ホーム暮らし34歳がノートPCとChatGPTを使って英語がまったくできないところから英検2級まで3か月で到達した方法を解説

34歳がノートPCとChatGPTを使って英語がまったくできないところから英検2級まで3か月で到達した方法を解説

英語って、できたらかっこいいし、海外旅行もビジネスも便利になる。いつかはやらなきゃなあ……なんとなくそう思い続けていたけれど、ついに重い腰を上げて英語学習にチャレンジしました。

きっかけは、自営業で時間に少し余裕があったこと。そして、ChatGPTというAIの登場。勉強っていうより「習得」に近い、効率的で本質的な学び方ができるんじゃないかと思ったんです。

この記事では、僕が実際に3か月で英検2級相当レベルまでたどり着いた学習法をすべて紹介します。特別な才能はありません。ただ、ノートPCとChatGPT、それだけ。

英語を学びたいけど、何から始めたらいいかわからない——そんな人に読んでもらえたら嬉しいです。もし参考になったら、ぜひ誰かに教えてあげてください。

僕が実施した学習法

僕が実施した学習法

時間のない人向けに、先に結論だけまとめます。僕がやったことは3つだけです。

  • 精読:1文ずつ分解して「意味を100%に近づける」読み方(構文・語義・文法を確認)
  • 多読:止まらずに量を読み、処理速度を上げる(8割理解で前に進む)
  • 多聴:耳を慣らし、音と意味を結びつける(字幕あり→なしの順で)

これを毎日3時間、3か月続けました。
目安の配分は、精読 60分 → 多読 60分 → 多聴 60分です(最初は精読を最優先)。

実際にEF SET(国際基準のオンライン英語テスト)を受けたところ、

  • リーディング:B1(中級)
  • リスニング:A2(初級)

という結果でした。
「読めるのに聞けない」は珍しくありません。特に、文字中心で土台を作っている段階ではよく起きます。逆に言えば、読みで作った意味処理の型は、あとから多聴・字幕視聴で音に接続しやすい土台になります。

実際にEF SET(無料のオンラインテスト)を受けたところ、

  • Reading:B1
  • Listening:A2
    という結果でした。

CEFRのB1は、身近な話題なら要点をつかめる“中級の入口”です。
また、文科省の資格試験対照表でも、英検2級はCEFR B1付近に位置づけられています。

つまり3か月の学習で、少なくとも「読む力」は**CEFR B1(英検2級の目安レンジ)**まで来た、と言ってよいと思います。
リスニングとスピーキングはここからですが、それでも独学+AI活用でここまで来たのは大きな収穫でした。

この学習方法に至った経緯

完成した英語話者が言うことがバラバラな理由

この記事を“英検2級手前〜2級くらい”の段階で書こうと思った理由はシンプルです。
言語習得は不可逆的で、一度できるようになると「できなかった頃のつまずき」を正確に思い出せなくなるから。

英語がペラペラの人のアドバイスがバラつくのは、能力差というより「到達経路」がバラバラだからです。
学校英語が好きでそのまま伸びた人、留学で一気に伸びた人、家庭環境で自然に入った人。入口が違えば、刺さる方法も違う。

一方で僕は、独学・フリーランス・自宅中心。環境的に“英会話に通う”より、PCとAIで学習を作業化するほうが現実的でした。
この「どこにも所属しない社会人が、限られた時間で積み上げたプロセス」こそ、これからやり直す人に一番再現性が高いはずです。

日本人がなぜ英語ができるようにならないのか徹底的にAIと考える

英語学習を始めようと思ったとき、まず僕がやったのは「なぜ日本人は英語ができるようにならないのか?」をChatGPTと徹底的に議論することでした。

YouTubeの英語系チャンネルを見ていると、すぐに出てくるのがイマージョン(環境への没入)やインプット仮説(Input Hypothesis)というキーワードです。
インプット仮説は、言語学者スティーブン・クラッシェンの有名な考え方で、ざっくり言うと「理解できる英語を、少しだけ背伸びした難度で大量に浴びると伸びる」というもの(I+1)。
ここで重要なのは、単語帳や文法書が不要という意味ではなく、“理解できるインプットを積む設計”が先ということです。

AIと議論して分かったのは、原因がバラバラに見えて、実は根が同じだということでした。
日本人が英語で詰む理由は、“インプットが積み上がる設計”になっていない。これに尽きます。
具体的には、①入力(読む・聞く)の量が足りない→②処理速度が上がらない→③アウトプットが成立しない→④伸びを実感できず辞める、という流れです。

