ポケトークWの価格、性能を前モデルと比較して紹介

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2018年3月に初代ポケトークとイリーを持って韓国旅行に行って実際に翻訳機を試してみたところ、旅行レベルではあれば外国語を覚える必要がない点が非常にうれしく感じました。

気づけば新型のポケトークWが発売されて試してみたいと思ったところでパソコン系レビューサイト、『こまめブログ』を運営されているこまめさんから実機をレンタルすることができたので、ご紹介していきたいと思います。

ポケトークWの特徴

ポケトークWの特徴
  • 2.4インチの見やすい大画面
  • 1.5Wスピーカー搭載でより聞き取りやすくコミュニケーションをより円滑に
  • 全74言語に対応、対応言語が増加
  • eSIM搭載でユーザーフレンドリーへ
ポケトークWの詳細をソースネクスト公式ページで確認

2.4インチの見やすい大画面へ大幅進化

ご覧いただいている左の画像が前モデル『ポケトーク』です。ポケトークの持つメリットは翻訳された文章が画面に相手に表示されることだったりします。

一新されたシステムにより誰とでも簡単にコミュニケーションをとれる

液晶ディスプレイの大型化による恩恵は文字が見やすくなることですが、翻訳機においてはある種スマートフォンやタブレット以上です。

具体的に言えば、屋外や人が多い室内などで利用する際、機械の音声は非常に聞き取りづらいといった弱点があります。ポケトークWは初代ポケトークと比較すると体感地4倍ほどですが画面大きく非常に見やすくなっています。

英語は全く聞き取れないけれど、文章ならなんとなく読めるってことありませんか?

これは、僕が実際に翻訳機を2台(イリーとポケトーク)旅行に持ち出してみて思ったことですが、機械の言葉って意外と伝わらなかったりします。もちろん相手が親切な人で耳を傾けてくれる人であれば、何度でも翻訳機にしゃべりかければいいのですが、そうでない場合、画面を見せることで翻訳された文章を相手に見せることができるのでこちらの意図を相手に伝えやすい。

パッとみてわかる初代ポケトークとポケトークWの違いは翻訳機として一番大切なことだったりするわけです。

超ありがたい。

1.5Wスピーカー搭載で一発で伝われば、しどろもどろにならず安心して使える

画面が大きければ文章で伝えられると記載しましたが、繁華街などの騒がしい場所で一発で翻訳した言葉を伝えられるととてもスムーズに。屋台などで注文をする際、タクシーでの移動の際には大音量でなければ伝わりません。

翻訳機において、翻訳精度はもちろん大切ですが、それが対象の相手に伝わらなければ全く意味がないということですね。

そういった点において、前モデルのポケトークよりもポケトークWは旅行する際に使いやすくなったといえそうです。

対応言語が74言語に

ポケトークの翻訳システムはグーグルや中国のバイドゥから情報を取得し常にその地域に最適な翻訳システムを使うことができるのが最大の特徴といえます。

スマートフォンのアプリによる翻訳ではカバーしきれない部分でもポケトークを使うことで解決するといったコンセプト。

この点をさらに強化してきたのがポケトークWです。ポケトークは63言語でしたが、ポケトークWでは74言語に増加しました。

eSIM内蔵モデル購入で機械音痴でも安心して利用することが可能に

最新のe-SIMを採用。4GLTEでさらに高速通信が可能に

主に、東南アジアなどでは4GLTEの高速通信が可能な地域がどんどん増えています。初代ポケトークは3G通信のみでしたが、ポケトークWはソラコム製のeSIMを採用しているため、電源ONで次ぐにインターネット通信が可能です。

eSIMとは、スマートフォンなどにささっている通常のSIMカードとは違い、通信事業者の切り替えが簡単に行えるのが特徴です。

初代ポケトークではソラコム社のSIMカードが装着されていました。ポケトークWもソラコム製が搭載されているとのことです。

価格はSIM内蔵モデルが29980円(税抜き)Wi-Fiモデルが24880円

製品のパワーアップを感じるものの、価格据え置きでとても購入しやすくなりました。

LUV MACHINES IH・iG810|初心者におすすめ

  • 翻訳精度高い
  • 大画面で意思疎通がカンタン
  • 操作も楽々

24,800 円(税別)~

公式サイトで確認

ここから実機でレビューをさせていただきます。

ポケトークWの使い方

ポケトークWは初代ポケトークよりさらにシンプルに使えるようになっています。

左に日本語、右に英語と表記が出ています。

左の丸いボタンを押しながら日本語をしゃべると英語に、右を押しながら英語をしゃべると日本語にといった仕組みです。

言語ボタンを切り替えたい場合、液晶画面の”<“マークをタッチすると、74言語から選ぶことができます。

とはいえ、東南アジアやヨーロッパに旅行するだけで、韓国語、中国語、英語、フランス語、ドイツ語などの5つの言語のみ使いたいといった場合、利用する言語に対しても履歴機能を使うことができるため、翻訳したい言語へすぐに切り替えが可能です。

