この記事では2024年にデルのノートPCを買う人向けにPCレビュアーの筆者がノートPCのおすすめの2製品を紹介します。
2024年のPC市場をサクッと解説
2024年にPCを買う際に抑えておきたい流行をチェックしておきましょう。
動画で選び方も解説しているので是非参考にしてください。
価格について
PCの価格は上昇傾向です。
PCメーカーは基本的にパーツをドルで仕入れて中国などの工場で組み立てを行っているため、ドル円レートの影響をダイレクトに受けます。
この記事を執筆している時点で1ドル158円ほどなので3年前よりも同じ製品をメーカーが販売するにしても価格を当時の1.5倍程度に設定しなければならない点に注意してください。
メーカー側は価格が高くなりすぎないよう部材を安価なものに変更することで価格上昇を抑えています。
また、今回取り上げるデルについては、なるべく在庫を持たない生産方法でコストカットしています。
上記動画の後半部にデルが行っているコストカットを紹介していますが、従来機がアルミシャーシだったのに対し、2024年の一部モデルはプラスチックシャーシに切替えられています。
高価格帯のモデルにはいままで通りアルミシャーシを採用しているので、明確にコストを抑えるための試みであることがわかります。
ノートPCのトレンドについて
CPUはCore UltraやAMD Ryzen 8000番台のプロセッサーが人気シリーズに搭載されました。
一般のユーザーが体感できるポイントとしてCore Ultraシリーズは従来のインテル Core iシリーズと比較してバッテリーの連続動作時間が2倍以上に伸びています。
またAMDのプロセッサは解像度をHD画質に落とせばゲームを快適にプレイできるようになっています。
PCメーカーは多様化するニーズに対応
2021年にYouTubeで行ったアンケートではPCユーザーのPC利用用途の多様化が進んでいることがわかりました。
メーカー側としては、すべての用途に対応しつつ、より高度な処理が必要な用途に対しては個別のジャンルで対応します。
高度な処理とは「ゲーム」「動画編集」「3DCAD」「3DCG」などです。
これらの処理は主にGPUが担当します。
GPUはCPUとは別のチップで実装されていることが多くノートPC本体の価格が高くなりがちです。ゲーミングノートPCなどがわかりやすいでしょう。
CPUのメーカーであるインテルとAMDは、これらのニーズをキャッチアップしています。そのため専用GPUを搭載せずとも、これらの領域の処理を簡単にできるようプロセッサを小型化、高性能化しています。
つまり、2024年に搭載されるCore UltraやRyzen 8000番台のチップは先ほど挙げた動画編集などのタスクも比較的軽い処理であればこなせるように進化しました。
ユーザー側は「どの作業を行うか」に焦点をあてて製品を選ぶべきなのは昔から変わりませんが、PCの大幅な性能アップにより、事務作業だけならどれを選んでもおkというような感じです。
近年のデルの評価について
今回取り上げるデルの評価について、今一度おさらいしておきましょう。
デルのノートPCを購入した人は9割の人が満足という回答をしています。
筆者もデルについては「初期不良の多いメーカー」というイメージがありましたが、近年では少なくなってきていると思います。
また、デルのPCを選ぶ人は職場で支給されているPCや、周辺機器との統一感で選んでいる人が多いようです。
デルはビジネスソリューションを掲げているため、PC以外の周辺機器も非常に品質の高いものがそろっています。
デルで販売している周辺機器の保証は全て標準で3年間です。
デルでPCを購入する場合、PCだけでなく周辺機器も含めて自分にとって理想的な環境を考えるとよいでしょう。
2024年におすすめしたいデル製品
10万円以下で買う事務作業用ノートPCならInspiron 14 5445
Inspiron 14 5445はAMDのプロセッサを搭載した14型のノートPCです。
2024年モデルはRyzen 8000番台を搭載しているため、GPU性能が高くなりました。
CPUはランクによって用途が変化します。
ゲームをしっかりプレイするならRyzen 7 8840U搭載モデルを選択するべきですし、事務作業用であればRyzen 5 8540U搭載モデルで問題ありません。
Inspiron 14 5445
公式サイトでみる持ち運び重視ならInspiron 13 5330
Inspiron 13 5330は重量が1.24kgの13型ノートPCです。
2024年モデルはCore Ultraプロセッサを搭載し、バッテリーの連続動作時間が従来機と比較して3時間以上伸びました。
下記グラフは動画のループ再生テストを行えるベンチマークソフトの結果です。PC内部に保存された動画の再生だけなら857分ほど連続で動作します。
また、米国軍事調達基準 MIL-STD 810Hの耐久テストをクリアしているため持ち運び用として検討されている方におすすめです。