DellからAlienware 15 DA15260をお借りしたのでレビューします。
Alienware 15 DA15260 のスペック
| Alienware 15 DA15260 | |
|---|---|
| モニター | 15.3型(1920×1200ドット)IPS/120Hz |
| CPU | Core 7 240H |
| iGPU | RTX5060(95W) |
| メモリ | 16GB(DDR5-5600MT/s) |
| SSD | 512GB(NVMe) |
| サイズ(幅×奥行×厚さ) | 幅約349.5mm×奥行き約250.3mm×高さ約22.95mm |
| 無線通信規格 | WIFI7、Bluetooth |
| バッテリー | 68Whr |
| 充電タイプ | 180W ACアダプター |
| 重量 | 約2.25kg(最大) |
| 保証 | Alienware Care: 翌営業日対応オンサイト保守サービス, 12 ヶ月 |
特徴 リーズナブルな価格で購入できるAlienware
Alienware 15は、従来のプレミアムモデルよりも手頃な価格で購入できるゲーミングノートPCです。
エントリークラスの外部GPUと高性能CPUを組み合わせており、これからPCゲームを始めたい方に適した構成となっています。ゲームだけでなく、動画編集や画像編集など、CPU性能を活かしたクリエイティブ用途にも対応しやすい点が特徴です。
これまで価格の高さからAlienwareを選びにくかった方でも検討しやすく、Alienwareならではのブランドロゴや独自の世界観、近未来的なデザインに魅力を感じていた方に、ぜひチェックしてほしい1台です。
デザイン


Alienware 15のシャーシには樹脂素材が採用されていますが、Alienwareらしい高級感やプレミアム感はしっかりと受け継がれています。
ブラックを基調とした落ち着いたカラーリングに、天板中央のエイリアンヘッドロゴを配置。派手な装飾を抑えながらも、一目でAlienwareと分かる独特の存在感があります。
背面まで含めた近未来的なフォルムも印象的で、ブランドロゴとカラーリングがうまく調和し、Alienwareならではの世界観を作り出しています。一般的なゲーミングノートPCとは異なる、個性的なデザインを求める方にも魅力的な仕上がりです。

本体カラーには、落ち着いた印象の「Aura Black Metallic」を採用しています。
ブラックを基調としたシンプルな仕上がりで、いかにもゲーミングPCといった派手さはありません。Alienwareらしい個性を残しつつも、クリエイティブ用途やビジネス用途でも使いやすいデザインにまとめられています。
ゲームをプレイするときだけでなく、動画編集や普段の作業にも使える、落ち着いたデザインのゲーミングノートPCを求めている方にも適しています。

背面側には、天板中央にAlienwareを象徴するエイリアンヘッドロゴが配置されています。下部には横長の排気口を備え、ゲーミングノートPCらしい力強さを感じさせるデザインです。
手頃な価格帯のモデルではありますが、上位モデルのAlienware 16と比較しても、外観の高級感やブランドらしさが大きく損なわれている印象はありません。価格を抑えながらも、Alienwareを所有する満足感をしっかりと味わえる仕上がりです。

底面には、大型の吸気口と本体後方を持ち上げるCryo-Chamber構造を採用しています。底面と机の間に空間を確保することで吸気量を増やし、CPUやGPUの冷却効率を高める設計です。
機能性を重視した構造でありながら、吸気口やスタンド部分までAlienwareらしいデザインにまとめられています。普段は目に入りにくい底面側にもブランド独自の世界観が感じられ、細部までこだわって設計されている点が印象的です。

ACアダプターの出力は180Wです。
ゲーミングノートPC用としては比較的標準的なサイズで、搭載されているCPUやGPUの構成に見合った容量となっています。本体とACアダプターを合わせると持ち運びの負担は増えるため、基本的には自宅やオフィスなど、据え置きを中心に利用するのが適しています。
モニター

