HP OmniBook 3 14-hwをレンタルしたのでレビューします。
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HP OmniBook 3 14-hwのスペック
| HP OmniBook 3 14-hwのスペック | |
|---|---|
| モニター | 14型(1920×1200ドット)16:10非光沢 |
| CPU | Ryzen 5 230 |
| GPU | Radeon 760M |
| メモリ | 16GB (DDR5-5600MT/s) |
| SSD | 512GB(NVMe) |
| サイズ(幅×奥行×厚さ) | 幅約315mm×奥行き約226mm×高さ約14.8mm |
| 無線通信規格 | WIFI 6、Bluetooth 5.4 |
| バッテリー | 60Whr |
| 充電タイプ | 65W ACアダプター |
| 重量 | 約1.42kg |
| 保証 | 1 年間のハードウェア保証 |
特徴|拡張性に優れた高コスパな14型ビジネスノートPC
HP OmniBook 3シリーズは、価格を抑えながらも、事務作業やビジネス用途に必要な性能を備えたエントリークラスのノートPCです。
今回レビューするモデルは、CPUにAMD Ryzen 5 230を搭載しています。WebブラウジングやOfficeソフトを使った資料作成、オンライン会議など、一般的なビジネスワークを快適にこなせる性能です。
メモリやストレージの拡張性にも優れているため、購入後に用途に合わせて容量を増やしやすい点も魅力です。また、バッテリー容量は比較的大きな60Whで、外出先へ持ち運んで使用するモバイルノートPCとしても扱いやすくなっています。
筐体に高級感を求める製品ではありませんが、基本的な仕事をこなせる性能と実用性を重視する人におすすめの、高コストパフォーマンスな14型ノートPCです。
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価格や仕様は変更となる恐れがありますので、必ず公式ページでご確認ください。
デザイン

本体カラーは、メーカー表記で「マイカシルバー」です。名称にはシルバーとありますが、実際にはブラックやダークグレーに近い落ち着いた色合いに見えます。

筐体には樹脂素材が使われており、金属筐体のような高級感はありません。ただし、表面は光沢を抑えた仕上がりで、一般的なビジネスノートPCらしい実用的な質感です。
天板は中央にHPのロゴを配置したシンプルなデザインです。装飾を抑えた外観のため、オフィスや学校、自宅など、使用する場所を選びにくいと思います。
デザイン性を重視するモデルではありませんが、低価格帯のノートPCとしては無難にまとめられており、仕事用として使いやすい外観です。

ディスプレイ周囲には比較的細いベゼルを採用しており、14型モデルとしてすっきりとした印象です。画面上部にはWebカメラを搭載していますが、ベゼルの幅は抑えられています。
キーボード面も装飾の少ないシンプルなデザインです。本体全体が落ち着いたカラーで統一されているため、オフィスや自宅で使いやすい外観だと思います。
高級感を前面に出した設計ではありませんが、画面への集中を妨げにくく、実用性を重視したビジネスノートPCらしいデザインです。

底面は外周部分を削り取ったような立体的な形状で、エントリーモデルながら安っぽさを感じさせにくいデザインです。シンプルな平面構造ではなく、輪郭に変化をつけることで、上位モデルに近いまとまりのある外観に仕上げられています。
中央上部には広い吸気口が設けられており、内部の冷却に配慮された設計です。底面の前方左右にはスピーカー用の開口部も配置されています。
普段は目に入りにくい部分ですが、底面まで丁寧にデザインされており、低価格帯のビジネスノートPCとしては質感のよい仕上がりだと思います。


本体重量は実測で1,487gでした。14型ノートPCとしては超軽量ではありませんが、通勤や通学、外出先への持ち運びにも対応できる重量です。
ただし、毎日バッグに入れて長時間持ち歩く場合は、1kg前後のモバイルノートPCと比べると重さを感じやすいと思います。自宅やオフィスを中心に使い、必要に応じて持ち運ぶ用途に適しています。
付属するACアダプターと電源ケーブルの重量は実測336gでした。本体と一緒に持ち運ぶ場合は荷物がやや重くなるため、外出先で頻繁に充電する人は携帯性も考慮して選びましょう。
モニター

