マウスコンピュータ―は安いイメージが先行して、「本当に安いの?」って考える方が多いと思うんですけど、結論から書くと「そこそこ安いけど最安値ではない」が正しいです。
まあ、モノの値段には理由がありますからその辺も吟味するのがパソコンを購入するときに失敗しないコツです。
じゃあマウスコンピュータ―のメリットってなに?って話なんですが、これは簡単。
品質管理や設計、サポートを日本人がやっていることです。
- 誤 マウスコンピュータ―のパソコンは品質が低いから安くできる
- 正 独自の生産方式でコストカットして、日本人が組立してるからアフターサポートもよい。
マウスコンピュータ―の品質管理については下記記事に記載していますので、品質が気になる方は参考にしてください。
とはいえ、『そこそこ安い』の”そこそこ”がどの程度安いのかって気になりますよね。
市場の売れ筋モデルで比較
大手価格比較サイト、価格.comの2019年3月現在の”ノートPC”の売れ筋ランキングは、
- デル Inspiron 14 5000プレミアム
- マイクロソフト Surface Pro 6
- HP Pavilion cu0000
となっています。
この時期購入する人は、一般利用用途で使われる学生の人が多いですから、みんなが”利用しているパソコン”ととらえても良いでしょう。
公式通販で購入できるモデルで比較してみます。
マウスコンピュータ―とデルを比較
機種 | ||
---|---|---|
型番 | m-Book B401H | Inspiron 14 5000プレミアム |
液晶 | 14インチFHD | 14インチFHD |
CPU | Core i5-8265U | Core i5 8265U |
メモリ | 8GB | 8GB |
SSD | 256GB | 256GB |
価格(税込み) | 111,024円 | 75,624円 |
単純に価格差を比較すると上記のように、業界最安値のデルに勝てません。
市場で売れ筋モデルとされているノートPCは中国の工場で、生産を拡大しやすいデルのパソコンが安くなるのは当たり前です。
じゃあマウスコンピュータ―っで買うと損なのか?と思う方もいると思うのですが、そうでもない。
デルの安いモデルはカスタマイズできない
例えば、最近のパソコンは8GBじゃなくて16GBのメモリに増設して購入したい人は多いのですが、デルの最安値モデル=即納モデルは購入時にカスタマイズできないんですよ。
これはなぜかというと、いわばデルが他社よりも安く販売する戦略の一つで、売れ筋モデルを決め打ちして大量に生産して価格を下げているからですね。
一方マウスコンピュータ―の場合
最新のインテルCPUは性能が高いので、動画編集や写真編集まで簡単にこなせますから、メモリを増設するだけで快適性が異なります。
ところがデルでは価格の安いモデルはカスタマイズができません。するとグレードが高いモデルをスタマイズして購入するしかないので、結果的に価格が高くなります。
デルでメモリ16GB搭載のノートPCを買おうすると途端に価格が高くなります。
つまり、
- マウスコンピュータ―→カスタムしても安い
- デル→カスタマイズ幅がない、即納モデルなら安い
ということになります。
ただ、最近ではデルに関しても女性ユーザーからの信頼を獲得してきている側面もあり、安かろう悪かろうともいえません。
紹介した特性を理解して購入メーカーの選定をした方がいいと思います。
また、「いや別にそんなにパソコン使わないしOfficeくらい使えればいいよ」という方は価格の安いモデルをまとめた記事を参考にすると賢くパソコンを買えるかもしれません。
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Microsoft Office搭載モデルで比較
マウスコンピュータ―と富士通を比較
富士通PCの売れ筋モデルをMicrosoftOffice付きで購入した場合をシミュレートしました。マウスコンピュータ―は普通に販売しているm-Book Fシリーズです。
機種 | ||
---|---|---|
型番 | m-Book F576SD-M2SH5C | LIFEBOOK WA3/C2 |
液晶 | 15.6インチFHD | 15.6インチFHD |
CPU | Core i7-8550U | Core i7 8550U |
メモリ | 16GB | 16GB |
SSD | 512GB | 512GB |
HDD | 1TB | 1TB |
ODD(光学ドライブ) | DVDドライブ | DVDドライブ |
Office | Microsoft Office Home&Business2019 | Microsoft Office Home&Business2016 |
保証 | 1年 | 3年 |
価格(税込み) | 159,408円 | 247,424円 |
標準で3年保証がついてるのが富士通の強みですね。ただ同じ性能にすると10万円くらい高くなってしまうので、「品質がー」という前にもう一台パソコンを購入できちゃいそうです。(※Officeはどちらも別売り)
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ゲーミングPCで比較
今売れ筋のゲーミングPCでその代表ともいえるマウスコンピュータ―のG-Tuneブランドとドスパラのガレリアブランド。両社の人気シリーズを比較してみました。
マウスコンピュータ―とドスパラを比較
機種 | ||
---|---|---|
型番 | NEXTGEAR-MICRO im610SA3-SMM | GALLERIA XV ガレリア XV 基本モデル※ |
マザーボード | B360 | H370 |
CPU | Core i7-8700 | Core i7 8700 |
メモリ | 16GB | 16GB |
SSD | 512GB | 512GB |
HDD | 2TB | 2TB |
価格(税込み) | 181,124円 | 182,822円 |
※ドスパラのガレリアXVは基本モデルから同じ品質の製品スペックとなるようカスタマイズしています。
細かい点ではありますが、マウスコンピュータ―で採用されるSSDやHDDなどのPCパーツは比較的市場評価の高い製品をベースモデルに搭載していることを実機検証で確認しています。
ゆえに、ドスパラでゲーミングPCの購入を検討しているという方は、パーツの”レベル”に注意すべきです。
ドスパラを検討する場合ベースモデルのパーツに注意
ドスパラのガレリアシリーズは基本グレード(性能を落としているから)は確かに安いのですが、あれこれ調べてカスタマイズしていくうちに、「マウスコンピュータ―の方が安くなった」なんてことは普通にありえます。
もう少し、細かい点でいえば、マザーボードの品質がー」とパソコンに詳しい人は思うかもしれませんが、出せるパフォーマンスは同じなので、もし第一に拡張性を気にするのであれば、フルタワー型の自作代行メーカーを選んだ方が良いです。
まとめ初心者に優しいメーカー
- カスタマイズ購入した場合、デル製品よりも安くなる可能性がある。
- 富士通と比較すると最大で10万円くらい安い
- ゲーミングPCの必要性能がわからなくても安心
パソコンのスペックを一目見て「あーこれはこんな作業ならいけそうだな」と、わかる人ならいいのですが、売れ筋モデルだから!という理由で購入すると思わぬ失敗が待ち受けていますので、注意しましょう。
マウスコンピュータ―の人気のモデルは、玄人からみても許容できるレベルのコストカットで価格を抑えているので安心です。
ですのでパソコンの性能にあまり詳しくない人でも、買って失敗の少ないメーカーだと思います。
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