HP OmniBook 3 14 hzをレンタルしたのでレビューします。
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HP OmniBook 3 14-hzのスペック
| HP OmniBook 3 14-hzのスペック | |
|---|---|
| モニター | 16型(1920×1200ドット)16:10非光沢 |
| CPU | Snapdragon® X X1-26-100(8コア、最大2.97GHz) |
| GPU | Adreno |
| メモリ | 16GB オンボード (LPDDR5x-8448MT/s) |
| SSD | 512GB(NVMe) |
| サイズ(幅×奥行×厚さ) | 幅約315mm×奥行き約226mm×高さ約14.8mm |
| 無線通信規格 | WIFI 6E、Bluetooth 5.3 |
| バッテリー | 60Whr |
| 充電タイプ | 65W ACアダプター |
| 重量 | 約1.42kg |
| 保証 | 1 年間のハードウェア保証 |
特徴 10万円台前半でCopilot+ PCに対応する高コスパビジネスノートPC
HP OmniBook 3 14-hzは、Snapdragon Xを搭載した14型ノートPCです。メモリ16GBモデルはCopilot+ PCに対応しており、WindowsのAI機能を利用できる点が特徴です。
Copilot+ PC対応モデルはIntel Core UltraやAMD Ryzen AIシリーズを搭載した製品もありますが、本機はSnapdragon Xを採用することで、比較的低価格で購入できる点が魅力です。10万円台前半から購入できるため、AI機能に対応したビジネスノートPCをできるだけ低予算で導入したい人にも選びやすいモデルです。
また、Armアーキテクチャを採用したWindows PCで、省電力性能に優れていることから、長時間のバッテリー駆動も期待できます。
一方で、IntelやAMD搭載PCとはアーキテクチャが異なるため、使用するソフトウェアや周辺機器によっては互換性を確認する必要があります。
普段利用しているアプリや周辺機器がArm版Windowsに対応しているのであれば、長時間駆動と価格の安さを両立したビジネスノートPCとして、コストパフォーマンスの高い選択肢です。
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デザイン

HP OmniBook 3 14-hzは、落ち着いた印象のグレイシャーシルバーを採用しています。
オフィスでの利用も想定しやすいシンプルなデザインで、清潔感がありつつ、主張しすぎない外観に仕上がっています。ビジネス用途はもちろん、自宅や学校など場所を選ばず使いやすいデザインです。
本体の素材には樹脂が使われていますが、シルバーのカラーリングとシンプルな造形も相まって、見た目に安っぽさはあまり感じません。
天板にはHPのロゴのみを配置したすっきりとしたデザインで、10万円台前半のスタンダードノートPCとしては十分に質感の高い仕上がりです。

天板中央には、シンプルなHPロゴが配置されています。
OmniBookシリーズでは、OmniBook 7以上の上位モデルになるとプレミアムロゴが採用されますが、OmniBook 3では一般的なHPロゴを採用しています。エントリー〜スタンダードクラスらしいシンプルなデザインです。
天板表面はマット仕上げで、光沢を抑えたさらっとした質感になっています。指紋や汚れも目立ちにくく、日常的に扱いやすい仕上がりです。

キーボード面も天板と同系統のグレイシャーシルバーで統一されています。明るく清潔感のあるカラーリングで、オフィスや学校、自宅など場所を選ばず使いやすい印象です。
14型モデルということもあり、キーボードとパームレストのバランスも良好です。テンキーを搭載しない分、左右に余裕があり、キー配置にも窮屈さを感じにくい設計になっています。
全体的に装飾は控えめで、スタンダードノートPCらしい実用性重視のデザインです。

底面も天板やキーボード面と同系統のカラーでまとめられており、本体全体に統一感があります。
外周部分はエッジを落としたような形状になっており、スタンダードノートPCながらすっきりとした印象です。底面には広い吸気口が設けられているほか、左右にはスピーカー用の開口部も確認できます。
装飾を抑えたシンプルな作りで、見た目と実用性のバランスが取れたデザインです。


