OMEN X 2S 15 レビュー30万円から買える業界初デュアルスクリーンゲーミングノートPC

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デュアルスクリーンPCといえば、ZenBook Pro Duoが記憶に新しいのですが、”ゲーム用”としてはHPが初なんです。

OMEN X 2S 15は15.6型のボディ本体にセカンドディスプレイを搭載した、エンスージアスト向けのゲーミングノートPCで、CPUは最上グレードのCore i9 9880HプロセッサとGPU GeForce RTX2080 Max Qという構成。

ラインアップはベースからエクストリームモデルで、まさにゲーマーのために作られたノートPCに仕上がっています。

メーカーから検証機をお借りしたので検証結果と僕の感想をお伝えしましょう。

OMEN X 2S 15の特徴

Core i9+RTX2080の圧倒的なパフォーマンスが魅力

現行モデルで上から数えて1番か2番くらいに位置するノート用の最上クラスのCPU及びGPUを搭載しています。

現状コレで動かないゲームならほとんどのPCでお手上げという感じ。つまりこのノートPCでプレイできないゲームは存在しないと言い切っていいと思うのですが、RDR2(レッドデッドリデンプション2のPC版)の最高画質は苦戦するとかしないとか。

OMEN X 2S15は、ほぼすべてのゲームタイトルを快適にプレイできる性能を有しているので、ゲーミングノートPCを検討していて予算が余っている人にhあ是非にともおすすめしたいPCです。

勝つためのモニターを選択可能

OMEN X 2S15はエクストリームモデル・エクストリームプラスモデルのほか、144hzと240hzのゲーミングディスプレイを選択可能です。

 

ゲームのプレイに優位性を持たせるためにゲーミングモニターを購入する人が増えています。

実際に高リフレッシュレートのモニターを使っているユーザーが増えており、一般的な60hzのモニターを利用すると不利とすら言われております。

Nvidiaによるとリフレッシュレートは数字が多ければ多いほど勝率が上がるというデータがあるらしく、その点について上記動画で解説していますので、是非参考にしていただければと思います。

OMEN X2S 15は144hz240hzいずれかを選択可能なので、ゲームをより有利に進めたい人は240hzのモニターを選択しましょう。

デュアルスクリーンでさらに優位性アップ

高リフレッシュレート+1枚のモニターで普通のPCよりもさらに優位性をアップさせてくれるのが、このサブスクリーン

OMENならではの機能として、「リアルタイムスクリーンミラーリング」という機能があります。

メインモニターの一部箇所をサブスクリーンに投影し、見やすくしてくれる機能です。MMORPGではマップを投影しておくことで、ゲームのプレイ時の手間を軽減。

シューター系のゲームでは、照準器付近を投影しておくことで敵の位置をより正確につかめます。

ちなみに人気ゲームのPUBGは無理でした。Steamのライブラリがひたすら映し出されていて、一向にゲームのプレイ画面は投影されず。

ゲームタイトルによってできるものとできないものがあるので、リアルタイムスクリーンを目当てに買うというよりは、本来のパフォーマンスを重視して購入する、のが正しいかもしれません。

HPによると、ゲーマー向けチャットシステム「Discord」でチームメンバーとゲームを楽しみながらチャットをしたり、音楽ストリーミングサービス「Spotify」を再生しながらノリノリでゲームをプレイするような使い方を想定しているようです。

“優位性”という観点から紹介いたしましたが、ゲームのプレイに没入できるようなシステムとして使ったほうがいいのかもしれません。

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詳細は下記ページよりご覧ください

検証機のスペック

検証機OMEN X by HP 15-dg0000 エクストリームプラスモデル
モニター15.6型FHD(1920×1080ドット)ノングレア(144hz)+5.98インチ
CPUIntel Core i9 9880H
GPUNvidia GeForce RTX2080  Max-Q
メモリ32GB
ストレージ512GB(PCIe NVMe M.2)OptaneメモリーH10(32GB)
インターフェースHDMI 2.0 ×1/MiniDisplay×1/USB Type-C™ 3.1 Gen2×1(Thunderbolt™ 3 USB3.1 Gen1×3/LAN端子/ヘッドフォン出力/マイク入力
無線通信機能IEEE802.11a/b/g/n/ac 、 Bluetooth 5.0
サイズ約 361×262×20-26.5 (最厚部) mm
保証期間購入時から1年間引き取り修理

