日本HPの「9月限定セール 第2弾」で、16型ノートPC「HP OmniBook 3 16-by/bw」のRyzen 5 230・メモリ16GB・SSD 512GBモデルが、109,800円(税込)から販売されています。セール期間は9月28日までです。
先に結論を述べると、16型のビジネス用・家庭用ノートPCを探しているなら、今回のHP OmniBook 3 16-bwはコスパ最強クラスです。
理由は、ただ安いだけではありません。16型・1920×1200ドットの大画面、16GBメモリ、512GB SSD、68Whバッテリー、USB Type-C×2を備えながら、10万円台前半に収まっているからです。
一方で、写真編集向けの広色域ディスプレイや、毎日持ち歩ける軽さを備えた製品ではありません。この記事では、当サイトで実機検証した結果をもとに、Lenovo IdeaPad Slim 3 15.3型やDell 16と比較しながら、なぜ仕事用・家庭用としてHP OmniBook 3 16-bwを推せるのかを解説します。
109,800円からのセール対象モデルを確認

今回のセール画像に掲載されているのは、Ryzen 5 230、メモリ16GB、SSD 512GBを搭載したスタンダードモデルです。HP OmniBook 3 16-bwは構成違いも販売されているため、購入時はCPUとメモリ容量を確認してください。
| 項目 | HP OmniBook 3 16-bw スタンダードモデル |
|---|---|
| セール価格 | 109,800円(税込)~ |
| セール期間 | 2026年9月28日まで |
| CPU | AMD Ryzen 5 230 |
| CPU構成 | 6コア12スレッド |
| 内蔵GPU | AMD Radeon 760M |
| メモリ | 16GB DDR5-5600 |
| ストレージ | 512GB PCIe NVMe SSD |
| ディスプレイ | 16型 IPS、1920×1200ドット、16:10、非光沢 |
| 公称輝度 | 300nit |
| バッテリー | 68Wh |
| OS | Windows 11 Home |
| Office | セール画面では記載なし。必要な場合は購入画面で確認 |
| 本体重量 | 公称約1.64kg、実測約1.77kg |
| 保証 | 1年間のハードウェア保証 |
HPの販売ページでは、価格や納期、構成が変更されることがあります。購入前に、Ryzen 5 230・16GB・512GBのモデルが選択されているか、カート画面で確認してください。
セール画像ではWindows 11 Homeの記載はありますが、Officeの記載は確認できません。WordやExcelが必要な人は、Microsoft 365やOffice Home & Businessの付属有無と価格を購入画面で確認してください。
実機レビューでわかったHP OmniBook 3 16-bwの性能
当サイトでは、HP OmniBook 3 16-bwを実機検証しています。仕事や家庭で使うノートPCとして重要な、CPU性能、SSD速度、バッテリー駆動時間、発熱、動作音を測定しました。
| 検証項目 | 実測結果 |
|---|---|
| Cinebench R23 マルチコア | 10,502pts |
| Cinebench R23 シングルコア | 1,649pts |
| SSDシーケンシャルリード | 約7,025MB/s |
| SSDシーケンシャルライト | 約5,948MB/s |
| UL Procyon動画再生 | 13時間16分 |
| 高負荷時のCPU温度 | 約90℃ |
| 高負荷時のキーボード中央 | 約42.3℃ |
| 高負荷時の排気口付近 | 約53.1℃ |
| 高負荷時の動作音 | 約40.2dB |
HP OmniBook 3 16-bwの実機レビューはこちら
Cinebench R23では、マルチコア10,502pts、シングルコア1,649ptsを記録しました。Ryzen 5 230は、Webブラウザー、WordやExcel、オンライン会議、動画視聴といった作業には十分な性能です。
