情報なんて伝わればなんでもいい。
美女はどんなカメラで撮影しても美女だし、イケメンはやっぱりイケメンで、機材を買っただけじゃ彼らのように黄色い声援をうけることはない。
だけど、ノイズだらけの映像ではそもそも視界に入れてすらもらえない。
動画を撮影して、PCで編集してYouTubeに情報発信してても後ろ指をさされない時代に生きる皆さんこんにちは、底辺中の底辺YouTuberことうっしーです。
僕は恥ずかしながら、2017年の10月に投稿し始めて、現在この記事を書いている時点で85本ほどの動画をYouTubeに投稿をしています。
当初、ブログ記事のサポートのためにスタートしたYouTube活動だったのですが、日がたつごとにYouTubeの視聴者数の増加を感じており、最近になって力を入れはじめました。
ここまで約1年半ほどたったので、僕の撮影機材の変遷とそれを選んだ理由について記載していこうと思います。
YouTubeを投稿しはじめた初期の撮影機材
- AGPTEK 高性能 マイクロフォン 外部マイク
- iPhoneSE
- Canon PowerShot G1XMK2
当初は綺麗な画を取るための撮影機材や、音を収録するマイクへの知識が皆無。紙芝居のようなフォトスライドムービーがメインでした。
とにかく今使っている機材で何とかできないかと思いついた苦肉の策。
低投資でとりあえず説明動画が作れればと思って下記のような流れで動画編集を行っていました。
- キャノンのコンデジで写真・動画を撮影
- パワーポイントでカンペを作成
- 後からiPhoneでカンペを読み上げる
ナレーション方式のYouTube動画見本
上記動画はマウスコンピューターのパソコンのレビュー動画です。
改めて見てみると、音がこもりすぎてるし、何しゃべってるわからない。途中で、動画に切り替わるシーンもあるのですが、このシーンはもちろんコンデジで撮影しています。
PowerShot G1XMK2は、1.5型の大型センサーを内蔵しているので、マイクロフォーサーズより微妙に大きく、”写り”に関しては、ミラーレスクラスのパフォーマンスでかなり綺麗。
“コンデジはあくまでコンデジ”なので、バッテリーの連続駆動時間の長さを考えるとストレスを感じます。
iPhoneアプリPCM録音を使用
考えるよりも先に手を動かしてしまう性格なので、かつて僕が家電量販店で価格の競合調査の時に利用していた方法を思い出しました。
iPhoneは無料で高音質のWAVファイルの録音が可能。そのうえiPhoneのマイクはAndroidよりも優れているということは知っていたので、外部マイクをつければそれなりの音質になるのではないかと思った次第です。
低予算で行くならこれでもありなのかなーと思います。やっぱりちゃんとした機材と比べるとどうしても見劣りしますがね。
とはいえ、最近のスマートフォンはカメラの画質が向上しているから、それこそきちんとした外部マイクさえあればそれだけで撮影環境としてはオーケーなのではないかと個人的には思うわけです。
iPhoneで録音したデータはグーグルドライブにアップロード
iPhoneで録音したデータはグーグルドライブにアップロードして、パソコンでダウンロードして編集。
この流れで作業していました。少々、というかだいぶ面倒でしたね、ええ。
YouTuberになるために必要なマインドって「とにかくやってみよう」しかなくて、タイトルや紹介する商品、自分のキャラクター、どれがヒットするかわからないから、迷っている人はこんな状況でも始められるということを知って、「自分でもできそう」と思ったらやってみるとよいと思います。
最近の撮影機材
パッと見て機材のグレードが大幅にアップしたのがわかる。
- SONY α7 Ⅱ標準ズームレンズキット
- RODE VideoMicro
- Osmo Pocket
フルサイズセンサー搭載のミラーレスカメラで撮影すると画の表現力が上がるので、人物撮影の際に非常に役立ちます。
特に、YouTubeの動画において最も嫌煙されるのは
- 暗すぎる映像
- 別の音が入りすぎて(声が小さすぎて)なにをしゃべっているかわからない
場合によっては内容そのものよりも、音と映像の品質でユーザーの機嫌を損ねてしまうので、画質向上には”それなり”の撮影機材が必要不可欠。
とはいえ、α7 Ⅱはキャノンのコンデジが壊れてしまったから買いかえたってだけで、本格的にYouTuberになろうとおもって買ったわけではないです。多分、今買うならG8とかになるかなぁ。
巷で有名なパナソニックのGH5Sはマイクロフォーサーズだから、人物の撮影は向いているけれど、動画のためだけに20万円するものを購入するのは気が引ける。
YouTubeの撮影はフルサイズじゃないほうがいい
被写界深度の問題まで考えていなかったというか、シチュエーションによって得手不得手があるんだと実感。PCのレビュー用に物撮りを繰り返すことでカメラの仕組みを改めて理解したからってのが大きい。
これはもう知識とかじゃなくて、実際に撮影してできた映像を自分で見比べないとわからないことなのかもしれない。
ソニーの超売れ筋のミラーレスα7シリーズはYouTubeの撮影には向きません。
