デルから発売されている、人気ノートPCXPS 13をメーカーから借りられたのでレビューします。
結論として、バッテリーの連続動作時間が13型ノートPCのなかでトップクラスなので持ち運び用のノートPCを検討されている方におすすめです。
Dell XPS 13 9340のスペック
XPS 13 9340 | |
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モニター | 13.4型(1920×1200ドット) |
CPU | Core Ultra 7 155H |
iGPU | Intel Arc Graphics |
メモリ | 16GB(DDR5) |
SSD | 512GB(NVMe) |
サイズ(幅×奥行×厚さ) | 幅約295mm×奥行き約199mm×高さ約15.30mm |
無線通信規格 | WIFI7、Bluetooth 5.4 |
バッテリー | 55Whr |
充電タイプ | 60W ACアダプター |
重量 | 約1.19kg |
保証 | 1年間のプレミアムハードウェアサポートソフトウェアサポート |
仕様詳細はXPS 13ノートパソコン(9340) 製品ページで確認できます
特徴
XPS 13シリーズはデルがその年に搭載可能な最新のテクノロジーを詰め込んだプレミアムノートPCです。
XPS 13 Plusに採用されていた、触覚タッチパッドやキーボードのキートップの境目がなくなったゼロラティスキーなどをXPS 13シリーズに搭載しました。
また2024年モデルはプロセッサがCore Ultraシリーズになり最大パフォーマンス時でも静かに利用できる点や、バッテリーの連続動作時間が13型トップクラスになった点がおすすめポイントです。
17時間の連続動作を可能にするロングランバッテリー搭載
XPS 13 9340は55wrのバッテリーを搭載しています。
2024年に搭載されるCore Ultraプロセッサと組み合わせた場合、ローカルに保存された動画データで17時間48分ほど連続再生できることがわかりました。
同じテストを相対的にグラフで見てみるとトップクラスです。
13型のノートPCでバッテリー連続動作時間が長いPCを探している方はXPSシリーズを選ぶとよいでしょう。
価格と選び方
バッテリーの連続動作時間を気にされる方はフルHD+のモデルを選びましょう。
クリエイティブで使われる方はメモリ、ストレージとともにカスタマイズして購入しましょう。
XPS 13ノートパソコン(9340) (2024年2月20日発売)
XPS 13 9340
公式サイトでみるデザイン
XPS 13 9340はプラチナシルバーとグラファイトの2色展開です。
プラチナシルバーは光沢感のある仕上がりです。側面の金属部分はアルマイト加工が施されており傷がつきづらく、円形状にカットされているためユーザーにやさしい設計です。
幅約295mm×奥行き約199mm×高さ約14mmです。一般的なビジネスリュックで持ち運び可能なサイズです。
重量は実測値で1.2kg程度。
ACアダプターは60Wタイプのものが付属します。重量は260g程度です。
USB-C充電器で65Wのものがあればそちらでも充電できます。
モニター
モニターサイズは13型で、解像度は1920×1200ドットを採用しています。
フルHDよりも縦に長くウェブブラウジングがしやすいと思います。
明るさは最大で463nitほどでした。
色域
モニターの色域はsRGBカバー率が98.6%でした。
モニターのクオリティでも動画編集等は行うことができます。RAW現像などをされる場合は有機ELを選択しましょう。
キーボード
キーボードはJIS配配列です。
キーストロークは浅めですが、しっかりとしたクリック感があり打鍵感は良好。
タッチパッドは触覚タッチパッドでセンサーが振動して動作します。
非常にすっきりとした印象です。
インターフェース
左側
- USB-C(USB-C Thunderbolt 4)
右側
- USB-C(USB-C Thunderbolt 4)
USB-C ポートはどちらもThunderbolt 4に対応しています。これ以外のポートが必要な場合はUSB HUBなどを用意する必要があります。
性能
Cinebench R23
Cinebench R23はCPUのパフォーマンスを測定するベンチマークソフトです。点数が高ければ高いほど高性能とされています。
マルチコア性能は12392ptssシングルコアは1640ptsです。
マルチコア性能、シングルコア性能ともに優秀で13型ではトップクラスです。
上記結果は、デルの超高パフォーマンスモードで計測しています。
3DMark TimSpy
重量級のゲームタイトルを想定した3DMark Time Spyの結果です。
CPUスコアはまずまずですが、Graphicsスコアが従来機と比較してもそこまで高くありません。
13型や14型のノートPCとの比較です。
XPS 13はモバイルノートPCのなかでもグラフィックス性能は高く、クリエイティブタスクにもお勧めしやすいモデルだと思います。
PCの温度とファンの動作音
Cinebench R23の10minuteテストでCPU温度と動作周波数を確認してみました。
超高パフォーマンスモードでの動作です。
CPU温度は99℃程度に保たれています。動作周波数は比較的安定しています。
また、PL1(1段目のパワーリミット)は64WでPL2と同じに数値で設定されていました。
これがパフォーマンスが伸ばせる理由だと思います。
ただ、実際に使用されている値を見ると34W~38W程度でした。PCを冷やせればまだパフォーマンスは上げられると思います。
表面の温度
PCの表面温度はベンチマークテスト中で45.9℃でした。
この温度だと低音やけどの恐れがあるため、超高パフォーマンスを使う場合は注意しましょう。
ファンの回転音の大きさ
超高パフォーマンスモード時
超高パフォーマンス時はゲーミングノートPC並みの音がします。静かな状態で動作させたい場合は「静音」モードを使いましょう。
まとめ 持ち運び用のノートPCとして最適
XPS 13 9340は従来のXPS 13 Plusの設計をそのまま採用しているため、デザインに優れ持ち運びがしやすい点が魅力です。
バッテリーの連続動作時間は13型でトップクラスなので、洗練されたデザインのノートPCを持ち運びたい人はXPSを選択することをおすすめします。
また、必要な時に高パフォーマンスを手に入れられることもできるため、持ち運んで動画編集や写真編集を行いたい人にもお勧めです。
デメリットは下記
- パフォーマンス発揮したときの熱、ファンノイズ
といった点が気になるポイントです。