Acerから発売されているAspire 3 A315-510P-H38Uを購入したのでレビューします。
結論として、メモリ8GBで許容できる事務作業やウェブ閲覧を中心とした家用PCとして使えるノートPCでした
Acer Aspire 3 A315-510P-H38U のスペック
Aspire 3 A315-510P-H38U | |
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モニター | 15.6型(1920×1080ドット) |
CPU | Core i3-N305 |
iGPU | Intel UHD Graphics |
メモリ | 8GB(LPDDR 5x-6400オンボード) |
SSD | 256GB(NVMe) |
サイズ(幅×奥行×厚さ) | 幅約362mm×奥行き約237mm×高さ約19mm |
無線通信規格 | WIFI5(802.11ac)、Bluetooth 5.0 |
バッテリー | 41Whr |
充電タイプ | 45W ACアダプター |
重量 | 約1.7kg |
保証 | 標準保証 |
仕様詳細はAcerJapan製品ページで確認できます
特徴
Aspire 3シリーズは台湾メーカーAcerの低価格のノートPCシリーズです。
最新の低コストかつ低消費電力のプロセッサを搭載し、PC本体の価格が安い点が特徴。僕はこのノートPCをAmazonセールで4.2万円で購入しました。
モニターサイズは15.6型でフルサイズスケールのキーボードも採用しているため、ウェブ閲覧用の手ごろなPCを検討している人におすすめです。
低消費電力でパワーのあるCore i3 N305を搭載
Aspire 3 A315-510P-H38UはCore i3 N305を搭載しています。
Core i3 N305はインテル第12世代プロセッサで作られたチップで低消費電力かつハイパワーなCPUです。
CPUの性能を測定するCinebench R23の結果はCore i5 1235UとRyzen 5 7520Uの間に位置します。
Core i3 N305はインテル第12世代プロセッサでいうところのEコア(高効率コア)のみで構成されているチップです。
最大動作周波数が3.8GHzと低消費電力CPUとしては高めに設定されているため、パフォーマンスが伸びるのだと思います。
事務作業用に最適なインターフェース
Aspire 3はUSB-Aを2ポート、映像出力のHDMIや映像出力とPC本体への充電が可能なUSB-C (3.2Gen 2)のポートを搭載しています。
低価格モデルながら高速なインターフェースを搭載しているため、ビジネス用PCとして検討してもいいと思います。
Acer ノートパソコン Aspire 3 A315-510P-H38U Windows 11 Home Intel Core i3-N305 8GBメモリー 256GB SSD…
デザイン
本体は樹脂素材が使われており、シンプルなデザインです。acerのロゴが小さいのも好印象です。
カラーはグレーです。一般的なノートPCのデザインはこんな感じでしょうか。
サイズは幅約362mm×奥行き約237mm×高さ約19mmです。A4ノートよりも少し大きなサイズです。
重量は実測値で1.6kg程度。
ACアダプターは45Wタイプのものが付属します。重量は260g程度です。USB-Cでも充電可能なので45W出力の社外性の充電器を利用可能です。
底面側も樹脂素材のカバーがされています。
中央に貼ってるacerのシールをはがすとメーカー保証の対象外になりますが、このシールをはがさないと裏蓋を開けられないようになっています。
基盤は非常に小さく、中はスカスカです。そのため1.6kgほどの重量に収まっているのだと思います。
メモリはオンボードで増設はできませんが、SSDは交換できます。
モニター
モニターサイズは15.6型です。
解像度はフルHD(1920×1080ドット)です
色域
モニターの色域はsRGBカバー率が66.6%でした。
モニターのクオリティは低いです。
キーボード
キーボードはUS配列を日本語にしたもので、3列テンキーを搭載しています。
キーピッチは約19mmのフルサイズスケールキーボードを採用しています。
日本で発売されるモデルについてはエンターキーが大きめに作られているなど、変更はくわえられていますが、慣れない人は最初は戸惑うかもしれません。
スコスコと打つタイプです。筐体は樹脂ですが、意外としっかり作られています。
インターフェース
左側
- DCジャック
- USB-C(3.2Gen2)映像出力とPC本体への充電に対応
- HDMI
- USB-A
右側
- オーディオジャック
- USB-A
- セキュリティロック
インターフェースは低価格ながら中堅クラスのノートPC同様の高速なデータ転送が可能なものを搭載しています。
ビジネス用のPCとして検討してもいいと思います。
性能
Cinebench R23
Cinebench R23はCPUのパフォーマンスを測定するベンチマークソフトです。点数が高ければ高いほど高性能とされています。
マルチコア性能は4687ptssシングルコアは1026ptsです。
マルチコア性能はCore i5 1235Uを搭載した Surface Laptop Go 3よりもわずかに不利な結果となりましたが、Core i3とは思えないほどの性能の高さです。
PCMark 10
PCMARK 10はMicrosoftOfficeの互換ソフトやビデオ会議ソフト、画像編集ソフト、動画のカットなどをバッジファイルで動かしてどの程度の快適性があるかをスコアかするベンチマークテストです。
エッセンシャルがアプリの立ち上げやウェブの閲覧です、真ん中がワードやエクセル、右がコンテンツクリエイトの快適性を示すスコアです。
ウェブの閲覧や、ビデオ通話、MicrosoftOfficeの利用は全く問題ないと思います。
バッテリーの連続動作時間
PC内部に保存されたHD動画をループ再生するテストでは99%から6%になるまで6時間34分でした。
一般的な15.6型のノートPCと同じくらいの連続動作時間です。
Windowsのバッテリーレポート上では41.7Whrでした。
PCの温度とファンの動作音
Cinebench R23の10minuteテストでCPU温度と動作周波数を確認してみました。
CPU温度は最大が70度以下で動作するようにコントールされています。
動作周波数の平均は2.3Ghz程度です。
表面の温度
PCの表面温度はベンチマークテスト中で33.9℃でした。
15.6型というだけあって冷却機構が動作し、しっかり冷やせているのが分かります。
ファンの回転音の大きさ
ベンチマークテスト中のファン回転音は39.9dbほどでした。ファンの音は聞こえますが、静かだと思います
まとめ セール時はねらい目、オフィスに置くビジネスPCとしておすすめ
Aspire 3シリーズは低価格モデルですが、最新のインテルプロセッサを搭載しているため、Windowsで事務作業を一通りこなせるほどの高い性能があります。
また、低価格モデルながらPC本体への充電可能なUSB-Cポートも搭載しているため、拡張性は非常に高いと思います。
メモリ増設ができない点や、SSDの交換でメーカー保証がきれてしまうなど、カスタマイズはしない前提で使う必要があるので、中小企業の小規模オフィスで使うのにぴったりのスペックだと思います。
デメリットは下記
- キーボードの配列がUSキーから切り替えたもの
- モニターがやや黄色い
といった点が気になるポイントです。