英語って、できたらかっこいいし、海外旅行もビジネスも便利になる。いつかはやらなきゃなあ……なんとなくそう思い続けていたけれど、ついに重い腰を上げて英語学習にチャレンジしました。
きっかけは、自営業で時間に少し余裕があったこと。そして、ChatGPTというAIの登場。勉強っていうより「習得」に近い、効率的で本質的な学び方ができるんじゃないかと思ったんです。
この記事では、僕が実際に3か月で英検2級相当レベルまでたどり着いた学習法をすべて紹介します。特別な才能はありません。ただ、ノートPCとChatGPT、それだけ。
英語を学びたいけど、何から始めたらいいかわからない——そんな人に読んでもらえたら嬉しいです。もし参考になったら、ぜひ誰かに教えてあげてください。
僕が実施した学習法
まずは時間のない人のために、先に僕の実践した学習法をシンプルに紹介します。
やったことはたった3つ。
精読(細かく丁寧に読む)
多読(スピード重視で量を読む)
多聴(耳でひたすら英語に慣れる)
これを毎日3時間、3か月間続けました。
実際にEF SETという国際基準のオンラインテストを受けたところ、
リーディングスキル:B1(中級)
リスニングスキル:A2(初級)
という結果でした。
CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)では、B1は中級者として「日常的な会話や文章の大意を理解できる」レベルであり、日本の英検で言えば英検2級相当とされる段階です。
つまり、3か月間の学習で「読む力」に関しては英検2級レベルに到達したと考えても差し支えないと思います。もちろん、リスニングやスピーキングはまだまだこれからですが、それでも独学+AI活用でこの成果が出たのは大きな自信になりました。
学生のころからずっとアルバイト漬けだった僕は、正直なところ「学習」という行為から長いあいだ離れていました。
おそらく、僕の英語力は中学3年生レベル、いや…英検3級の読解力すら怪しい状態だったと思います。
だからこそ、僕が紹介する学習法は英語がまったくできない人でも再現可能です。
中学3年生レベルから始められる内容なので、「自分には無理かも」と思っている人にこそ試してほしい。
特別なセンスも教材も不要、必要なのはほんの少しのやる気と、ネットにつながるPCだけです。
完成した英語話者が言うことがバラバラな理由
この記事を英検2級レベルの段階で書こうと思った理由はシンプルで、
**言語習得は“不可逆的なスキル”**だからです。
つまり、一度できるようになると、できなかった頃を思い出せなくなる。
英語がペラペラの人が「こうすれば話せるようになるよ」と言っていても、
その人自身が“話せなかったときにどんな壁にぶつかっていたか”をもう忘れていたりする。
実際、YouTubeやXなどを見ても、
学校の英語の勉強が楽しくてそのままオタクになった人
留学をきっかけに話せるようになった人
親がバイリンガルで気づいたら話せていた人
- 発話可能年齢になる前に英語を聞かされていた人
──など、英語ができるようになった「環境や経緯」がバラバラなんですよね。
一方、僕はというと、どこにも所属せず、独学で、しかも引きこもりがちのフリーランス。
そんな僕がAIとノートPCを武器に、「ゼロから3か月で英検2級相当の読解力」にたどりついた。
この過程こそが、これから英語を学びたい人にとって一番リアルで役に立つ情報になると考えました。
英語学習の情報は、ゴールに到達した人のものよりも、
「途中にいる人」の声のほうが、よっぽど価値がある──僕はそう思っています。
ステップ①日本人がなぜ英語ができるようにならないのか徹底的にAIと考える
英語学習を始めようと思ったとき、まず僕がやったのは「なぜ日本人は英語ができるようにならないのか?」を徹底的にChatGPTと議論することでした。
そもそも勉強をしてしまっているところから間違い
YouTubeの英語系チャンネルを見あさっていると、すぐに出てくるのが
**イマージョン(環境への没入)とインプット仮説(Input Hypothesis)**というキーワード。
インプット仮説とは、アメリカの言語学者スティーブン・クラッシェンが提唱した理論で、
