

このレビューでは、HyperX Cloud III S Wirelessを実際に使うことを前提に、
・装着感や音質
・マイク性能
・ワイヤレス性能
・実際に使って感じたメリット・デメリット
などを詳しく紹介します。
「ゲーム用ヘッドセットを探している」「長時間でも疲れにくいモデルが欲しい」という方は、ぜひ参考にしてください。
スペック

付属品
Cloud III S Wirelessには、ヘッドセット本体のほか、着脱式ブームマイク、USBワイヤレスドングル、USB-C to USB-A変換アダプター、充電用USBケーブル、クイックスタートガイドが付属しています。
PCやゲーム機で2.4GHzワイヤレス接続を利用する場合は、付属のUSBドングルを使用します。USB-A端子を備えていない機器でも、変換アダプターを使うことで接続しやすい構成です。
ブームマイクは必要に応じて取り外せるため、ボイスチャットを使わないときや、音楽鑑賞、外出先で使用する際にも邪魔になりません。
使用開始に必要なアクセサリーは一通り付属しており、購入後すぐに使い始められる内容です。

外観・デザイン
Cloud III S Wirelessは、ブラック、ブラック×レッド、ホワイトの3色をラインアップしています。
ブラックは落ち着いた印象で、ゲーム用途だけでなくオンライン会議や普段使いにもなじみやすいカラーです。ブラック×レッドはHyperXらしいゲーミングデザインで、存在感のあるヘッドセットを求める人に向いています。
ホワイトは明るく清潔感があり、白を基調としたデスク環境やゲーミングデバイスとも合わせやすいカラーです。
好みや使用環境に合わせて選べるため、性能だけでなくデザインにもこだわりたい人にとって選択肢の多いモデルです。


音質
実際にゲームで使用したところ、特定の音域だけを強調しすぎない、バランスの良いサウンドだと感じました。
低音の迫力はしっかりと確保されていますが、中音域や高音域も埋もれにくく、足音や銃声、スキル音などを聞き分けやすい音質です。FPSでは敵がいる方向や距離を把握しやすく、位置情報が重要な場面でも快適にプレイできました。
一方、RPGではBGMや環境音、キャラクターの声も自然に再生されるため、ゲームの世界観を楽しみやすい印象です。
映画や音楽の視聴でも十分な迫力がありながら、低音が強すぎて聴き疲れするような感覚はありませんでした。ゲームだけでなく、動画視聴や音楽鑑賞にも使いやすい、汎用性の高い音質です。
使用中、ごくまれに音量が意図せず変化することがありました。
一定の音量で使用している途中に突然大きくなったり、小さくなったりする場面があります。ゲームプレイに大きな支障が出るほどではないものの、音量の安定性という点では気になる部分です。
マイク性能
付属の着脱式マイクは、ゲーム中のボイスチャットに十分な音質です。
実際に使用したところ、声がクリアに伝わりやすく、Discordやゲーム内のボイスチャットでも聞き返されることはほとんどありませんでした。周囲の生活音や雑音もある程度抑えられるため、自宅でゲームを楽しむ用途であれば問題なく使用できます。
また、マイクを使わないときは簡単に取り外せます。音楽鑑賞や外出先で使用する際にも邪魔になりにくく、ゲーミング用途だけでなく普段使いもしやすい設計です。

ワイヤレス性能
2.4GHzワイヤレス接続では遅延をほとんど感じませんでした。
FPSのような反応速度が重要なゲームでも違和感なくプレイでき、有線から乗り換えても気になる場面は少ないでしょう。
Bluetoothにも対応しているため、スマートフォンやタブレットとも簡単に接続できます。
ゲームだけでなく、動画視聴や音楽鑑賞にも便利です。
重量
Cloud III S Wirelessの本体重量は約340gです。
軽量モデルと比べると特別軽いヘッドセットではありませんが、実際に装着すると重量が頭全体に分散されるため、数値ほど重さは感じませんでした。
ヘッドバンドには厚みのあるクッションが使われており、頭頂部への圧迫感を抑えています。イヤーパッドも柔らかく、側圧が強すぎないため、数時間続けてゲームをプレイしても耳や頭への負担は比較的少ない印象です。
ただし、300gを下回る軽量ヘッドセットに慣れている人や、長時間装着した際の軽さを最優先する人には、やや重量感が気になる可能性があります。
軽さを追求したモデルではありませんが、しっかりとしたフレームの耐久性と快適な装着感を両立しており、長時間のゲームプレイにも使いやすい重量バランスに仕上がっています。

