2021年の2月のAmazonタイムセールで人生で初めて掃除機を買った。それも、ロボット掃除機のルンバだ。
今回僕が購入したのはAmazon.co.jp限定のルンバ692、いくつかの理由があって購入したのでそれも含めてこの記事にまとめる。
iRobotのルンバ692の特徴
今更ながらだが僕も買うまで深く調べていなかったので、ルンバとはなにものなのか調べた。
動画にもまとめているのでチェックチェックぅ~
家庭内の困ったを解決するお掃除ソリューション製品
簡潔に紹介すると「ルンバ」は米国のiRobot社が設計開発を行うロボット掃除機メーカーのシリーズ名称だ。英字で書くと「Roomba」なぜこの名称なのかは不明だが、ルンバの型番はPCに搭載されるCPUで有名なインテルの型番に近いものを感じた。
この型番から入門機の型番が「e」や「600」はまるでセレロンのようだし、ルンバ i3シリーズや i7シリーズなんてもろにインテルCPUの「Core」を意識しているのだろう、きっとそう。そうに違いない。
今回紹介するのは600シリーズで、アイロボットストアに販売のないラインアップのルンバ 692だ。
上位グレードは究極の手抜き用マシン
ちなみに、このルンバ、グレードが上がるごとに自動ゴミ収集機が付属したり、ロボット掃除機内部に部屋の間取りを学習できる高度なテクノロジーが搭載される。
ようするにお金を支払えば、ルンバに対するメンテナンスを削減できるということだ。
とはいえ、価格が高性能PC並みになってしまうし、掃除機として現実的な価格ではないので、まずは入門用としてスマート家電機能を搭載した最も安いグレードのルンバ692を買ってみたという経緯だ。
ルンバ692はエントリークラスながらスマート家電機能を備えている
今回僕が購入を決意した最大の理由は、ルンバ 692がエントリークラスながらスマート家電機能を備えているからだ。【Amazon限定モデル】だけあって、Amazon AlexaやGoogleアシスタント対応するため、スマートフォンの専用アプリからルンバに命令を出せる。
現状、家電をスマートホームとしての連携アプリケーションはGoogleアシスタントとAmazon Alexaの2強なのでどちらかをチョイスする必要があるが、Amazon利用者の場合ついで買いでAmazon Alexaよりになるのではなかろうか。我が家はGoogleだけど。
Amazon限定モデルは通常売価が3万円程度に設定されており、一般的な高機能掃除機と同等クラスの価格帯となっているため、一般家庭でも手が出しやすい価格ではないだろうか。
このルンバ 692はたびたびAmazonのタイムセールで安売りされるので、ルンバ以外にもロボット掃除機を検討しているユーザーはまずAmazonをチェックしてタイムセールになっていることを確認しよう。
ルンバの掃除方法は直進のみ=モノが多いとバッテリーの劣化が早まる
ルンバはひたすら直進するロボット掃除機だ。円形状の機体で、先頭のセンサーにモノがぶつかると方向を変える。というのがこのシリーズの特徴で、上位モデルになると空間認識により無駄のない動作が可能となる。
勘のいい人ならすぐに気が付くと思うが、モノがたくさんある家でルンバを使うと無限に方向転換し、バッテリーの消費が激しくなる。あらかじめ部屋を掃除した状態で使うのが理想的といえる。
ルンバ 692について
2週間で計5回ほどルンバに掃除をさせてみたので、使い勝手やデザインを紹介
デザインや使い勝手について
前述の通り、ルンバシリーズはこの丸形が特徴的だ。Panasonicや日立など大手国内メーカーのミドルクラス以上のモデルにもあるカラーリングで、外の素材と中央の素材はシンプルなモノトーンでまとまっている。部屋の景観を崩さないデザイン。
サイズは、直径30cm強で、ドミノピザのLサイズのピザ程度、常にLサイズのピザが地面においてあると思うと結構邪魔。
ホームベース
ホームベース=充電スタンドは壁に沿わせて設置できるような形状となっている。ルンバが銀色の充電部と重なるよう勝手に調整してベンチ入りしてくれるので、そのさまをみるのはいつも楽しい。
ちなみに、取扱説明著には充電スタンドを設置する際は左右に75cmほどの隙間をあけてくれと記載があったが、30cmほどの隙間でも利用には特に問題がない。
ルンバの稼働時間は部屋の広さで決められる
ルンバ 692は前述の通りスマートフォンアプリからルンバの連続動作時間を指定できる。購入後何度か動作させれば部屋の広さに合った最適な稼働時間がわかるはずだ。
壁面の掃除について
丸形のルンバは壁面をブレードでかきだして掃除を行うため、時間はかかるが部屋の隅々まで掃除可能だ。