「語学は、**自分が今理解できるレベル(I)よりも、少しだけ難しい英語(+1)**を、大量にインプットすることでしか習得できない」
というもの。
つまり、“I + 1”のインプットをどれだけ積み重ねられるかが勝負、という話です。
英文法のルールや単語を丸暗記しても、英語は使えるようにはなりません。あれは試験対策であって習得法ではないのです。
そして、なぜ日本人は英語が苦手な人が多いのか。AIに聞くと、ちゃんと理由を出してくれます。
文法と単語の暗記ばかりに偏っている
アウトプットの機会が少なすぎる
入力(リーディング・リスニング)の量が圧倒的に足りていない
「できるようになる実感」がなくて途中であきらめてしまう
──など、なるほどと思えるものばかりでした。
ちなみに僕の目標はというと、
①字幕なしで洋画を見たい、②『ゲーム・オブ・スローンズ』原著を読みたい、③海外取材に行って英語で取材したいという3つです。
これはサブチャンネルでアップした動画でも言っています。
どれも漠然としているようでいて、
実は「CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)」でいうC1レベル以上が必要とされる、なかなかの難関目標です。
CEFRには4つのスキルが定義されていて、
リーディング(読む)
リスニング(聞く)
ライティング(書く)
スピーキング(話す)
このすべてで「C1=上級者」レベルを目指すには、
中途半端な学習ではとても到達できません。
でも、その到達の道筋を教えてくれるのがAIでした。
わからないことは全部ChatGPTに聞いて、勉強法も、理論背景も、教材選びも全部一緒に考えてもらう。
自分の持ってるスキルを棚卸
英語学習を始めるにあたって、まず僕がやったのは**“自分の持っているスキルの棚卸し”**です。
というのも、英語学習って「やるぞ!」って意気込んでも、間違った順番や不得意な方法から入ると、すぐに心が折れるんですよね。
僕の場合は以下のような特性がありました:
筋トレ歴が長く、習慣化や継続のコツを理解している
ブロガー歴10年以上。文章を読んで、構成を考えて書くのが得意
毎晩、寝る前の読書習慣が身についている
こうして振り返ると、僕は“読み書き”の素地はある。だからこそ、まずはリーディングを重点的に鍛えようと決めたわけです。
「話す」はいきなりやらない。アウトプットは想像以上に難しい
「英語が話せるようになりたい!」って気持ちはよくわかります。でもそれ、いきなり一番難しいことに挑戦しているってことなんです。
日本語でさえ、僕らはたまに変な言い回しをしてしまいますよね。
実際、僕もブログを書いてると「この文変じゃね?」とよく思うし、会話していても“詰まる”ときがある。
つまり、言語を「出す」ってめちゃくちゃ難しい作業なんですよ。
だから英語でも同じ。
読み書きが先で、話すのは後回し。
それを裏づけるかのように、上記のChatGPTが示したデータでは
日本人翻訳者(読む+書くがC2レベル)は、半年でTOEICリスニング満点 → OPIc AL(スピーキングC1)
海外大卒のリーディングC2の人も、ライティング6か月/スピーキング9か月でC1まで持っていった
という実例があります。
つまり、「読む」「書く」のスキルを高めてから音声スキルに挑戦したほうが圧倒的に効率がいいということです。
僕もまずは「読む力」を底上げして、そこから「聞く」「書く」「話す」へと順に進めていこうと決めました。
ステップ②教材選定の仕方
英語学習において、教材の選び方は極めて重要です。
なぜなら、「やるか/やらないか」がここで決まるからです。
はっきり言ってしまうと、教材そのものの内容は何でもいいと思っています。
テイラー・スウィフトが好きなら歌詞を読みながら聴けばいいし、ブルーノ・マーズでも、ボン・ジョヴィでも、クイーンでもいい。
彼らの楽曲にはもれなく**“本物の英語”**が詰まっているわけです。
