然で一般的な作業でも使いやすい構成となっています。

キーボードのバックライトは点灯パターンをあらかじめ設定されたパターンに変更可能です。従来のモデルは赤にしか設定できませんでいしたが、黄色や紫など発光パターンが増えました。

また、Fn5にファンの回転数を簡単に切り替え可能です。

AMOURY Crateにも対応しているためソフトウェア側からもファンの回転数を制御可能です。

下記は、各モードで動作させた際の音の大きさです。

TUF Gaming A15のファンの動作音
サイレント43.4db
パフォーマンス48.9db
ターボ53.4db

ターボ時は流石に耳障りな音が鳴りますが、ヘッドセットをつけた状態ならばほとんど聞こえないと思います。うるささは年齢や性別による差がありますのでご了承ください。

また、サイレント時ではモバイルノートPC並みですので持ち運んでも周囲に迷惑をかけないで作業することは可能だと思います。

インターフェースについて

TUF Gaming A15はインターフェースを左側に集中させています。マウス用と思われるUSBポートが右側に1つだけあります。

前モデルから追加されたUSB-Cポートはディスプレイ出力に対応します。

左側面

  • DCジャック
  • RJ45(有線LAN端子)
  • HDMI
  • USB 3.1 Gen1×2
  • USB-C 3.1 Gen 2(ディスプレイ出力対応)
  • マイクヘッドフォン兼用オーディオジャック

  • USB 2.0
  • ケンジントンロック

ベンチマーク結果

PassMark CPU Mark

FF15

ファイナルファンタジ15のベンチマーク結果では軽量品質で快適クラスです。概ね他のゲームソフトと同様の結果だと思います。

バッテリーの連続動作時間

TUF Gaming A15のバッテリー連続駆動時間
JEITA 2.0約6.6時間
PCMARK 84時間

メーカー公称値では約6.6時間の連続動作時間ということですが、PCMARK8のバッテリーテストで計測したところ4時間と出ました。電源ケーブルを抜くと自動でサイレントモードになるため、結果があまりかわらないのかもしれません。

実駆動でも5時間程度は持つと思われます。

SSDの読込速度

SSDはKingston製が使われておりました。ソフトウェアで確認したところSSDの温度が60℃付近と、少し不安の残る結果。ゲームの快適性には影響はないと思います。

サーマルコントロール(熱管理)

TUF Gaming A15はユーザビリティを損なわないよう、PCが発する熱をユーザーに伝えないよう設計されています。

また、CPUのパフォーマンスを100%発揮できるような適切な温度管理されていることがわかりました。

FF15ベンチマーク実行時の内部のパーツ温度

CPU、GPUともに適切な温度で収まっています。またCPUのクロック周波数(オレンジ)はロードタイミングで以外は常時4000Mhz程度で動作します。長時間のゲームプレイも安心です。

また、GPUはAMDグラフィックスやGTX1650も80℃以下で推移し続けているので問題ないと思います。

表面温度

この時のPCの表面温度、キーボード側で最も熱い箇所で32.2℃でした。

まさに、お手本のような図で長時間ゲームをプレイしていてもキーボード側が全く熱くならない設計です。

TUF Gaming A15の評価とまとめ

良い点

  • 10万円以下で144hzモニター
  • 装甲車や近代戦闘兵器を思わせるミリタリーデザインがかっこいい
  • ゲームのプレイに特化したパーツ選定
  • Ryzen 4000番台が優秀
  • CPUやGPUの性能を発揮でき、ユーザビリティを損なわない熱管理

気になる点

  • Wi-Fi 6非対応
  • 標準でメモリ8GB

10万円以下の超コスパゲーミングノートPC

TUF Gamingシリーズの強みは、ROGと同様、CPUやGPUのパフォーマンスをしっかりと引き出しつつも低価格に抑えている点。温度管理などはROGシリーズと同様、ユーザビリティを損なわない設計で業界トップクラスだと思います。

また、ゲームのプレイや動作環境に影響の少ない箇所を削りとり(主にSSDやモニター色域など)コストを抑えている箇所も見られ、とことんゲームのプレイに特化したノートPCだと感じました。10万円以下という限られた予算でゲーミングノートを購入するのであればこのノートPCを強く推したい。

とはいえ、これだけ性能が出せてなおマシン性能に余裕があるのだから、可能であれば16GB+GTX1660Tiを選択すると購入後の満足度が高まるような気がします。

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