2026年のAMDのプロセッサについての注意点、変更点と、Yogaシリーズがどう変わっていったのかを記載します。
個人的には、2026年のAMD製プロセッサはハズレだと思っているので、買う必要はないかなと思っています。
2026年のAMD プロセッサはCPUとGPU性能を低下させインテルと対抗という図式

Ryzen AI 7 350からRyzen AI 7 445になって何が変わったのかというと、CPUコアが8コアから6コアになり、GPUに搭載されているコアも8コアから4コアへ削られました。
これはなぜかというと、ビジネス用途においてはGPU性能は評価されず、バッテリー駆動時間が評価されるようになったからです。
PCに詳しい人からすると、コストカットの跡で残念な気持ちになる人がいるかもしれませんが、PCの需要はプロダクティビティを重視しつつ、バッテリー駆動時間がどれだけ伸ばせるかにシフトしています。
これにより、AMDもインテルに対抗できるようなバッテリー駆動時間に変更したというわけです。
であれば、最初からインテルのCPUを搭載したモデルを買ったほうが現実的であるということを、結論として先に書いておきます。
Yoga Slim 7はどうかわったのか

Yoga Slim 7 Gen 10 14型AMDとYoga Slim 7a Gen 11を比較する。
Gen 11は軽量化され、USB-Cポートのみになりました。
これには、Intelモデルが薄型軽量だったのに対し、AMDモデルはやや厚みのあるボディ設計で、重量も重かったためです。
性能をマイルドに調整したRyzen AI 7 445プロセッサは、薄く軽くするのに最適で、そもそもゲーミングノートPCのような性能を発揮するべく設計されていないため、これが可能になったということです。
これにより新モデルは1.15kgと、さらに軽量化されています。
メーカー側の利用用途としてクリエイティブは記載がありますが、クリエイティブ性能は期待できないため、一般的なビジネスノートPCになりました。
なぜAMDはCPUとGPUの性能を落としたのか

なぜAMDはCPUとGPUのコアを削って新製品として出したのかというと、従来の設計のままだと、同じ筐体に同じCPUを載せたモデルでは、ビデオ再生だけで5時間程度インテルと比べて不利だから、という予想ができます。
例えばトップはインテルモデルですし、Yoga Slim 7 Gen 10に至っては、直近で販売されたYogaの14型シリーズではバッテリー駆動時間が最下位でした。
今のノートPC市場では、どちらかというと性能そのものよりも、バッテリー駆動時間や拡張性のほうがユーザーの評価を得られやすいため、あえて性能を落とすことでインテルと並ぶ設計にしたかったのだと思います。
一方で問題点は性能の低下です。これまで、クリエイティブにも使える、ゲームでも利用できるといった感じで販売されていましたが、クリエイティブ性能は明らかに低下していました。普段の検証で13分の動画のエンコード時間が10分を超えるため、途中で計測をやめましたが、AMDのRyzen AIプロセッサシリーズは、クリエイティブ用ではなくなりました。Ryzen AI 9プロセッサ以上のみ、GPUに高性能なものを採用してくると思います。
性能比較

Cinebenchの結果では、マルチコア・シングルコアともに性能がダウンしています。
バッテリー駆動時間や安定動作に重きを置いた設計だからだと思います。
ですので、昨年のモデルよりも性能が低下しているということになります。
とはいえ、Ryzen AI 7 445でもビジネスワークは快適に行えるはずですから、仕事用にPCを検討している人からすれば、大した問題ではないと思います。
バッテリー駆動時間

バッテリー駆動時間については、ビデオ再生で約280分ほど伸びています。
これにより、インテルモデルよりも大幅に不利だった状態から、少し不利な程度に変わりました。
クリエイティブ性能について
こちらはRyzen AI 7 445については未検証です。理由は前述の通り、コアが少なくなり、ベンチマーク時点で実行しなくてもいいと判断したためです。イメージとしては、Ryzen 3に搭載されているGPUだという感じです。つまり、全く実用的ではありません。
おそらく画面出力程度の性能だけ残してあると思います。
まとめ 2026年はAMDプロセッサはあまり肯定的な意見は出せない
2026年に発売されるノートPCで、AMDのプロセッサについて僕から肯定的な意見が出ることはあまりないと思います。
理由として、価格が高い、性能が低い、互換性はインテルよりも悪いといった点があり、AMDのよかったところはすべてなくなりました。
比較すればAMDのほうが安い機種ももちろん出てきそうですが、昨年モデルのインテルCPUを搭載しているモデルを買えば解決する問題なので、2026年のAMDのノート用CPUは買わなくていいでしょう。
もちろん、セールでかなりのインパクトが出れば話は変わります。Ryzen AI 7 445搭載モデルが11万~12万円くらいになり、インテルモデルよりも明らかに安いとなれば、評価も変わります。