ディスプレイには、15.3型・WUXGA(1920×1200ドット)の液晶パネルを採用しています。一般的なフルHDよりも縦方向の表示領域が広い16:10の画面比率で、ゲームだけでなく、Web閲覧や文書作成などの事務作業にも使いやすい構成です。
リフレッシュレートは165Hzに対応しており、一般的な60Hzディスプレイよりも映像を滑らかに表示できます。動きの速いFPSやアクションゲームをプレイするときにも適しています。
公称輝度は300nit、色域はsRGB 62.5%です。ゲームや一般的な事務作業には十分ですが、写真編集や映像制作など、正確な色表示が求められる用途では外部モニターの利用をおすすめします。

実機でディスプレイの色域を測定したところ、**sRGBカバー率は67.2%**でした。
色域は標準的なゲーミングノートPCの水準で、ゲームやWeb閲覧、文書作成といった一般用途であれば問題なく利用できます。一方で、広い色域が求められる写真編集や動画編集、イラスト制作にはやや不向きです。
色の正確性を重視したクリエイティブ作業に使用する場合は、sRGBカバー率100%程度の外部モニターと組み合わせることをおすすめします。

ディスプレイの最大輝度を測定したところ、実測値は287nitでした。公称値の300nitに近く、一般的なスタンダードノートPCと同等の明るさです。
室内でゲームやWeb閲覧、事務作業を行うには十分な水準で、通常の利用では画面が暗いと感じることは少ないでしょう。一方で、日差しの強い屋外や窓際など、周囲が明るい環境では画面が見づらくなる可能性があります。
基本的には、自宅やオフィスなどの室内で使用することを想定したディスプレイです。

ディスプレイのリフレッシュレートは165Hzに対応しています。一般的な60Hzディスプレイよりも画面の動きを滑らかに表示でき、FPSやアクションゲームなど、動きの速いタイトルを快適にプレイできます。
高フレームレートを出しやすい軽量なゲームでは、搭載ディスプレイの性能を活かしやすいでしょう。ゲームだけでなく、マウスカーソルの移動や画面スクロールも滑らかに表示されるため、普段の操作でも快適さを感じられます。
キーボード

キーボードにはテンキー付きの日本語配列を採用しています。英語配列をベースに日本語配列へ調整したようなレイアウトで、一部のキー配置には慣れが必要ですが、キーには適度なクリック感があり、打鍵感は良好です。
バックライトはホワイトに発光します。派手なRGBライティングではありませんが、本体の落ち着いたデザインとよく合っており、暗い場所でもキーを確認しやすくなっています。テンキーも搭載されているため、ゲームだけでなく数値入力を伴う事務作業にも便利です。
タッチパッドは一般的なスタンダードノートPCと同程度の品質です。クリック時にはカチカチとした音が鳴りますが、カーソル操作やジェスチャーの反応はまずまずで、日常的な操作で大きな不満を感じることはないでしょう。
インターフェース
左側:有線LAN+普段使いの端子

左側は、ネットワークと日常的に抜き差しする端子が中心です。
- 電源端子 RJ-45有線LAN HDMI 2.1 USB 3.2 Gen 1 Type-A×2 USB 3.2 Gen 2 Type-C

3.5mmヘッドセット端子 USB 3.2 Gen 1 Type-C
Alienware 15は、ゲーミングノートPCとして必要な端子を一通り備えています。
本体右側には、3.5mmヘッドセット端子とUSB 3.2 Gen 1 Type-Cを搭載。本体左側には、電源端子、RJ-45有線LAN、HDMI 2.1、USB 3.2 Gen 1 Type-A×2、USB 3.2 Gen 2 Type-Cを配置しています。
左側のUSB Type-CはDisplayPort 1.4aによる映像出力とUSB Power Deliveryに対応しており、最大100WのUSB Type-C充電も可能です。ただし、ゲームなど高負荷な用途では付属の180W ACアダプターを使用した方が、本来の性能を発揮しやすくなります。
HDMI 2.1とUSB Type-C映像出力を備えているため、外部モニターを使ったゲーム環境やマルチディスプレイ環境も構築できます。また、有線LAN端子を搭載しているため、通信の安定性を重視したオンラインゲームにも適しています。
一方で、SDカードスロットは搭載されていません。写真や動画データを頻繁に取り込む場合は、別途カードリーダーを用意する必要があります。
性能
Cinebench R23
Cinebench R23はCPUのパフォーマンスを測定するベンチマークソフトです。点数が高ければ高いほど高性能とされています。