本体重量を実測したところ、約1,499gでした。
14型ノートPCとしては特別軽量なモデルではなく、1kg前後のモバイルノートPCと比較するとやや重さがあります。一方で、15〜16型のスタンダードノートPCよりは持ち運びやすく、オフィス内の移動や、自宅と職場を行き来する程度であれば十分扱いやすい重量です。
ACアダプターと電源ケーブルの重量は実測で約334.5g。本体と合わせると約1.83kgになります。
毎日長時間持ち歩くモバイル用途を最優先する製品というよりは、普段はデスクで使いつつ、必要に応じて持ち運べる14型スタンダードノートPCという位置付けです。
モニター

HP OmniBook 3 14-hzは、**14型・WUXGA(1920×1200ドット)**のディスプレイを採用しています。
アスペクト比は16:10で、一般的な16:9のフルHDディスプレイよりも縦方向の表示領域が広く、WebブラウザやExcel、Wordなどを使ったビジネス作業との相性が良好です。
色域はメーカー公称値で**sRGB 62.5%**となっており、写真編集や動画編集など色再現性を重視する用途には向いていません。一方で、資料作成やWeb閲覧、メール、オンライン会議といった一般的なビジネス用途であれば十分実用的です。
高画質を重視したプレミアムディスプレイというより、事務作業を中心に使うための標準的な液晶と考えるとわかりやすいです。
キーボード・タッチパッド

HP OmniBook 3 14-hzは、14型モデルということもありテンキー非搭載のコンパクトなキーボードを採用しています。
キー全体が中央にバランスよく配置されており、窮屈さを感じにくいレイアウトです。実際の打鍵感も良好で、キーを押した際のクリック感がわかりやすく、WordやExcel、メール作成などの事務作業は快適にこなせます。
テンキーを使わない人であれば、ホームポジションが本体中央寄りになるため、長時間の文字入力でも扱いやすいキーボードだと思います。
タッチパッドも十分な広さが確保されており、クリック時には「カチッ」とした明確なフィードバックがあります。カーソル操作やクリック操作もしやすく、ビジネス用途で使ううえで操作性に大きな不満はありません。
インターフェース

左側
- HDMI出力端子
- USB Type-A 5Gbps
- USB Type-C 10Gbps
- USB Type-C 10Gbps

右側
- ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート
- USB Type-A 5Gbps
HP OmniBook 3 14-hzは、14型スタンダードノートPCとして必要十分なインターフェースを搭載しています。
USB Type-C端子を2基搭載しているため、充電しながら外付けSSDやUSBハブなどの周辺機器を接続しやすい点が便利です。さらにUSB Type-A端子も2基用意されているため、従来のUSBメモリやマウスなども変換アダプターなしで利用できます。
また、HDMI端子も搭載しているため、外部モニターやテレビへの映像出力も可能です。デスクでは外部ディスプレイにつないで作業領域を広げるといった使い方もしやすい構成です。
一方で、SDカードスロットや有線LAN端子は搭載していません。写真データの取り込みや有線ネットワークを利用したい場合は、別途USBハブや変換アダプターが必要です。
家庭用や事務作業用としては十分な構成で、マウス、外部モニター、USBメモリなどを使う一般的なビジネス用途で困る場面は少ないと思います。
性能
Cinebench R23
Cinebench R23はCPUのパフォーマンスを測定するベンチマークソフトです。点数が高ければ高いほど高性能とされています。