ちなみに僕の目標は、①字幕なしで洋画を見たい、②『ゲーム・オブ・スローンズ』原著を読みたい、③海外取材に行って英語で取材したい、の3つ。
ただ、この目標を「気合」で追うと確実に折れます。だから次に僕がやったのは、I+1を毎日積める形に落とし込む=PC×AIで精読を“作業化”することでした。

自分の持ってるスキルを棚卸

英語学習を始めるにあたって、まず僕がやったのは 「自分の持っているスキルの棚卸し」 です。
英語学習は、やる気よりも 順番と手段 で決まります。不得意な方法から入ると、努力しても成果が出ず、最初に心が折れる。

僕の場合、冷静に見ると「英語が得意」ではなくても、伸ばしやすい土台がありました。

  • 筋トレ歴が長い:習慣化・継続・記録・負荷調整ができる
  • ブロガー歴10年以上:文章を読んで構造を取り、要点を整理できる
  • 寝る前の読書習慣:毎日「読む時間」を確保できる

つまり僕は、会話から入るより 読み書きの能力を起点にした方が勝ちやすい
そこで最初の戦略をこう決めました。

「読む→理解する→音にする」
精読で“意味処理の型”を作り、音読で音と結びつけ、多読で速度を上げる。

英語学習は、万能な正解を探すより、自分の強みから勝てるルートを作るほうが再現性が高いです。

報酬設計の作り方

筋トレが続く理由って、意志が強いからじゃないんですよね。
「やると得をする」報酬が多層に設計されているからです。

たとえば筋トレは、血糖コントロールが改善しやすい/ストレス解消になる/将来の健康リスクを下げる可能性がある/見た目が良くなる、といった“見返り”が複数あります。だから、多少しんどくても続く。

英語も同じで、僕は「英語ができる状態になると、自分にどんな報酬が入るのか」を先に洗い出しました。
具体的には、英語ができることで行動範囲が広がる、情報源が増える、仕事の選択肢が増える――こういう現実的メリットに加えて、個人的には「脳に負荷をかける習慣そのものが価値」だと考えています。

なお、バイリンガルが認知症リスクを下げる/発症を遅らせるという話はよく聞きますが、研究は一枚岩ではありません。大規模な前向き研究をまとめたレビューでは、将来の認知症発症“そのもの”を減らす効果は明確ではない一方、後ろ向き研究では「症状の出現が遅い可能性」が示唆されています。
なので僕の文脈では、「語学は“脳を使う習慣”として、将来的にプラスに働く可能性がある」くらいの距離感で捉えています。

こうやって報酬を先に言語化しておくと、AIが翻訳してくれる時代でも「自分が英語をやる理由」が残る。
この納得感が、学習を“無駄じゃない投資”に変えて、継続の土台になります。

「話す」はいきなりやらない。アウトプットは想像以上に難しい

「英語が話せるようになりたい!」って気持ちはよくわかります。
でも実はそれ、いきなり一番難しいタスクに突っ込んでいる可能性が高い。

言語って「理解する」だけでも大変なのに、「出す(発話)」はさらに別物です。日本語でも、言い回しが変になったり、会話で詰まったりしますよね。僕もブログを書いていて「この文、変じゃね?」となることが普通にある。母語ですらそう。英語ならなおさらです。

なぜ難しいかというと、発話は“同時処理”だから。
相手を理解しながら、言いたいことを組み立てて、語彙を引き出して、文法を整えて、発音して出す。しかも会話の速度で。土台がない状態でやると、負荷が高すぎて挫折しやすい。

だから僕は順番を逆にしました。
まず「読む」で意味処理の型を作る → 音読で音と結びつける → 多読で処理を自動化する。
その上で、最後に英会話(場数)に入る。

読む力が先に伸びると、語彙・構文・言い回しが頭に“素材”として溜まるので、後から音声スキルに取り組んだときの伸びが速い。僕もまずは「読む力」を底上げして、そこから「聞く」「書く」「話す」へと順に進める方針に決めました。