英語学習界隈では、海外のシットコム(フレンズ、ビッグバンセオリー、ヤングシェルドンなど)を観ることもよく勧められますが、**最終的に大事なのは「自分が飽きないかどうか」**です。
正直、教材の“難易度”よりも“愛着”のほうが圧倒的に大切です。
僕が最初に選んだ教材は、“レベル的に理解できる”ことを第一に考えました。
かっこいいフレーズとか、ネイティブっぽさは後回しです。
いくらオシャレでも、読んで意味がまったくわからなければ、それはただの負荷です。
だから、僕はラダーシリーズなどの英語学習者向けに編集された簡単な英語本から始めました。
「これくらいなら読めるかも」「ちょっと難しいけど、意味はつかめる」
そのくらいの教材がI+1の“+1”にあたるちょうどよい負荷感なんです。
まずはテストを受ける:CambridgeのCEFR診断で現状把握
最初にやるべきは、自分の現在地を知ることです。英語学習においては、やみくもに始めるよりも、今の自分のレベルを正しく把握することが、次の行動を決めるうえで非常に重要になります。
僕が使ったのは、Cambridge Englishの公式サイトで受けられる【CEFRレベルチェックテスト】です。これはオンラインで無料で受けられる簡易的なチェックで、CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)に基づいて、自分がA1(初学者)〜C2(熟達者)のどこに位置しているかを判定してくれます。
ちなみに、僕が最初にこのテストを受けたときの結果は――
25問中、8問正解(A2レベル)
つまり、**「まだA2レベルにも届いていない、初級者の入り口」**だったというわけです。
この結果は正直ショックでしたが、同時に「自分のレベルが明確になった」という意味では、とてもよいスタート地点になりました。学習戦略を考える上で、正しいセルフチェックは欠かせません。
参考書は文法書だけ、I+1に必ず立ち返る
僕が英語学習で使っている参考書は、いまのところ「文法書」だけです。単語帳や構文集にはまだ手を付けていません。その理由はシンプルで、レベルが上がってくると実際の洋書のなかに「生きた英語」が自然に使われているからです。
たとえば「ネイティブはこう使う」といった参考書を読むよりも、ネイティブが実際に読んでいる小説やニュース、映画のセリフを通じて学んだほうが、文脈とともに記憶に残るし、なによりもリアルで実践的です。
だからこそ、常に「I+1(自分のレベルより少し難しい)」に立ち返ることが大事。自分が読めるけれども、ちょっとだけ背伸びが必要な文章を、文法書で確認しながら読んでいく。これを繰り返すことで、単語や表現は自然と増えていくんです。
ちなみに使ってる文法書はEvergreen、素早くめくれるように紙で用意しました。
「普通の人」ならどれくらい読めばA2を突破できるのか?
もしあなたが「自分は普通の人だ」と思うのであれば、ぜひChatGPTに聞いてみてください。「リーディングA2レベルを突破するには、どれくらい英語を読めばいいの?」と。
僕が実際に質問してみたところ――
**「およそ5万語程度のインプットが必要」**という答えが返ってきました。
5万語というのは目安ですが、これは中学〜高校英語の教科書全体に匹敵するレベルとも言われており、「意外と現実的な数」だと感じました。
この5万語の読み込みを達成するまでは、ラダーシリーズのような英語多読向けのリーダー教材で進めるのがちょうどよいです。ちなみに5万語はラダーシリーズで約5冊分です。レベル別に分かれていて、語彙もコントロールされているため、I+1の学習にも適しています。
ちなみにB1レベルの実力があるとハリーポッターの原著が多読できるようになります。
ハリーポッターシリーズは全作品併せて累計で100万語ほどなので、全部読むと100万語の多読が可能です。これは英検準1級~1級クラスが身につくと考えられるため、好きならハリーポッターだけで学習を進めていくのもありだと思います。
ステップ③具体的な学習方法
ここからは、実際に僕が英語学習に取り組んでいる具体的なやり方と学習時間の使い方について紹介します。方法はシンプルで、以下の4つをベースにしています。
