HP OmniBook X Flip 14-kbをレンタルしたのでレビューします。
HP OmniBook X Flip 14-kbのスペック
| HP OmniBook X Flip 14-kbのスペック | |
|---|---|
| モニター | 14型(2880×1800ドット)16:10非光沢OLED |
| CPU | Core Ultra 7 355H |
| GPU | Intel Graphics |
| メモリ | 32GB オンボード (LPDDR5x-7500MT/s) |
| SSD | 1TB(NVMe) |
| サイズ(幅×奥行×厚さ) | 幅約313mm×奥行き約218mm×高さ約14.4mm |
| 無線通信規格 | WIFI7 BE211(802.11ax)、Bluetooth 6.0 |
| バッテリー | 70Whr |
| 充電タイプ | 65W ACアダプター |
| 重量 | 約1.39kg |
| 保証 | 1 年間のハードウェア保証 |
特徴:クリエイティブにも対応しやすい、高品質なビジネスモバイルノートPC
HP OmniBook X Flip 14-kbは、Core Ultra 300シリーズのHプロセッサを搭載した高性能な2-in-1ノートPCです。
従来の2-in-1ノートPCは、薄型・軽量化やバッテリー駆動時間を重視するために、CPU性能が控えめなモデルも多くありました。
しかし、OmniBook X Flip 14-kbはCore Ultra Hシリーズを採用することで、Microsoft Officeなどの生産性アプリはもちろん、ブラウザで複数のタブを開きながら資料作成を行うような使い方でも快適に動作します。
また、バッテリーサイズも従来モデルから大型化されているため、高性能CPUを搭載しながらバッテリー駆動時間が長めなのもポイントです。
外出先での資料作成やオンライン会議、カフェやコワーキングスペースでの作業など、電源を確保しにくい環境でも使いやすいモデルになっています。
ディスプレイを360度回転できるため、通常のノートPCとして使うだけでなく、テントモードで動画を視聴したり、タブレットモードで資料を確認したりできる点も魅力です。
デザイン、CPU性能、バッテリー駆動時間を重視しつつ、2-in-1の柔軟な使い方もしたい人におすすめしやすい1台です。
なお、今回のモデルにもスタイラスペンは付属していません。手書きメモやイラスト、PDFへの書き込みをしたい場合は、対応するスタイラスペンを別途用意する必要があります。
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価格や仕様は変更となる恐れがありますので、必ず公式ページでご確認ください。
デザイン

HP OmniBook X Flip 14-kbは、ミッドナイトブルーにカラーリングされたアルミシャーシを採用しています。
深みのあるブルー系のカラーで、金属筐体らしい高級感と落ち着いた印象がうまくマッチしています。派手すぎる色ではないため、ビジネスシーンでも使いやすく、一般的なシルバー系ノートPCとは違った上質感があります。
天板中央にはHPのプレミアムロゴが配置されています。ロゴは主張しすぎず、筐体カラーとの相性もよいため、全体として非常にスマートな印象です。
また、2-in-1ノートPCのためヒンジ部分はやや大きめですが、デザインを損なうほどではありません。ディスプレイを360度回転させられる構造でありながら、見た目は通常の高級モバイルノートPCに近く、ビジネス用途にぴったりなデザインだと思います。

天面単体で見てもかなりスタイリッシュで、ビジネスシーンでも映えやすいデザインです。主張しすぎないカラーとシンプルなロゴ配置のおかげで、高級感と実用性のバランスがうまく取れています。

底面は大きめの吸気スリットを備えたデザインで、Core Ultra Hシリーズを搭載する高性能モデルらしく、冷却性能にも配慮されている印象です。ヒンジ側に広くメッシュ状の吸気口が配置されており、高負荷時の排熱を意識した設計になっています。
また、サイド部分は削り取られたような形状になっており、実際の厚み以上にスリムに見えるデザインです。2-in-1ノートPCはヒンジ構造の関係でやや厚みが出やすいですが、本機は側面の処理によってスマートな印象にまとめられています。
ゴム足も筐体カラーに近い色で統一されており、底面まで含めてデザインの一体感があります。普段はあまり見えない部分ですが、細部までビジネス向けの高級ノートPCらしく仕上げられていると思います。


14型の2-in-1ノートPCとしては標準的な重量ですが、モバイルノートPCとして見るとやや重めです。毎日カバンに入れて長時間持ち運ぶというよりは、自宅やオフィスを中心に使いつつ、必要なときに外へ持ち出す使い方に向いています。
従来モデルと比較すると、少しだけ重量は増えています。おそらくバッテリーサイズが大型化された影響だと思いますが、そのぶんバッテリー駆動時間が長くなっているため、モバイル性能全体で見ると悪い変更ではありません。
付属の65W USB Type-C ACアダプターとケーブル込みの重量は実測で159gでした。ACアダプターはかなりコンパクトなので、本体と一緒に持ち運んでも負担は少なめです。
本体だけでは超軽量とはいえませんが、ACアダプター込みでも約1.6kgに収まるため、外出先でしっかり作業したい人には現実的な重量だと思います。
モニター