 

なお、OMEN X by HP 15-dg0000はHP公式ページのスペックシートで詳細を確認できます。

OMEN X2S15のゲーム性能

フォートナイト・PUBG中級ゲームタイトルの快適性

フォートナイトシーズン2の平均フレームレート
フルHD(1920×1080ドット)
エピック(最高画質)
134fps
高画質
152fps
中画質
257fps

人気ゲームタイトル『Fortniteフォートナイト』はエピック画質で134fpsでした。144hzディスプレイを設定した際の最適な設定は『高』で240hzモニターを選択した際の最適な設定は『中』です。

モニタースペックを使いきれる性能がありました。流石ゲーミングノートPCの最高峰です。

PUBGの平均フレームレート
フルHD(1920×1080ドット)
ウルトラ
144fps
高画質
152fps
中画質
173fps

PUBGではウルトラで144fpsでした。安定的に高フレームレートを維持したいのであれば中画質や低画質を選択しておくとよいでしょう。

ファイナルファンタジー15|重量級ゲームタイトルの快適性

ファイナルファンタジー15のスコア
フルHD(1920×1080ドット)
軽量品質
12041
標準品質
9241
高品質
8487

ファイナルファンタジー15は、PCゲームの重量級タイトルをどの程度快適に遊べるかの指標として使われるタイトルです。

1段階上のWQHD(2560×1440ドット)までの標準品質まで快適を楽しむことができます。

OMEN X 2S15のゲーム性能まとめ

ノート用の最上クラスのRTX2080Max-Qのおかげで、重量級タイトルも快適に動作させることが可能です。

また、大人気バトルロイヤル系のゲームも最高画質で余裕でプレイ可能。144hzのモニタースペックを活かせる性能があります。

価格が高価なので、当然の結果かもしれませんが、ゲーミングノートPCとして非常に優秀で、これ以上のノートPCを探すのは大変です。

デザイン・外観について

筐体は通常のOMEN 15に似ていますが、キーボード部に目を向けてみると全く違う構造をしていることに気が付けます。

キーボードはサブスクリーン設置のために手前に降りてきておりまして、タイピングポジションが崩れるので下記画像のようにラバータイプのパームレストが付属しています。

ラバータイプのパームレストですが、少し特殊な香りがしていまして、汗がつくと汚れが目立ちそうなのが気になりました。

天板にはおなじみのOMENのロゴと上下に△のマークがデザインされています。

天板ロゴはRGB制御可能で、OMENコマンドセンターでキーボードも含めてコントロールできます。

OMENはエンスージアスト向けのイメージから脱するため、柔和なイメージにブランドイメージを変更していますが、ハイエンドモデルのOMENX2S15に関しては光らせているところを見ると、”ゲーマー”に使ってほしいのでしょうね。

本体重量は2.3kgでゲーミングノートPCとしては一般的。

ハイエンドゲーミングノートPCとしては軽量の部類です。モニター2枚ついているしね。

液晶モニターについて

発色や応答速度を見るためには普段やりなれているゲームが良いだろうということで鉄拳をプレイしてみました。(神段・中級者クラスの腕前)

結論から言うと、綺麗な発色でゲーミングモニターとして優秀だと感じました。

普段はLGの34インチウルトラワイドモニターを使っているのですが、反応がワンテンポ早い感じ、格ゲーは15.6型から24型くらいまでがプレイしやすいと感じました。

ちなみに格ゲーに関して言えば、セカンドモニターの活躍する出番は皆無で、見ている余裕がないです。

前述のとおり、メーカーが推奨するような、ゲーム配信時にチャット画面を確認するような使い方に適していると思います。

サブスクリーンはバーチャルテンキーをなども利用可能。セカンドスクリーンそのものはウィンドウズ上でも2つ目のモニターとしてカウントされているのでマルチモニターと考えてよいです。