ちなみに、このブレードは常に回転しながら埃をかきだすので、埃の多い部屋、というか週に二度ほど掃除機を丁寧にかけていても一般的な10帖以上のリビングなら壮大に埃が舞う。
ゆえに、フローリングワイパーなどを利用しつつ、ルンバ終了後に窓を開けるな普通に掃除機をかけるときに行う作業をするのが理想的だ。
このブレードは柔らかい素材でできており、家を傷つける心配はないだろう。
ルンバは四角い部屋を直線的に掃除することができる優秀なお掃除ロボットではあるのだが、障害物に対しては方向転換を余儀なくされるため、椅子、ソファ、ラックがあった場合、方向転換しながら掃除を行うことになる。
理想的なのは、何も置いてない部屋でひたすらルンバを直進させ、方向転換の回数を少なくさせることだが、生活しているとそうもいかないので、エリアを決めてルンバを稼働させたほうが合理的だ。
ゆえにお金持ちはルンバを複数台持っているということがわかった。
ルンバの騒音について
ルンバから1mほど離れた地点で計測したところ70dbほど。
70dbというと、一般的な紙パック式の家庭用の掃除機よりもやや静かな程度ではあるものの、騒音レベルなことにかわりはないので、作業中にルンバを動かすことは考えられない。
超えられる段差について
我が家では5mmほどの段差をルンバが超えてくれたことを確認できた。板を利用するなどして、スロープ状にすることで、アクセス可能な部屋を増やすことが可能だ。
ルンバ692を使ってみた感想・メリット・デメリット
メリット
- 3万円でスマート家電を楽しめる
- しつこく掃除し続けてくれる
デメリット
- 掃除のクオリティは人によって満足できない可能性が
- 埃が舞う
- メンテナンスの手間
- バッテリーのランニングコスト
3万円でスマート家電を楽しめる
家のスマート家電化を進めていく中で単独で機能しつつも、使用頻度の多い物を購入しようと考えた結果が、このAmazon限定のルンバ 692だったのだが、Googleアシスタントからすぐに掃除可能だったり、あらかじめ決めた時間で動作させられるのも非常におもしろかった。
細かいことをいうと、初期設定時Androidアプリを利用時にエラーが起きて、iPhoneで設定したら一発だったのでこのあたりの改善を要望したい。
人の気が付かなかった箇所を掃除してくれる
人間が掃除する以上意識している箇所しか掃除できないものだが、ルンバはロボットなので決められた時間延々と掃除をしている。
特に壁にぶつかって壁面モード(と勝手に呼んでいる)になった際部屋の隅から隅まで壁面の溝をしつこく掃除するので、人がめんどうで無意識のうちに避けていた箇所まで突っ込んでいく姿はまさにロボットだった。この点は非常に素晴らしい。
掃除のクオリティが中途半端結局掃除機をかけることになるかも
僕は全く気にしないが、ルンバはたまに埃を見逃している時がある、頻度はまちまちだが、確かに埃を見逃すのだ。神経質な人なら一つの見逃し=ほかにも見逃しているほこりがあるのではないか。
という疑心暗鬼に陥っておそらく掃除機を自分でかけることになるだろう。
埃は舞い、ルンバは汚れる
また、ルンバそのものが埃まみれになってしまうというのもデメリットだろう。というか掃除用具なので当たり前かもしれないが、ルンバのローラーが埃まみれになってそのルンバが家じゅうを動くのだから、結局、家、汚れてね?
メンテナンスの手間
ということで毎回ルンバを掃除しないとルンバが汚れを拡散してしまう。
そのほか内部のフィルターを掃除する必要があるため、ズボラな人には向かない。
バッテリーのランニングコスト
ルンバの純正バッテリーは公式ストアで購入すると税込み11,000円。モノが置かれていない場所でルンバを稼働させておくのと、ちらかった部屋でルンバを稼働させておくでもバッテリーの劣化に変化があるだろう。
社外製のものは3000円程度であるが、品質上の問題もあっておすすめできないし、使いたくはない。
Amazon限定ルンバ 692の評価とまとめ
メリットとデメリットについては記載したため、個人的な所感を。
とりあえず1個買ってみたらよいのではないだろうか
人によって、家によってルンバの相性あるなーとしみじみ感じた。
例えば、病的なまでに埃が嫌いという人には向いてないと思う。しかし、「とりあえずルンバかけて埃はとれてるし、比較的綺麗な状態を保てればいい」という部屋は散らかってないけど普通の家庭には神アイテムとなるだろう。
おそらく、上位モデルにもランニングコストの問題や埃の取りこぼしはあると思うので、気になっている人はAmazon限定モデルの購入をおすすめする。