高性能CPUを搭載したノートPCでも、実際の作業がブラウザー、Office、メール、会議、動画視聴中心なら、CPUの性能を使い切る場面はそれほど多くありません。仕事用や家庭用では、CPUの型番だけで上位モデルを選ぶより、16GBメモリや大画面、バッテリー、端子に予算を振ったほうが満足度を高めやすいです。
なお、高負荷時はCPU温度が約90℃、キーボード中央が約42.3℃まで上昇しました。動画編集や長時間の高負荷処理を主用途にする製品ではありません。ただし、Web閲覧や文書作成などの軽い作業で常にこの温度になるわけではなく、一般的な仕事や家庭での使い方なら大きな問題にはなりにくいでしょう。
16型・16:10の大画面は仕事と家庭の両方で使いやすい
HP OmniBook 3 16-bwは、16型・1920×1200ドットのIPSディスプレイを搭載しています。一般的なフルHDノートPCよりも縦方向の表示領域が広い16:10比率なので、WebページやExcel、文書をスクロールする回数を減らせます。
16型の画面には、ブラウザーと資料を左右に並べたり、オンライン会議を表示しながらメモを取ったりする余裕があります。自宅で使う家族共用PCとしても、文字や写真を大きく表示しやすい点がメリットです。
キーボードはテンキー付きの日本語配列です。Excelの数字入力、会計ソフト、家計簿、在庫管理などを使う人にとっては、テンキーがあるだけで入力の負担を減らせます。
ディスプレイの色域は狭いのでクリエイター用途には不向き
実機で測定したディスプレイのsRGBカバー率は62.3%、最大輝度は約304nitでした。
Web閲覧、Office、動画視聴、オンライン会議には使えますが、写真や動画の色を正確に確認する用途には向きません。画像編集や動画編集を本格的に行う場合は、色域の広い外部モニターを接続するか、別のノートPCを選んだほうがよいでしょう。
つまり、この画面は「鮮やかな映像を楽しむための画面」ではなく、「大きく、見やすく、仕事の情報を多く表示するための画面」と考えるのが適切です。
68Whバッテリーで16型としては長時間駆動
HP OmniBook 3 16-bwは68Whのバッテリーを搭載し、当サイトのUL Procyon Video Playback Battery Lifeでは13時間16分を記録しました。
動画再生テストと実際の仕事時間は同じではありません。画面輝度、Wi-Fi、ブラウザーのタブ数、オンライン会議などによって駆動時間は短くなります。それでも、16型ノートPCとしてはバッテリー容量が大きく、電源のない場所で動画を見たり、軽い作業を続けたりしやすい構成です。
自宅のリビングや寝室へ移動して使う、電源のない会議室で資料を確認する、といった使い方と相性がよいでしょう。毎日持ち歩くには重さがありますが、宅内移動やオフィス内の移動なら十分対応できます。
USB Type-C×2など実用的なインターフェース
インターフェースは、低価格帯のスタンダードノートPCとして充実しています。
左側
- HDMI出力
- USB Type-A 5Gbps
- USB Type-C 10Gbps×2
右側
- USB Type-A 5Gbps
- ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート
- 電源コネクター
USB Type-Cは2ポートとも映像出力とUSB PD充電に対応しています。外付けモニター、USB Type-C対応のSSD、ドッキングステーションなどを使うときに、端子を差し替える回数を減らせます。
USB Type-Aも2ポートあるため、マウスやキーボード、USBメモリなどの従来型周辺機器も接続できます。HDMIも搭載しているので、会議室のモニターや家庭のテレビに映像を出力するときも変換アダプターを用意する必要がありません。
一方で、有線LAN端子とSDカードスロットはありません。写真をSDカードから取り込む人や、有線LANを使う人は、USB接続のカードリーダーや変換アダプターが必要です。
IdeaPad Slim 3 15.3型と比較
