OMEN 16レビュー RTX3070搭載で最新ゲームも楽々プレイ可能

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OMEN 16は日本HPが販売するミドルハイクラスのゲーミングノートPC。インテルとAMDのCPUを選択でき、価格を抑えつつも高性能なゲーミングノートPCが欲しいというユーザーにおすすめだ。

また、GPUもNVIDIAとAMDから選択ができるため、ゲーム特化用PCとしてRyzen+Radeon構成も用意されている。

今回、メーカーより検証機を借りられたので検証結果や使い勝手をレビューしていく。

スペック

検証モデルはAMD Ryzen 7 5800H/RTX3070(115W)/16GB/の構成

OMEN 16 2021
モニター
  • 16.1型(1920×1080ドット)
CPU
  • AMD Ryzen 7 5800H
iGPU
  • AMD Radeon Graphics
dGPU
  • NVIDIA GeForce RTX3070(115W)
メモリ
  • 16GB
SSD
  • 512GB(NVMe)
サイズ(幅×奥行×厚さ)幅約369mm×奥行き約248mm×高さ約23mm
バッテリー持続時間
充電タイプ230W ACアダプター
重量約2.31kg
保証標準保証・1年間の引き取り修理

使用・詳細は日本HP公式ページから確認してください。

特徴

FHD/144Hzのモニターを搭載

OMEN 16に搭載されているモニターは144Hzで動作するゲーミングモニターだ。実践値でも遅延などはなく、競技性の高いゲームタイトルを有利に進めることができる。

RTX3070は115Wで少し控えめ

搭載されているグラフィックスはNVIDIA GeForce RTX3070。RTX3000番台はメーカーごとに出力を設定でき、OMEN 16は115Wの出力で販売している。

17.3型のOMEN 17と比較すると若干パフォーマンスは落ちるがその分ACアダプターが小さくなっているため、設置や移動が楽に行える。パフォーマンスを重視する人はOMEN 17を検討しよう。

230Wの電源は日本HPのクリエイターノートPCにも採用されているタイプのもので比較的持ち運びはしやすい。最新のゲーミングノートPCは筐体がコンパクトになるため忘れがちだが、デスクトップPCと同等クラスのパフォーマンスをこのACアダプターで賄えるというのは非常に素晴らしいことだと思う。

JIS配列のキーボードを搭載

OMEN 16 JIS配列に対応したフルサイズスケールのキーボードを採用。一般的なノートPCに採用されているキーボードではあるものの打ち心地はよく、タイピングがしやすい。

OMEN 16はインターフェースが多くあるため、別途専用のキーボードやマウスを接続して利用しても良いだろう。

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価格や仕様は変更となる恐れがありますので、必ず公式ページでご確認ください。

デザインについて

新しいOMENはゲーミングPCらしさは抑えつつ、クリエイターにも使いやすいようシンプルなデザインに変更されている。カラーはブラックで中央のアイコンが印象的だ。

キーボード側の作りはぱっと見15.6型のようなサイズ感でスリム。モニターもベゼルが細く、良い意味でゲーミングノートPCっぽさを感じない。壁紙でゲーミングっぽさを感じさせているものの、標準のWindowsの壁紙を設定すればゲーミングノートPCだと気が付く人は少ないだろう。

横から見た写真。OMEN 17よりもボディが薄く作られているため、威圧感は感じない。標準的なノートPCのようなサイズ感だ。

それでいてインターフェースが多く搭載されており利便性は高い。

底面はデュアルファンが除けるようになっている。HPのPC全般に言えることだが、ファンが他社よりも少しだけ大きめに取られており、ファン動作時にストレスを感じづらい設計になっているのも押しポイントだ。

ホワイトノイズのストレスは、音の大きさだけでなく音の高さも影響してくるため、ハイエンド級のゲーミングノートPCを検討しているユーザーはここもチェックすべきポイントだ。

内部はメモリスロットが2つM.2スロットが2つある。もし、増設するのであれば下記アイテムをお勧めする。

モニターについて

OMEN 16が搭載しているモニターは16.1型。ベゼルが細くなった分あまり威圧感がない。それでいて、見やすいようにした側のベゼルは少し広めに取られており、メインモニターとしても使いやすい高さだ。

OMEN 16は最大輝度が407nitほどでゲーミングノートPCとしては非常に明るいモニターだ。

また、それでいてしっかりと144Hzも体感できる。冒頭で紹介した通り、専用モニターに引けを取らない応答速度を持っているため、OMEN 16だけで十分にゲームをプレイできる。

色域について

キャリブレーションツールでプロファイルを計測したところsRGBカバー率は99.8%ほど。sRGB色域と比較してズレが少なく色の再現度は高いといっていいだろう。

OMEN 16はYouTube用のBT709と同程度の色域なので動画編集用にも使える。

キーボードについて

キーボード側は黒で統一されており、OMENの世界観を体感できる。キーストロークは1.5mmほどで薄いストロークでタイプするキーボード。

タッチパッドも浅めではあるものの操作性は高く、クリック感のあるタッチパッドだ。

インターフェース

左側

  • DCジャック
  • 有線LAN
  • USB-A
  • MiniDP
  • HDMI
  • USB-C(Thunderbolt 4)
  • オーディオジャック
  • SDカードスロット