ディスプレイは14型で、解像度は1920×1200ドットです。一般的なフルHDより縦方向の表示領域が広い、アスペクト比16:10のWUXGA液晶を採用しています。
縦方向に多くの情報を表示できるため、Webサイトの閲覧や文書作成、表計算ソフトなどのビジネスワークを進めやすいです。14型のため、作業領域と持ち運びやすさのバランスも取れています。
パネルにはIPS方式を採用しており、斜めから見ても色や明るさの変化が比較的少ないです。高解像度や高リフレッシュレートを重視したディスプレイではありませんが、事務作業や普段使いには扱いやすい仕様です。

ディスプレイの色域を測定したところ、sRGBカバー率は64.1%でした。色域は一般的な低価格帯ノートPCと同程度で、表示できる色の範囲は広くありません。
文書作成やWebサイトの閲覧、表計算、オンライン会議などのビジネスワークであれば大きな問題はありません。一方で、写真編集やイラスト制作、動画編集など、色の正確さを求める用途には不向きです。
クリエイティブ用途で使用する場合は、sRGBをほぼ100%カバーする外部モニターを接続したほうがよいでしょう。

ディスプレイの最大輝度は実測265nitでした。一般的な室内で文書作成やWeb閲覧を行う用途であれば問題ありませんが、明るいオフィスや窓際では、やや暗く感じる可能性があります。
屋外や強い照明の下で使用するには輝度が不足しやすいため、基本的には室内での使用に向いたディスプレイです。
色域も広くないことから、画質を重視したパネルではありません。事務作業を中心としたビジネス用途には十分ですが、写真編集や映像制作には外部モニターの使用をおすすめします。
キーボード・タッチパッド

キーボードは日本語JIS配列を採用しています。キーストロークはやや浅めで、軽い力で入力できるタイプです。
しっかりとした深い打鍵感を好む人には物足りなく感じる可能性がありますが、文書作成やメール、表計算などの一般的なビジネスワークには問題なく使えます。
タッチパッドは下部を押し込むと「カチカチ」と音が鳴るクリック式です。静音性はそれほど高くありませんが、カーソルの追従性や操作性は良好でした。タッチパッドの面積も十分に確保されているため、マウスを使えない外出先でも扱いやすいです。
インターフェース

左側
- HDMI出力端子
- USB Type-A 5Gbps
- USB Type-C 10Gbps
- USB Type-C 10Gbps

右側
- ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート
- USB Type-A 5Gbps
インターフェースは、本体左側にHDMI、USB Type-A、USB Type-Cを2基搭載しています。右側には電源コネクターとUSB Type-Aが配置されています。
USB Type-AとUSB Type-Cをそれぞれ2基備えているため、マウスや外付けSSD、USBメモリなど、複数の周辺機器を接続しやすい構成です。HDMIも搭載しており、外部モニターやプロジェクターへ映像を出力できます。
一方で、有線LAN端子やSDカードスロットは搭載されていません。必要な場合は、USB接続の変換アダプターやカードリーダーを用意する必要があります。
低価格帯の14型ノートPCとしては端子数が充実しており、デスクワークから外出先での使用まで対応しやすい拡張性です。
性能
Cinebench R23
Cinebench R23はCPUのパフォーマンスを測定するベンチマークソフトです。点数が高ければ高いほど高性能とされています。


Cinebench R23のスコアは、マルチコアが10,913pts、シングルコアが1,570ptsでした。
Ryzen 5 230は6コア12スレッドのCPUで、低価格帯のノートPC向けとしては高いマルチコア性能を発揮しています。複数のブラウザタブを開きながら、Officeソフトやオンライン会議ツールを併用するような使い方にも対応しやすい性能です。
シングルコア性能は最新の上位CPUほど高くありませんが、Webブラウジングや文書作成、表計算、動画視聴などの一般的なビジネスワークで不足を感じることは少ないと思います。
動画編集や3DCGなどの高負荷な作業を主目的とするモデルではありませんが、事務作業や仕事用のノートPCとしては十分な処理性能を備えています。
バッテリー持続時間
HD画質の動画をループさせるテストの結果です。