モニター側はナローベゼルデザインを採用しており、画面占有率が高く、映像や作業画面への没入感があります。
ディスプレイは14型の2.8K OLEDです。OLEDらしく発色がよく、黒の締まりもきれいなので、写真や動画を表示した際の見栄えはかなり良好です。解像度も高いため、文字の輪郭がシャープに表示され、ブラウジングやOffice作業でも見やすいパネルだと思います。
また、16:10比率の画面なので、一般的な16:9パネルよりも縦方向の表示領域に余裕があります。Webページの閲覧やWord、Excel、PowerPointなどの作業では、表示できる情報量が増えるため、ビジネス用途との相性も良いです。
2-in-1ノートPCとしてタッチ操作に対応している点も魅力です。通常のノートPCとして使うだけでなく、画面を折りたたんで資料を確認したり、テントモードで動画を視聴したりと、利用シーンに合わせて柔軟に使えます。スタイラスペンは別売りですが、ペン入力を活用すればPDFへの書き込みや手書きメモにも使いやすいモデルです。

ディスプレイの色域を測定したところ、DCI-P3カバー率は99.8%でした。
OLEDパネルらしく非常に広い色域をカバーしており、写真や動画を鮮やかに表示できます。一般的なビジネスノートPCではsRGBカバー率にとどまるモデルも多いですが、HP OmniBook X Flip 14-kbはDCI-P3基準でもほぼ全域をカバーしているため、表示品質はかなり高いです。

ディスプレイの明るさは、実測で453nitでした。
14型OLEDディスプレイとしては明るめで、室内利用であればかなり見やすいパネルです。輝度に余裕があるため、明るいオフィスや窓際のデスクでも画面が暗く感じにくいと思います。
キーボード・タッチパッド

キーボードは日本語配列です。
キーストロークは浅めですが、入力時にわずかなクリック感があり、打鍵感は良好です。軽いタッチで入力できるタイプなので、長文入力よりも、メール作成や資料作成、ブラウザ操作などのビジネス用途に向いているキーボードだと思います。
配列については、右端に一部キーが詰め込まれたレイアウトになっています。Enterキー周辺やBackspaceキー周辺は、慣れるまで少し気を使うかもしれません。ただし、主要な文字キーのサイズは確保されているため、通常のタイピングで大きく不満が出るほどではありません。
タッチパッドは、おそらくガラス製だと思います。表面の滑りがよく、指の追従性も良好です。
クリック時はカチッとしたフィードバックがあり、操作感も悪くありません。タッチパッドのサイズも十分に広いため、マウスなしでも快適に操作できます。
全体として、HP OmniBook X Flip 14-kbは2-in-1ノートPCでありながら、通常のノートPCとしての入力環境もしっかり作られている印象です。ビジネス用途で文字入力や資料作成を行う方にも使いやすいキーボード・タッチパッドだと思います。
インターフェース

左側
- USB Type-A 10Gbps
- HDMI 2.1出力端子
- Thunderbolt 4 with USB Type-C 40Gbps
- ヘッドホン出力/マイク入力コンボポート

右側
- Thunderbolt 4 with USB Type-C 40Gbps
- USB Type-A 10Gbps
性能
Cinebench R23
Cinebench R23はCPUのパフォーマンスを測定するベンチマークソフトです。点数が高ければ高いほど高性能とされています。


Cinebench R23のスコアは、マルチコアが15,346pts、シングルコアが2,012ptsでした。
14型の2-in-1ノートPCとしてはかなり高めのスコアです。Core Ultra 7 356Hを搭載していることもあり、マルチコア性能・シングルコア性能ともに高く、一般的なビジネスノートPCよりも余裕のある処理性能を発揮できます。
特にシングルコア性能が2,000ptsを超えているため、Microsoft Office、ブラウザ、Web会議、メール、資料作成といった日常的な作業では非常に快適に使えると思います。
マルチコア性能も15,000pts台に到達しており、14型ノートPCとしては高性能です。画像編集や軽めの動画編集、複数アプリを同時に使うような作業でも、十分に対応できる性能があります。
比較グラフで見ても、HP OmniBook X Flip 14-kbは上位クラスに位置しており、2-in-1ノートPCでありながら性能面で妥協が少ないモデルだといえます。軽さだけを重視したモバイルノートPCではなく、しっかり作業できる高性能ビジネス2-in-1ノートPCです。
バッテリー持続時間
HD画質の動画をループさせるテストの結果です。


UL Procyon Video Playbackのバッテリーテストでは、21時間43分という結果でした。
テストはバッテリー残量100%から開始し、終了時は4%でした。輝度は35〜50%の範囲で検出されています。
14型ノートPCとしては非常に長いバッテリー駆動時間で、OLED搭載モデルとして見ても優秀な結果です。Core Ultra Hシリーズ搭載機は性能重視のイメージがありますが、HP OmniBook X Flip 14-kbはバッテリー駆動時間もかなり長めです。

