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Dell Pro 14 PC14250 レビュー オーソドックスなビジネス向けノートPC

Dellから Dell Pro 14 PCをお借りしたのでレビューします。

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Dell Pro 14のスペック

Dell Pro 14 PC14250
モニター14型(1920×1200ドット)
CPUCore 3 100U
iGPUIntel Graphics
メモリ16GB(LPDDR5x)
SSD512GB (NVMe)
サイズ(幅×奥行×厚さ)幅約314mm×奥行き約226mm×高さ約16.39mm
無線通信規格WIFI6、Bluetooth 5.4
バッテリー43Whr
充電タイプ65W ACアダプター
重量約1.35kg
保証ProSupport HW-SWサポートによるリモート診断後の翌営業日オンサイトサービス, 12 ヶ月

詳細はDell Pro 14 ノートパソコン(PC14250)確認できます。

特徴

Dell Pro 14は、法人ユーザーの“安心”を形にした1台

Dell Pro 14は、デルが法人向けに展開する高耐久・高信頼性ノートPCです。モジュラー設計が最大の特徴で、万が一のパーツ故障時でも該当部位だけを交換でき、PC全体のダウンタイムを最小限に抑えられます。

さらに、米軍調達基準「MIL-STD-810H」に準拠した堅牢設計により、日常の業務利用にも安心。インターフェースも充実しており、USB-A/USB-C端子を備えているため、外付け機器の接続もハブいらずで完結。
業務の“止まらない”を重視するビジネスパーソンにこそフィットする構成です。

打ちやすいキーボード操作性の高いタッチパッド・まさにビジネススタンダード

Dell Pro 14に搭載されたキーボードは、フルサイズ・日本語JIS配列を採用。打鍵時のストロークはやや深めで、確かなクリック感があり、長文入力や資料作成も快適。法人モデルらしく、余計な装飾を排除した“実務向け”の使いやすさが光ります。

また、タッチパッドはガラス素材を採用しており、スムーズな指滑りと高い精度を両立。外出先でマウスなしでも快適に操作できるため、社内外を移動しながら働くビジネスパーソンにもぴったりの設計です。

デザイン

Dell Pro 14は、無駄をそぎ落としたビジネス特化のシンプルなデザインが魅力です。カラーは落ち着いたマグネタイトグレーで、指紋や汚れが目立ちにくく、オフィスや出張先でも扱いやすい外観になっています。

シャーシはテクスチャー加工された樹脂製で軽量。耐久性も意識された構造で、日常使いのラフな扱いにも安心感があります。さらに、Core Ultra搭載モデルを選ぶとアルミシャーシに切り替わり、外観の高級感がアップするだけでなく、放熱性とバッテリー持続時間の向上も期待できます。

「費用対効果を重視したいなら樹脂製モデル、見た目や性能にこだわるならCore Ultra構成のアルミモデル」と、部署や使用目的に応じた選択肢が用意されているのも法人向けモデルならではの強みです。

本体は360度ヒンジに対応した2-in-1コンバーチブル構造を採用しており、ノートPCスタイルからテントモード・スタンドモード・タブレットモードまで自在に切り替え可能です。ヒンジ部の動きもスムーズで、頻繁な開閉・スタイル変更にも違和感がありません

Dell Pro 14の底面は、ビジネス用途を想定した実用的なレイアウトが特徴です。吸気スリットが本体中央に大きく配置されており、内部パーツを効率的に冷却できるよう設計されています。これにより、長時間の稼働でもパフォーマンスを安定して維持しやすくなっています。

四隅にはゴム製のしっかりとした滑り止めが備えられており、タイピング中やドッキングステーション利用時でもズレにくく、机上での安定性も高められています。また、スピーカーは左右の前方寄りに配置されており、ユーザー側へ音が届きやすい構造となっているのも好印象です。

ビジネス現場での”使い勝手”を意識した、堅実で安心感のある底面設計です。

Dell Pro 14の本体重量は実測で1.49kgと、14型ノートとしてはやや重めの部類です。さらに、付属のACアダプターを含めると合計重量は1.82kg(実測)になります。

バッグに入れて毎日持ち運ぶには少しずっしり感があるため、オフィス内の移動や出張が月数回程度の方には問題ないレベル。毎日カフェで作業するようなモバイルユースメインの方は、より軽量なシリーズも視野に入れるとよいでしょう。

モニター

Dell Pro 14のディスプレイは14インチのFHD+(1920×1200)解像度。縦に少し広いアスペクト比16:10を採用しており、オフィス作業やブラウジングでも一度に多くの情報が見えるのが利点です。

発色は45% NTSCと控えめで、写真編集や色にこだわる用途には不向きですが、表計算や文書作成などのビジネス用途には十分。明るさは300ニトで、屋内なら特に困ることはありません。

また、画面は非光沢仕上げなので、蛍光灯の反射や映り込みを気にせずに作業できるのもポイント。実用性を優先した堅実な構成です。

色域

Dell Pro 14のディスプレイ色域はsRGBカバー率63.3%と控えめな結果でした。色の鮮やかさや広がりはハイエンド機種に及びませんが、ビジネス用途であれば問題ないレベルです。