UL ProcyonのVideo Playback Battery Lifeで測定したバッテリー駆動時間は、8時間54分でした。
60Whの比較的大容量なバッテリーを搭載していますが、実測結果は一般的なスタンダードノートPCと同程度です。動画再生や軽めの事務作業であれば半日程度は使いやすいものの、朝から夕方まで充電せずに使い続けるには、やや心もとない駆動時間です。
外出先で長時間使用する場合は、ACアダプターを持ち運んだほうが安心です。一方、自宅やオフィスを中心に使い、必要に応じて会議室や外出先へ持ち運ぶ用途であれば、実用上は十分な水準だと思います。
SSDの読み書き


ストレージには、容量512GBのPCIe 4.0対応NVMe SSDを搭載しています。
CrystalDiskMarkで計測したシーケンシャル性能は、読み込みが約6,139MB/s、書き込みが約1,859MB/sでした。読み込み速度は非常に高速で、Windowsの起動やアプリの立ち上げ、ファイルの読み出しを快適に行えます。
書き込み速度は最新の高速SSDと比べると控えめですが、文書作成や表計算、画像の保存といった一般的なビジネスワークには十分な性能です。大容量データを頻繁に書き込む用途でなければ、速度面で不満を感じることは少ないと思います。
容量も512GBあるため、Officeファイルや写真、一般的なアプリを保存する仕事用ノートPCとして扱いやすい構成です。
PCの温度とファンの動作音
Cinebench R23の10minuteテストでCPU使用率を100%にし、PCの温度を確認します。

Cinebench R23を10分間実行し、CPUの動作周波数と温度を確認しました。
テスト中の平均動作周波数は、おおむね3.1~3.3GHz前後で推移しています。一時的な上下は見られるものの、大きく性能が低下することはなく、高負荷が続く状態でも安定して動作していました。
CPU温度は開始直後に上昇したあと、約72~75℃前後で推移しています。薄型の14型ノートPCとしては十分に抑えられており、冷却性能も良好です。
長時間負荷をかけても極端な温度上昇や継続的なクロック低下は確認できませんでした。文書作成やオンライン会議といった一般的なビジネスワークはもちろん、CPU負荷の高い処理にも比較的安定して対応できると思います。
表面の温度

Cinebench R23実行中の表面温度をサーモグラフィーで確認したところ、キーボード中央付近は約37.2℃でした。
排気口に近いヒンジ周辺は最大45.3℃まで上昇していますが、実際に手が触れやすいキーボード中央やパームレスト部分の温度は比較的低く抑えられています。
高負荷時にはキーボード上部から中央にかけて温かさを感じるものの、タイピングが難しくなるほどの熱さではありません。一般的なビジネスワークではCPU負荷がここまで高くなる場面は少ないため、通常使用時の発熱はさらに穏やかだと思います。
ファンの回転音の大きさ

Cinebench R23実行中のファン動作音は、実測40.7dBAでした。
高負荷時にはファンの回転音が聞こえるものの、耳障りな高音や大きな騒音ではなく、不快感はありませんでした。静かな室内では動作音を認識できますが、一般的なオフィスや自宅で使う分には気になりにくい水準です。
CPU温度を抑えながらファンの動作音も比較的静かに保たれており、冷却性能と静音性のバランスは良好だと思います。
まとめ 低予算で買える14型ノートPCの本命
HP OmniBook 3 14-hwの強みは、14型ビジネスノートPCとして必要な性能やインターフェースを備えながら、コストを抑える部分を明確にすることで、購入しやすい価格を実現している点です。
Ryzen 5 230のCPU性能は高く、Web閲覧や文書作成、表計算、オンライン会議といった一般的なビジネスワークには十分対応できます。USB Type-AとUSB Type-Cをそれぞれ2基搭載するなど、周辺機器を接続しやすい点も魅力です。
一方、ディスプレイの色域や輝度は控えめで、グラフィックス性能もクリエイティブ用途に特化したものではありません。写真・動画編集や3DCGなどの高負荷な作業を主目的とする場合は、上位モデルや専用GPU搭載PCを選んだほうがよいでしょう。
筐体の高級感や画質よりも、事務作業に必要な性能と使いやすさ、価格のバランスを重視する人におすすめしたい、高コスパな14型ノートPCです。
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