日本HPが販売する HP Pavilion 15 ehは日本人に人気の15.6型のモニターを採用したスタンダードノートPC。
所有欲を満たせるアルミニウムシャーシを採用しており、日本HPの売れ筋製品である。
今回はメーカーより実機をお借りすることができたので検証結果や使い勝手を紹介する。
スペック
今回レンタルできたのはRyzen 7/16GB/1TBの構成
HP Pavilion 15-eh | |
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モニター |
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CPU |
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iGPU |
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メモリ |
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SSD |
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サイズ(幅×奥行×厚さ) | 幅約360mm×奥行き約234mm×高さ約17.9mm |
バッテリー持続時間 | – |
充電タイプ | 45W ACアダプター |
重量 | 約1.54kg |
保証 | 1年間の引き取り修理サービス |
詳細スペックは日本HP公式ページから確認可能。
特徴
動画で見る
高級感のあるスタンダードノートPC
日本HPが販売するPaivlionシリーズは上から三番目のグレードでPC本体にアルミシャーシを使っているのが特徴だ。今回の検証機はフォグブルーで高級感のあるカラーリング、質感だと感じた。
指紋認証リーダー標準搭載、Wi-Fi 6、USB-C 3.2 Gen 2搭載
HP Pavilion 15-ehは指紋認証リーダーを標準で搭載。それだけでなく、Wi-Fi 6モジュールも標準搭載しており、他社と比較するとパーツ単位で少しリッチな構成になっている。
実際、指紋認証の精度も高く、使い勝手が非常に良いためスタンダードノートPCとしてクオリティを求めるのであれば HPのPavilionシリーズはデルやレノボよりも頭ひとつ抜けているような印象だ。
それだけでなく、搭載されているUSB-Cは最大転送速度が10Gbpsに対応するUSB-C 3.2Gen2なのだ。日本HPのPCは他の外資系メーカと比較して価格がやや高めに設定されているが、その分のコストはPCのクオリティにもしっかりと上乗せされているので割高感は全くない。むしろ長く使えるノートPCとしてはPavilionシリーズの方が安心しておすすめできるくらいだ。
セール時で価格が少し高い状態なのであればかなりおすすめできる。
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HP Pavilion 15-eh(AMD)
公式サイトでみる価格や仕様は変更となる恐れがありますので、必ず公式ページでご確認ください。
デザイン、使い勝手について
HP Pavilion 15-ehはグレード的にはノーマルだが、クオリティはプレミアムクラスに引けを取らない。キーボード側はベゼルが薄くスタイリッシュで、ボデイのフォグブルーが一層の高級感を引き出している。
底面にはネジが2つとゴム足の下に格納されている、今回はレンタル機なので裏蓋を外すことはしないが、ゴム足を傷つける可能性があるためSSDやメモリを追加したい人はある程度確保が必要かもしれない。
全体的にパッと見た印象では、あまり大きさは感じずスタイリッシュなデザインだ。
モニターについて
HP Pavilion 15-ehに搭載されているパネルは300nitかけるほどの輝度でそこそこの明るさを持っている。
ただし、色域はウェブコンテンツの基準となるsRGBカバー率が66.8%ほどだったので、パネルのクオリティについてはあまり差がない。
キーボード・タッチパッド・スピーカーについて
キーボードはフルサイズスケールのテンキー付きキーボード。筐体がアルミシャーシでできているからか剛性感があり強めに打鍵してもたわみはほとんど感じられない。キーのストロークは浅いもののイマドキのノートPCらしい設計なので、初めてノートPCを買うという人にもおすすめだ。
タッチパッドも同様で端を押し込んでしっかりと動作してくれるタイプなので、操作性は高い。
スピーカー