精読(構文・文法をしっかり理解する)
いわゆる「ガチ読み」です。
文の構造を一文ずつ確認して、主語・動詞・目的語などの役割を明確にします。
意味が曖昧な部分はChatGPTに頼って日本語訳を出力してもらいながら、理解できるまで分解しています。
英語学習を始めたばかりの頃は、物語を理解するために2~3時間やってました。
今は基礎ができたので、1日1時間程度にとどめています。
最初はラダーシリーズの簡単な英語もこの方法で精読をして、ハリーポッターもこの方法で読み進めました。。累計が7-8万語を超えたあたりから、ハリーポッターも7-8割理解できるようになったので、多読できるようになりました。
実際のセットアップ:
- 上のモニター → Kindle for PC(Windows版)で読書(スクショOK)
下のノートPC → ChatGPTを起動して自分の訳と比較、文法解説を依頼
OCRでコピペ不要、面倒ゼロへ
Kindleアプリではテキストのコピペが制限されている場合もあるため、スクリーンショットを撮って、ChatGPTに画像ごとアップロードしています。
するとOCRで自動的に英文を読み取り、そのまま訳や文法の解説ができる状態になります。
無料版でも大丈夫だと思いますが回数制限があるので、有料のPlus版がいいと思います。
ChatGPTへの指示はこうする
「これは僕の訳です。正しい英語か比べてください」
「この文章の文法をわかりやすく説明してください」
「この that は何を指していますか?」
こういった細かい疑問を、人に聞くより速く・正確に返してくれるのがAIのすごいところ。
しかも何回聞いても怒られない。
理解不能な文は「潔く投げる」
自分でも訳せない、ChatGPTの説明でもピンと来ない場合は、潔くスキップします。
大事なのは「理解した文を積み上げていく」こと。
わからない1文に何時間もかけるくらいなら、次の10文を理解したほうが生産的です。
繰り返していくうちに、同じような構文がでてきたら理解できるようになってました。
多読(ざっくり内容をつかむ読み)
「8割理解できればOK」というスタンスで読み進めるスタイルです。
誤訳や見落としも多少はあるけれど、ストーリー全体の流れがつかめていれば大丈夫。
むしろここでスピード感を身につけるのが目的です。
Kinlde Paper Whiteで読んでいますがスマホのアプリでもOK
多聴(英語のドラマや映画を聞く)
英語字幕をつけて、NetflixやYouTubeなどで英語のドラマを見るようにしています。
字幕付きで音声と文を一致させることで、耳と目の両方から英語をインプット。
「字幕を読む」も多読に含まれるので、書籍を読む習慣がない人は精読と英語字幕視聴をすると効果があります。
おすすめはNetflixかDisney+で英語/英語字幕で見れます。
適切な視聴作品の選び方
「英語学習におすすめの映画10選!」なんて記事をよく見かけますが、ぶっちゃけ自分のレベルに合ってるかがすべてです。
たとえば、マーベルやDCのスーパーヒーローものは皮肉や比喩表現が多く、初心者にはちょっと難しめ。
僕はChatGPTにセリフの語彙や構文を分析させて、自分に合うか確認してから観るようにしています。
これ、めちゃくちゃ効率的です。
英語学習と聞くと「まずリスニングを鍛えよう」と思いがちですが、僕の場合は最初からリーディングに全振りしています。
なぜなら、読めれば意味がわかる → 意味がわかれば楽しい → 楽しいから続けられるという、最強のサイクルが回るからです。
リスニングだと音の処理が追いつかなくても、字幕が読めれば意味理解が可能です。
僕も最初は「音としては拾えない」けれど、「字幕を読めば理解できる」ことで、英語コンテンツを楽しむハードルが一気に下がりました。
学習時間は「1日3時間」が限界
現在、僕は筋トレ後に精読を1時間、仕事終わりにドラマ視聴を2時間、寝る前に多読を20分くらい行っています。これでおおむね3時間程度です。
僕がこの学習を1日3時間に設定している理由は、実際にChatGPTにも聞いてみたのですが――
「脳が言語処理できる限界がだいたい3時間前後」
