ゲームのプレイ時間が短いライトユーザー向けに販売されているゲーミングノートパソコンはGTX1050が搭載されていることが多いです。
その理由として、
- 価格が10万円前後であること
- たいていのゲームなら『プレイ』が可能であること
以上2つの理由により「パソコンでゲームをプレイしたい」という人が最初に検討するのがGTX1050搭載のモデルだと思います。てすから今回の記事では、2018年8月10日にSteamからリリースされた『モンスターハンターワールド』でどの程度のプレイが可能なのかまとめてみたいと思います。
GTX1050搭載検証機の紹介
エントリーゲーミングノートとして売れ筋モデルをマウスコンピューターからレンタルしてお届けいたします。
モンスターハンターワールドをGTX1050でプレイする前提条件
- 外付けモニターの利用はしない⇒FHD(1920×1080)解像度でのプレイ
- グラフィック設定『低』及び『中』の検証結果を記載
- ノートパソコンの耐久性を考えた設定値を探る⇒最適環境でないなら上のランクのモデルを
- ゲーミングノートパソコンを買ってそのまま遊べる環境構築を⇒初心者に安心
入門用のゲーミングノートは、モンスターハンターワールドにかかわらずfpsによる制約や解像度による制約を受けやすい(FHD以上で60fpsをたたき出すのが難しい。)
つまり、プレイしている際の映像に残像が残りやすかったりゲームをPS4ではなくパソコンでプレイする醍醐味でもある綺麗な最高画質設定を選択できないということです。
ただ、PS4のフレームレートの限界値は30fpsなのでパソコンが有利なのはかわりません。
モンスターハンターワールド(MHW)をGTX1050でプレイするなら画質設定は【低】がおすすめ
Steam版モンスターハンターワールドグラフィック設定は4つのプリセットから
モンスターハンターワールドに用意されているプリセットは4つ
- 低
- 中
- 高
- 最高
といった形です。
『低』と『中』の違い
ご覧いただいてる通り、影の付き方や葉っぱの精細な感じは微妙に異なるものの、「15.6インチノートパソコンでプレイする」なら全く気にならないレベル(少なくとも僕は)
これを頭においていただきつつ今回の記事では、『低』および『中』に関して記載していきます。というのも
当初、GTX1050のパフォーマンスでも『中』設定は行けるだろうと感じていましたが、グラフィック設定を『中』に変更後、保存しようとしたら上記メッセージが。
モンスターハンターワールドはFF15同様グラフィックボードのVRAM(ビデオメモリ)を大量に消費するゲームのようで、GTX1050にはちと荷が重い。さすがにパソコン用に移植しただけはあってモンスタハンターワールドのウリは『高画質でのモンハン』ということでしょうか。
ということで、『低』及び『中』で行っていきます。
グラフィック設定『低』のフレームレート
最小値 | 最大値 | 平均値 |
13.6fps | 61.9fps | 53.3fps |
ガクっとフレームレートが落ちているところはクエスト開始、終了後のシーンの切り替え時のものです。
一般論としてパソコンでゲーミングをおこなうのであれば60fps以上が望ましいといわれています。
それは、フレームレートが低いとちらつき=目の疲れ、ゲーム酔いを誘発するといわれているからです。
この結果を見る限り、ギリギリ快適に遊べる環境だと思います。平均で50fps以上でていますし、グラフィックス設定をもう少し細かく調整すれば、60fpsに近づけられると思います。
続いてグラフィック設定『中』です。
グラフィック設定『中』のフレームレート
最小値 | 最大値 | 平均値 |
0.8fps | 60.3fps | 37.8fps |
最大値が出せているのは導入ムービーだけなので完全にプレイ中は40以下で推移。
目視で確認できた最小fpsは29だったのですが、ステージが変わったりすると著しく上下していますね。ギリギリPS4に勝てているものの、パソコン用のゲームをプレイするには怪しいスコアです。
GTX1050でMHWのグラフィック設定『中』でプレイはおすすめしない。グラボの熱が『低』と比較して10℃近く高い。
『低』設定時のGPU温度
『中』設定時のGPU温度
実は『中』設定からトライしたので出だしのGPU温度は『中』の方が低かったりするのですが、最高温度は『中』の方が7℃も高いという状態に。
これが何を示すかといえば、
ということでしょう。ビデオメモリの不足分を無理やり補おうとGPUが頑張った結果、GPU温度が危険域まで上昇するという結果に。
CPUやGPUに負荷をかけた際の適正温度は60℃~75℃程度でそれ以上は危険域でパソコンが壊れる可能性が高くなります。
つまり、モンスターハンターワールドをGTX1050が搭載されたノートパソコンでプレイする場合、どう考えても低設定が望ましいということであります。
まとめ:GTX1050でプレイするなら『低』設定一択
GTX1050搭載ノートでモンハンワールドを楽しむなら
- FHDでグラフィック設定は『低』で平均53fps
- 『中』にするとノートパソコンの寿命を縮める危険性が
- グラフィック設定『低』『中』もそんなにかわらない
Steam版のモンスターハンターワールドはGTX1060(6GB)以上のVRAMじゃないとグラフィック設定を上げられないゲームのようです。(GTX1060については検証中)
4Kまで対応しているのも魅力のひとつですが、超高画質で楽しもうと思ったらGTX1080Tiを引っ張り出さないと安定したフレームレートは出せないでしょう。
僕個人の感想として、GTX1050搭載のノートパソコンでも十分プレイ可能。
ただし、GPU温度的にもフレームレート的にもグラフィック設定は『低』で遊ぶのが最もマシンにとって優しく効率的です。
モンスターハンターワールドでグラフィック設定を中以上にあげるのにオススメなノートパソコン
G-TUNE NEXTGEAR-NOTE i7910SA1(限定特価中)
- CPU:Core i7 8750H
- dGPU: GeForce® GTX 1070 (8GB)
- メモリ:16GB
- SSD:256GB
- HDD:1TB
※価格や仕様は記事執筆時のモノです。パソコンを購入される際は必ず公式ページで確認してください。