RTXシリーズはやや割高だと揶揄されるグラフィックボードですが、その性能は確かだし、気になっているなら買って後悔しないでしょう。しかし、コスパを考えるとなかなか厳しい結果が検証して判明いたしました。
今回、非常に優れた性能を持つ「NEXTGEAR-NOTE i7940GA1」をマウスコンピューターから実機をお借りしたのでレビューしたいと思います。
ただ、このパソコンを気になっている方は、どちらかとえいば、パソコン本体よりも”RTX2070″が果たして必要なのかどうかについても気になっているでしょう。(というかそっちがメインでしょ?)
G-Tuneの最上位モデル『i79○○シリーズ』は、CPUやグラボの性能を100%出し切れる最高のノートPCであることを前回のi7920のレビューにて確認しているため、テスト機としてはこの上ないモデルです。(ほかのメーカーのPCを使ったらこれから紹介するスコアが出ない可能性があるため注意)
外観や、キーボード、液晶ディスプレイの性能はi7920と大きな変更がないため、細かい点が気になる方は下記記事を参考にしてください。
ということで、ノート用GPURTX2070の必要性についても言及していく。
RTX2070搭載ノートPCの快適性を確認
結論「もう全部快適に遊べる!だから買え!」という回答になるのですが、最新の重量級ゲームまで、満足いく動作が得られましたので結果を記載しましょう。
モンスターハンターワールド
フレームレートを比較します。(1秒間にパソコンが描画できる画)
モンスターハンターワールド高画質の平均FPS | |
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i7940 | |
i7920 |
僕が知る限り、今最もハードなゲームソフトは、カプコンのモンスタハンターワールドです。
“高画質”を選択。GTX1060(6GB)を搭載したマシンと比較しました。
平均フレームレートで30fpsほどのスコアアップとなりました。
ちなみに、特別重い最高画質では64.3fpsで、RTX2070なら超重量級のゲームでも驚くほど快適なプレイが可能ということがわかりました。
Fortnite(フォートナイト)
フォートナイト最高(エピック)画質の平均FPS | |
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i7940 | |
i7920 |
フォートナイトのエピックでは95.8fpsと100fps前後のフレームレートを稼ぎ出しています。
144hzのリフレッシュレートモニターを最高画質で活かすことのできるGPUです。
このほか、黒い砂漠や、PUBGなども計測しましたが、どれもノートPCの最高水準の結果がでてました。一方でベンチマークテストを進めていく過程で弱点も見つかったためお伝えしておこうと思います。
ノート用RTX2070のデメリット
ファイナルファンタジー15のベンチマークテストを計測したらデスクトップ用とまたしても差が開いていた。
ファイナルファンタジー15も十分重たいゲーミングベンチマークで、CPUとGPUの性能差がはっきりと出てしまうため、計測結果を記載しようと思います。
デスクトップRTX2070 | デスクトップRTX2060 | ノートRTX2070 | |||
FHD(1920×1080ドット) | 軽量品質 | 未計測 | 12979 | 10505 | 非常に快適 |
標準品質 | 11558 | 10172 | 8951 | とても快適 | |
高品質 | 未計測 | 7743 | 7311 | 快適 | |
WQHD(2560×1440ドット) | 軽量品質 | 未計測 | 9355 | 8913 | とても快適 |
標準品質 | 7999 | 6910 | 7004 | 快適 | |
高品質 | 未計測 | 5678 | 5680 | やや快適 | |
4K(3840×2160ドット) | 軽量品質 | 未計測 | 5277 | 5284 | やや快適 |
標準品質 | 4273 | 3753 | 3763 | 普通 | |
高品質 | 未計測 | 3222 | 3296 | 普通 | |
DLSS | 未計測 | 3822 | 未計測 | 普通 |
コスパ悪い
上記のデスクトップ用RTX2060はマウスコンピューターの一般ブランド向け『mouse』ブランドから発売されている一般的なデスクトップPCです。i7940よりもずっと安い金額で購入できちゃいます。
そして、デスクトップ用RTX2070はDAIVブランドから発売されている、『DGZ530シリーズ』です。
上記検証結果を見ると性能的にはワンランク落ちるはずのデスクトップ用RTX2060と、今回レビューしているNEXTGEAR-NOTE i7940GA1に搭載されているノート用RTX2070では、スコアがほとんど同じ、あるいはRTX2060に負けるシーンが普通にありました。
正直なところ、ノート用とデスクトップ用のGTX1060にはほとんどスコア差が見られなかったため、「別にノートPCでよくね?」と個人的に思いなおしていたところだったのですが、「やっぱりデスクトップの方がコスパ高いのか~」と再認識させられました。
ゲームを目的としてパソコンを検討するうえで重要事項なので改めて記載しておきます。
ミドルクラスまでならノートとデスクトップにそれほど差がないけれど、ハイクラスを装備すると途端にコストパフォーマンスが悪くなります。これだとお勧めしにくい。
ノート用のRTX2070のメリットってなに?
