Lenovo LOQ 15AHP9(AMD)をメーカーからお借りできたのレビューします。
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Lenovo LOQ 15 AHP9(AMD)のスペック
Lenovo LOQ 15 AHP 9(AMD) | |
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モニター | 15.6型(1920×1080ドット)16:9 144Hz sRGB100% |
CPU | Ryzen 7 8845HS |
GPU | RTX4060 |
メモリ | 16GB |
SSD | 512GB(NVMe) |
サイズ(幅×奥行×厚さ) | 幅約359mm×奥行き約258mm×高さ約23mm |
無線通信規格 | WIFI6(802.11ax)、Bluetooth 5.2 |
バッテリー | 60Whr |
充電タイプ | 230W ACアダプター |
重量 | 約2.38kg |
保証 | 1年間のLegion Ultimate Support |
仕様、詳細はLenovo LOQ製品ページで確認できます。
特徴
Lenovo LOQ 15は随所にコストカットをしゲーマーのために作られた高コスパノートPCです。
わかりやすいところでいえば、バッテリーサイズが60Whで通常のゲーミングノートPCよりも小さいです。またWi-Fi6対応で6Eに対応しないモジュールを搭載するなど、有線LANを利用するゲームユーザーのニーズをくみ取っています。
その結果、Ryzen 7 8645HS+RTX4060の構成にも関わらず16万円台を実現しています。
2024年に高コスパなゲーミングノートPCが欲しい人はこのモデルを選択しましょう。
インターフェースを背面実装しゲームがしやすい環境を構築
Lenovo LOQ 15は主要インターフェースを背面に実装しています。
電源ケーブルやHDMIは横にあるとマウスを操作するときに邪魔になる可能性があるため、ゲーマーのための配置といってよいでしょう。
冷却用の排気穴も同時に背面にあるため、15.6型の大きな筐体ならではの設計だと思います。
230W電源でパフォーマンスが高い
付属のACアダプターは230Wのもので重量が880gほどあります。
本体と合わせると3kgを超えるので持ち運びはしづらいと思いますが、とにもかくにもパフォーマンス重視の設計であることがわかります。
本モデルはベースモデルがRTX3050の構成なので予算を絞って購入するならカスタマイズベースを購入しましょう。
RTX4060搭載モデルでは非常に安いため、上位モデルも高コスパです。
LenovoLOQ 15 AMD
公式サイトでみるデザイン
PC本体は樹脂素材でで作られています。
幅約359mm×奥行き約258mm×高さ約23.9mmです。
インターフェースを奥側に設置しているため、一般的な15.6型よりも奥行が長いです。
底面はネジで止められているので精密ドライバーで外せます
開封するとメモリスロットがおおわれているため、外せばメモリの増設や交換が可能です。メモリによっては動作周波数通りにいかない場合もあるのでその点に注意してください。
ファーストストレージはM.2 2230のSSDが採用されていて、セカンドストレージとしてM.2 2280スロットに増設できます。
重量は2.3kg程度。
ACアダプターは230Wタイプのものが付属します。
合計で3kgを超えます。
モニター
モニターサイズは15.6型です。搭載パネルはIPS駆動方式の液晶パネルです。
解像度はフルHD(1920×1080ドット)を採用しています。
光の映り込みが少ないノングレアタイプなので事務作業用に最適です。
色域
モニターの色域はsRGBカバー率が98.6%。
キーボード
キーボードはテンキー付きのフルサイズスケールのキーボードです。
US配列を日本語に切り替えたキーボードですが、操作性は高く、一般的な作業にもお勧めです。
インターフェース
奥側
- USB-A(3.2Gen1)
- HDMI
- 有線LAN
- USB-A(3.2 Gen 1)
- 電源
右側
- USB-C (3.2 Gen2)
- オーディオジャック
- USB A(3.2 Gen1)
性能
パフォーマンスの測定は全てバランスモードで計測しています。
また、メモリはシングルスロットのみですがHWINFOで確認したところデュアルチャネル動作でした。ベンチマーク結果もそうですが1枚でもパフォーマンスに影響はありません。
Cinebench R23
Cinebench R23はCPUのパフォーマンスを測定するベンチマークソフトです。点数が高ければ高いほど高性能とされています。
マルチコア性能は16191ptsシングルコアは1761ptsです。
16型のノートPCと同等のパフォーマンスです。
ランクでいえば、一個下になりますがかなり良い結果だと考えられます。
またRyzen 7 7840HSを搭載したVictus 16よりもシングルコア性能が高い点が魅力だと思います。
3DMark Time Spy
重量級ゲームタイトルを想定したベンチマーク3DMark Time Spyの結果です。
RTX4060搭載機としては高性能なモデルだと思います。
デスクトップ用のGPUと同じくらいのスコアが出ています。
また、人気のゲームタイトルの推奨スペック(フルHD/60fps/高画質)に設定されているGPUのスコアを比較すると快適にプレイできる水準であることがわかります。
ゲーム中のストレステストの結果
重たいゲームをループさせてパフォーマンスの低下があるかを計測します。
スタビリティが98.7%という結果で非常に安定度が高いと思います。
ゲーム中のパフォーマンスの低下はほとんどないでしょう。
PCの温度とファンの動作音
ファイナルファンタジー15のベンチマークソフトをフルHD/標準品質で30ループさせた際の挙動を確認します。
コア温度は80℃近くまで上昇します。これはGPUも同様です。
CPUは常時4GHz程度で推移しており、フレームレートの低下もほとんどなく144fps程度でゲームを楽しめます。
動作周波数が安定しており、フレームレートが従来モデルよりも安定していると思います。
表面の温度
PCの表面温度はベンチマークテスト中で48℃でした。
キーボード周辺は結構熱くなるので注意しましょう。
ファンの回転音の大きさ
ゲーム中のファンの大きさは52.2db程度です。結構うるさい音の大きさです。
Lenovo LOQ 15シリーズは80℃程度でパフォーマンスがコントロールされると思うので、ファンノイズを軽減したい場合は、静音モードでパフォーマンスを抑えてゲームのプレイがおすすめです。
まとめ 2024年のコスパ最高ゲーミングノートPC
15.6型に抑えつつ、パフォーマンス重視のボディ設計でフルHDのゲームを快適にプレイできるような設計がとても素晴らしいと感じました。
クリエイティブの利用などではUSB 4クラスのポートがほしいところですが、ゲーム用であれば必要にして十分な構成だと思います。
他の追随を許さない圧倒的な低価格と性能を両立させた、まさにコスパ最強ゲーミングノートPCだと思います。
デメリットは下記
- キーボード側の熱
- モニターのリフレッシュレートが144Hzなので、競技性の高いゲームをプレイするなら専用のゲーミングモニターが必要かも
といった点が気になるポイントです。