スピーカーはB&Oのものを採用しているが、音質が優れているとはいいづらい感じだ。動画を見て音を聞き取ることができればオーケーという人はこれで十分かもしれない。
インターフェースについて
- HDMI
- USB-A
- USB-C(3.2Gen 2)
- オーディオジャック
- DCジャック
- USB-A
- セキュリティロック
HP Pavilion 15-ehのUSB-CはUSB-Cから充電もできるインターフェースで最大10Gbpsのデータ転送が可能。ここから映像出力も可能で、HDMIと合わせて同時に2枚の外部ディスプレイに出力ができる。
ACアダプター
ACアダプターは45W出力のものが採用されている。
性能について
Cinebench R23
Cinebench R23はCPUのパフォーマンスのみでコンピューターグラフィックを生成し、CPUの性能を測定するベンチマークソフト。点数が高ければ高いほど高性能とされているが、実際のソフトウェアを動作させた際の実性能と差が開く可能性があるが結果下記の通り
Cinebench R23の総合スコア | |
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Core i7 11800H | |
Ryzen 9 5900HX | |
Ryzen 7 5800H | |
Ryzen 9 5900HS | |
Ryzen 7 5800H | |
Ryzen 7 5800H | |
Ryzen 7 5800U | |
Ryzen 5 5625U | |
Ryzen 7 5700U | |
Ryzen 7 5700U(レビュー機) | |
M1 | |
Core i7 11370H | |
Ryzen 5 5625U | |
Ryzen 5 5500U | |
Core i7 1165G7 | |
Core i5 11300H | |
Ryzen 5 4500U | |
Core i5 1135G7 |
最新のCinebench R23(Minimum Test Duration OFF)では7459pts。
PCMark 10
FutureMarkが提供するPCMARK 10は、MicrosoftOfficeのWord、Excelに類する互換ソフトウェアや、ビデオ通話会議ソフト、画像編集ソフトのバッジファイルを実際に動作させ、どの程度の快適性があるかをスコア化。提供元はおおむね4000点以上あれば快適としている。
結果は総合スコアが5089でMicrosoftOffice互換ソフトやビデオ会議ソフトは快適水準。画像編集や動画編集まで行えそうな数値が出た。
SSDの読み書き
搭載されていた512GBのSSDはウェスタンデジタル製。読み込み書き込み全てにおいて安定的で、クオリティの高いパーツが搭載されていることがわかった。
PCの内部の温度、ファンの動作音
PC内部の温度について
CPU使用率を100%にできるソフトウェアを使い、後負荷時の挙動を確認。CPUの最大値は83℃まで上昇した。前述の通りパフォーマンスは上手く発揮できている。
PCの表面温度
なお、PCの表面温度は26.4℃ほどで人体には全く影響のない温度を保っていた。低温やけどする恐れはないだろう。
ファンの動作音
ファンの動作音はピーク時で40.2dbほど。非常に静かな水準でパフォーマンスを発揮し続けられる設計。
HP Pavilion 15-ehの評価とまとめ
良い点
- アルミシャーシ採用で高級感のある仕上がり
- 高速なインターフェースを搭載
- パネルが他社よりも少し明るい
- クオリティの高いパーツが採用されている
- 価格が安い
- キーボード・タッチパッドの操作性が高い
気になった点
- 色域は普通
コスパとクオリティを両立させたスタンダードノートPC
HP Pavilion 15-ehは他の外資系メーカーの売れ筋モデルと比較して価格は少し高めに設定されている。ただ、これにはしっかりコスト代が上乗せされている結果でクオリティは同クラスの中でも頭ひとつ抜けていると言っていいだろう。
例えば、Inspironシリーズでは「SSDのクオリティがあまり高くない」とか「タッチパッドが安っぽい」みたいな少しだけ惜しい点がある、レノボでは安っぽデザインなどだ。
HP Pavilion 15-ehはその点が優れている製品で、少し価格は高くなってもいいから品質の高いものが欲しい人におすすめだ。
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HP Pavilion 15-eh(AMD)
公式サイトでみる価格や仕様は変更となる恐れがありますので、必ず公式ページでご確認ください。