Cinebench R23の計測結果は、マルチコア15,800pts、シングルコア1,950ptsでした。
搭載するCore 7 240Hは、特にシングルコア性能が高く、ゲーム用途に適したCPUです。ゲームではすべてのCPUコアを均等に使用するとは限らないため、シングルコア性能の高さはフレームレートの安定性や快適な操作感につながります。
マルチコア性能は最新の上位HXシリーズほど高くありませんが、ゲームプレイや一般的な事務作業、軽めの動画編集をこなすには十分な水準です。エントリークラスのGPUと組み合わせるCPUとしては、バランスの取れた構成といえます。
3D Mark TimeSpy



3DMark Time Spyの計測結果は、総合スコア11,117pts、グラフィックススコア11,278ptsでした。
搭載されているGPUはGeForce RTX 5060 Laptop GPUですが、同じRTX 5060を搭載した他モデルと比較すると、グラフィックス性能はやや控えめです。
主な理由として考えられるのが、GPUの最大消費電力です。本機の最大グラフィックスパワーは95Wに設定されており、より高いTGPで動作するRTX 5060搭載機と比べると、ベンチマークスコアが伸びにくい構成となっています。
ただし、Time Spyのグラフィックススコアは11,000ptsを超えており、フルHDからWUXGA解像度でゲームを楽しむには十分な性能です。最高性能を追求した構成というよりも、消費電力や冷却性能とのバランスを重視したRTX 5060搭載モデルといえます。
重量級ゲームタイトルの性能

「サイバーパンク2077」のベンチマークでは、解像度1920×1200ドット、テクスチャ品質「高」、レイトレーシング「低」の設定で、平均81.46fpsを記録しました。
最低フレームレートも68.46fpsを維持しており、搭載ディスプレイのネイティブ解像度でも滑らかにプレイできる水準です。DLSSは自動設定、フレーム生成は使用していないため、設定を調整すればさらに高いフレームレートも狙えます。
重量級タイトルを最高画質で遊ぶための構成ではありませんが、画質と動作のバランスを調整すれば、サイバーパンク2077のような高負荷ゲームも十分に楽しめます。
動画の書き出しテストの結果

DaVinci ResolveでYouTube向けプリセット(H.264)で書き出しテストを行ったところ、2分38秒(158秒)で完了しました。

DaVinci Resolveを使用した動画エンコードテストでは、13分13秒のプロジェクトを**143秒(2分23秒)で書き出せました。
Core 7 240HとGeForce RTX 5060 Laptop GPUの組み合わせにより、非常に高速なエンコード性能を発揮しています。比較したゲーミングPCの中でも上位に入る結果で、YouTube動画の編集や書き出しを効率よく進められる水準です。
内蔵ディスプレイの色域は広くないため、色を重視する本格的な映像制作では外部モニターの利用が推奨されますが、処理性能そのものは動画編集用途でも十分に実用的です。
ストレステストの結果

3DMark Steel Nomad Stress Testでは、**フレームレート安定性98.2%**を記録し、テストを問題なく通過しました。
20回の連続ループにおいて、ベストスコアは2,500、ワーストスコアは2,454です。長時間GPUへ負荷をかけても性能低下は小さく、安定したパフォーマンスを維持できています。
RTX 5060 Laptop GPUのTGPは95Wとやや控えめですが、冷却性能とのバランスは良好です。長時間ゲームをプレイする場合でも、急激な性能低下が起きにくい設計といえます。
SSDの読み書き