HP OmniBook 3 14-hzは、Snapdragon X X1-26-100を搭載しています。
Cinebench R23で計測した結果は、マルチコア7,437pts、シングルコア927ptsでした。
Cinebench R23はArmネイティブ対応のベンチマークではないため、本機ではWindows on Armのエミュレーションを介して動作します。そのため、IntelやAMD搭載PCのスコアと単純に比較すると、特にシングルコア性能が低く出やすい点には注意が必要です。
実際、今回の比較ではマルチコア性能は一般的なスタンダードノートPCに近い水準ですが、シングルコアスコアは低めです。ただし、これはSnapdragon Xそのものの実用性能をそのまま示した数値ではなく、エミュレーションによる影響を含んだ結果です。
Webブラウザ、Microsoft Office、メール、オンライン会議など、一般的なビジネス用途で使う分には十分な性能があります。高負荷な動画編集や3DCGなどを目的としたPCではありませんが、資料作成や表計算、Webベースの業務を中心に使うスタンダードPCとしては問題なく利用できます。
このモデルでは純粋なCPU性能の高さよりも、実用十分な性能を確保しながら、価格の安さと長時間のバッテリー駆動を両立していることが大きなメリットです。
Cinebench 2024


Arm64版が用意されているCinebench 2024でもCPU性能を計測しました。Cinebench 2024はWindows on Armに対応しているため、Snapdragon Xの性能を見るうえでは、エミュレーション動作となるCinebench R23より参考にしやすいテストです。
HP OmniBook 3 14-hzの結果は、マルチコア681pts、シングルコア96ptsでした。
比較すると、Snapdragon X EliteやRyzen AI 9などの上位プロセッサには及びませんが、14型のスタンダードノートPCとしてはまずまずの性能です。特に本機は高性能処理を目的としたモデルではなく、価格と省電力性能を重視した位置付けなので、性能面は必要十分と評価できます。
Webブラウザ、Officeソフト、メール、オンライン会議などの一般的なビジネス用途であれば十分対応可能です。一方で、動画編集や3DCGなど継続的に高いCPU性能を必要とする用途では、より上位のプロセッサを搭載したモデルを選んだほうが適しています。
Cinebench R23ではエミュレーションの影響で低めのスコアでしたが、Armネイティブ環境では実用的な性能を持っていることが確認できます。
バッテリー持続時間
HD画質の動画をループさせるテストの結果です。


HP OmniBook 3 14-hzは、60Whのバッテリーを搭載しています。
UL ProcyonのVideo Playback Battery Lifeで計測したところ、**17時間29分(1,049分)**の連続動画再生が可能でした。テスト開始時のバッテリー残量は100%、終了時は3%です。
今回比較したノートPCの中でも駆動時間は比較的長く、14型のスタンダードノートPCとしては優秀な結果です。Snapdragon Xの省電力性能を活かし、バッテリー容量を極端に大きくすることなく長時間駆動を実現しています。
実際の利用時間は画面輝度や通信状況、使用するアプリによって変わりますが、Web閲覧やOffice、メールなどを中心としたビジネス用途であれば、ACアダプターを持ち歩かずに長時間使いたい人とも相性の良いモデルです。
性能よりもバッテリー駆動時間を重視して14型ビジネスノートPCを選びたい人にとって、本機の大きな強みのひとつです。
SSDの読み書き


HP OmniBook 3 14-hzには、512GBのPCIe 4.0 NVMe SSDが搭載されています。
CrystalDiskMarkで計測したところ、シーケンシャル性能は読み込み約6,151MB/s、書き込み約1,773MB/sでした。
読み込み性能はかなり高速で、Windowsの起動やアプリの立ち上げ、ファイルの読み込みなどは快適です。一方で、書き込み性能はPCIe 4.0 SSDとしては控えめで、大容量データを連続して書き込むような用途では上位SSDとの差が出ます。
ただし、WordやExcel、Webブラウザ、オンライン会議、一般的なファイル操作といったビジネス用途では十分な性能です。日常利用でストレージ速度がボトルネックになる場面はほとんどないでしょう。
容量も512GBあるため、Officeファイルや写真、一般的な業務データを保存する用途には扱いやすい構成です。高速な読み込み性能を備えた、スタンダードノートPCとして十分実用的なSSDといえます。
PCの温度とファンの動作音
Cinebench R23の10minuteテストでCPU使用率を100%にし、PCの温度を確認します。