バッテリー容量は70Whです。従来モデルよりもバッテリーサイズが大型化されており、これが長時間駆動につながっていると思います。
比較グラフで見ても、HP OmniBook X Flip 14-kbは14型ノートPCの中で上位に入る駆動時間です。Office作業、ブラウジング、動画視聴といった軽めの用途であれば、外出先でも安心して使いやすいモデルだと思います。
高性能CPU、OLEDディスプレイ、2-in-1機構を備えながら、バッテリー駆動時間も長い点は本機の大きな魅力です。
SSDの読み書き


SSDは1TBモデルで、CrystalDiskInfo上ではPCIe 5.0 x4接続のNVMe SSDが搭載されていました。
CrystalDiskMarkの結果は、シーケンシャルリードが10,350MB/s、シーケンシャルライトが8,530MB/sでした。
PCIe 5.0対応SSDらしく、読み込み・書き込みともに非常に高速です。一般的なビジネス用途ではここまでの速度を体感する場面は多くありませんが、OSやアプリの起動、ファイルコピー、大容量データの読み書きは非常に快適です。
また、ランダムアクセス性能も高く、複数のアプリを同時に起動したり、ブラウザやOfficeソフトを併用したりする場面でもレスポンスは良好です。
PCの温度とファンの動作音
Cinebench R23の10minuteテストでCPU使用率を100%にし、PCの温度を確認します。

Cinebench R23を10分間動作させた際のCPU温度と動作周波数の推移です。
テスト開始直後は動作周波数が高く、CPU温度も一時的に上昇していますが、その後は徐々に動作周波数を落としながら安定動作する挙動でした。
グラフを見ると、序盤は高いクロックで動作し、その後は発熱を抑えるために性能が調整されています。14型の薄型2-in-1ノートPCという筐体サイズを考えると、長時間の高負荷時にはピーク性能を維持するというより、温度と静音性のバランスを取りながら動作する設計だと思います。
表面の温度

Cinebench R23を10分間動作させた際のキーボード側の表面温度は、中央付近で約42℃でした。
高負荷時はキーボード中央から左側にかけて熱が広がる傾向があり、特にファンクションキー周辺や文字キー上部はやや熱を感じやすいです。
ホームポジション付近も温度が上がるため、長時間の高負荷作業では少し注意が必要です。Office作業やブラウジング程度でここまで熱くなることは少ないと思いますが、動画エンコードやベンチマークのようなCPUに負荷がかかる作業では、キーボード面の温度上昇を感じる場面があります。
ファンの回転音の大きさ

高負荷時はファンの音が聞こえますが、極端に大きいわけではなく、耳障りに感じるほどではありません。静かな部屋では動作音を認識できますが、オフィスや生活音のある環境であれば、それほど気になりにくいと思います。
Core Ultra Hシリーズを搭載した14型2-in-1ノートPCとして考えると、ファンノイズは比較的抑えられています。
まとめ CPU性能が高いノートPCが欲しい人におすすめのプレミアム2-in-1
HP OmniBook X Flip 14-kbは、CPU性能の高いプレミアム2-in-1ノートPCが欲しい人におすすめのモデルです。
今回のモデルではCore Ultra 7 356Hを搭載したことで、従来モデルよりもCPU性能が向上しています。Cinebench R23ではマルチコア15,346pts、シングルコア2,012ptsと高めのスコアを記録しており、Microsoft Office、ブラウザ、Web会議、資料作成などのプロダクティビティ用途では非常に快適に使える性能です。
また、バッテリー容量が70Whに大型化されたことで、バッテリー駆動時間も長くなっています。UL Procyon Video Playbackでは21時間43分を記録しており、14型ノートPCとしてはかなり優秀な結果でした。外出先で1日しっかり使いたい人にも安心感があります。
ディスプレイも2.8K OLEDで、DCI-P3カバー率99.8%、明るさ453nitと高品質です。発色がよく、文字も映像も見やすいため、ビジネス用途だけでなく、写真編集や動画視聴にも向いています。
一方で、弱点もあります。従来モデルと比べるとGPU性能は低下しているため、内蔵GPU性能を重視する人には注意が必要です。また、Cinebench R23の10分間ループでは高負荷時に動作周波数が調整されていたため、長時間の動画エンコードや重いレンダリングを継続する用途では、より冷却性能の高いクリエイター向けノートPCを選んだほうがよいと思います。
とはいえ、HP OmniBook X Flip 14-kbは、CPU性能、バッテリー駆動時間、OLEDディスプレイ、2-in-1の使い勝手をバランスよく備えた完成度の高いモデルです。
軽さやGPU性能を最優先するモデルではありませんが、CPU性能の高いビジネスノートPCが欲しい人、そして2-in-1の柔軟な使い方もしたい人には、ぜひ検討してほしい1台です。
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