「話す」へと順に進めていこうと決めました。

教材選定の仕方

英語学習において、教材の選び方は極めて重要です。
なぜなら、「続くか/やめるか」がここでほぼ決まるからです。

結論から言うと、教材のジャンル自体は何でもいい。
テイラー・スウィフトが好きなら歌詞でいいし、ブルーノ・マーズでも、ボン・ジョヴィでも、クイーンでもいい。シットコム(フレンズ、ビッグバンセオリー、ヤングシェルドン)でもいい。
大事なのはただ一つ、自分が飽きずに触り続けられるかです。難易度より“愛着”のほうが継続に効きます。

ただし、ここで落とし穴があります。
「好き」でも、読んで意味がほとんど取れない教材を選ぶと、それは学習ではなく“消耗”になります。おしゃれなフレーズやネイティブっぽさは後回しでいい。最初はまず、意味が取れる素材を選ぶのが正解です。

僕が教材を選ぶときは、最初に次の基準で判定します。

  • 一段落を読んで、だいたい何が起きているか説明できるか
  • 分からない単語があっても、骨格(主語・動詞・目的語)が追えるか
  • 調べながらなら、最後に自然な日本語にできるか

この「ちょっと難しいけど、意味はつかめる」感覚が、I+1の“+1”にあたるちょうどいい負荷です。

だから僕は、最初はラダーシリーズのような学習者向けに編集された簡単な英語本から入りました。
「これくらいなら読めるかも」と思える教材で精読を回して、意味処理の型を作る。そこから徐々に、ニュース記事や一般書へ難度を上げていく。これが一番、挫折しにくいルートです。

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まずはテストを受ける:CambridgeのCEFR診断で現状把握

最初にやるべきは、自分の現在地を知ることです。
英語学習は、やみくもに始めるほど遠回りになります。いまのレベルが分かれば、教材の難度も、学習順番も、ムダなく決められます。

僕が使ったのは、Cambridge Englishの公式サイトで受けられる**CEFRレベルチェック(オンライン)**です。無料で受けられる簡易チェックで、CEFR(A1〜C2)のどこにいるかを大まかに判定してくれます。
※あくまで「現在地の目安」ですが、学習のスタート地点を決めるには十分です。

ちなみに、僕が最初に受けた結果は——

  • 25問中、8問正解(A2)

つまり、初級の入り口だったというわけです。

この結果は正直ショックでした。でも同時に、「自分の立ち位置が数字で見えた」のは大きかった。
ここが曖昧だと、難しすぎる教材に突っ込んで消耗したり、逆に簡単すぎて伸びてる実感が出なかったりして、継続が崩れます。

だから最初は、正しいセルフチェックで“学習設計の土台”を作る。ここが外れると、後の努力もズレます。

参考書は文法書だけ、I+1に必ず立ち返る

僕が英語学習で使っている参考書は、いまのところ**「文法書」だけです。単語帳や構文集には、まだ手を付けていません。
理由はシンプルで、レベルが上がってくると実際の洋書の中に
「生きた英語」**が自然に入ってくるからです。

「ネイティブはこう使う」系の参考書を読むよりも、ネイティブが実際に読んでいる小説・ニュース・映画のセリフを通じて学んだほうが、文脈ごと記憶に残るし、なによりリアルで実践的です。

もちろん、単語帳が無意味という話ではありません。
ただ僕は、最初の段階では**“単語帳を回すこと”より、“読める範囲を少しずつ広げること”**を優先しました。そのほうが「伸びてる実感」が出やすく、挫折しにくいからです。

そこで軸になるのが、**I+1(自分のレベルより少しだけ難しい)**です。
目安としては、初見で読んだときに

  • 大意は追える(7〜8割わかる)
  • でも、ところどころ止まる(2〜3割は詰まる)

このくらいの素材がちょうどいい。

やり方はシンプルで、I+1の文章を読む → 止まったところだけ文法書で確認する。これを繰り返すと、単語や表現が「暗記」ではなく「使用例つき」で増えていきます。

ちなみに僕が使っている文法書は Evergreen
パッと開いてすぐ確認できるように、紙で用意しました。精読はテンポが命なので、ここはケチらないほうがラクです。

「普通の人」ならどれくらい読めばA2を突破できるのか?

