日本HPが販売する「OMEN by HP 15-dh0000」は2018年モデルよりもエアフローを大幅にレベルアップさせました。GTX1660TiからRTX2070 Max-Qまで選択可能です。本格的なゲーミングノートPCをお探しの方にお勧めのモデルだと思います。
日本HPから検証機をお借りして、測定した検証結果と僕の感想をお伝えいたします。
OMEN by HP 15-dh0000（2019）の特徴
ミドルクラスからミドルハイクラスまで選べる
搭載GPUはミドルクラスのGTX1660TiからRTX2070Max-Qで選べます。PC本体の冷却性能が試されるパーツ群ですが、OMEN 15であれば、快適に動作させることが可能です。
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検証機のスペック
| 検証機 | OMEN by HP 15-dh0000 シリーズハイパフォーマンスモデル |
|---|---|
| モニター | 15.6型FHD（1920×1080ドット）ノングレア |
| CPU | Intel Core i7 9750H |
| GPU | Nvidia GeForce RTX2070 Max-Q |
| メモリ | 16GB |
| ストレージ | 512GB（PCIe NVMe M.2）SSD＋1TB ハードディスク（SATA, 7200回転） |
| 映像出力端子 | HDMI 2.0 ×1/MiniDisplay×1/USB Type-C™ 3.1 Gen2×1（Thunderbolt™ 3 |
| インターフェース | USB3.1 Gen1×3/LAN端子 |
| 無線通信機能 | IEEE802.11a/b/g/n/ac 、 Bluetooth5.0 |
| サイズ | 約 360×256×23.5－25.5 (最厚部) mm |
| 保証期間 | 購入時から1年間引き取り修理 |
検証機は市場で人気の構成で、SSD256GBとHDD1TBを標準で搭載しています。
なお、OMEN by HP 15-dh0000はHP公式ページのスペックシートで詳細を確認できます。
ゲーム性能
フォートナイト・中級ゲームタイトルの快適性
 フォートナイトシーズン2の平均フレームレート | |
|---|---|
| フルHD（1920×1080ドット） | |
| エピック（最高画質） | |
| 高画質 | |
| 中画質 | |
人気ゲームタイトル『Fortnite』は最高画質で107fpsでした。
ファイナルファンタジー15|重量級ゲームタイトルの快適性
 ファイナルファンタジー15のスコア | |
|---|---|
| フルHD（1920×1080ドット） | |
| 軽量品質 | |
| 標準品質 | |
| 高品質 | |
ファイナルファンタジー15は、PCゲームの重量級タイトルをどの程度快適に遊べるかの指標として使われるタイトルです。
高品質で”快適”クラスです。
OMEN by HP 15-dh0000のゲーム性能まとめ
RTX2070 Max-QはGTX1660Tiよりも明らかに性能は高いのですが、体感性能がかわるかというと微妙なところです。
安定度をより高めたい、PS4から移植される重量級ゲームを高画質で遊びたいという方はハイパフォーマンスモデルでいいと思いますし、コスパを求めるのであればスタンダードモデルでも十分な性能だと思います。
また、家でしか使わないのであれば、ハイエンドGPUを搭載することを前提に作られたOMEN 17もおすすめです。
外観・デザインについて
OMEN 15は高級感はありますが、 17.3型よりも控えめなデザインです。柔和なイメージを強めたいブランドイメージの変化によるものだと思います。
男性だけでなく女性にもおすすめしやすいデザインになったと思います。
また、Pavilion Gamingシリーズとの違いとしてアルミ削り出しのボディであり、排熱性+質感が高められています。
前モデルよりもフレームのふちが狭くスタイリッシュな印象になりました。
底面にデュアルファンが見えています。OMENのテンペストクーリングシステムによってファンの駆動音は非常にしずかですが、パフォーマンスが損なわないようなテクノロジーです。
キーボードのストロークは1.5mmほどですが、非常に打鍵しやすく、ゲームのプレイにも最適です。
液晶モニターについて
OMEN 15はIPSパネルかつ、144hzの高リフレッシュレートモニターを採用しています。
ゲーミングモニターとしては非常に品質の高いモニターで、これ1台あればゲームを有利に進められます。
インターフェース
右側面
- SDカードスロット
- USB 3.1
左側面
- DCジャック
- LAN端子
- HDMI 2.0
- USB 3.1 ×2
- MiniDisplay×1
- USB 3.1 Type-C
- オーディオジャック
主要インターフェースは左側に集中しています。映像出力が豊富なので、別途ゲーミングモニターを接続も簡単です。
ベンチマーク結果
Cinebench R20
 Cinebench R20の総合スコア | |
|---|---|
| Legion Y540 17 Core i7 9750H | |
| m-Book K700 Core i7 9750H | |
| OMEN by HP 15-dh0000 | |
| HP Pavilion Gaming 15-dk0000 | |
| Dell G7 17 Core i7 9750H | |
| Dell G3 15 Core i7 9750H | |
| Prestige 15 Core i7 10710U | |
CPUのレンダリングスピードを計測するCinebench R20では、2361ptsでした。他社のモデルと比較すると平均的な水準でした。
FF15
ファイナルファンタジー１５を3時間連続駆動させた際のログデータです。CPU温度は100℃付近で推移しています。ノートPC用のクーラーを別途購入したほうがいいかもしれません。
なお、これにより大きなパフォーマンス低下はありませんでした。
OMEN by HP 15-dh0000 ハイパフォーマンスモデルの評価とまとめ
良い点
- デザインがおしゃれ
気になった点
- CPU温度が高い
持ち運ぶかどうかで17インチでもいいかも
今回RTX2070Max-Qモデルを検証機としておかりしましたが、ゲームの性能は価格に対してやや中途半端な印象を受けます。これであればGTX1660Tiモデルでもいいのかな、と。
あるいは、もっと快適に遊びたいのであれば、ハイエンドGPU搭載を前提としているOMEN 17のほうが個人的にはおすすめです。
持ち運ぶかどうかで選ぶのがいいと思います。
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