Web閲覧、Office作業、軽い資料作成といった日常業務を想定して設計されたパネルなので、派手な色表現よりも目に優しい落ち着いた表示を求める方には向いています。写真や映像の色を重視した作業が中心という場合は、外部ディスプレイとの併用を視野に入れるのがベターです。

ッド全体の表面処理や滑り具合はまずまずといったところですが、質感や静音性にこだわるユーザーにとっては評価の分かれるポイントと言えるでしょう。

インターフェース

左側

  • バレルタイプの電源ジャック
  • HDMI 2.1
  • USB Type-C(Thunderbolt 4、PD 3.1、DisplayPort 2.1対応)
  • USB Type-C(PD 3.1、DisplayPort 2.0対応)
  • ヘッドセットジャック

右側

  • USB 3.2 Gen 1 Type-A(×2、うち1つはPowerShare対応)
  • RJ-45 Ethernetポート(1GbE)
  • くさび型ロックスロット

Thunderbolt 4にも対応しており、外部ディスプレイや高速ストレージとの接続も容易。古い規格の周辺機器から最新の周辺機器まで柔軟に扱える、優秀なインターフェース構成です。

性能

Cinebench R23

Cinebench R23はCPUのパフォーマンスを測定するベンチマークソフトです。点数が高ければ高いほど高性能とされています。

Dell Pro 14に搭載されているIntel Core 3 100UのCinebench R23スコアは以下の通りです:

  • マルチコア:4459 pts
  • シングルコア:1408 pts

このスコアは、一般的な事務作業やWeb会議、クラウドアプリを使った業務には十分な性能を持つことを示しています。特に省電力に最適化されたUシリーズプロセッサとしては安定した性能を発揮しており、軽量な法人業務での使用に向いています。

一方で、クリエイティブ作業や重めのアプリケーションを多用する業務にはややパワー不足を感じるかもしれません。その場合はCore Ultra搭載モデルなど、上位構成の検討もおすすめです。

っかりこなせる「描けるモバイル」**です。ノートPC単体でここまでレンダリング可能であれば、外出先での確認用、教育・学習用途、趣味のモデリングにも心強い選択肢となるでしょう。

バッテリーの持続時間

Dell Pro 14のバッテリー容量は44Wh(実測値:44,246mWh)で、UL Procyonによる動画再生ベンチマークでは約8時間8分のバッテリー持続時間という結果でした。
ビジネスシーンで一般的な4〜6時間の会議や移動中の利用であれば十分対応できる容量ですが、1日フル稼働を想定するなら、電源アダプターの携帯やUSB PD対応モバイルバッテリーの活用を検討すると安心です。

PCの温度とファンの動作音

Cinebench R23の10minuteテストでCPU温度と動作周波数を確認してみました。

測定結果から、コア温度はおおむね65〜70℃前後で安定しており、冷却性能に問題は見られません。一方でクロックはピーク時に3000MHzを超える瞬間もあるものの、すぐに2100MHz前後へ落ち着き、その後は2000MHz付近で推移しています。

この結果から、Dell Pro 14のCore i3-100Uプロセッサは、長時間の高負荷時には熱や電力制限によってある程度パフォーマンスが抑えられていることがわかります。ただし、温度は常に安全な範囲内に維持されており、ビジネス用途での安定運用を重視した設計と言えるでしょう。が高いと言えます

表面の温度

Cinebench R23実行時における本体の表面温度は、キーボード中央部で最大約42℃、最上段では47.9℃を記録しました。
高温になる部分はキーボード上部に集中しており、パームレストやタイピング時に触れる部分は比較的低温に保たれているため、実使用における不快感は少ないといえます。
ただし、長時間の高負荷作業時には若干の熱気を感じる場面もあるため、オフィスなど室温の高い環境での連続使用には注意が必要です。

ファンの回転音の大きさ

ベンチマーク中のファン音は最大で約41.0dBと計測されました。これは図書館内の会話レベルに相当する静音性で、業務中でも周囲に迷惑をかけることなく使える静かさです。
また、アイドル時にはさらに静音になるため、日常的な文書作成やWeb会議用途でも快適に使用可能です。ビジネス現場での使用にも適した、落ち着いた動作音設計です。

■ まとめ:ビジネススタンダードノートPCならコレ

Dell Pro 14は、オフィスワークに必要な要素をしっかり押さえた法人向けノートPCです。キーボードやタッチパッドの操作性、USBポートなどの拡張性、静音性に優れ、事務作業を快適にこなせる設計になっています。
一方で、性能やバッテリー持続時間に関しては、上位の高級モバイルノートPCとは明確に棲み分けされており、業務内容に応じた適材適所での導入が効果的です。コストを抑えつつも安心・安定の運用を重視したい法人ユーザーに最適な選択肢です。

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ウチヤマチカラ
ウチヤマチカラhttps://usshi-na-life.com
静岡県出身。2014年にブログ「うっしーならいふ」を開設。 元家電量販店スタッの経験を活かし、PCのわかりやすい製品紹介記事を多数執筆。 2017年に「ウチヤマチカラ/うっしーならいふ」チャンネルとしてYouTubeでの活動も開始し、2022年11月現在でチャンネル登録者数は2万人を越える。
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