英語学習って、結局「どれくらいやれば伸びるの?」が一番知りたいですよね。

結論から言うと、**A2を抜けるために必要な読書量は“ざっくり数万語〜”**がひとつの目安になります。
もちろん個人差はあります。読む素材の難度、理解率(I+1になっているか)、復習の有無でブレます。ただ、逆に言えば「やる量」が見えると続けやすい。

目安として僕は、まず5万語を最初のマイルストーンにしました。
5万語まで到達すると、英文を読むときの“処理の詰まり”が減って、学習がラクになっていきます。

この5万語に到達するまでは、ラダーシリーズのような学習者向けリーダー教材がちょうどいいです。
語彙がコントロールされていて、難度の調整がしやすい。I+1を作りやすいので、挫折しにくい。

次に、B1が見えてくると「一般向けの原著」に手が届き始めます。
たとえば『ハリー・ポッター』はシリーズ全体で約100万語規模と言われていて、全部読み切れれば多読量としてはかなり大きい。
もちろん“読むだけで英検準1〜1級”と単純には言えませんが、語彙・構文・処理速度の土台が一気に強くなるので、好きならハリポタ中心で進めるのも十分アリです。

実践している学習方法

ここからは、僕が実際にやっている英語学習のやり方と、学習時間の使い方を具体的に紹介します。
ベースは次の4つです(まずは①だけでもOK)。

精読(構文・文法をしっかり理解する)

いわゆる「ガチ読み」です。英文をなんとなく読むのではなく、意味が取れるまで分解します。
ただし誤解されがちですが、精読は「暗記」ではありません。目的は会話の土台になる“意味処理の型”を作ることです。

精読で最低限やることは、この4つだけです。

  • チャンク(意味の塊)に分ける
  • 主語・動詞・目的語など、文の骨格を取る
  • 文法ポイントを1つ説明できる(時制/関係詞/仮定法など)
  • 最後に自然な日本語にする(直訳ではなく意味が通る訳)

曖昧な部分はChatGPTで構文分解・語義候補・文法ポイントを出してもらい、
「自分の解釈が妥当か」を確認します。AIは答えではなく、確認と加速の道具という位置づけです。

学習時間の目安

  • 学習初期:物語を理解するために 2〜3時間(精読中心)
  • 今:基礎ができたので 1日1時間程度(精読は必要な分だけ)

僕の転換点
ラダーシリーズの簡単な英語もこの方法で精読し、ハリー・ポッターも同じように読み進めました。
累計で7〜8万語を超えたあたりから、ハリポタでも7〜8割は止まらず読める状態になり、多読に移行できました。

実際のセットアップ(2画面)

  • 上のモニター:**Kindle for PC(Windows版)**で読書(スクショが取りやすい)
  • 下のノートPC:ChatGPTで、構文分解/文法解説/自分の訳の確認

Kindle for PC

 コピペ不要。スクショだけで精読できる

Kindleアプリは、タイトルや端末によってテキストのコピーが制限されることがあります。
そこで僕は、コピーできない前提でやっています。

やり方はシンプルで、読みたい箇所をスクリーンショットして、ChatGPTに画像のまま貼るだけ
するとChatGPTが画像内の英文を読み取ってくれるので、そのまま訳・構文分解・文法解説まで一気に進められます。

ポイントは「入力の手間」をゼロにして、学習の摩擦を消すこと。
コピペできる/できないで学習が止まるのが一番もったいないので、最初からスクショ運用にしておくと安定します。

※利用プランによって、使える回数や機能に差が出る場合があります。毎日回すなら、回数制限が少ないプランの方がストレスが減ります。

 ChatGPTへの指示テンプレ(このまま使える)

1)自分の訳を添削したい

「これは僕の訳です。不自然な点を直して自然な日本語にして。
加えて、どこが間違いやすいポイントかも説明して」

2)文法を“理解できる形”で解説してほしい

「この文章を**チャンク(意味の塊)**ごとに分けて、
主語・動詞・目的語(骨格)を示して。
最後に文法ポイントを1つ
だけ解説して」

3)that / it / this の指示語が分からない

「この that(it/this)何を指しているか、候補を出して。
文脈上いちばん自然な解釈を理由つきで教えて」

4)ニュース英語っぽい言い回しが腑に落ちない

「この文はニュース記事として自然?
after / because / since だとニュアンスはどう変わる?
日本語訳も2パターン出して」

使っている教材

使っている教材(精読→多読の順で回す)

僕が実際に使った教材はこのあたりです。
ポイントは、上から順に「精読」で型を作り、途中から「多読」で速度を上げること。

精読で使った本(型作り)

  • オズの魔法使い
  • アインシュタイン
  • アンデルセンシリーズ
  • ハリーポッター原著(精読+多読)
  • The Trading Game 原著(精読)