ストレージには、SK hynix製の512GB NVMe SSDを搭載しています。
CrystalDiskMarkで計測したところ、シーケンシャルリードは6,601MB/s、シーケンシャルライトは5,517MB/sを記録しました。ゲーミングノートPCとして十分に高速で、Windowsの起動やアプリの立ち上げ、ゲームデータの読み込みも快適に行えます。
計測時の温度は35℃、健康状態は100%で、動作状態も良好でした。一方、容量は512GBのため、容量の大きいゲームを複数インストールすると空き容量が不足しやすくなります。複数の大型タイトルを保存する場合は、購入時の容量選択や外部ストレージの併用を検討するとよいでしょう。
PCの温度とファンの動作音
モンスターハンターワイルズ 30分動作時のCPU温度・動作周波数

「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク」を標準品質・フルHD設定で30分間ループさせ、CPUの動作状況を確認しました。
テスト中のCPUクロックはおおむね安定しており、時間の経過とともに動作周波数が大きく低下する傾向は見られませんでした。内部温度も極端には上昇しておらず、長時間負荷をかけた状態でも安定して性能を発揮できています。
Alienware 15は、底面から効率よく吸気する冷却構造を採用しており、長時間ゲームをプレイする用途でも安心感のある冷却性能です。
表面の温度

高負荷時のキーボード表面温度を測定したところ、中央付近で約41.4℃、キーボード上部の排気口付近では**約49.6℃**まで上昇しました。
キーボード中央はやや熱さを感じる温度ですが、ゲームの操作に支障が出るほどではありません。手のひらが触れるパームレスト部分は比較的低温に保たれており、長時間のゲームプレイでも大きな不快感は感じにくいでしょう。
上部の排気口付近は高温になるため、高負荷時には直接触れないよう注意が必要です。
ファンの回転音の大きさ

高負荷時のファンノイズを測定したところ、約50.8dBでした。
ゲーミングノートPCとしては一般的な範囲ですが、ファンが高速回転すると風切り音が大きくなり、やや耳障りに感じます。静かな部屋では動作音がはっきりと聞こえるため、ゲームをプレイする際はヘッドセットやイヤホンを使用した方が快適です。
一方で、冷却性能と動作の安定性は良好なため、静音性よりも長時間の安定動作を優先した設定といえます。
まとめ:デザインが秀逸なゲーミングノートPC
Alienware 15は、これまでプレミアム価格のAlienwareに手を出しにくかった方でも、比較的手頃な価格で購入できるゲーミングノートPCです。
Alienwareらしい近未来的なデザインやブランドロゴ、独自の世界観はしっかりと受け継がれており、エントリークラスのモデルでありながら、所有欲を満たしてくれる仕上がりです。ゲーム性能だけでなく、PC本体のデザインやブランド性も重視したい方に向いています。
搭載するCore 7 240Hはシングルコア性能が高く、GeForce RTX 5060 Laptop GPUとの組み合わせにより、WUXGA解像度で多くのゲームを快適にプレイできます。動画エンコードも高速で、ゲームだけでなく動画編集などにも対応できる性能です。
一方で、RTX 5060 Laptop GPUの最大グラフィックスパワーは95Wに設定されているため、同じRTX 5060を搭載した高出力モデルと比較すると、GPU性能はやや控えめです。純粋な性能やコストパフォーマンスを最優先する場合は、他社のRTX 5060搭載モデルとも比較した方がよいでしょう。
最高性能を追求するモデルというより、Alienwareらしいデザインと十分なゲーム性能を、手の届きやすい価格で楽しむための1台です。これまでAlienwareが気になっていた方や、性能だけでなくデザインや所有感も重視してゲーミングノートPCを選びたい方におすすめです。
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