右側

  • USB-A×2

OMEN 17はインターフェースが左側に集中しているゲーミングノートPCで、映像出力がMini DisplayPortも含め3系統あるのが特徴的。

また、SDカードスロットも備えているため写真データの管理なども行いやすい設計だ。

性能について

Cinebench R23

Cinebench R23はCPUのパフォーマンスのみでコンピューターグラフィックを生成し、CPUの性能を測定するベンチマークソフト。点数が高ければ高いほど高性能とされているが、実際のソフトウェアを動作させた際の実性能と差が開く可能性があるが結果下記の通り

 

Cinebench R23の総合スコア

Core i7 11800H
14111pts
Ryzen 9 5900HX
13894pts
Ryzen 7 5800H
12651pts
Ryzen 9 5900HS
12058pts
Ryzen 7 5800H
11670pts
Core i7 11800H
11250pts
Ryzen 7 5800H(レビュー機)
10991pts
Ryzen 7 5800U
7889pts
M1
7372pts
Core i7 11370H
7135pts 
Ryzen 5 5500U
6727pts
Core i7 1165G7
6594pts 
Core i7 1165G7
5379pts
Ryzen 5 4500U
4463pts
Core i5 1135G7
4223pts

最新のCinebench R23(Minimum Test Duration OFF)では10991pts。Ryzen 7 5800H搭載モデルとしては普通の水準だ。

シングルコア性能もCPUなりといった形でインテル第11世代CPUよりも若干低い程度。

3DMark Time Spy

FutureMarkが提供する3D Mark Time Spyは、DX12に対応したゲーム系のベンチマークソフトでCPU、GPUや総合スコアを算出し相対的な性能がわかる。

グラフィックススコアは9644点で、デスクトップ用RTX3060以上のパフォーマンスが期待できる。

SSDの読み書き

搭載されていた512GBのSSDはサムスン製のもの。PCIe Gen4のSamsung 980 Proが採用されていた、ベンチマークテストではなぜかシーケンシャルリードのみ落ち込んだものの、シーケンシャルライトやランダムアクセスライトは同じ水準だった。さすが業界最高クラスのSSDといった感じだ。

ゲームのプレイやクリエティブワークにおいても有効に働いてくれるだろう。

Cyber Punk 2077

超重量級のゲームタイトルサイバーパンク2077ではフルHDの高画質+DLSS品質をクオリティに設定してベンチマーク機能を試したところ、平均87fpsほどだった。

フルHDの解像度であれば快適にプレイ可能だ。

エルデンリング

重量級ゲームタイトルエルデンリングは最高フレームレートが60fpsのゲームタイトル。

OMEN 16でライブ配信を行いながらプレイしたところ、最低フレームレートは40fpsほどだったがプレイしている感じではカクツキは感じなかった。

Apex Legends

Apex LegendsをフルHDの解像度で最低画質に設定したところ平均フレームレートは176fpsほどだった。Apexlegendsにおいてもライブ配信中での計測なので実践値ではもう少しフレームレートは伸びるだろう。

144fpsのモニタースペックを十分に活かし切れる性能だ。

カメラのテスト

左側がOMEN 16右側がロジクールのウェブカメラ。

OMEN 16は広角カメラを搭載しているため、ウェブ会議などには利用できそうな水準だ。

なお、パフォーマンスの検証やカメラ。マイクの検証はライブ配信にて行っているため詳細を知りたい方は下記を参照してほしい。

PCの内部の温度、ファンの動作音

PCの使用率を100%にできる負荷テストOCCTを使いOMEN 16の挙動を確認。

最高温度は82°近くまで上昇、動作周波数は3.7GHzで安定しており、パフォーマンスを常時発揮できる。

この時のPCの表面温度は33.3℃以下で非常に低い温度だった。

ファンの動作音について

最適モードで41.0dbほどだった。

また、ゲームプレイ中のファンの動作音は45.2dbほど。ファンの回転音が気になる場合はヘッドセットをすれば解決できるだろう。

OMEN 16 2021の評価とまとめ

良い点

  • 天板、底面が金属素材で高級感のあるデザイン
  • 16.1型だけどスタイリッシュでコンパクト
  • 豊富なインターフェースでクリエイティブにも使える
  • 全てのゲームタイトルをフルHDの解像度で快適にプレイ可能

気になる点

  • 17.3型と比べるとパフォーマンスが制限されている

配信やフルHDでのゲームのプレイに最適

OMEN 16はOMEN 17よりもパフォーマンスが抑えられている点を除けば、性能の高いゲーミングノートPCで、YouTube等でライブ配信をしながらゲームのプレイも可能だ。

最新のゲームタイトルを快適にプレイすることができ、競技性の高いゲームタイトルにおいても144fps以上でプレイすることは可能。また、インターフェースが豊富で有線LANはもちろんUSB-Aのポートが多いため、専用のキーボードやマウスを利用したいというユーザーにもおすすめだ。

OMENシリーズはフラグシップブランドなので高価ではあるものの、たまにセールでお買い得になることがあるためその時はぜひ検討してほしい1台だ。

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