多読で使った本(速度作り)

  • トーマス・エジソン
  • ピーター・パン
  • ガリバー旅行記
  • ハリーポッター原著(今は多読メイン)

※「精読→多読」に切り替える目安は、同じ構文が見覚えある状態になった頃です。。

理解不能な文は「潔く投げる」

自分でも訳せない。ChatGPTの説明でも腑に落ちない。
そういう文は、潔くスキップします。

大事なのは「理解した文を積み上げる」こと。
わからない1文に何時間も使うより、次の10文を理解した方が伸びます。

しかも続けていると、似た構文が何度も出てくるので、最初は捨てた文が後から読めるようになることが普通に起きます。

多読(ざっくり内容をつかむ読み)

多読は、8割理解できればOKで読み進めるスタイルです。
誤訳や見落としは多少あっても、ストーリーの流れが追えていれば問題ありません。目的は「正確さ」ではなく、処理スピードを上げることです。

僕はKindle Paperwhiteで読んでいますが、スマホアプリでもOKです。

 多聴(英語のドラマや映画を聞く)

英語字幕をつけて、NetflixやYouTubeで英語のドラマを見ています。
字幕つきで音声と文章を一致させることで、耳と目の両方からインプットできます。

なお、字幕を読むのも多読の一種です。
読書習慣がない人は、まず「精読+英語字幕視聴」でも十分効果が出ます。

英語音声+英語字幕が安定して使えるので、僕はNetflix(またはDisney+)をおすすめしています。

学習時間と反復について

学習時間は「1日3時間」が限界

いま僕は、英語学習をだいたい1日3時間で回しています。

  • 筋トレ後:精読 1時間
  • 仕事終わり:ドラマ視聴(英語音声+英語字幕)2時間
  • 寝る前:多読 20分

合計すると、おおむね3時間くらいです。

この「3時間」にしている理由はシンプルで、これ以上やると明らかに効率が落ちるから。ChatGPTにも確認したところ、言語処理は集中力と負荷が大きく、長くやりすぎると記憶に残りにくくなる、という話でした。

実際、体感としても3時間を超えると「今日はもう英語見たくない……」という拒否反応が出てきます。ここで無理に押し込むと、翌日まで引きずって継続が崩れる。

だから僕は、集中して取り組める時間だけを最大活用する方針にしました。英語学習は気合より、上限を決めて回す設計のほうが続きます。

忘却曲線は追わない。僕は「反復が仕込まれた素材」で覚える

英語学習の話になると、「エビングハウスの忘却曲線」や「◯日後に復習すれば定着する」みたいな話がよく出てきます。

理屈はわかる。でも僕は、復習スケジュールを回すやり方に乗れませんでした。
「これ前もやったな……」というテンションで英語に向き合うと、気が乗らなくなって、継続が崩れる。僕にとってはこれが一番のデメリットでした。

じゃあどうするか? 答えはシンプルで、「似た内容を繰り返す」だけです。

僕が代わりにやっているのは、同じジャンルやシリーズなど、語彙と構文が自然に反復されるコンテンツを読むこと。ジャンルには“よく使われる表現のセット”があるので、狙わなくても同じ言い回しに何度も遭遇します。

たとえば少年ジャンプ系の物語は、テーマや展開が似る分、頻出語彙も似てきます。
結果として、これは「復習」ではなく、反復が内蔵された多読になります。

僕の感覚では、記憶は「復習したから」よりも、似た表現に何回も出会ったから残る。だから僕は、忘却曲線を追うより、反復が起きる素材を選んで回しています。

学習進捗のはかり方

EF SETは無料で使える優良ツール

僕が冒頭で紹介したEF SETは、無料でCEFR準拠の実力チェックができる便利なサービスです。受験後にスコア証明書が発行されるので、成長の記録としても扱いやすい。

実際、僕は最初A2でしたが、リーディングだけB1相当の評価をもらいました。これで「今やっている方向性は間違ってない」と確認できたんです。

映像視聴は“速度”が進捗のバロメーター

英語字幕での視聴も、進捗を測る指標になります。特に効くのが「速度感」です。ネイティブの早口を、字幕で詰まらず追えるようになると、理解力の伸びを体感できます。

ただし、最初から難しいジャンルに突っ込むのは非効率です。政治・歴史・専門ニュースは語彙が偏りやすく、初心者には負荷が高すぎる。

まずは「すでに知っているテーマ」か、「ストーリーが追いやすいドラマ」で処理速度を上げるのが◎です。

TOEICや英検は“受けない”選択をしている

TOEICや英検を目標にすると、どうしても「出題形式に慣れる」勉強になりがちです。もちろん、それが必要な人には合理的です。就職・転職・社内評価など、スコアが武器になる場面は多い。