Cinebench 2024を10分間連続で実行し、長時間負荷をかけた際のクロックと温度推移も確認しました。
テスト中のCPUクロックは、おおむね2.6GHz~3.0GHz付近で推移しています。途中でクロックが下がるポイントはあるものの、短時間で再び上昇しており、テスト全体を通して大きく性能が落ち込む挙動は見られませんでした。
温度は負荷開始後に上昇し、おおむね80℃前後を中心に推移しています。ピークではやや高めになる場面もありますが、その際にはクロックを調整しながら温度をコントロールしていることが確認できます。
そのため、Snapdragon X搭載のHP OmniBook 3 14-hzは、瞬間的に性能を抑える場面はあるものの、10分程度の連続負荷であればほぼ同じ水準の性能を維持できます。
動画編集など長時間にわたって高負荷をかけ続ける用途向けのPCではありませんが、一般的なビジネス作業で性能低下を気にする必要はほとんどないでしょう。
表面の温度

Cinebench 2024を連続実行した状態で、本体表面の温度も確認しました。
キーボード中央付近は約41℃まで上昇しており、負荷が高い状態ではやや熱を感じる温度になります。ヒンジ付近では最大53.3℃まで上昇していました。
ただし、これはCPUに継続的な高負荷をかけた状態での測定結果です。Web閲覧やOffice、メールなど通常のビジネス用途ではここまで温度が上昇する場面は少ないと考えられます。
高負荷時にはキーボード面まで熱が伝わりますが、一般的な事務作業を中心に使うのであれば、過度に気にする必要はないでしょう。
ファンの回転音の大きさ

高負荷時のファン駆動音を計測したところ、約41.2dBでした。
Cinebench 2024のようにCPUへ継続的な負荷をかけるとファンの駆動音は聞こえますが、ゲーミングノートPCのような大きな騒音ではありません。
Web閲覧やOffice、メールなどの軽作業では高負荷時ほどファンが回る場面は少なく、一般的なビジネス用途で使う分には比較的扱いやすい静音性です。
高負荷時にはファン音がはっきり聞こえるものの、約41dBという結果であれば、14型スタンダードノートPCとしてはまずまずの静音性だと思います。
まとめ|動画視聴やビジネス用途でバッテリー駆動時間を重視したい人におすすめの14型ノートPC
HP OmniBook 3 14-hzは、長時間のバッテリー駆動を重視する人におすすめの14型スタンダードノートPCです。
本体重量は実測約1.5kgで、超軽量モバイルPCほどではありませんが、自宅と職場の移動やオフィス内での持ち運びであれば十分現実的なサイズ感です。
最大の魅力はSnapdragon Xによる省電力性能で、UL ProcyonのVideo Playback Battery Lifeでは17時間29分の連続動画再生を記録しました。動画視聴はもちろん、Web閲覧やOffice、メールなどを中心としたビジネス用途でも、バッテリー駆動時間を重視する人と相性の良いモデルです。
また、メモリ16GBモデルはCopilot+ PCに対応しています。IntelやAMDの最新プロセッサを搭載したCopilot+ PCと比較して低価格で販売されることが多く、AI機能に対応したビジネスPCを予算を抑えて導入したい人にも魅力があります。
CPU性能についても、Armネイティブ動作では一般的なビジネス作業に十分な性能を確認できました。ディスプレイの色域や本体重量など、上位モバイルPCに及ばない部分はありますが、その分価格を抑えながら必要な性能と長時間駆動を確保しています。
注意点は、Arm版Windowsを採用していることです。利用したいソフトウェアや周辺機器によっては互換性を確認する必要があります。
これらに問題がなければ、動画視聴、Office、Web会議などを長時間バッテリーで使いたい人や、10万円台前半でCopilot+ PC対応のビジネスノートPCを探している人におすすめできる1台です。
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