「それ以上は効率が下がるし、記憶にも残りづらくなる」
とのことでした。
体感的にも、「今日はもう英語見たくないな……」という拒否反応が3時間を超えると出てきます。
だから、集中して取り組める時間だけを最大活用する。これが継続のコツでもあるんです。
忘却曲線は無視。それより「繰り返し似た物語」で自然に覚える
英語学習の話になると、よく「エビングハウスの忘却曲線」とか「○日後に復習すれば記憶が定着する」みたいな話が出てきますよね。
でも、僕はこの方法を完全に無視しています。
なぜなら、復習という行為自体が性に合わないから。
「これ前もやったな……」というテンションで英語に向き合うと、どうしても気が乗らなくなって、継続の妨げになってしまうんですよね。
じゃあどうするか? →「似た内容を繰り返す」だけ
僕が代わりにやっているのは、同じジャンルの物語や似た構文が繰り返されるコンテンツを読むことです。
たとえば、少年ジャンプ系の作品って「努力・友情・勝利」がテーマになっていて対象年齢が10代なので、
どの作品を読んでも似たような語彙や表現が自然と繰り返し登場します。
つまり、「復習」ではなく「反復のある多読」で記憶に定着させているわけです。
ステップ4学習進捗のはかり方
EF SETは無料で使える優良ツール
僕が冒頭で紹介した EF SET は、無料でCEFR準拠の実力チェックができる神サービス。
しかも受験者にはスコア証明書が発行されるので、成長記録としてもバッチリ。
実際、僕は最初A2でしたが、リーディングだけB1相当の評価をもらいました。
これで「この方向性でいいんだ」と確認できたんです。
映像視聴は“速度”が進捗のバロメーター
英語字幕での視聴も進捗のバロメーターになります。
特に「速度感」—ネイティブの早口が字幕で読めるようになると、理解力の伸びを実感できます。
ただし注意点として、最初から難しいジャンルに挑むのは非効率です。
政治・歴史・専門ニュースなどは語彙が偏っていて、初心者には負荷が高すぎる。
まずは「自分がすでに知ってるテーマ」か「ストーリーが読みやすいドラマ」などで“処理速度”を上げていくのが◎です。
TOEICや英検は受験しない
TOEICや英検のスコアを目標にすると、どうしても「出題形式に慣れる」勉強になりがちです。
もちろん、それが悪いわけではありません。就職・転職や評価指標として必要な人には効果的です。
でも僕は、「使えるかどうか」「理解できるかどうか」こそが最重要。
つまり、実戦主義です。
僕は試験勉強というものが、そもそもモチベーションになりません。
過去問を解いて点数を上げていくことに、どうしても興味が持てなかったんです。
だから、「TOEIC何点を目指す!」ではなく、
映画を字幕なしで見たい
海外出張でインタビューしたい
ゲーム・オブ・スローンズの原著を読みたい
といった実用・体験ベースのモチベーションで英語学習を続けています。
「じゃあ成長どうやって測ってるの?」という話になりますが、
僕はEF SETやCambridgeのレベルチェックなど、オンラインの無料テストを活用しています。
ChatGPTに「B1からB2に上がるのにどのくらいの学習量が必要か?」と聞くと、
おおむね3か月程度の継続的インプットが必要という回答だったので、
次のテストは3か月後の予定です。
要は、「TOEICや英検を否定している」わけではなく、
僕にとってベストな方法が“違った”というだけの話です。
やる気が出ない試験より、
目の前のドラマ1話が聞き取れることのほうが、僕にはずっと価値がある。
ステップ5ここからの学習について
最近、明らかに感じているのが、英語を読む・聞くことへの“疲れ”が減ってきたという実感です。
ChatGPTに確認したところ、「中級(B1〜B2)レベルを超えると、語彙処理や構文理解が自動化されてくるので学習効率が上がる傾向にある」という説明がありました。
つまり、慣れれば慣れるほど、疲れずに多くの情報を処理できるようになる=成長スピードが加速する段階に入るということのようです。
今は「意味が取れる英語」を蓄えるフェーズ
僕の現時点での戦略は明確で、引き続きリーディングを中心に進めています。