比較対象として分かりやすいのが、Lenovo IdeaPad Slim 3 Gen 10の15.3型AMDモデルです。今回比較する構成は、Ryzen 5 8640HS、メモリ16GB、SSD 512GBを搭載したモデルです。
比較時点では、IdeaPad Slim 3 15.3型も109,800円で販売されていました。ただし、Lenovo側のセール終了日は9月16日で、HP OmniBook 3 16-bwのセールは9月28日までです。
| 比較項目 | HP OmniBook 3 16-bw | IdeaPad Slim 3 15.3型 |
|---|---|---|
| 比較時の価格 | 109,800円~ | 109,800円 |
| CPU | Ryzen 5 230 | Ryzen 5 8640HS |
| CPU構成 | 6コア12スレッド | 6コア12スレッド |
| 内蔵GPU | Radeon 760M | Radeon 760M |
| メモリ/SSD | 16GB/512GB | 16GB/512GB |
| ディスプレイ | 16型、1920×1200、IPS、非光沢 | 15.3型、1920×1200、IPS、タッチ対応、光沢 |
| 色域 | 実測sRGB 62.3% | 45% NTSC |
| バッテリー容量 | 68Wh | 50Wh |
| 本体重量 | 実測約1.77kg | 約1.59kg |
| 特徴 | USB-C×2、テンキー、大画面 | タッチ操作、軽さ、SDカードスロット |
IdeaPad Slim 3 15.3型のセール情報はこちら
CPU性能だけで選ぶならIdeaPadだが、実用上の差は大きくない
IdeaPad Slim 3に搭載されるRyzen 5 8640HSは、Ryzen 5 230と同じ6コア12スレッド、Radeon 760Mを採用しています。最大クロックやキャッシュなどの主要仕様も近く、Ryzen 5 8640HSだから、仕事や家庭で明確に別次元の速度になるとは考えにくいです。
もちろん、メーカーの電力設定、冷却設計、メモリ構成によって実際の性能は変わります。ただし、Word、Excel、ブラウザー、Zoom、動画視聴が中心なら、どちらを選んでも性能不足になりにくいでしょう。
仕事用ならHPの非光沢画面と大容量バッテリーが有利
IdeaPad Slim 3はタッチ操作に対応している点と、約1.59kgの軽さが魅力です。持ち運びや、画面を指で操作したい人にはIdeaPadが向いています。
一方、HP OmniBook 3 16-bwは、画面が15.3型より少し大きく、非光沢パネルなので照明や窓の映り込みを抑えやすい設計です。バッテリー容量も68Whで、IdeaPadの50Whを上回ります。USB Type-Cも2ポートあり、外部モニターや外付けSSDを使う人に便利です。
仕事用・家庭用として考えると、タッチ操作よりも、映り込みの少なさ、画面の大きさ、バッテリー、端子数を優先する人が多いはずです。そのため、同じ価格帯ならHP OmniBook 3 16-bwのほうが、日常的な使い勝手で有利だと評価できます。
Dell 16と比較
Dell 16(DC16250)は、16型・1920×1200ドットのIPSディスプレイ、Core 5 120U、メモリ16GB、SSD 512GBを搭載したモデルです。
Dell公式ページでは、比較時点で同構成が189,900円(税込)と表示されていました。価格は変動するため、購入時は販売ページで確認してください。
| 比較項目 | HP OmniBook 3 16-bw | Dell 16 DC16250 |
|---|---|---|
| 比較時の価格 | 109,800円~ | 189,900円 |
| CPU | Ryzen 5 230 | Core 5 120U |
| メモリ/SSD | 16GB/512GB | 16GB/512GB |
| ディスプレイ | 16型、1920×1200、IPS、非光沢 | 16型、1920×1200、IPS、非光沢 |
| 公称輝度 | 300nit | 300nit |
| バッテリー容量 | 68Wh | 40.7Wh |
| 本体重量 | 実測約1.77kg | 約1.98kg |
