HP Elite x2 G8レビュー インターフェースがSurface越えのデタッチャブル型2-in-1PC

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日本HPが販売する HP Elite x2 G8は持ち運びしやすい13.3型のサイズで重量は1.45kgの2-in-1コンバーチブルノートPCだ。

今回はメーカーより実機をお借りすることができたので検証結果や使い勝手を紹介する。

スペック

今回レンタルできたのはCore i7 1185G7/16GB/512GBの構成

HP Elite x2 G8
モニター
  • 13型(1920×1280ドット)
CPU
  • Intel Core i7 1185G7
iGPU
  • Intel Xe Graphics
メモリ
  • 16GB
SSD
  • 512GB(NVMe/PCIe Gen 3)
サイズ(幅×奥行×厚さ)幅約289mm×奥行き約215mm×高さ約8.8mm
バッテリー持続時間
充電タイプ65W ACアダプター
重量約820g/1175g
保証3年間の引き取り修理サービス

詳細スペックは日本HP公式ページから確認可能。

特徴

動画で見る

着脱式のデタッチャブル型2-in-1

日本HPが販売するHP Elite x2 G8はアルミニウム合金からできた2-in-1ノートPCで本体のみの重量は820gほどとタブレットPCとしてはややおもための重量。

背面にメタルキックスタンドを搭載し、日本マイクロソフトのSurface Proシリーズと同様高級感を持たせている。

キーボード側もアルミニウム合金削りだしであるため、剛性感があり打鍵しやすいキーボード。このキーボードはカバーの役割も果たしており、ラバー素材のような質感の正面はグレーカラーでシンプルにまとまっている。

堅牢性が高い

HP Elite x2 G8はタブレットとして利用可能な設計で別売りのスタイラスペンを利用すると自分のアイデアをPCに書き起こすことができる。

コンシューマー機でもこうした機能を備えたPCは多く存在するがHPの法人モデルは米軍調達基準のMIL-STD-810Hに準拠した堅牢性の高いPCだ。

落下、衝撃に強い法人PCなので、持ち運びを多くするというビジネスパーソンにおすすめしたい2-in-1デタッチャブルPC。

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価格や仕様は変更となる恐れがありますので、必ず公式ページでご確認ください。

デザイン、使い勝手について

HP Elite x2G8はアルミニウム合金を使った筐体で堅牢性が高い。そして、モニターのベゼルが細くスタイリッシュな仕上がりだ。

背面にはカメラや指紋認証センサーが搭載され、タブレットPCとして単体で利用しやすい設計。

ロゴはhpの高級ラインに採用されるプレミアムロゴが印字されており、所有欲を満たせるデザイン。

背面にはメタルスタンドが付属しており、タブレットの角度を変更可能だ。

モニターについて

HP Elite x2G8 に搭載されているモニターは光沢感のあるグレアタイプ。

色域はウェブコンテンツの基準となるsRGBカバー率が96.7%。明るさは400nitほどだった。事務作業からウェブ上にアップする画像編集、写真補正に利用できる。

キーボード・タッチパッド・スピーカーについて

キーボードはフルサイズスケールのキーボード。Surfaceとの違いは、キーボードそのものがアルミシャーシで剛性がありラバーとの張り合わせで打鍵時の撓みを軽減している。

タッチパッドも高級機に採用されているタイプで非常に利便性が高い

インターフェースについて

  • オーディオジャック
  • 音量ボタン
  • セキュリティロック

  • SIMスロット
  • USB-C(Thunderbolt4)
  • USB-C(Thunderbolt4)
  • USB-C

性能について

Cinebench R23

Cinebench R23はCPUのパフォーマンスのみでコンピューターグラフィックを生成し、CPUの性能を測定するベンチマークソフト。点数が高ければ高いほど高性能とされているが、実際のソフトウェアを動作させた際の実性能と差が開く可能性があるが結果下記の通り

 

Cinebench R23の総合スコア

Core i7 11800H
14111pts
Ryzen 9 5900HX
13306pts
Ryzen 7 5800H
12651pts
Ryzen 9 5900HS
12058pts
Ryzen 7 5800H
11670pts
Ryzen 7 5800H
11224pts
Ryzen 7 5800U
9575pts
Ryzen 7 5800U
7889pts
Ryzen 7 5600U
7867pts
Ryzen 5 5625U
7738pts
Ryzen 7 5700U
7582pts
M1
7372pts
Core i7 11370H
7135pts 
Ryzen 5 5625U
6890pts
Ryzen 5 5500U
6727pts
Core i7 1165G7
6594pts 
Core i5 11300H
5250pts
Core i7 1165G7
5100pts
Ryzen 5 4500U
4463pts
Core i5 1135G7
4223pts
Core i7 1185G7レビュー機
3441pts

最新のCinebench R23(Minimum Test Duration OFF)では3441pts。

マルチコアのスコアは通常のノートPCに搭載されているCore i5よりも性能が低く、パフォーマンスが出しづらい設計になっている。パフォーマンスを求めるのであれば買わないほうがいい。

PCMark 10

FutureMarkが提供するPCMARK 10は、MicrosoftOfficeのWord、Excelに類する互換ソフトウェアや、ビデオ通話会議ソフト、画像編集ソフトのバッジファイルを実際に動作させ、どの程度の快適性があるかをスコア化。提供元はおおむね4000点以上あれば快適としている。

結果は総合スコアが6027でMicrosoftOffice互換ソフトやビデオ会議ソフトは快適水準。画像編集や動画編集まで行えそうな数値が出た。

SSDの読み書き

搭載されていた512GBのSSDはSkhynix製。速度こそPCIe Gen3の最高速度は出ていないものの読み込み書き込み全てにおいて安定的で、クオリティの高いパーツが搭載されていることがわかった。

PCの内部の温度、ファンの動作音

PC内部の温度について

CPU使用率を100%にできるソフトウェアを使い、後負荷時の挙動を確認。CPUの最大値は99℃まで上昇した。サーマルスロットリングの挙動もありパフォーマンスが伸ばせないような設計。

PCの表面温度

なお、PCの表面温度は38.2℃ほどで人体には影響のない温度ではあるが、タブレットPCとして利用する際は明らかに熱を持っていることがわかる温度感。

ファンの動作音

ファンの動作音はピーク時で38.3dbほど。動作音を静かにする代わりにパフォーマンスが落ちているといった感じだろうか。

HP Elite x2 G8 の評価とまとめ

良い点

  • 13型でタブレットPCとしては画面が大きい
  • キーボード・タッチパッドの操作性が高い
  • アルミニウム合金の質感が良い
  • ファンの音が静か

気になった点

  • パフォーマンスが低い
  • スタイラスペンが別売り
  • 発熱
  • 価格がかなり高い

高級デタッチャブルPCをプレゼン用に使いたい人におすすめ

所有欲を満たせるデザインでありつつ、キーボードの使いやすさもデタッチャブル型の2-in-1PCとしてよくできている。ただし、価格も業界最高クラスでSurface Proシリーズなみの価格だがネックとなるだろう。

その上で、パフォーマンスはノートPCの中で下から数えた方が早いのでパフォーマンスを求めるのであればあまりおすすめできず、コストパフォーマンスを求める機種でもない。

あえておすすめするとしたら。プレゼンや営業活動のツールとして高級感のあるPCが付加価値になる職業の人に検討してもらいたいPC。

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