個人的にはZenBook Pro Duoのようにクリエイティブな作業に適しているのではないかと感じました。

色域・トーンカーブ

赤と青が若干強めですが、自然な発色に見えます。

OMEN X 2S15の色域
sRGBカバー率94.5%

OMEN X 2S15の色域はウェブコンテンツの基準となるsRGBカバー率が94.5%で動画制作などに使用できるレベルの色域でした。

外付けモニターなどを用意すればクリエイティブな作業にも使えるでしょう。

インターフェースについて

左側面

  • DCジャック
  • HDMI
  • USB×2
  • LAN端子
  • オーディオジャック

右側面

  • USB-C(Thunderbolt 3)
  • USB

OMEN Xは左側に、外部との接続ポートが集中していますのでケーブル類はまとめやすいかもしれません。

右側にはThunderbolt 3に対応したUSB-Cも装備されているので拡張性は申し分ないでしょう。

キーボード・タッチパッドについて

キーストローク1.5mmほどの日本語配列のキーボードです。パームレスト装着時のうち味は一般的なノートPC、あるいはゲーミングノートPCとしてそう変わりません。

タッチパッドは一般的なものよりも狭いのでゲームで使うのであれば別途マウスが必須です。

OMEN X2S15に関しては、ギミックにこだわったつくりではあるものの、一般的な作業を行う上では、使いづらいと感じる人もいるかもしれません。

タイプ感は良いのですが、配置、というかキーが前面に出ているのがどうしても気になりました。

ベンチマーク結果

Cinebench R20

Cinebench R20の総合スコア
Core i9 9980HK(ZenBook ProDuo
3246pts
Core i9 9880H
2895pts
Core i7 9750H
2643pts
Ryzen 7 3750H
1767pts
Core i7 1065G7(Surface Pro 7)
1690pts
Core i7 8565U
1640pts
Ryzen 5 3550H
1630pts
Core i5 1035G7(Surface Laptop 3 13)
1547pts
Ryzen 5 3580U
1479pts
Ryzen 5 3500U
1373pts

レンダリングをスコア化させる定番ベンチマークCinebench R20ではノートPC用で上位2位の結果に。

順当な結果となりました。ブースト時のクロックが9980HKよりも抑えられているため最大パフォーマンスは伸び悩みましたが、動画編集時や編集した動画の書出し時にもパフォーマンスをいかんなく発揮できると思いますので、クリエイティブな作業におすすめです。

Crystal Mark

OMEN X2S 15に搭載されているSSDはQLCタイプのもので速度はそこまででないはずなのですが、Optane H10メモリーも採用されているため、ランダムアクセスの伸びが非常に早い。ゲームで使う鬼はやはりもったいないスコアです。(ゲームのプレイというよりは、おそらくRAW現像や動画編集などで効果を発揮する)

OMEN X 2S15の評価とまとめ

良かった点

  • シンプルに高性能
  • デザインがかっこいい
  • 性能の上でサイズがコンパクト

気になった点

  • 価格が高い
  • サブディスプレイが使いづらい
  • パームレストのにおいが気になる

ゲーム用で使うには惜しいマシン性能

競技タイトルをプレイしている際は、サブスクリーンに目を向けている余裕はない。

配信の文字を読むくらいなら可能だと思うし、チームの仲間とチャットでコミュニケーションをとる小本可能だと思う。

ただ、配信用のマシンであるとか、ディスコードでやり取りしながら仲間とゲームをプレイするのはゲーマーの中でもかなりリア充であるとか、ゲームに明るい方であると思うので、用途をゲームに絞ってしまうとユーザーを限定してしまうので非常にもったいない。

OMEN X 2S15はシンプルに高性能なので、動画編集や映像制作などかなり重たい負荷まで耐えられる性能とモニターの色域を持っているし、拡張性も高いので、クリエイターにもおすすめできるノートPCだと思っていて、持ち運んで標準でデュアルモニターが使えるのはデカい。

そうした意味で、このノートPCをおすすめできるのは、ゲーム配信を行ってみたい方や、配信した動画を編集したりするストリーマーということになる。

価格は高めなので購入検討されている方はぜひ下記クーポンをご利用ください。

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