多読で「なんとなく意味がつかめない表現」に何度も出会い、それを精読に持ち込む。
この流れで語彙力と構文力をじわじわ強化しています。
ここでChatGPTが超便利なのが、精読中に「これはどういう文構造?」と聞くだけで即答してくれるところ。
これを繰り返していると、自然とスピードも上がってきますし、処理感も軽くなるんです。
リーディングがB2に達したら次フェーズへ
EF SETやCambridgeのオンラインテストなどを参考にして、リーディングスキルがB2(中上級)相当になったら、次はリスニングとライティングに注力する予定です。
というのも、CEFRでいうと:
B1は「日常的な話題なら理解できる」
B2は「抽象的な話題も、ある程度議論できる」レベル
このB2がアウトプット系スキルの本格始動に適したラインとされているため、そこで切り替えるのが一番自然だと考えています。
すべてがB2以上になったら、オンライン英会話へ
すべての技能(読む・聞く・書く)がB2に到達したら、最後にオンライン英会話に挑戦します。
いきなり話す練習をするよりも、ある程度「わかる・書ける」状態で挑んだほうが、実戦での定着率が高くなるはずだからです。
要点としては、
✅ 処理が軽くなるのは成長の証
✅ ChatGPTで効率よく精読・語彙強化
✅ スキルごとに段階的に攻略
✅ アウトプットは焦らず「準備してから」
という形で、今後も学習を進めていきます!
役に立ったサービス・デバイス集
ノートPC:Lenovo Yoga Slim 7i Gen 9
今メインで使っているのがこれ。15.3インチの大画面で、最新のCPU(Core Ultraシリーズ)を搭載していて処理がサクサク。
ChatGPTを開きっぱなしにして精読したり、YouTubeで多聴用の動画を流したり、PDFで教材を読んだりするにはもってこいのマシンです。
外部モニター:Dell 27インチモニター
外部モニターはあったほうが圧倒的に快適です。
僕はDellの27型を使っていますが、正直どのメーカーでも構いません。**「書籍を表示しながらChatGPTに質問」**みたいな学習スタイルをとるなら、大画面は効率を何倍にも引き上げてくれます。
Kindle Paperwhite(なくてもOK)
Kindle Paperwhite (16GB) 7インチディスプレイ、色調調節ライト、12週間持続バッテリー、広告なし、ブラック
外出時の多読に使ってますが、正直スマホでも代用はできます。
ただし目が疲れない+辞書機能が優秀なので、読書習慣がある人なら持ってて損はしません。
EF SET / Cambridgeレベルチェック
どちらもCEFR準拠の無料オンラインテストです。
「リーディングがB1に上がった」とか「リスニングがまだA2だな」といった、定点観測にすごく便利。
僕は3か月に一度のペースで使ってます。
Kindle Unlimited(神)
これはマジで強い。
ハリーポッターの原著や、ペーパーバック英語小説、など、英語多読にぴったりな本が読み放題。
月額980円ですが、1冊でも読めば元が取れるレベルなので、参考書を買う前にまずアンリミテッドを試すべき。
Study Plus(アプリ)
日々の学習をメモできます。僕は記録としてしか利用しています。
左がStuduypLus右はKindleアプリ
文法書(補助輪として使う)
文法書は、あくまで**“理解を支えるための補助輪”**です。
ChatGPTに「この that は接続詞?代名詞?他動詞の目的語?」と聞いてもいいんですが、
「そもそも“接続詞thatってなに?” “他動詞だからtoが不要ってなに?”」という疑問が湧いたときは、紙の文法書でゆっくり確認する時間がいちばん理解が深まると感じています。
僕は文法に関してはChatGPT+文法書の“ハイブリッド”運用が最適だと思ってます。
こうして振り返ると、ハイスペックPCやガチ参考書よりも、「続けられるかどうか」に影響するツールやサービスのほうが圧倒的に役に立ちました。
あなたにとっての“継続装置”が何か、探してみてください。きっと英語学習がラクになります。