装着感
Cloudシリーズ最大の魅力ともいえる装着感は、本モデルでも健在でした。
イヤーパッドが柔らかく耳全体を包み込んでくれるため、数時間プレイしても耳が痛くなりにくいです。
側圧も強すぎず弱すぎずちょうど良く、長時間ゲームを楽しみたい方には特におすすめできます。
重量は軽量モデルほどではありませんが、バランスが良いため実際より軽く感じました。

本体だけで主要な操作を
Cloud III S Wirelessのイヤーカップには、電源ボタン、マイクミュートボタン、音量調整ホイール、接続モードを切り替えるための操作ボタンが配置されています。
ゲーム中でもPC側の設定画面を開かずに、手元で音量を調整したり、マイクをすぐにミュートしたりできるため、操作性は良好です。音量ホイールも直感的に扱いやすく、急に音が大きくなったときでも素早く調整できます。
また、マイクをミュートするとインジケーターで状態を確認できるため、ボイスチャット中の操作ミスを防ぎやすい点も便利です。
ボタンの数は多すぎず、基本的な操作が本体だけで完結するため、ゲーム中でも迷わず扱いやすい設計です。

ソフトウェア
専用ソフト「HyperX NGENUITY」を利用することで、各種設定を変更できます。
イコライザーやマイク設定などを自分好みに調整できるため、より快適な環境でゲームを楽しめます。
初めてでも操作は分かりやすく、設定に迷うことは少ないでしょう。
実際に使ってみて
実際に使用して最も魅力に感じたのは、長時間でも使いやすい装着感です。
ヘッドバンドとイヤーパッドには厚みのあるクッションが採用されており、数時間続けてゲームをプレイしても、耳や頭への負担は比較的少なく感じました。側圧も強すぎないため、長時間ゲームをする人や、動画視聴、オンライン会議などでヘッドセットを長く装着する人に向いています。
音質は低音だけを強調するタイプではなく、中音域や高音域までバランス良く聞こえるチューニングです。FPSでは足音や銃声の方向を把握しやすく、RPGではBGMや環境音、キャラクターの声を自然に楽しめました。動画や映画でも迫力は十分にあり、ゲーム以外の用途にも使いやすい音質です。
一方で、重低音を強く響かせるタイプではありません。爆発音や低音の迫力を最優先したい人にとっては、ややおとなしい音に感じる可能性があります。また、使用中に音量が意図せず大きくなったり、小さくなったりする場面があった点も気になりました。頻繁に発生するわけではありませんが、音量の安定性を重視する人は注意が必要です。
ワイヤレス接続については安定しており、ゲーム中に音飛びや接続切れが発生することはほとんどありませんでした。低遅延の2.4GHz接続に加えてBluetoothにも対応しているため、PCやゲーム機だけでなく、スマートフォンでも使用できます。ゲームと普段使いを1台でまとめたい人にとって、使い勝手の良い構成です。
Cloud III S Wirelessは、派手な機能や強烈な低音を売りにした製品ではありません。その代わり、装着感、音質、接続の安定性、対応機器の多さを高い水準でバランス良くまとめています。
長時間快適に使えるワイヤレスゲーミングヘッドセットを探している人や、FPSからRPG、動画視聴まで幅広く使いたい人にはおすすめです。一方、重低音の迫力や音量の安定性を最優先する人は、ほかのモデルも比較したほうがよいでしょう。


メリット
・長時間でも疲れにくい快適な装着感
・定位感が良くFPSでも使いやすい音質
・2.4GHzワイヤレスの低遅延接続
・Bluetoothにも対応し幅広い機器で使える
・着脱式マイクで普段使いもしやすい
・バッテリー持ちが良く頻繁な充電が不要
デメリット
・重低音を重視する人にはやや物足りない場合がある
・軽量モデルと比べると重量はややある
・価格はエントリーモデルより高め
HyperX Cloud III S Wirelessはこんな人におすすめ
HyperX Cloud III S Wirelessは、
・FPSを快適にプレイしたい人
・長時間ゲームをする人
・装着感を重視したい人
・PCだけでなくスマホやゲーム機でも使いたい人
・ワイヤレスヘッドセットが欲しい人
このような方におすすめできます。
まとめ
HyperX Cloud III S Wirelessは、Cloudシリーズらしい快適な装着感に加え、安定したワイヤレス性能とバランスの良い音質を備えたゲーミングヘッドセットです。
特に長時間ゲームをプレイする方にとっては、疲れにくい装着感が大きな魅力となります。また、FPSでは定位感の良さ、RPGや映画では迫力あるサウンドを楽しめるため、幅広い用途で活躍します。
Bluetooth対応でスマートフォンやタブレットでも使用できるなど、ゲーム専用にとどまらない使い勝手の良さも魅力です。
価格はエントリーモデルより高めですが、その分快適性や完成度は高く、長く使えるワイヤレスヘッドセットを探している方には十分おすすめできる一台です。