| USB Type-C | 2基、映像出力・USB PD対応 | 1基、映像出力・USB PD対応 |
| USB Type-A | 2基 | 2基 |
| HDMI | あり | あり |
HP OmniBook 3 16-bwは、Dell 16より約8万円安く購入できます。ディスプレイのサイズ、解像度、輝度、メモリ容量、SSD容量が近い一方で、HPはバッテリー容量とUSB Type-Cの数で優位です。
Dell 16はIntel Core 5 120Uを搭載していますが、仕事や家庭で使う限り、CPUのブランドだけで大きな差が生まれるわけではありません。Intelだからバッテリー駆動時間が必ず長いともいえず、実際の駆動時間は本体の電力設定やバッテリー容量、冷却設計によって決まります。
同じ16型・16GB・512GBのノートPCとして比べるなら、今回の価格差を考慮してHP OmniBook 3 16-bwを選ぶほうが合理的です。Dell 16を選ぶ理由があるとすれば、Dellのサポートや購入後のサービスを重視する場合でしょう。
ビジネス用・家庭用ノートPCとしてコスパ最強クラスの理由
HP OmniBook 3 16-bwが強いのは、すべての性能で競合機を上回るからではありません。仕事や家庭で実際に使う部分に、価格に対して十分な装備を集中させているからです。
- 16型・16:10で資料やWebページを表示しやすい
- テンキー付きでExcelや数字入力に対応しやすい
- 16GBメモリで複数のアプリを同時に使いやすい
- 512GB SSDで写真や書類を保存しやすい
- 68Whバッテリーで16型として長時間使いやすい
- USB Type-C×2、USB Type-A×2、HDMIで周辺機器を接続しやすい
- 109,800円から購入でき、IdeaPad Slim 3と同価格帯、Dell 16より大幅に安い
高性能CPUがあっても、使う作業がWeb、Office、会議、動画視聴、ネットショッピング、写真の整理程度なら、その性能を使い切る機会は限られます。
だからこそ、ビジネス用・家庭用では、CPUの型番を一段上げるよりも、画面サイズ、メモリ容量、バッテリー、端子、ストレージを重視するほうが合理的です。HP OmniBook 3 16-bwは、その考え方に合った製品です。
HP OmniBook 3 16-bwをおすすめできる人・できない人
おすすめできる人
- 自宅やオフィスで使う大画面ノートPCが欲しい人
- Word、Excel、Web閲覧、オンライン会議が中心の人
- 家族で共有できるWindowsノートPCを探している人
- テンキー付きキーボードを使いたい人
- 外付けモニターやSSDなど、複数の周辺機器を接続したい人
- 10万円台前半で16GB・512GBの構成を選びたい人
別の製品を検討したほうがよい人
- 写真や動画の色を正確に確認したい人
- 毎日通勤・通学で持ち歩く人
- SDカードを頻繁に使う人
- ゲームや本格的な動画編集を主用途にする人
- タッチ操作を重視する人
まとめ|16型の仕事用・家庭用ノートPCならHPが本命
HP OmniBook 3 16-bwは、9月28日まで109,800円から購入できる、16型ノートPCのコスパ最強クラスです。
実機では、Cinebench R23マルチコア10,502pts、動画再生13時間16分、68Whバッテリー、USB Type-C×2、実測sRGB 62.3%、実測重量約1.77kgを確認しました。
IdeaPad Slim 3 15.3型は軽さとタッチ操作、Dell 16は購入後のサポートなどに魅力があります。しかし、ビジネス用・家庭用として総合的に見ると、HP OmniBook 3 16-bwは、画面サイズ、端子、バッテリー、メモリ、価格のバランスが優れています。
画面の色域や持ち運びやすさを最優先にしないのであれば、いま16型ノートPCを買う人の本命候補です。
購入時は、Ryzen 5 230・メモリ16GB・SSD 512GBのスタンダードモデルを選んでいるかを確認してください。セール価格と納期は変更される場合があるため、最終的な条件は販売ページで確認しましょう。