でも僕にとって最重要なのは、「使えるかどうか」「理解できるかどうか」。つまり実戦です。そもそも試験勉強がモチベーションにならず、過去問で点数を積むことに興味を持てませんでした。

だから僕は、「TOEIC何点を目指す」ではなく、

  • 映画を字幕なしで見たい
  • 海外でインタビューしたい
  • 『ゲーム・オブ・スローンズ』原著を読みたい

みたいな“実用・体験ベース”の動機で英語学習を続けています。

「じゃあ成長はどう測るの?」という話になりますが、僕はEF SETやCambridgeのレベルチェックなど、オンラインの無料テストを活用しています。ChatGPTに「B1→B2に上がるにはどれくらい必要か?」と聞くと、目安は継続インプットでおおむね3か月という回答だったので、次のテストは3か月後の予定です。

要は、TOEICや英検を否定しているわけではなく、僕の目的に対してベストな方法が“別だった”というだけの話。

やる気が出ない試験より、目の前のドラマ1話が聞き取れることのほうが、僕にはずっと価値があります。

ここからの学習について

最近は、英語を読む・聞くことへの“疲れ”が明らかに減ってきた実感があります。以前は同じ量でも脳が消耗していたのに、いまは処理が軽い。

ChatGPTに確認すると、中級(B1〜B2)を超えるあたりから、語彙処理や構文理解が自動化されやすくなり、学習効率が上がる傾向があるという説明でした。要するに、慣れれば慣れるほど疲れずに情報を処理できるようになり、結果として成長スピードが加速する段階に入る、ということです。

今は「意味が取れる英語」を蓄えるフェーズ

現時点の戦略はシンプルで、引き続きリーディング中心です。

  • 多読で「なんとなく意味が取れない表現」に何度も出会う
  • 引っかかった箇所だけを精読に持ち込み、語彙と構文を固める

この往復がいちばん効率がいい。理解できない箇所を潰していくほど、次に同じ構文が出たときに止まらなくなります。

ここでChatGPTが便利なのは、精読中に「この文どういう構造?」と聞くだけで、構文分解と要点が即座に返ってくること。確認の摩擦が減るので、精読の速度が上がり、処理感が軽くなるのを体感しています。

リーディングがB2に達したら次フェーズへ

次の切り替え基準は、EF SETやCambridgeのオンラインテストで、リーディングがB2(中上級)相当に近づいたタイミングです。そこからは、リスニングとライティングの比率を上げていきます。

CEFRの感覚としては、

  • B1:身近な話題なら大意が取れる
  • B2:抽象度が上がっても、要点を整理して理解しやすくなる

この差が大きい。B2に近づくほど、アウトプットに必要な「素材(語彙・構文・言い回し)」が溜まっている状態になるので、聞く・書くの伸びが出やすくなると考えています。

※ここは「B2にならないとアウトプットを始めてはいけない」ではなく、**“B2付近まで読む力を引き上げると、アウトプットの費用対効果が上がる”**という話です。えています。

すべてがB2以上になったら、オンライン英会話へ

読む・聞く・書くがB2に近づいたら、最後にオンライン英会話に挑戦します。いきなり話す練習をするよりも、ある程度「わかる/書ける」状態で入ったほうが、実戦での定着率が高いはずだからです。


まとめ(今後の方針)

  • 処理が軽くなるのは成長のサイン
  • ChatGPTで精読の確認コストを下げて、語彙・構文を強化
  • 技能ごとに段階的に比率を変えて攻略
  • アウトプットは焦らず、準備が整ってから投入する

この方針で、次の3か月も淡々と積み上げていきます。

役に立ったサービス・デバイス集

ノートPC:Lenovo Yoga Slim 7i Gen 9

今メインで使っているのがこれ。15.3インチの大画面で、最新のCPU(Core Ultraシリーズ)を搭載していて処理がサクサク。
ChatGPTを開きっぱなしにして精読したり、YouTubeで多聴用の動画を流したり、PDFで教材を読んだりするにはもってこいのマシンです。