以下ポケトークWを購入するメリットを具体的な数字を出して紹介します。

翻訳機でポケトークWを選ぶメリット・デメリット

翻訳精度が高い、第3者機関の評価・一般社団法人 日本翻訳連盟による評価は5点満点中4.24と高い評価

ポケトーク担当者にお伺いしたところ、第三者機関である『一般社団法人 日本翻訳連盟』によるポケトークの評価は5点満点中4.24点とかなりの高評価を得ているようです。

これは他社が発売している翻訳機を圧倒する得点のため、とにかく翻訳精度を求める方」はポケトークを選ぶことをお勧めします。

フレーズを何度でも繰り返し使える履歴機能がタッチパネル搭載でさらに便利に

海外旅行などで困りそうなフレーズをあらかじめ登録しておくことで、履歴をタップ(タッチ)するだけで再度復唱してくれるといった機能がポケトークWにはあります。

初代ポケトークでは方向キーをタッチして履歴を読ませていましたが、より誰でも簡単に使えるよう設計されています。

履歴が使えるということは、しどろもどろになりがちな海外旅行や渡航者との会話で不安な点をあらかじめ設定しておくことで、タッチするだけで翻訳してくれる点は他の翻訳機にはついていません。

ポケトークの専用グローバルSIM(2年)のサービスエリアが超広い

ソラコム公式サイトより引用

色のついた国で利用が可能で、色の濃さはデータ通信料金の差となっています。詳細はソラコム公式サイトより確認できます。

ここで確認できることは、先ほど挙げた日本人が最も多く渡航するエリアである、中国、韓国、ヨーロッパ諸国(フランス、ドイツ、イタリア)は対応しているということです。

また、ソースネクストの技術者の方に聞いたところ、「ポケトークに利用されるクラウド通信は一度の翻訳で100kbps程度の速度が出ていれば、問題なく翻訳可能である」とのことでした。

100kbpsは日本でいうスマートフォンの速度制限された際の速度。

つまり、ポケトーク専用グローバルSIM付きモデルを購入すれば「インターネット環境下でないと利用できない」がデメリットにはなりえません。

チェック!
  • ソラコムのグローバルSIMは日本人が「旅行』でいく場所ではほとんど使える
  • 100kbps程度の速度は2G世代の通信方式でも可能

日本人旅行者の渡航先では韓国語、中国語を利用する国への渡航が最多

JTB総合研究所アウトバウンド日本人海外旅行動向データ参照の元作成したグラフです。

言語ポケトーク対応
マカオポルトガル語
タイタイ語
フィリピンタガログ語〇※
バリインドネシア語
ベトナムベトナム語

※=テキストで出力が可能

チェック!

英語が公用語である国ではもちろん英語が通じますが、本来の母国語を使うことができるポケトークはホテルや飲食店などサービスを供給する施設以外の人とコミュニケーションをとることが可能です。

ヨーロッパ諸国も対応

言語ポケトーク対応
フランスフランス語
ドイツドイツ語
スイスフランスドイツイタリア〇※
オーストリアドイツスロベニア〇※
オランダオランダ語
ベルギーオランダフランス
チェコチェコ語
ハンガリーハンガリー語
クロアチアクロアチア語
スロベニアスロベニア語〇※
イタリアイタリア語

注、最新情報が得られなかったものは以前の年のデータを流用しているため最新のものではありません。

ファッションの都パリのあるフランスは100万人越え芸術の街イタリアも100万人弱という結果。

チェック!
つまり、韓国や中国ほどではないものの、日本人の多くが渡航先として選んでいる旅行先はこれから自分自身が利用する機会が発生する可能性が高く、それらすべての渡航先に対応しているポケトークの方が有利であるといえます。

スマホじゃなくてポケトークWを使うメリット=100kbpsを優先的に利用し、スムーズな翻訳が可能であるということ

こうした理由により、翻訳専用デバイスを使った方が良い理由もなんとなく見えてきましたね。

スマートフォンを利用する=翻訳機能以外のアプリで通信を勝手に利用されてしまうため(バックグラウンド)、翻訳したいときにすぐ翻訳できない、といった問題はポケトークを利用することで解決できることがおわかりいただけたかと思います。

ポケトークWのeSIMは購入後電源を入れると契約スタート

初代ポケトークSIMカードを入れて通信を行ったときから2年間の契約がスタートといった形でしたが、ポケトークWに搭載される端末に付属しているeSIMを利用した場合、電源を入れてアクティベーション完了後すぐに2年間の契約がスタートします。

ポケトークWのeSIMのメリット
  • 知識がなくてもすぐに使える
  • 最新の高速通信が利用できるようになった
デメリット
  • 練習用で試すと利用開始となる。

といったものです。とはいえ、SIM付きモデルを最初から購入するのをお勧めしたいです。

もし、SIMなしモデルを購入してしまった場合、自分で設定しなければなりませんから。知識が必要となります。

ポケトークWの評価とまとめ

今回はお借りしたモデルで旅行を振り返りながらメリットやデメリットを記載していきました。

実際困ったときに精度の高い翻訳機があるとかなり便利です。

ポケトークW

  • 翻訳精度高い
  • 大画面で意思疎通がカンタン
  • 操作も楽々

24,800 円(税別)~

公式サイトで確認

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