これに関しては全く分からない
コスパを求めるなら良いとは言えないので、やはり”省スペースで設置できることを重視する人におすすめできるノートPC”となるのですが、あなたは最高画質でプレイするために、(GTX1060機と比較して)5万円以上、上乗せする?
LUV MACHINES iG700シリーズなら15万円台だよ、ハイクラスな周辺機器を購入してもおつりがくるよ
LUVMACHINES IG700X4N-SH2と、最高性能を持つゲーミングモニター、キーボード、マウス、ヘッドセットをそろえてもおつりがくる計算。
別売りでそこそこ性能をもつ液晶ディスプレイ、キーボード、マウス、ヘッドセットを買った場合と、NEXTGEARNOTE i7940を別途購入した場合の金額を下記にまとめました。
RTX2060搭載デスクトップとの比較(税込み) | |||
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パソコン本体 | LUVMACHINES IG700X4N-SH2 | 172,584円 | NEXTGEARNOTE i7940 |
モニター | VG258Q 23インチ G-SYNC対応 | 32800円 | 144hz対応15.6インチ液晶 |
キーボード | K840 メカニカルキーボード | 7680円 | 黒軸相当メカニカルキーボード |
マウス | G300S | 2717円 | 高精度タッチパッド |
ヘッドセット | ROGDelta | 16000円 | – |
合計 | 231,781円 | 258,984円 |
単純に本格的なプレイ環境をそろえるのが目的であれば、デスクトップPCの方がはるかに高い優位性を安い金額で手に入れることが可能です。
もし、あなたが省スペースを重視しないのであれば、上記のような構成で検討するべきでしょう。
付け加えるとしたら、「そもそもこの価格帯のパソコンはショッピングローンで購入するから、i7940単体の方が買いやすい」ってのはあるでしょうが…
一応、金利手数料無料で買えるパソコンメーカーまとめていますので、最高性能のPCを分割で購入したい方は参考にしてください。
また、コスパを求めたいなら僕がレビューしてきたノートPCも含めて下記にコスパの高いゲーミングノートPCをまとめているので、ぜひに参考にしていただければと思います。
不明な点があればブログのコメント欄にてご質問していただければ、回答可能な範囲でお答えいたしますので是非ご利用ください。
日本でも海外みたいにお前の家でゲームパーティしようぜーとかなれば、流行るかもしれないですね。
なお、集まるのはおっさんばかり(;´∀`)
コメントありがとうございます。
それはありますねw
日本人はスマホゲーが好きなので、「スマホを持ち寄ってガチャしようぜ」の方が多いと思いますw
自室が季節によって極寒灼熱地獄と化すのでコスパが悪くてもノートパソコンを購入検討しています。
コタツでゴロゴロ&クーラーの効いた快適な環境で遊べるなら多少の出費でも我慢できます。
クーラーを設置しろよというツッコミは無しでお願いしますw
コメントありがとうございます。
なるほど!そういう方もいらっしゃいますよね。
貴重なご意見ありがとうございます。