レビューを読む

外部モニター:Dell 27インチモニター

外部モニターはあったほうが圧倒的に快適です。
僕はDellの27型を使っていますが、正直どのメーカーでも構いません。**「書籍を表示しながらChatGPTに質問」**みたいな学習スタイルをとるなら、大画面は効率を何倍にも引き上げてくれます。

Kindle Paperwhite(なくてもOK)

外出時の多読に使ってますが、正直スマホでも代用はできます。
ただし目が疲れない+辞書機能が優秀なので、読書習慣がある人なら持ってて損はしません。

EF SET / Cambridgeレベルチェック

どちらもCEFR準拠の無料オンラインテストです。
「リーディングがB1に上がった」とか「リスニングがまだA2だな」といった、定点観測にすごく便利
僕は3か月に一度のペースで使ってます。

Kindle Unlimited(神)

これはマジで強い。
ハリーポッターの原著や、ペーパーバック英語小説、など、英語多読にぴったりな本が読み放題
月額980円ですが、1冊でも読めば元が取れるレベルなので、参考書を買う前にまずアンリミテッドを試すべき。

Kindle Unlimited

Study Plus(アプリ)

日々の学習をメモできます。僕は記録としてしか利用しています。

左がStuduypLus右はKindleアプリ

文法書(補助輪として使う)

総合英語Evergreen

総合英語Evergreen

川崎芳人・久保田廣美・高田有現・高橋克美・土屋満明・Guy Fisher・山田光
Amazonの情報を掲載しています

文法書は、あくまで**“理解を支えるための補助輪”**です。
ChatGPTに「この that は接続詞?代名詞?他動詞の目的語?」と聞いてもいいんですが、
「そもそも“接続詞thatってなに?” “他動詞だからtoが不要ってなに?”」という疑問が湧いたときは、紙の文法書でゆっくり確認する時間がいちばん理解が深まると感じています。

僕は文法に関してはChatGPT+文法書の“ハイブリッド”運用が最適だと思ってます。

こうして振り返ると、ハイスペックPCやガチ参考書よりも、「続けられるかどうか」に影響するツールやサービスのほうが圧倒的に役に立ちました。

あなたにとっての“継続装置”が何か、探してみてください。きっと英語学習がラクになります。

ウチヤマチカラ
ウチヤマチカラhttps://usshi-na-life.com
静岡県出身。2014年にブログ「うっしーならいふ」を開設。家電量販店スタッフとしての経験を活かし、ノートPCを中心に“わかりやすさ”重視のレビュー・製品解説を発信しています。 2017年からはYouTube「ウチヤマチカラ/うっしーならいふ」でも活動し、実機検証をベースにしたPC選びの情報をお届けしています。
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3 コメント

  1. そんな大々的な見出し書いてるんだから英検2級とれるか実際に証明してみろよ。
    今のところただの見出し詐偽だぞ

  2. ウチヤマチカラ様

    いつも動画を楽しく拝見しております。
    このたびは、英語学習に関する記事掲載についてご相談させていただきたく、ご連絡差し上げました。

    ■ご相談の内容
    貴ブログ記事
    【34歳がノートPCとChatGPTを使って英語がまったくできないところから英検2級まで3か月で到達した方法を解説】
    を参考文献として明記のうえ、Qiita( https://qiita.com/ )にて、
    私自身の英語学習経験と合わせてご紹介させていただいてもよろしいでしょうか。

    ■ご依頼に至った背景
    私自身、英語学習はまだ発展途上であり、ウチヤマ様のご経験や取り組みに深く共感いたしました。
    これから英語学習に取り組まれる方々に向けて、私とウチヤマ様の学習過程を共有することが有意義であると考えた次第です。
    付け加えになりますが、貴ブログを参考に英語の多読や繰り返し学習を行った結果、
    「VMWare vSphere 8.x Professional(2V0-21.23)」に英語で合格することができました。

    ■最後に
    もし貴ブログの規約等に反する点や不備がございましたら、速やかに修正・対応いたします。
    ご多用のところ恐れ入りますが、ご確認のうえ、ご検討いただけますと幸いです。

    何卒よろしくお願い申し上げます。

    • ご連絡いただきありがとうございます。
      紹介はしていただいてかまいません。
      弊ブログ記事の情報ががご自身の成果につながったとのこと、大変うれしく思います。
      引き続きよろしくお願いします。

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