フルサイズは、というか僕が持っている標準レンズの話です。人物が歪まない50mmで撮影すると6畳間の部屋のギリギリまで奥にしないと、撮影はできない。ピント合わないから
もちろん、画角を広げればいいって話でもあるんですけど、カメラの焦点距離を短くすると歪んでしまうから、自分の表情や部屋が自分が思っている状態ではなく、違って見えて気持ちが悪いんですよ。
そのうえで、被写界深度が浅くなってしまうから、ちょっとフォーカスがずれると途端にピンボケしてしまう。よくいわれていることですが、ビデオ撮影中のαはオートフォーカスが遅め、甘め。
室内での人物ビデオ撮影は、マイクロフォーサーズのようなセンサーサイズが小さいカメラが得意とする領域だと思います。
ようするに、動画の場合ボケりゃいいってもんじゃないから、最適な焦点距離で撮影可能なパナソニックかオリンパスがおすすめってことかな。
だから、GH5Sをみんなおすすめしているんだねー。
RODE VideoMicroを買った理由
この恥ずかしい動画を見てほしい。
さっき書いた、フルサイズミラーレスをお勧めしない理由っていうのもそうなんだけど、ピンボケ音ズレで大変なことになっている。しかもなかなか再生されているから恥ずかしい。
α7Ⅱの単体の音だとあまりにも音が拾えないのと自分の声が恥ずかしいからという理由で、音と映像を別撮りにして合わせようとした結果見事に失敗している。
ちゃんと合わせようと思えば編集に時間を割けば合わせられるのかもしれないけれど、作業工程が増えて手間が増えるだけだと気づいた。
YouTube用にLEDライトも買った
僕の部屋は狭い。
だから、大きめのライトを買うのに抵抗があって、これ以上物が増えると寝る場所をなくさないといけない。
でも物撮りや人物撮影は、こんな小型ライトがあるだけでも撮れる画が全然違う。
本格的にやるなら全然光の量は足りないかもしれませんが、蛍光灯の真下に自分が来るよう撮影場所を設定して、発生した影を補うようLEDライトを置いたらだいぶましになった。
α7Ⅱのマイクの収録音声、ライトなし
だいぶ慣れてきたころの映像です、α7Ⅱのマイクでも十分拾えているなーと感じたのですが、しゃべる位置によって音の大きさが変わってしまう。
RODE VideoMicroの収録音声、ライトあり
上記動画がRODE VideoMicroを使った動画です。話している声がはっきり聞こえているのと、場所によって音の大きさがかわらないモノラルマイクを採用しているので安定感があります。
正直、さっさと買っておけばよかったと後悔。
Osmo Pocketが超便利
日常の風景をYouTubeに投稿する”Vlog”におすすめされているのがドローンで有名な会社DJIが販売するOsmo Pocket
手で握って撮影できるのはすごく便利。
で、このOsmo Pocketが輝くのは取材しているとき。
この動画はすべてOsmo Pocketだけで作られていて(編集は違う)外部マイクなしでもノイズなしで行けることがわかるでしょう。
この動画もそう。
Osmo Pocketはデジカメ並みのセンサーが搭載されていて、ジンバル付きなので手ぶれしづらいから取材動画を撮影するのに最適。
あとはこれ
人と何かを会話しながら、語り合うのもいける。持ちやすいし、軽いからバッテリーが切れるまでカメラを手に持って撮影するのにこれほど適したカメラはないと思う。
僕はリア充ではないため、たまにしか利用する機会はないのですが、企業の新製品発表会などでも有効活用できています。
音だけだと伝わりづらい小難しい内容も動画だと内容を理解しやすい。
暗所での限界値はミラーレスやビデオカメラより低いのですが、小回りが利きどこでも使えるといった点だけで推せる。むしろ、初心者のYouTube撮影はこれだけでもいいかもしれないレベルだと思います。
まとめ僕が考える最低限あったほうがいいと思う機材
僕が今、YouTube向けにカメラを買うとしたら多分パナソニックのG8
さっきも書いた通り、マイクロフォーサーズである点とGH5Sよりもはるかに安い価格に焦点を当てている。マイクロフォーサーズのズームレンズキットは12mmから60mmでフルサイズ換算で広角24mmから望遠120mm程度なので、汎用性がめちゃくちゃ高い。
というか今欲しい。どうしよう。
パナソニック ミラーレス一眼カメラ ルミックス G8 標準ズームレンズキット 1600万画素 ブラック DMC-G8M-K
と外部マイク。
あとはパソコンだけあればすぐにYouTuberだ。
買えるなら最初から必要そうなものは全部買ったほうがいい
撮影機材は、トップYouTuberやフォトグラファーの人が使ってるような本格的なものを揃えると「いくら金があっても足りない」という具合に無限に金がかかる。
けれども、僕が紹介したG8や、コストパフォーマンスが高い外部マイクを手に入れられるだけで動画そのものが変わるので買ってみるのは大いにあり。(見てない人は見ろ、そしてチャンネル登録もおねがい。)
スマホだけでも結構いけると思うけど、動画撮影してるとすぐにバッテリーがいかれると思うのでやっぱりおすすめできない。(撮影しづらいしね。)
今は大したことしゃべってなくても再生数は勝手に増えていく時代なので、せめて見やすさだけはユーザーを裏切らないようにしましょう。